宮城谷昌光のレビュー一覧
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上巻、中巻と、商王と対するべく奔走した太公望。
文王の死、武王の英断を経て迎えた牧野の戦いは、驚くほどあっさりとしたものだった。アクション描写が得意な訳では無いことは重々承知しているし、宮城谷先生自身も描写が難しい戦闘だと捉えていたようだけれど、だからといってこの出来はさすがに…。
宮城谷先生の豊富な古代中国知識により、古代文明や偉人の命運、それらが紡いだ延長線上にある今との繋がりを所々で鮮明に意識させられることにより、感じ入ることは幾度かあるとは思う。
しかし、前作読破時点で抱いていた期待感には到底届かない。前巻までが面白かっただけに非常に残念に思う。 -
Posted by ブクログ
春秋戦国時代の話!
周王朝初期から秦が中華を統一するまでの時代!
最近でこそキングダムの影響により春秋戦国時代時代の末期に詳しい人も多くなったかもしれない。しかし、それ以前の春秋時代は脚光を浴びることはない。
本作は私達にあまり馴染みのない春秋時代前半の英傑達が描かれている!
俠骨記:文化は一流、軍事は二流の魯の国の話!戦に弱い魯の国に一人の軍略家が現れる!
布衣の人:夏王朝よりも前の時代、五帝の時代の話、まさに中華神話の時代の孝行息子のの話
甘とうの人:太公望が打倒殷のため召に協力を仰ぎにいく話
買われた宰相:自制心の強そうな男が良き国に仕官しようと諸国をさまようはなし!