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Posted by ブクログ
後漢の光武帝、謙虚で思いやりとまごころのある皇帝の物語
あまりの立派な生き方に本当に感動しました
こんなに徳のある皇帝がいたのですね
「善は、積み重ねてはじめて善になる。」
「強くないこと、豊かでないことを、耐えるのではなく、その弱点こそ長所であると考え、それをもって強いもの、豊かなものをしのぐという発想である。」
「呉漢」を読んでから、呉漢が尊敬して仕えた光武帝に興味を持って読んだので、物語の後半で呉漢と出会い、感動
光武帝と呉漢から、謙虚に、思いやりをもって生きることの大切さを学びました。
「歴史は、いまを生きる者にとって、鏡戒(あきらかないさめ)となりうる。」という宮城谷さんの言葉は本当に響きます。
Posted by ブクログ
謙虚で人に優しい青年が、様々なことを人や天地から学びながら成長し、人望を集めて出世していく物語。宮城谷さんの作品はだいたいそんな流れ。どの人物もだいたいそんな感じだけれども、それが好きでたまらない。どんな人物と出会わせてくれるのか?というのが楽しみで、つい読んでしまう。この作品の劉秀もとても魅力的な人物。農作業に造詣が深く土と共にあるような素朴な性質なのに、戦場ではとても強い。人に好かれ、人が集まり、危機に陥りつつも人徳によって助けられて、押し上げられて将軍になり王になり、光武帝になる。いいなあこういう人。こういう英雄になりたい。そういう夢の物語が見られるから、好き。
Posted by ブクログ
悩める青年として描かれた上巻、有徳の名将へと覚醒する中巻、そして本巻では、苦難に遭いながらも、中華で至高の人物へと登りつめるまでの劉秀の姿が描かれる。
また、呉漢を初めとした劉秀のもとへ集まった人物のエピソードも、サイドストーリーのように描いているのが興味深かった。
「策戦に凝りすぎると、敵が無能で無抵抗であるかのように錯覚するようになる。いわば、敵の反撃にたいして用心をおこたるようになる。」『河北平定』より。
「人の成否は、徳の薄厚に在り、富や勢力の大小にはかかわりがありません」『新勢力』より。
「人は、外にある宝に目をむけやすい。が、内にある宝は気づきにくい。」『新勢力』より。
「人の巨きさと深みは、紆余曲折を経て成るのである。たやすい成功には、早い失敗がある、と思うべきである。」『草の勁さ』より。
「生きる者がみるこの世界の風景と、生かされた者がみるこの世の風景は、似ているが、まったくちがう。あえていえば、前者が虚で、後者が実である。」『草の勁さ』より。
「━━疾風にして勁草を知る。」『草の勁さ』より。
「小さなことでも見落としはないかと目配りと気配りをおろそかにしないことは、大胆なことをおこなったり人を威圧することより、失敗がすくない。それは歴史が誨えている。」『大躍進』より。
「政府という組織は複雑でも、おこなわれる政治はわかりやすいものでなければならない。」『王者への道』より。
「だが負けが込んだ人は、常軌を逸し、冷静さを失う。」『光武帝』より。
「人は足るを知らざることに苦しむ。すでに隴を平らげて、復た蜀を望む。」『光武帝』より。
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