宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 呉越春秋 湖底の城 一

    Posted by ブクログ

    ひさびさの宮城谷作品。
    春秋時代のマップを見ながら九巻までよろしくお願いします。
    「泣かず飛ばず」の語源になった古事がこの時代のものだったことに驚く。

    0
    2021年10月28日
  • 新三河物語(上)

    Posted by ブクログ

    大久保家の名前が皆似通っていて混乱するけど、家康の若かりし頃を知るにいい本だと思う。
    こんなにも一向宗の勢力は強かったんだなというのと、人質時代も含めて家康の人格形成がされていく背景が垣間見えておもしろい。

    0
    2021年10月23日
  • 夏姫春秋(下)

    Posted by ブクログ

    古代中国・春秋時代に生きた夏姫と呼ばれた姫の物語。



    絶世の美女であり、夏姫を手に入れたものは次々と滅んでいった。

    それ故に希代の悪女とも言われているようですが、

    妖艶な美しさが男たちを狂わせていったのでしょう。



    かなり色っぽい場面も描かれていますが、

    夏姫自身の物語と言うよりも、

    夏姫を取り巻く男たちの物語と言った感じです。



    国と国の覇を争う心理戦。

    読んでいて非常にわくわくしてきます。

    0
    2021年09月18日
  • 夏姫春秋(上)

    Posted by ブクログ

    古代中国・春秋時代に生きた夏姫と呼ばれた姫の物語。



    絶世の美女であり、夏姫を手に入れたものは次々と滅んでいった。

    それ故に希代の悪女とも言われているようですが、

    妖艶な美しさが男たちを狂わせていったのでしょう。



    かなり色っぽい場面も描かれていますが、

    夏姫自身の物語と言うよりも、

    夏姫を取り巻く男たちの物語と言った感じです。



    国と国の覇を争う心理戦。

    読んでいて非常にわくわくしてきます。

    0
    2021年09月18日
  • 三国志 第一巻

    Posted by ブクログ

    一般に三国志の小説や漫画は黄巾の乱からはじまる事が多いですが、この作品はそれより前の外戚や宦官などによる宮廷内の陰謀が中心に描かれている。
    これから本格的に三国志の群雄が登場してくると思うので楽しみ。
    長い作品なので一気に読むことはできないですが少しずつ読んでいきます。

    0
    2021年09月11日
  • 戦国名臣列伝

    Posted by ブクログ

    本書には古代中国の戦国時代の名臣として、越の范蠡に始まり秦の王翦まで16名の人物が取り上げられている。短編小説かと思いきやそうではなく、かといい純然たる評伝でもない。しかし、 どの人物についても興味深い内容で面白かった。

    0
    2021年08月15日
  • 春秋名臣列伝

    Posted by ブクログ

    この「名臣列伝」シリーズ、時代順に読み進もうと思いまず本書を読んだ。
    短編小説集かと思っていたが、そうではなく、セリフが散りばめられた論文という印象を受けた。小説家・宮城谷昌光らしい論文集である。

    0
    2021年07月31日
  • 三国志入門

    Posted by ブクログ

    三国志の入門書。
    演義と正史の違い、あらすじ、主要登場人物の説明、主な戦いの概要、名言などをざっくりとまとめている。

    吉川英治版の三国志はだいぶ前に読んだことがあり、また読んでみたいとは思うけど、あの分量を考えると二の足を踏む。

    0
    2021年06月27日
  • 三国志 第一巻

    Posted by ブクログ

    「三国志演義」には何かが隠蔽されている、という作者の言そのままを感じたが故に手を出してみたけれども後漢時代はやっぱり難しい。これから面白くなると思っている。

    0
    2021年06月10日
  • 呉漢(上)

    Posted by ブクログ

    劉秀(光武帝)を大司馬として支えて、漢王朝の復興を成し遂げた呉漢の話し。

    著者の作品である割には、少し単調だ。話はほとんどが戦の話で、特に下巻は珍しいことに飽きがきてしまった。

    人の話は、話半分に聞いておくことだ。それは、人を信用しないということではなく、その人を信じ、長く付き合っていくのに必要なことだ。情報は、時とともに真実にもなれば、虚報にもなる。また、聞く人次第でも真実にも虚報にもなる。話半分とは、情報を広く捉えて聞くといくことだ。

