山本文緒のレビュー一覧

  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    面白かった。
    推理小説みたいに、途中であれ?って思う展開があり、結末を知ってほっこりした。
    主人公には共感したり、おいおいと思ったりしたけど、懐かしく昔の自分を思いだした。

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    2026年06月13日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    久しぶりに、びっくりするほど最高な小説に出会えた。
    人は必要な時に必要なものに出会う縁を私は信じていて、そのひとつがこの本だったんだと思う。

    心に刺さるフレーズが多くて、メモをしながら夢中で読み進めた。

    無骨だけど心根は優しい恋人との将来、家族との関係、情熱を注ぐほどでもない仕事のことなど人生に不安を抱いている、アラサー未婚の女性が主人公。

    彼との将来が不安なのだと思っていた都が、実は自分が自立できていない不安を、彼への不満という形に置き換えていただけなのではないかと友人に指摘される場面にドキッとした。
    私も、そよかみたいに歯に衣着せぬ物言いをしてくれる友人が欲しい。


    真ん中まで読み

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    2026年06月13日
  • ブラック・ティー

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    〈女の罪〉を描いた10編の短編集

    一編は20ページほどなので、さらっと読むことができてよかったです!キセルや不倫、借りパク、友達との約束を忘れる、電車の忘れ物を盗むなど…様々な〈罪〉が描かれており、考えさせられました

    ブラック・ティー
    百年の恋
    寿
    ママ・ドント・クライ
    少女趣味
    誘拐犯
    夏風邪
    ニワトリ
    留守番電話
    水商売

    作中の「真実など、何の役にたつのだろう。生活は、ただここに毎日あるだけなのに。」という言葉が刺さりました!

    お気に入りの話は「寿」、「夏風邪」、「ニワトリ」、「水商売」
    「少女趣味」は女性側の罪とは…?とあまりぴんとこなかったので、他の人の話を聞きたくなった。

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    2026年06月12日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「自転しながら公転してるんだな」この言葉が貫一の言葉じゃなければきっとメモしていたと思う。都に自分を投影しながら、自分の中にある価値観が如何に偏ったものなのかを痛感した。

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    2026年06月12日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    母が54で他界したので、最後こんなふうだったのかなと思い出しながら読んだ。作家とはすごいなと思った。自分が体験したような気持ちになったので。この本は、今後、自分に何かあったときの拠り所になりそう。

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    2026年06月06日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    〜1周目〜
    2023.02.08
    とても面白かった。
    一気に読み進めてしまった。
    恋愛が怖くもあり、楽しみにもなる一冊なのかなと思う。
    この水無月さんの好きな人の周りの人を排除したくなる気持ちはとてもわかって、また悩んだ時に読みたいなと思った。

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    2026年06月04日
  • 恋愛中毒

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    主人公とは形は違うけれど、かつての恋愛に重なる部分があった。別れたら何も残らないような不安から、自分が限界でも尽くし続け、未来がないと分かっていても離れられなかった。けれど手放した瞬間、呪縛が解けたように気持ちが消えた経験がある。依存と愛の境界を考えさせられ、読み終えた後に残るこの重さも含めて印象的な一冊だった。

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    2026年06月03日
  • 恋愛中毒

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    井口
    水無月圭子…美雨
    荻原
    理香子
    坂口
    創路功二郎
    孝子
    佐藤社長
    鈴木千花
    陽子
    中野美代子
    裕二
    藤谷
    馬淵
    奥方…のばら…野原
    奈々
    トシコ

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    2026年05月30日
  • ばにらさま

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    どの話も不穏ながらに引き込まれる。
    そして「えっ?どういう事?」と少し前に戻って読み返したくなる。特に『わたしは大丈夫』はそう感じた。
    『子供おばさん』は思ってたより良い展開だったし
    それが最後なのも良かった。

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    2026年05月21日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まずタイトルが好き。
    恋愛、親の体調、職場の悩み全てがリアルで、今を生きる日本人は本当に悩みばかりだなと。悩みだらけの日常のなかで小さな幸せに感度高めて、噛み締めながら生きているんだなぁ。
    心に留めたい名言も、いくつかありました。
    都の選んだ人には納得できないけど(さすがに無免許運転は…)、それも含めて結婚が絡んだ恋愛に1つの正解はないんだと思いました。自分が、自分の選択が正しかったと思えたらそれでいいんだなぁ〜。

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    2026年05月19日
  • 恋愛中毒

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    まず、主人公が早い段階で入れ替わり驚いたが構成が読みやすかった。
    読み進めるにつれ、女の狂気が現れていく様に鳥肌が立った。
    私は彼女のことを怖いとは思わなかった。むしろ、共感できる部分が多く、共感できる自分に怖くなった。

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    2026年05月09日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    三宅香帆さんが人生に疲れたときとかに読んでるってポッドキャストで話されてて気になって買った本。
    貫一の何にも考えてないようで実は本質をついてくる発言とか行動があまりに自分のパートナーに似ててびっくりw 男ってそういう生き物なのかw
    アラサー女子の悩みを全部詰め込んだような本で一気に読めてしまった。何を優先するか、時間の割き方なのか社会的なステータスなのか大事なひととの時間なのか。理想はいくらでも抱けるけど、自分は自分の大事にしたいことにしっかりと時間をつくってちゃんと行動する人間でありたいなあと思った。

