宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 諸葛亮 <上>

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    宮城谷の描く孔明。面白くないはずはない、と思ったが上巻では期待外れ。臥龍未だ天に昇らず、というところ。演義で描かれる孔明像とは違う人間孔明。周囲の目に映る孔明評価は演義と同じなのだが、事績が出てこない。下巻に期待。

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    2026年01月19日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    三国志の一つ「呉」国の名臣列伝。
    周瑜、魯粛、張昭、甘寧、陸遜、朱然、陸抗の七名。

    呉の歴史を振り返ると、どうしても老醜を晒す孫権から逃れられないので、陰鬱になってしまう。それもあるからでしょうか、陸抗の清廉というか人格の見事さが際立ちます。呉の中でも名臣でありますが、三国志全体通しても稀に見る人物だと思います。好敵手とされる羊祜とともに、人徳が高い二人が並び立ったのは奇跡でしかないように思います。

    魯粛評が高いのが意外でした。戦略家として周瑜や呂蒙よりも優れている、という。
    中間管理職の印象が強いのが魯粛です。呉と蜀の間で右往左往している外交官という印象は、横山三国志からくるものかな。強

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    2026年01月14日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    ネタバレ

    三国志の呉における名臣の列伝短編集。

    「周瑜」
    「魯粛」
    「張昭」
    「甘寧」
    「陸遜」
    「朱然」
    「陸抗」
    の6編収録。
    ついに三国志名臣列伝も最後の巻になりました。
    本編の「三国志」と被る点はあるものの、そろそろ記憶も薄れてきていたのでありがたいです。
    まだまだ描き切れていない名臣も多いとも思いますが、著者らしく計画的に著述していたようで「陸抗」で終わることを決めていたというのも納得です。

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    2025年11月22日
  • 楚漢名臣列伝

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    宮城谷昌光氏の中国名臣列伝シリーズ3冊目、楚漢戦争編です。春秋、戦国と読み続けてきて、国家の統一、統治体制の強化など時代の流れを改めて感じます。時代は始皇帝没後の秦末期から、陳勝呉広の乱、項羽と劉邦の争い、漢帝国の成立、そして漢初期に活躍した人物です。当たり前ですが、この時代、項羽側か劉邦側に付いた武将や文官、特に中枢で活躍した人物ばかりなので、同じ歴史をそれぞれの視点で何度も繰り返し読むことになります。前2作と比べればちょっと物語に広がりがないのは仕方ないと思いつつ、物足りなさを感じてしまうのは贅沢かもしれません。いずれにしてもこの3作を連続で読めたのは非常に面白く、ますます興味を持つことが

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    2025年10月25日
  • 中国古典の言行録

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    中国の古典における名言を、自己啓発、日常の心得、人間関係、指導者への帝王学及び経営戦略の5種類に分類し、名言の意味、由来、我々の仕事や生活において参考にすべき点等について、著者の考えが述べられている。

    若干著者の主張が強すぎるのと、そもそもの名言の意味がすんなりと頭に入ってきにくかったので星3とした。

    アイデアとしては面白いので、もうちょっと別の書き方の本があったら読んでみたい気がする。

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    2025年10月19日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    呉の名臣列伝。対象は当然周瑜がトップで、次に魯粛。そして、張昭、甘寧、陸遜、朱然、陸坑。全部で7人。長さがまちまちなのがいい。ただ当然周瑜が最長かと思えば40ページで、陸遜が42ページで、こちらの方が長い。若くして死んだからであろうか。それにしても周瑜が長生きしていれば三国志はどのように進んだのか、残念。

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    2025年10月18日
  • 風は山河より(一)

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    ネタバレ

    西三河を瞬く間に支配した松平清康。野田城主・菅沼新八郎定則は帰属していた今川家を離れる決心をする。戦いの中で徐々に清康に働きが認められ始める新八郎。
    一方、新八郎が川原で拾った童子・四郎の出自と周囲の陰謀が明らかになっていく。

    徳川家康はあまり好きではないけど、松平家や三河の武士たちには興味があるので。はじめて読む作家さん、ちょっと硬い感じがするけど、慣れてくれば良い感じ。

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    2025年10月04日
  • 風は山河より(二)

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    ネタバレ

    美濃征伐に出た松平清康が乱心した家臣・阿部弥七郎に切られ、命を落とすことに…。残された嗣子を巡り様々な思惑が錯綜する中、織田、今川も三河攻略に乗り出す。

    守山崩れで動揺する三河。松平の嗣子を巡って大久保、本多の想いが熱い。この巻は菅沼家の出番は少な目。

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    2025年10月04日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    呉は馴染みが薄いなぁ~周瑜・魯粛・張昭・甘寧・陸遜・朱然・陸抗~三国志演義も諸葛孔明の死でピークを越えちゃうからね

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    2025年08月25日
  • 公孫龍 巻四 玄龍篇

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    ネタバレ

    戦国時代を描く中国歴史小説の最終巻。

    完璧から刎頸の交わり、漁夫の利などの語源のエピソードを交えながら、戦国を終わらせる呂不韋の登場で締めくくられていた。
    公孫龍子は詭弁を弄する策士と思っていたのですが、あとがきで名前だけをいただいて戦国時代、特に平原君を書きたかったようです。
    著者には珍しいほぼオリジナルに近い主人公なので通史ものとしては良かったかも。

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    2025年08月23日
  • 三国志名臣列伝 呉篇