    利益を求めて行動を起こすと計算が狂いやすい。作物を育ててくれる地は変化しない様に見えるが、天候一つで変わってしまう。人の手は地に届くが天には届かない。

    0
    2021年05月22日
  • 三国志入門

    Posted by ブクログ

    入門のレベルを超えている。諸葛亮が劉秀の故事を踏まえ劉備に帝位をすすめたこと。新野・小沛は劉秀・劉邦にゆかりのある地で、劉備が関わったことは天下人になるかもしれない暗示。源義家の真似をする頼朝、北条を名乗る伊勢氏。過去の偉業イメージを踏襲するのはどの国も同じだ。
    時間軸を自在に操り、故事と関連して語れるのは、春秋戦国時代に著作の多い筆者ならでは。発見がたくさんあった。劉備=棄てる人、周瑜=熱血の人、といった人物評も新鮮だった。

    0
    2021年05月19日
  • 三国志入門

    Posted by ブクログ

    興味を持ち始めた三国志、入門という名前につられて読み始めたが、著者の知識の多さと登場人物の多さに圧倒された。結局最後の方はパラパラと読み進め、興味が冷めていってしまった…

    0
    2021年05月01日
  • 子産(上)

    Posted by ブクログ

    春秋時代の小国鄭の宰相である子産を主人公に置く小説だが、上巻では父の子国の視点でずっと描かれている。子産は幼少期から博覧強記と政治・外交の文脈を読むのに長け、武術にも通じた文武両道の天才少年として描かれるが、正確な未来予測を父に伝えるのみで功績は描かれていない。

    全体としては、北の大国晋と南の強国楚に挟まれた鄭がそれぞれの間をひっきりなしに行ったり来たりする情景が、鄭の司馬で軍事を司る子国の視点で描かれている。子産の前史ということもあるが、淡々と話が進んでいく。

    0
    2021年03月31日
  • 草原の風(下)

    Posted by ブクログ

    悩める青年として描かれた上巻、有徳の名将へと覚醒する中巻、そして本巻では、苦難に遭いながらも、中華で至高の人物へと登りつめるまでの劉秀の姿が描かれる。
    また、呉漢を初めとした劉秀のもとへ集まった人物のエピソードも、サイドストーリーのように描いているのが興味深かった。

    「策戦に凝りすぎると、敵が無能で無抵抗であるかのように錯覚するようになる。いわば、敵の反撃にたいして用心をおこたるようになる。」『河北平定』より。
    「人の成否は、徳の薄厚に在り、富や勢力の大小にはかかわりがありません」『新勢力』より。
    「人は、外にある宝に目をむけやすい。が、内にある宝は気づきにくい。」『新勢力』より。
    「人の巨

    0
    2021年03月03日
  • 草原の風(中)

    Posted by ブクログ

    前巻では悩める青年だった劉文叔。その彼が戦いに身を投じていくうちに、有徳の名将へと変貌していくさまには驚きを禁じえない。何が彼を変えさせたのだろうか? 本巻は劉文叔覚醒の物語と言える。

    「そもそも民に怨まれる者は、天に棄てられ、民に慕われる者は、天に助けられる。大きな事業を興すには、かならず下は民心に順い、上は天意に合わなければならない。そうであれば、大功はすなわち成る」『明暗の戦場』より。
    「もしも強大であること、勇敢であることを誇り、心のおもむくままにやりたいことをやれば、たとえ天下を得ても、かならずそれを失うであろう。」
    『明暗の戦場』より。
    「すべきことがないと、よけいなことを考える

    0
    2021年02月23日
  • 草原の風(上)

    Posted by ブクログ

    「春風がやさしく草を撫でるように吹いている」
    という書き出して始まる本巻は、悩める青年と言える劉文叔が故郷から帝都に出て、勉学に励む様子が主に描かれる。
    さまざまな人との出逢いに彩られるその日々、読んでいて、まさに春風のように爽やかな印象を受けた。
    宮城谷昌光らしい清廉な筆致である。
    本作は文叔の時代からみた故事の引用が多く、それも楽しかった。

