重耳(中)

重耳(中)

770円 (税込)

3pt

4.0

称(しょう)の孫重耳(ちょうじ)は、翼攻めに大功をたてた。雄偉な体躯の心穏やかな公子で、狐氏(こし)から妻を娶り、その一族の厚い庇護を受けていた。称の死後晋の君主となった詭諸(きしょ)は、絶世の美女驪姫(りき)に溺れ、奸計に嵌まって重耳たち公子を殺そうと謀る。逃れ出た重耳と家臣たちの、辛酸の日々。晋の国内は大きく乱れていく。

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重耳 のシリーズ作品

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1~3件目 / 3件
  • 重耳(上)
    737円 (税込)
    黄土高原の小国曲沃(きょくよく)の君主は、器宇壮大で、野心的な称(しょう)であった。周王室が弱体化し、東方に斉が、南方に楚が力を伸ばし、天下の経営が変化する中で、したたかな称は本国翼(よく)を滅ぼして、晋を統一したが……。広漠たる大地にくり広げられる激しい戦闘、消長する幾多の国々。躍動感溢れる長編歴史小説全3巻。
  • 重耳(中)
    770円 (税込)
    称(しょう)の孫重耳(ちょうじ)は、翼攻めに大功をたてた。雄偉な体躯の心穏やかな公子で、狐氏(こし)から妻を娶り、その一族の厚い庇護を受けていた。称の死後晋の君主となった詭諸(きしょ)は、絶世の美女驪姫(りき)に溺れ、奸計に嵌まって重耳たち公子を殺そうと謀る。逃れ出た重耳と家臣たちの、辛酸の日々。晋の国内は大きく乱れていく。
  • 重耳(下)
    770円 (税込)
    晋の内乱が鎮静し、重耳の弟夷吾(いご)が素早く君主に納まったが、軽佻不徳に人心は集まらず、重耳の帰国が切望された。刺客の魔手を逃れながら、飢えと屈辱の、19年1万里の流浪の末、ついに重耳は晋を再建し、やがて中国全土の覇者となった。──春秋随一の名君を描く、芸術選奨文部大臣賞受賞の名作。

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重耳(中) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年01月26日

    中巻では、称が周の宮廷工作を整え翼を滅ぼして晋を盤石にし、子の詭諸に引き継ぐが驪戎攻めで捉えた驪姫にゾッコンとなり、驪姫が翼の公子である優施に半ば操られながら自らの子である奚斉をたいしたにしようと画策して、申生、重耳、夷吾の三兄弟との内ゲバが始まる。

    申生は、孝を体現したような性格で亡命を勧められ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月06日

    曲沃の王が翼の王を倒し、晋の王に。 ただその後を継いだ太子が王になった際にその妻が子を世継ぎにしたいとして太子を殺し、とうとう重耳にも暗殺者を送る。さすがに重耳は逃げた。これから19年の放浪が始まる。さてどうなるか。
    狐突の息子の狐偃が重耳を支える。 なかなか良い。重耳を中心にした閥の集団の旅の始ま...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月16日

    紀元前6世紀、中国春秋時代の五覇の一人で、晋の文公と呼ばれた重耳という人物の話。晋の君主の家系の二男に生まれたが、秀才でもなく人気もなく特徴のない人物であったため兄弟の中でも目立たなかった。しかし、晩年は、誠実で実直な性格により国内外の色々な人たちから一目置かれるようになる。身内の争いごとにより国外...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年08月12日

    2013年08月 02/42
    重耳の祖父である称から、父である詭諸(きしょ)の時代に移り、波乱じみて来ました。登場人物それぞれの思いがからみ合って実におもしろい。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    春秋五覇の一人である「重耳」を書いた作品なり。
    とある国の君主の三男に生まれた重耳が19年も中国をさまよい紆余曲折の末に覇者となる壮大な道のりがここにかかれているなり。

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月02日

    重耳の徳の行く末を、、期待。古代中国は本当に徳の高い人がたくさん出てくる。今の中国と照らし合わせて、極めて不思議。

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    Posted by ブクログ 2015年07月14日

    まさに、大河。大河ドラマだ。
    話が壮大過ぎて若干ついていけない気もする。でもまぁ、これこそが中国の王朝の勃興なんだよなと感心しきり。そりゃ、島国住民には理解できないよな、大陸情勢は。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年03月17日

    重耳のお父さんが性悪女にたぶらかされて、せっかく統一した国がバラバラになってしまう話。

    この巻は、国同士が戦争をしているわけではないのだけれど、戦争以上に凄惨で、まともに戦争していた上巻以上に人がどんどん死んでいったという印象。

    戦争は大勢でするものだから、個人の特徴が出にくいけれども、世嗣ぎ争...続きを読む

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