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    2026年05月05日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    2026.28

    なんというか、全部詰まってた
    30代の主人公と同じくらいの年齢の女だからなのか
    経験や不安や苦しみや迷いや願いが全部分かる
    男性の苦しみや環境、格差も描かれていてすごい
    もうぜんぶまるっと抱きしめて眠りたくなった

    解説も良かった
    一番残酷なのは”普通の人たち”なのかもしれない
    ほんとにそう

    あと西日本豪雨災害後の広島が出てきて
    一気に"あの頃"を思い出した

    総じて、小説の力ってすごいや

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    2026年05月03日
  • ばにらさま

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    ネタバレ

    彼女がどうして私に愛犬を託すことにしたのか、その理由はやはりわからない。わからないまま私は暮らしてゆく。

    何も成し遂げた実感のないまま、何もかも中途半端のまま、大人になりきれず、幼稚さと身勝手さが抜けることのないまま。確実に死ぬまで。

    プラナリアぶりの山本文緒作品

    短編集だけどどれも好きな作品だった
    派手な展開や変わった設定があるわけでもなく、「
    生活」がベースのものだったけど、どの作品のキャラクターも地味に癖があり、実際の世界にいそうで、かつ立体感があるので見応えがあった。

    いつくかのものにはちょっとした仕掛けもあり見事に引っかかったので面白く読めた。

    個人的には最後の主人公が自分

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    2026年05月01日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    近い状況になるであろう人がおり
    少しでも気持ちに寄り添えたらと思って読んだ
    読まれることを意識して書いている日記だから
    ほんとのほんとかはわからないけど
    淡々としているように映るところや
    語られる言葉に重なるものを感じた
    症状が進んでも人に会えることを喜ぶ様子に
    会ってもいいんだと思えた

    最初からわかってたことなのに
    あー、やっぱり亡くなってしまったのだなと思った
    私もいつか、亡くなるんだなと思った
    角田光代さんの解説もよかった

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    2026年04月26日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    同い年の主人公・都の悩みや揺れに、自分のことのように共感しながら読んだ。

    家族のこと、仕事のこと、恋愛や結婚への不安。どれも簡単に答えが出るものではなく、ぐるぐると考え続ける姿がとてもリアルで印象に残った。

    特に、貫一との関係の中で見える価値観の違いやすれ違いが苦しくもあり、どちらの気持ちにも共感できるからこそ、より深く考えさせられた。

    「不安は相手ではなく自分への不安なのではないか」という言葉や、「幸せに拘るほど寛容さを失っていく」という考え方も心に残っている。

    周りと同じであることに安心を求めてしまうけれど、それが必ずしも自分の幸せにつながるわけではないと感じた。自分の人生だからこ

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    2026年04月23日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    「自転しながら公転する」が年頃の女性の等身大の悩みを描いていて好きな作品だったので作者さんが亡くなっていると知り迷わず手に取った。こちらの作品もありのままの病気との付き合いが描かれていて、冗談混じりの文章だけれども日に日に弱っていく様子を追体験するようで辛かった。

    読んでいて、癌と言っても毎日ぐったりしているわけではないことを知った。自分は癌なの?となるほど元気な日もあれば、朝起きた時からぐったりしている日もある。そうやって波があるからその落差に気持ちが沈んでしまいそうだと思った。それでも最後の最後まで仕事に向き合って、辛い苦しいだけじゃないありのままの日記を遺した山本さんはすごい。

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    2026年04月20日
  • 絶対泣かない

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    全部好きでした。山本文緒先生の優しい感じがたっぷりと詰まっているような、明日も頑張ろうかなと思えるような優しいお話。短編集なので、寝る前に一話ずつ読んでもいいですね♪

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    2026年04月20日
  • 恋愛中毒

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    わりと分厚い小説ですが、展開が面白く、ぐいぐい引き込まれて一気に読み進めてしまいました。
    誰にでも起こり得そうな出来事で、怖さを感じつつもどこか共感してしまう、そんな物語です。
    後半にかけての伏線回収が見事で、読み応えがありました。
    水無月さんのような一面は、誰の中にも少なからずあるのかもしれない、と考えさせられました。

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    2026年04月19日
  • プラナリア

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    第124回直木賞受賞作

    何かしらの理由や事情で働けない、
    働きたくない/自立できない人達の5つの短編集

    齢を重ねると内面的な基盤も固まる
    そしてそれは様々な理由から崩れ、
    容易に修復出来るものでもない

    欠けたものを直そう、埋めようと足掻き、
    それを他者にぶつけてしまう
    世の生きづらさと
    著者特有のリアルな描写が相重なり
    深く考えさせられた

    【プラナリア】
    表題作。20代で乳癌になり、切除した女性の話
    その若さで女性のシンボルとも言える
    胸を失う事は計り知れない
    自暴自棄にもなる
    誰も悪くない

    【ネイキッド】
    2番目に好きかな、ほんとドラマを見てるようだった

    【どこかではないここ】

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    2026年04月13日