山本文緒のレビュー一覧

  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    「自転しながら公転する」の解説を読んで
    山本文緒さんが亡くなった事を知った。

    山本さんがどんな方だったのか知りたくて
    この本を読みました、印象に残る言葉が
    たくさんあった。

    病気が見つかってからの「無人島のふたり」も
    読みたいと思う。

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    2024年02月14日
  • パイナップルの彼方

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    山本文緒さんは
    日常を書くのが上手で
    すぐ思い浮かぶ。
    山本ワールドに没入でき楽しかったです。すぐ読み終えてしまいました!

    会社員として働いていて
    気の合わない人がいても
    そこまで近寄らない方がいいなと考えました。

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    2024年02月14日
  • パイナップルの彼方

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    ネタバレ

    山本文緒さんの本は一気読みに丁度いい。
    ある意味頭を空っぽにして読める話だと思った。
    初めは深文と姉の関係が私と実姉のようだなと思い、共感する部分が多かった。深文の性格は、「他人に何を言っても無駄」だと思い込んでる性格でかなり厄介だった。その性格を、横領事件から岡崎、日比野、そして天堂によって少しづつ変えられていった。こういう変に達観している人こそ病気になったりするものなんだなあと思った。ハワイに行かなかったのは意外だった。

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    2024年02月13日
  • なぎさ

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    大好きな作者、山本文緒さんの作品に読む前からワクワクしました。
    家族の中でおこる一つ一つの出来事に、時には思いやる気持ち、憎む気持ち、支配しようとする気持ち、余裕のなさから相手に切り込んでしまう言葉の数々に作者さんらしい作品だなと。
    家族以外の登場人物もどう説明して良いのか、本人にも何故そうしてまうのか分からない所に人ってそうだよねと思ってみたり。
    結局最後には相手を思う気持ちがあればそれが正解になるのかな。

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    2024年01月14日
  • みんないってしまう

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    短編集なので隙間時間にちびちび読んだ。

    きれいごとがない、人間の膿を含んで描かれるストーリーが最高に好き。

    いい子じゃなくてもいいんだ、と思える。

    本書は喪うストーリーが描かれているけど、
    解説にもあるように、我々にその後を委ねながら恐らく失った分しっかりと得ている。

    この獲得に気付けるかどうか、
    我々にも問われているように思う。
    失ったものにばかり目を向けてはいけない。

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    2024年01月04日
  • パイナップルの彼方

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     1992年作。
     もと少女小説を書いていた山本文緒さんが一般向けに路線変更した、最初の1冊。
     今年何冊か親しんできた山本文緒さんの小説、これもやはり同様のニュアンスを持っており、平凡な若い女性の、それでも細やかな生活上の波乱を丁寧に描き、ある種の日常性を浮き彫りにしている。愛すべき凡庸さのようなものが感じられて、好ましく思っている。
     この作家の作品は、恐らく感性の似た女性の読者たちに好んで読まれてきたのだろう。男性で読んでいる人はあまりいなそうだ。
     本作では、穏やかな冒頭部分から、後半は非常なピンチの状態となり、読んでいて共感のあまり辛くなってくる。が、最後はなんとか収まって、一応はめ

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    2023年12月27日
  • 眠れるラプンツェル

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    28歳専業主婦の汐美と、13歳年下の隣の家の中1ルフィオと、ルフィオの義父の43歳ダニー。

    寂しい思いに気づかないふりをしてきた汐美の心が動きはじめると、少しずつ少しずつ人との関わり方が変わってくる。
    恋に年齢は関係ないって言うけど、たしかに本人たちには関係ない。でも世間がそれを許さないのも現実で。
    何不自由ない生活を手に入れたとしても、心が自由かといえばそういうわけじゃないよね。
    ルフィオやダニーもそうだけど、汐美ちゃんも、ここから新しい恋をしてほしいと思った。ちょっと切ない。

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    2023年12月27日
  • パイナップルの彼方

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    プライドを傷つけられた人間の恐ろしさが垣間見える作品でした。

    ★印象に残ったフレーズ
    「私は全ての義務から解放され、代償として全ての権利を放棄した。」

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    2023年12月07日
  • シュガーレス・ラヴ

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    ストレスを抱え、体調を崩す女性たちの10作の短編集。
    1話1話は短いけれど、どれも話がうまい、、、
    私自身、人を性別で判断するのは好きではない。女として生きてきて、男だったら良かったと思うことも何度もあった。それでも、「男女平等」が大切だと言われても、やっぱり男女は身体の作りが違う。
    男に生理痛はないし、男の方が筋肉と力があるからこそ、女にはできないことができたりもする。
    そして女も都合よく「女」を武器にするし、「女だから」と壁を作ったりする。性別に差があることは事実だ。

    周りの人に相談できず、溜め込んでしまう女性たちの姿はかなりリアルで、ただのフィクションには思えない、この社会のどこにでも

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    2023年11月24日
  • チェリーブラッサム

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    感想
    始まりの予感。4/7の朝に似たその感覚。大人になって見ないようにしてきた。だけど季節は巡ってきている。今年もこりずに春は来てくれる。

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    2023年11月14日
  • 群青の夜の羽毛布

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    不気味な感じがする女所帯の秘密が暴かれていきます。
    読み終えて多少はスッキリしたけれども、今後この家族はどうしていくのかなと。
    母親だけは救いがないような。
    ただ人は誰しも登場人物のどの人にもなりえるような気もして。
    多分皆幸せになろうとしたのにその方法がわからなくて、増悪がうずめいてしまう。

    他人事のような身近なようなお話です。

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    2023年11月11日
  • 結婚願望

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    今の自分を「みじめだな」と心のどこかで思っていることが問題だったのか。と納得した。

