宮城谷昌光のレビュー一覧

  • 劉邦(中)

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    劉邦の物語だから当然項羽を良くは、書いてない。人物の相関図を書きながら読んでいるが、表裏びっしりになってきた。樊噲すごい。

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    2015年07月20日
  • ふたりで泊まるほんものの宿

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    生家が旅館という宮城谷昌光氏。その宮城谷ご夫妻が薦める宿、厳選8。ご夫妻の静かな言葉のやりとりにより、それぞれの宿が語られる。基本は華美や豪奢ではなく癒しと寛ぎ。みかけではなく宿を営む人の内なる本質が大事。旅館の料理と料理屋の料理は違うと言う。料理は料理屋。旅館とは、旅人を安心して休ませるところ。旅館に対する基本姿勢は最後までゆらぐことなく貫かれている。加えて氏の気品と温かな優しさがほんのり伝わってくる。

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    2015年06月11日
  • 春秋名臣列伝

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    陳舜臣氏の「小説十八史略」も「中国の歴史」も読んで背景はわかっているつもり。しかし、当該作品は登場人物が多く、中心となっている名臣にどんな功績があったのかわかりにくかった。作者の歴史に対する考察や情熱は感じられるが、置いていかれた感があった。

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    2015年04月08日
  • 古城の風景I―菅沼の城 奥平の城 松平の城―

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    主に三河の古城を巡った様子を綴るエッセイ。
    色々な武将名が出てきて誰が誰だかわからなくなる。文章も難しい言葉が多様されており読み難かった。

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    2015年01月24日
  • 楽毅(一)

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    楽毅の周囲にいる様々な人物の性格や個性、あるいは人間関係を、自分自身の周りにいる人たちに置き換えて想像しながら読んでしまう。この人と仕事したい、と思わせてくれるような人、ダメダメな上司、刺激し合える友人などなど、いつの世も変わらないなと思う。

    私自身、中国史の知識も馴染みも全くない状態で読み始めているので、登場人物や国の名前の多さに時々チンプンカンプンになりながら、それでもがんばって読み進めている。

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    2014年10月27日
  • 草原の風(上)

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    ネタバレ

    後漢の初代皇帝 光武帝の話だ。劉秀あざなは文叔という。劉秀の頃、漢の帝室は退廃し、漢の皇帝の外戚の族から台頭した王莽の世であった。2百十余年つづいた漢王朝はこの男によって余命を絶たれた。新という王朝名は、王莽が新野に領地をもっているためにつけられた。略奪王朝である新王朝は紀元後九年に誕生したのだ。王莽の伯母が漢の元帝の皇后であり、その伯母は弟の子である王莽を信用して引き立てたという。王莽は、劉氏を危険な族とみなし、些細なことを理由に劉氏一族の覆滅を図っていった。劉秀もその一族の中のひとりであったが、嫡流にいたわけでなく、いわば住み込みの身のような者であり、幼い頃は、他の裕福な族に養子にやられて

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    2016年05月11日
  • 史記の風景

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    史記の紹介ではない。史記の内容に対して、
    自分の想像、考えを述べたもの。解説にあるように勉強家と読みながらまず思った。2014.8.3

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    2014年08月03日
  • 香乱記(四)

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    秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話という感じだった。立場は違えどどの人物も志高く、熱いなと感じた。

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    2014年07月10日
  • 香乱記(三)

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    秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話という感じだった。立場は違えどどの人物も志高く、熱いなと感じた。

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    2014年07月10日
  • 香乱記(二)

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    秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話という感じだった。立場は違えどどの人物も志高く、熱いなと感じた。

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    2014年07月10日
  • 香乱記(一)

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    秦の始皇帝の時代。秦の悪政下において各地で反乱の火ぶたが切られていき、楚漢戦争が勃発、帝国秦が終焉していくまでの話。各国の将軍たちが登場するなか、主人公は斉の田横。前半は田横の様子がよく描かれていたが、後半は楚の項羽と劉邦や秦の章邯が多く登場し、田横の話というより猛将たちの話という感じだった。立場は違えどどの人物も志高く、熱いなと感じた。

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    2014年07月10日
  • 三国志 第九巻

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    今回は、第一次北伐から まで。
    宮城谷さんは、孔明を真正面から鋭く抉っていきます。
    少し酷評かなとも思わないでもありませんが、作者の
    これまでの作品の主人公と比べると確かに劣るかもです。

