山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
若くして癌で片方の胸を摘出した春香。
母も私が子供の頃に片方の胸を摘出した。
春香が家族に八つ当たりしていたが、私も彼女の両親と同じような目に遭っていた。
当時アラフィフの母ですら我が子に当たり散らすのだから、胸を取るという事は女性にとって残酷な事なんだと思う。
母は病気をしてからより一層心が醜くなった。
病気や障害をアイデンティティだと例えたり、あえて他人に晒す気持ちも分からなくはない気がする。
退院したら「完治しましたハイ終わり」じゃないと思うし、他人に「癌になっちまったもんは仕方ねえだろ」なんて言われたくないと思う。
でも、その言葉を何度も口する豹介を見てたら一度くらい母に言い返して -
Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに惹かれて読み始めた。冒頭の一人称が男性だったのでこの人が主人公かと思って読んでいたが、職場の水無月さんとの会話から一人称が彼女に移り変わる。一人称の交代が自然で読みやすかった。最初はよくある、傷つけてくる男性だとわかっていながらも沼ってしまう女性のお話かなと思いながら読んでいたが、全然違った。どんどんヒートアップしていく水無月の狂気的な行動は、彼女と関わる男がそうさせたのか親の育て方なのか先天的なものか、分からないがそんな彼女に対して創路が言った、被害者ヅラするなという言葉が印象的だった。親にこうさせられた、とか最終的には自分で決めた選択であるはずなのに他責思考な主人公の発言が自分と
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Posted by ブクログ
情景が浮かぶようで、まあまあ長い小説なのに引き込まれた。恋愛小説は苦手だけど『自転しながら~』より良かった。
恋愛になると全て相手合わせてしまう水無月。
『私がこんなに尽くして愛しているのに、何がいけなかったの?嫌いになったの?』
⇒典型的な重い女の言い分である。
(頼んでないし、押付は迷惑である)
元夫(藤谷)への気持ちが心の底にあって、
創路功二郎という有名人との愛人生活に落ちていく。最後は捨てられて恋愛中毒になった原因の荻原の会社事務になったのか…と思ったら、そうではなく現在進行形のかたちで終わる。
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恋は盲目、相手をそんなに好きになれるの