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    ほぼ全ての登場人物のエピソードに、「赤壁の戦い」「樊城の戦い」「夷陵の戦い」が出てくるのは呉の物語としては仕方がないと感じる一方、赤壁の戦いの成功体験が呉の戦争の謀略の多さに繋がったのかと思った。呉の戦略や老境の孫権、呉の最後など呉の物語は湿度がある。
    本書で語る7人の名臣の内、質実剛健(逆に言えば柔軟さのない)張昭と呉の後半を支えた陸抗の物語が面白かった。蜀編でも同じ事を思ったが、サイドストーリーに有名な周瑜や魯粛を出さざるを得ない当たりは、多士済々の魏と対照的。魏〜晋が三国時代を終わらせるのは必然だった。

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    2025年08月01日
  • 三国志入門

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    宮城谷昌光による『三国志入門』。現在彼の『三国志 』を読んでいる途中である。
    高校の寮時代、娯楽室にあった横山光輝の『三国志』を読んだ。三国志のイメージは最初に読んだ漫画が大きく、曹操が狡猾、孫権はおこちゃま(周瑜が凄腕)、劉備は優柔不断。北方謙三の『三国志』は脇役が生き生きと描かれていた。
    さて、本書は最初の二十数頁で概要を著し、第三章「英雄たちの真実」に二百頁足らずを費やしている。第四章では、官渡の戦い、赤壁の戦い、夷陵の戦い、五丈原に闘いについて書かれ、第五章では三顧の礼、死せる諸葛、生ける仲達を走らすなどの三国志のことばについて説明している。第六章では、その後の三国志、司馬氏が統一を

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    2025年07月05日
  • 史記の風景

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    古代中華の世界を静謐な筆で著してきた著者が、平成五年から産経新聞夕刊文化面に連載を始めた『史記の地平』。一年が過ぎ連載が終了するとその評判から、新潮社の雑誌「波」に『史記の風景』として連載が引き継がれた。
    一話原稿用紙三枚に、司馬遷の『史記』から話を引くという独特な手法を用いている。
    「管仲と晏嬰」では、生きた時代が違う二人に対話をさせている。『列子』には、晏嬰が長生きの秘訣を問うと、自分の思った通りに生きれば良いと答える。管仲が葬式はどうすれば良いかと問うと、六種類あり、火で焚く、水に沈める、土に埋める、野晒しにする、谷に棄てる、石棺に 斂める、そのどれでもよくその人のめぐり合わせだ、と晏嬰

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    2025年05月31日
  • 草原の風(下)

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    残念ながら史実の著述に追われた下巻になってしまった。隗囂も公孫述もちょい役。馬援は出ていたっけ?

    「仕官するなら執金吾、妻を娶らば陰麗華」の陰麗華も陰が薄くなってしまった。二人メインでフィーチャーさせてもひとつの作品になると思うのだが。

    上巻の素晴らしさのおかげで下巻を星3つにしたが、単独だけなら2つで十分。

    喜久屋書店阿倍野店にて購入。

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    2025年05月04日
  • 張良

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    ネタバレ

    漢の高祖 劉邦の銘参謀の張良を描いた中国歴史小説。

    著者の張良の話は「劉邦」「楚漢名臣列伝」にも描かれており、基本的にはその焼き直し長編です。
    ですが黄石公のエピソードに始まって終わるのが良かったです。
    これからも列伝シリーズから長編が生まれそうですね。

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    2025年04月19日
  • 張良

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    漢を起こした劉邦を戦略面から支えた張良を主人公にした小説。
    具体的、詳細な伝記が残っていないことからか、後半の記述は小説というよりは時代を追っている要素が濃くてアッサリ気味に感じた。

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    2025年04月03日
  • 張良

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    高校時代、司馬遼太郎の「項羽と劉邦」で、漢軍の多彩な人材の面白さに取り憑かれました。中でも魅力的だったのが劉邦の軍師の張良。宮城谷さんのこの著書を知り、早速読みました!他の方が言われている通り、劉邦と出会ってからがサクサク進みすぎて、張良の軍師としてのすごさがいまいち伝わってこなくて残念でした。秦末の混乱や群雄割拠の状況も、あまりこの時代を知らない方にはわかりにくかったかも。でも張良の視点からの内容なので仕方ないのかな。張良の周りのフィクションの人物が多すぎて混乱。とは言うものの、久しぶりにこの時代の小説を読むことができて幸せでした。

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    2025年03月13日
  • 歴史を応用する力

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    中国呉漢王朝の光武帝(劉秀)などやはり人物に共通することは信用し、信頼される部下が多いことだ。その前の「項羽と劉邦」時代で20万人もの兵士を生き埋めに恩賞必罰が厳しい項羽など劉邦との格段の人格の差が天下統一できない理由でもあった。その劉秀の3つの言葉が気になった。「赤心を推して人の腹中に置く」銅馬を殺さず高位に取り立て、身を晒し信用を得た、「疾風にして勁草を知る」激しい風が吹いて初めてどの草が強いか分かる、「隴を得て蜀を望む」人間の欲望はキリがないものだ。

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    2025年03月02日
  • 重耳(中)

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    武公(称)は翼を滅ぼし晋公として都を遷都後没す。即位した詭諸は驪戎の娘、驪姫を正妻とし長子の奚斉に王位を継がせるため太子の申生、公子の重耳、夷吾を遠ざける。その裏には翼の緡侯の子である優施が暗躍する。
    命を狙われた重耳は晋を離れ狄へ逃げる。

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    2025年02月17日
  • 重耳(上)

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    中国の春秋時代、周の文公から派した晋では翼を都とする一族と曲沃を地盤とする武公が生き残りをかけ覇を争う中、武公の息子詭諸に3人の男子が生まれる。

    晋国内での分裂とともに詭諸の3人の男子の後継争いが予想され早くもわくわく。

    時間がかかるが人物相関図を丁寧に描いておくと非常にわかりやすい。

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    2025年02月17日