山本文緒のレビュー一覧

  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    山本文緒、晩年の傑作。多分1番長編。
    著者最高傑作
    僕は男だけどなんか主人公の女の子に共感させられちゃうんだよね

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    2026年03月01日
  • ブラック・ティー

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    ネタバレ

    短編集のため通勤時間にサクッと読めた。それぞれのストーリーを一冊の本として読みたいと思った。ハッピーエンドで終わりがちなこの世の物語とは違い、このひとたちは無事なのか、と主人公たちの続きが気になって気になって仕方がない。なぜ題名が『ブラック・ティー』なのか。山本文緒さんの本を何冊か読んだが、題名がお洒落で、でもちゃんとストーリーに合っている感じがして良い。わたしが個人的にすごい刺さったのは「ニワトリ」の妹が姉に言ったセリフ、"脳みそがさ、ほんのちょっとしか入ってないんじゃないの。で、トサカふった途端に、何もかも忘れちゃうのよ、きっと"からの彼氏に愚痴り別れるまでの流れ。

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    2026年03月01日
  • プラナリア

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    初めて山本文緒さんを読んでみた。女性ならではの痛いところもあるが面白くて、好きになった。
    初めて読む作家なので、まずは受賞作が無難だろう。280頁も頃合だし。題名もなんだか面白そうだ。
    肩の凝りがほぐれるかも。
    プラナリア、目も手足もないこういう形の生物は苦手だが、それじゃあ目があるからといってナメクジやでんでんむしやひるやだにやもちろんヘビトンボなどというものは気持ち悪いなと思いながら、身体分裂再生機能をもつプラナリア、どういった内容なのか興味津々で読んでみた。

    プラナリア
    乳がんになってまだホルモン治療を受けている。結構辛い。飲み会などで受け狙いに病気の話をすると、彼氏が悪趣味だと嫌がる

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    2026年02月28日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    色々な感情がぐるぐる渦巻いた一冊。
    共感するところも、「?」のところも、
    すべてが新しい感覚。

    おそらく全人類が地球と同じように
    「自転しながら公転」していると思うんだけど
    当たり前のように思えて
    実は多分めちゃくちゃすごいことをしていて
    たまにそれが崩れちゃうこともあるかもしれないけど
    深呼吸して、地に足つけて
    自分を大切に生きていきたい。

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    2026年02月27日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    今の若い日本人の描かれ方がリアルだった。女性も自立していないと結婚にも仕事にも振り切れない。なんて生きにくいんだ。都が誰と結ばれるのかが気になって止まらずに読めた。常磐線をよく使ってるのも馴染みがあって楽しい。

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    2026年02月27日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    中編小説の3編あり、それぞれ共通するテーマが盛り込まれてました。
    どれもとても素晴らしかったです。
    3編とも、いい意味でその後が気になる作品で、面白かったです。

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    2026年02月23日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    がんの診断、余命宣告、先の予定が立たない毎日を、
    日記に書き続けて、最終ページの角田さんの解説にもあったように、過ごされた日々がリアルに感じとることができる、だけど日々の中での生き甲斐も同時に感じ取れて、重たくさせないような配慮が散りばめられている気がしました。
    文緒さんの人柄の良さも旦那さんの懸命な支えも、また医療の進歩にも、この本の仕掛けにも、出会えてよかったと思える一冊でした。

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    2026年02月22日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    著者が膵臓がんと診断され、抗がん剤をやめて緩和ケアを選択してからの日々を綴った日記。
    余命4ヶ月と告げられながらも、淡々と暮らしを記録し続ける姿に胸を打たれました。
    読者やご主人へのさりげない気遣いを最後まで忘れない姿勢には、ただただ頭が下がります。
    当たり前のように過ごしている毎日を、もっと大切にしたくなる一冊でした。

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    2026年02月21日
  • パイナップルの彼方

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    普通の人が持っている黒い部分を上手く言語化されていて、登場人物たちそれぞれに感情移入してしまった。

    自分の性分には逆らえない。

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    2026年02月19日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    プロローグが頭から離れず、最後の最後まで「えーっ!!」の気持ちが止まらなかった。どんなミステリよりも大どんでん返し!!!!基本は主人公視点だけど、作中に出てくるどの登場人物の気持ちもとてもわかり…誰の行動が、考えが正解というのは無いんだろうな みんな違って、皆良い

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    2026年02月18日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    xで紹介している人も多く、読んでみた。

    32歳独身未婚。彼氏は中卒、稼ぎも少ない、元ヤン。でも、人への見返りを求めない優しさ、知識豊富さがある。周囲は結婚出産、理想的に見える彼氏がおり、結婚への焦りもある。
    スペック的に将来性は一歳見えないが、でも人として惹かれるところがあり、付き合いも長くなり出した頃に将来を考えないといけなくなるタイミングが訪れる。