    ですが、そういった、巷の「三国志」とは違う観点が
    宮城谷三国志の醍醐味です。

    今回の白眉は、残念ながら、なし

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    2014年03月01日
  • 風は山河より(六)

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    「盛りのときに衰えの端をみつけ、安定のときに危殆のきざしをみぬくことを、先見の明、といい」か。なるほど。風をよむべし。

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    2014年02月28日
  • 晏子(三)

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    晏子の服喪から崔杼の謀反まで。

    慕われた人かもしれないけれど、晏子よりは晏弱の方が魅力的。晏子は、上の人だったらどうも面倒な感じがして。。。

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    2014年02月06日
  • 三国志 第九巻

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    街亭の戦い。「泣いて馬謖を斬る」がどんな風に描かれるのかと思いきや、これが全くさっぱり。笑って敵兵の作業を蔑視しているうちに勝機を逃してしまった。理論だけ口先だけで実戦経験がなかったということ。諸葛亮にしても内政には破綻がなかったが、軍事においては全くの常識人。演技のような虚を実として実を虚とする玄妙な用兵は全然なかった。用兵と戦略が漸く地に足がついたのは武都と陰平の攻略あたり。これが実相。諸葛亮に抱いていた思いが急速に自分の中で醒めていくのを禁じえなかった。

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    2013年12月31日
  • 三国志 第八巻

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    夏侯淵、曹操、関羽、張飛、劉備・・・・・。巨星が瞬く間に落ちていく。一つの時代が終わりゆく境目の巻である。関羽の感情の疎隔を象徴しているような益州と荊州の版図の広がり。但し不自然は続かない。水が高いところから低いところへ流れていくように世の中は自然に動く。謀略はすべて道理にかなっており、そこには伝説も奇跡もない。ただただ合理があるだけである。死ぬ間際まで潔さを示さなかった劉備。創意も工夫もなく、凡庸を貫き凡庸を突き抜けてしまったところに劉備の不思議さがある。劉備とは一体何者だったのか。

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    2013年12月30日
  • 三国志 第二巻

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    正史ベースの三国志いや後漢史。
    曹操も登場し話がいよいよ馴染みのある舞台へと移ります。
    ちなみに劉備の出番は少ないです。

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    2013年12月25日
  • 三国志 第七巻

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    幸運は受けるだけでも触るだけでも得ることにはならない。何があっても離さない握力が要る。劉備が変わり始め。三国鼎立が形を成し始める時期。非常にドラマティックな時期であるはずなのだが、筆の運びは相変わらず淡々水の如しである。それでいて面白いのはこれまでにない全く新しい三国志だからであろう。英雄たちの理に適った言動は、非常に分かりやすく現代の自分たちの型見本ともなるものであり、純粋に新鮮な感動を覚えた。周瑜、享年36歳。呉は稀代の名将を喪ったことで天下を経略する道を断たれる。同じく享年36歳。龐統士元。劉備にとっても大きな痛手であったに違いない。埋もれていた英傑たちを列伝形式で蘇らせる方式も非常に良

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    2013年12月08日
  • 三国志 第六巻

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    長坂、赤壁、合肥、荊州などの合戦が史実に忠実に描かれる。無論、壇を築いて東南の風を吹かせるなどという演出はない。赤壁で劉備はどう行動したのか諸葛亮はどうあったのか、これまでとは全然違う彼らの実相をすこぶる興味深く読んだ。劉備の不思議さ、不可解さ、そして魅力。いろんな意味で考察を深めることができた。今作で目を引くのが孫権配下の武将らの目覚ましい活躍。どいつもこいつも見直してしまった。とことん惚れ直した。これまでぶつ切りだった三国志が理路整然と繋がっていく過程にこのうえない感動を覚えた。

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    2013年12月07日
  • 三国志 第五巻

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    風は季節によって変わるということを本当に分からせてくれるのは豊富な経験であり、積み重なった年齢である。何度も死地を素足で踏破した曹操には密かな矜持がある。献帝にはかつての皇帝にはないしぶとさがあり強運というが、それをはるかに超越したものを具有しているのが曹操であり、人徳の清々しさに激しく打たれるものがあった。三国志演義には書かれていない、あるいは故意に隠されたものが本書では洗いざらい描出されている。脈絡のなかったものがしっかりつながったといった興奮を味わわせてもらった。歴史の真実に触れ純粋な感動をおぼえた。

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    2013年12月01日