    「人格は貌にあらわれる。とくに四十歳をすぎると、よけいなものが剥がれてゆき、その人の本性が貌に露呈してくる。それでも人は他人を見あやまる。見るという行為は、誤差を避けられない。が、目を閉じて聞くのはどうであろう。」『春風のゆくえ』より。
    「━━人は何

    0
    2021年02月11日
  • 呉越春秋 湖底の城 九

    Posted by ブクログ

    宮城谷作品には欠点がある。それは主人公の前半生の描写に多くを費やしてしまい、後半生の描写が希薄だということだ。よって世に出て、歴史上に名を現した時期の描写が駆け足になり、それが私にとりもの足りなさを感じさせていた。『奇貨居くべし』『風は山河より』がその例だ。
    本作も全9巻のうち、第6巻でようやく有名な伍子胥の「死屍に鞭打つ」エピソードである。しかもライバルと言える范蠡はこの巻でもまだ本格的に登場していない。
    先行きが心配だったが、うまくまとめられていて安堵した。

    人にとって大切なものの一つは洞察力、卑近な言い方をすれば空気を読むということだ。范蠡の見事な退き際を見るに、彼は非常に優れた洞察力

    0
    2021年01月19日
  • 呉越春秋 湖底の城 八

    Posted by ブクログ

    史実または史書に描写された出来事を拾い、それへ作者自身が解釈を加えて話を紡いでいくのが歴史小説だろう。どのような出来事を採用するかといった取捨選択には作家の考え、つまり作家性が表れる。
    本巻も確かに面白かったが、宮城谷の作家性には共感できない点もあった。
    諸稽郢の外交交渉での活躍は実に痛快である。彼の弁舌は後の戦国時代に現れる縦横家のそれそのもので、読んでいて楽しかった。

    「徹底して理を求めると、ほかの者には不合理に映るのではあるまいか。」『大戦略』より。
    「策を好む者は、策に淪没する。」『大戦略』より。
    「まともに押しても動かない岩も、梃をつかえば動く。交渉のこつは、それである。」『講和成

    0
    2021年01月08日
  • 呉越春秋 湖底の城 七

    Posted by ブクログ

    主役は伍子胥から若き范蠡へ。それでも伍子胥は輝きを失うことなく、その存在感は際立っていた。伍子胥恐るべし、である。
    呉王闔廬自ら率いる呉軍の侵攻に対し、気鋭の新国主である句践率いる越軍が迎え撃つ。呉と越の存亡をかけた戦いがついに始まった。
    これまで戦のシーンでもどちらかというと“静”の印象を受けていた宮城谷の筆致だが、本巻では“動”の描写の連続で、読んでいて心が震えた。

    「━━人の造った物のなかで、もっとも美しい物は、もっとも醜い物になりうる。」『将来の妻』より。
    「偶然とおもわれることも、天意あるいは神力がはたらいて、じつは必然であったことがあとでわかる。」『将来の妻』より。
    「徳で攻め治

    0
    2020年12月23日
  • 呉越春秋 湖底の城 六

    Posted by ブクログ

    呉に勝利をもたらす孫武のあざやかな兵法には、賛嘆と痛快さを感じてならない。まさに神算鬼謀の天才軍師である。
    歴史というのは、いわば集団劇のように有名無名の多くの人たちによってつくられるのか、それとも個人の英雄的なちからによってつくられるのか…… 孫武、申包胥、そして伍子胥、彼らの姿を見ると後者のように思われた。

    「勝った者は、かならず美化されます。」『蔡と唐』より。
    「━━戦いとは、情報戦である。」『大別山の戦い』より。
    「わずかのあいだにみえた勝機をつかみそこねると、その怠慢はかならず苦戦に変わる。」『柏挙の陣』より。
    「法に例外を設けると、それがとりとめのない紊乱のもとになる。」『楚都近

    0
    2020年12月09日