山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
平成初期の作品。
あとがきから、30年前の作品のよう。
平成から令和へ変わって、社会人としての女性に求められているもの、与えられているものは少しづつ変化していっていると感じられる一方で、女という性別で生まれ生きている人間に社会が求めているもの、その本人が(本人の意思の関係なく)求めるべきと考えられているものが、30年前とこんなに変化がないとは。
痩せず、爪や肌の手入れもせず、無駄毛の処理もせず、スカートも履かず、ヒールも履かず、化粧もせず、ありのままの姿で振る舞えば、女を捨てている、と揶揄される性別。
男は何をしても男を捨てているって言われないのに。
と愚痴っても仕方ないが、まだまだ世の中 -
Posted by ブクログ
充分な生活費がもらえて旦那さんもしょっちゅう帰ってこなくて、でも一応は気にはかけてくれている。傍から見ればただただ羨ましい限りの生活。私だったら何しようかな〜とニヤニヤしてしまうのに。
山本文緒さんの作品を最近立て続けに読んでいるが、どうにも主人公の女性が見かけは普通というか、家事もできるしきっと仕事していればちゃんと仕事もする様な表面上は常識的な人の様に見えるのに中身が壊れている、というかなんというか。でも自分にも当てはまるところがある。結婚していたら、主婦として果たすべきことはしようと努力して、でもその中で何か一つでも自分に欠陥の様な何か足りない物をたとえそれがすごく些細なことだとしても