    友人、家族、からも意見をもらい、理性と感情で揺れ動く都の姿を描いた作品。

    最も印象的だったのは熱海温泉での寛一との言い合い。寛一は、都が薄々自分が中卒であり将来性が見えないことで関係を終わりにしたいと思っている、と気づいており、都も終わり

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    2026年02月18日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    忘れられない一冊になる予感。いつまでも若く未熟な気分もあるけれど、現実という壁を無視もできず、迷った挙句にどこにも進めないでいる都は、きっと多くの人が自分と重ね合わせるのだろうし、私も痛い痛いと思いながら目を逸らすことができなかった。恋愛小説ってあまり馴染みがなかったけれど、人と人が心をやり取りする様子をまっすぐ描いているという点で、自分のとても近くにあるものだと感じられた。解説によれば、プロローグとエピローグはいらなかったという感想も山本さんの元に届いたそうだが、私は絶対にあったほうがいいと思う。この十数ページがあるだけで物語が時間を超えてぐっと深まるし、最後の仕掛けにも驚かされて、この作品

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    2026年02月16日
  • ブラック・ティー

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    一気に読んでしまった。山本さんの作品は2つ目。
    ぞわってくる人間の嫌な感じがすごく伝わる。
    女の人だけのお話だと思ったら、男性が主人公のお話もあった。面白い短編集でした。

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    2026年02月13日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    大好きな山本文緒先生の最期を先生らしい言葉で最後まで綴られていて感動しました。
    山本文緒先生ファンが納得できる作品を残して頂きありがとうございます

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    2026年02月08日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    恋愛中毒だった

    芸能人のおじさんの愛人の1人になる女の話。
    離婚歴があり、元夫にいまだに執着している。
    ドM(適切でない表現、奴隷体質というようなことが言いたい)で献身的で、いそうな女。
    ずっと続きが気になる話で面白かった。
    私っぽい。好きな人と思い通りになるために手段を選ばない、というか、選択肢がなくなるさまがかなり私に近かった。
    登場人物
    水無月美雨みう 自分の名前を嫌っている 弁当屋で働いていたところ功二郎に気に入られる 翻訳家でもある 愛人4
    創路功二郎 有名人 結婚しているが、愛人が4人いる
    美代子 功二郎の愛人1 銀座のママ
    陽子 功二郎の愛人2 長身の若め
    千花 功二郎の愛人3

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    2026年01月31日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    『大どんでん返し』みたいな前評判のある本より、余程おもしろかった

    じわじわと不穏さが見え隠れしてたところから一気にそうなるんだ!と、本を閉じたあとも興奮しつづけている。
    そういう終わり方になるとは思ってもいなかったので。

    依存してしまうところが、わたしも似たような部分あって、なんとなく辛さもわかるわぁとなっていただけあって、やば!となりました。

    かなり好き
    おもしろかった
    一気に読みました


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    2026年01月23日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「別にそんな幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」
    この台詞が、貫一と一緒で幸せになれるのか思い詰めていた都の口から出たことが嬉しかった。羨んだ友人のような幸せは手に入らなかったけど、少し不幸だけど幸せな2人の形を手に入れられたんだなと思う。
    プロローグがベトナムでの結婚式で始まったから、ベトナム人のニャン君が出てきた時、この子とくっつくんだなと思ってたらエピローグで全部覆された良い意味で読者を裏切る展開にもびっくり。でも、最後のお寿司屋さんのシーンで貫一が今でも都を大切に思ってることが

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    2026年01月22日
  • プラナリア

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    山本文緒さんの書く言葉が好き!
    綺麗事ではなくて人間の心のが見えて、共感できることがあった。なんだか、安心できる本だった。

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    2026年01月22日
  • 紙婚式

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    ネタバレ

    これ結婚前元彼に振られた時に読んでたわ。
    短編はすぐ忘れがちなのに
    ずーーーっと記憶にの片隅にあったいくつかの物語。

    土下座を読んだ時の衝撃。
    え?夫婦の性生活ってこんなに難しいの?って。
    今ならわかるなw
    あと、ますおはゾッとしたけど
    離婚したい気持ちは隠しつつ、この旦那と似たような旦那たぶん、多いと思う。
    誰もが羨む優しい旦那で、周りにも自分がいかに愛されているか自慢している奥さんや彼女の相手に限って浮気してたり陰ではボロクソ悪口言ってたり。男の職場に居たので、このパターン散々見てきたわ。

    愛されてると確信しているから
    全く疑わないし信じてるんだよね。
    知ってるのは周りだけ。

    奥さん

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    2026年01月20日
  • プラナリア

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    5つの話に登場する女性たち、全然好きなタイプではなく、かなり嫌悪感を覚えるタイプだった。ところがそのような女性たちを書き上げた作者がすごいと思った瞬間、大好きな一冊になってしまった。

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    2026年01月18日