【感想・ネタバレ】侠骨記 〈新装版〉のレビュー

あらすじ

直木賞作家の名篇!
中国古代ロマンの香気――。

胸のすく逆転劇の表題作をはじめ、名帝舜の青春や百里奚の激情を描く、全4篇の傑作集。

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Posted by ブクログ

甘棠の人
召公奭のタイトルであるが太公望の足跡がメインのように感じる。短編で早足で物語が進むため、この時期の中国をよく分からない自分には難解だった。

「王家の風日」を読んでから再読する。

「王家の風日」の太公望は羊飼いから表向きは肉屋に転職し、裏では過激派地下組織のリーダーで、そこから西伯昌の宰相となる若者。そんな彼が針の曲がっていない釣竿を持っている姿だけでも不気味。召公奭が自分の意思で周を助けたつもりだが、何だか操られた感がするのも頷ける。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

春秋戦国時代の話!

周王朝初期から秦が中華を統一するまでの時代!
最近でこそキングダムの影響により春秋戦国時代時代の末期に詳しい人も多くなったかもしれない。しかし、それ以前の春秋時代は脚光を浴びることはない。

本作は私達にあまり馴染みのない春秋時代前半の英傑達が描かれている!


俠骨記:文化は一流、軍事は二流の魯の国の話!戦に弱い魯の国に一人の軍略家が現れる!

布衣の人:夏王朝よりも前の時代、五帝の時代の話、まさに中華神話の時代の孝行息子のの話

甘とうの人:太公望が打倒殷のため召に協力を仰ぎにいく話

買われた宰相:自制心の強そうな男が良き国に仕官しようと諸国をさまようはなし!



個人的には布衣の人が白眉です!

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2022年07月09日

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