    少数派として生きるのは難しい。
    ある年齢になると大多数は結婚して、子供を産んで、家を建てて…そんな生活が想定されている。
    そこから逸脱すること(少数派でいること)は、すごく難しいのだ。

    私は結婚しているけど子供が欲しいと思えない。
    著者は結婚したけど離婚し、再婚した。子供は最期まで授からなかった。彼女の場合は欲しかったけれど、タイミングによるものだった。

    この本の中ではまだ再婚していなかったので離婚後の独身を貫くことについて述べているが、"本来であれば結婚し、子供を育てる期間だったであろう時間を

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    2023年11月05日
  • 残されたつぶやき

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    五感で捉えることはできない存在になっても、こうやって生き続けていく。教授の本を読んだり、音楽を聴いたりしても、同じことを思う。鴎外を読んでも、バッハを聴いても、本当は同じことを思っていいはずだけど、同時代の存在ではないから、なにか違う。未来のひとは、今の時代の物語をどう読むのかな。

    日常を、言葉にするとこうなるんだなと思い、でも、この日常はつらさのあとに積み上げられたものだったと思う。

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    2023年11月05日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    文庫だと「私のうつ闘病日記」とサブタイトル?がついている。単行本を出したときには、まだ「鬱」という病気に対して吹っ切れていない部分があったそう。まだ距離を取りきれない、引き戻されてしまう怖れを感じていた、ということかもしれない。

    ややもすれば深刻になりそうなところを、読み手への気遣いなのか、作家としての気概なのか、ユーモラスにも感じられるような緩やかな筆致。

    「王子」目線で読んでいたかもしれない。言語化された鬱屈に、そういうことだったかと、ため息をつきつつ。そしていつかはそれを宥めることができるようになる、こともある、という希望が少し。

    書けなくなった日々をはさみつつ、書きたいという意志

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    2023年11月05日
  • なぎさ

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    様々な事に振り回されながらも生きる人達のお話
    メインの視点は、平凡な自分というものと生き方に迷っている女性と、芸人を諦めた男がちゃんとしたところで働けるようにする話


    故郷とは違う、海沿いの見知らぬ街で暮らす同郷の夫婦の冬乃と佐々井
    そんな中、ここ数年連絡のなかった妹の菫が、住んでいるところがボヤ騒ぎを起こして転がり込んでくる。
    菫はすぐに街に馴染み、元スナックを居抜きでカフェをやると言い出し、冬乃も巻き込まれていく。
    一方、元お笑い芸人の川崎は、同窓会をきっかけに付き合い始めた彼女のために芸人をやめて働きだし、現在は佐々井の部下。
    仕事は暇で佐々井が仕事をサボって釣りをするのに付き合い、冬

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    2023年10月23日
  • みんないってしまう

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    何十年かぶりに再読したが新鮮に読めた。

    解説を書かれた浜野さんのいう様に、
    山本文雄は『ああ、面白かった』だけじゃ決して帰してはくれないのだ。

    結末を読み手に委ねて『あなたにとってはどうすることが本当の幸せですか?』と人生観を問うている。

    やっぱり山本文雄さん好きだなぁ〜と改めて思ったので他の本も読んでみようと思う。

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    2023年10月11日
  • ファースト・プライオリティー

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    ネタバレ

    31歳の31人の31編。
    時代が古いけど(BMWコンパクト!!)今でもわかる気持ちや行動。やることは変わらないのだな。

    社畜が一番好き。レビューを見ても、この話が好きと言っている人を見かけたことがないので、人それぞれだなと感じる。
    「打たれた球を拾うだけ拾う。全部拾っとけば、攻撃しなくてもいつの間にか試合に勝つ。」
    そして全て拾い続ければ、「部長を押し付けられる」
    コネ入社の気弱な女性は周りから嫌味を言われ、日々散々な目にあっている。でも本当の姿は…

    自分のファースト・プライオリティーは何か、考えるきっかけになる。

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    2023年08月10日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    帯は、
    -------------------------
    ”家族”をめぐる
    三つの物語。

    こういう作品を作りたいのだと、
    読むたびに思う。
    新海 誠
    -------------------------
    中学三年のタマコが、老人ホームに入れられそうになる祖父と駆け落ちする「アカペラ」
    田舎を飛び出した春一は、父の死をきっかけに20年ぶりに帰郷する。そこで再会を果たしたのは…「ソリチュード」
    病弱な弟を献身的に支える志保子。仕事、恋愛、未来の転換期を迎えた時、二人きりの姉弟はどんな選択をするのか「ネロリ」

    三篇が収められていますが、
    読んだ最初に抱いた感想は、
    タイトルの意味でした。

    この

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    2023年08月05日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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     2003年から2007年にかけて書かれ、月ごとに雑誌に連載された日記スタイルのエッセイ。単行本化は2007(平成19)年、文庫化は2009(平成21)年。
     筆者山本文緒さんの当初のつもりでは、最初の離婚から数年、直木賞などを獲得し再婚を果たしたところで、この2番目の結婚生活の模様を描いてゆく予定だったらしい。
     が、次第に「うつ」の状態がひどくなっていき、すっかり「うつ日記」になってしまったようだ。
     前半ではうつ症状の一つとして胸に激甚な痛みを覚えて救急車を呼んだりもし、やがて入院することになるという展開。もっとも、入院してもノートパソコンを持ち込んで少し仕事などもやっているようで、察す

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    2023年07月31日
  • みんないってしまう

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    ネタバレ

     山本文緒「みんないってしまう」、1997.1刊行、1999.6文庫。喪失をテーマにした12の短編集。結末は読み手に委ねられています。切り口がユニークで、結構楽しめました。私のお気に入りは、「愛はお財布の中」と「イバラ咲くおしゃれ道」です。

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    2023年07月28日