山本文緒のレビュー一覧

  • そして私は一人になった

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    彼女の作品と人柄に惹かれて読んでみようと思った日記エッセイ。
    もちろん楽しく読めましたが、挟まれていた栞に書かれていた「何を読んでも、あなたが出てくる。」と書かれていたのをまさしくそれっ!だと。
    自分の今までの人生なんて作者とは全く違うのに何故か読んでいると共感出来てしまう。
    気がついていないだけで、自分も経験した事がある出来事、日常だったりするのかな。
    相変わらずの毒舌と深い優しさを持つ作者に惹かれます。

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    2023年04月09日
  • そして私は一人になった

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    「無人島のふたり」を読んでからの本書。30代前半の著者の離婚後の日記。ワープロで執筆し、FAXで原稿を送り、友達とはLINEじゃなくて電話で話す時代。日記、エッセイものは作家の素の顔が見えてしまってほとんど読まないが、山本文緒の日記は赤裸々で面白い。次は「再婚生活」を読まねば

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    2023年03月25日
  • 日々是作文(ひびこれさくぶん)

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    31才から41才になるまでの10年間のエッセイ。離婚したばかりで仕事もお金もほとんどなかった頃から再婚、直木賞受賞まで。丁度「恋愛中毒」「プラナリア」を執筆した時期でもある。

    前半は30代独身女性向け雑誌Domaniのエッセイが中心。
    後半は、色々な媒体で綴られた日常の一コマ、20代の私、日々思うことがまとめられている。

    彼女の作品を貪り読んでいた20代後半の私。田舎から関東の大学に出て、紆余曲折あって東京に戻り一人暮らししていた頃。

    朝起きて仕事に行き、小さなアパートに疲れ果ててもどる。そんな生活の中で、彼女の小説は、抱えていた苦しさを代弁してくれる理解者で、目に映るごく普通の風景や日

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    2023年03月22日
  • 群青の夜の羽毛布

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    ネタバレ


    メランコリックな感情に浸っている時に出会った本です。
    私は鉄男と同じ大学生で、恋愛のこと、性のこと、家族との関係などに悩んでいました。
    描かれている感情が生々しくて、リアルで、普段見ないようにしている自分の醜いところに少し向き合えた気がします。
    心の成長が追いつかないほど、体ばかり大人の女性になっていく焦りから、自暴自棄になってしまうこともあったのですが、さとると一緒になって感じられた気がします。
    心が少し救われました。

    読書の経験が浅いこともあり、結末がよくわかりませんでした。
    ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかもよくわかりません。
    たまに出てくるカウンセラーと話したという人は、さ

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    2023年02月22日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    丁寧な文章でやんわりとした言葉で書いてる日記だけど、グッと心を入れて読むと深く刺さる言葉ばかり

    再婚生活だけど鬱病のエッセイ

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    2023年02月21日
  • ひとり上手な結婚

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    人気恋愛小説家である山本さんと、漫画家である伊藤さん (ちなみに吉田戦車さんの奥様です)が、コミックを交えながら結婚のツボについて語ります。

    これが中々ユーモアを交えてはいるものの確信に触れた内容で、読者の質問に対して鋭い的確なアンサーになっています。

    けらえいこさんとのゲストトークも収録してあり、 読み応えのある味の濃いエッセイになっていました。

    面白かったです。

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    2023年02月17日
  • 紙婚式

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    夫婦にまつわる8作の短編集
    外から見たら表面上は円満な夫婦でも、闇の部分が隠れているという物語が多め

    15年くらい前に読んだのを再読
    当時とは私の状況が一周して大きく変わったわけで、物語の理解度や解像度が高まっていた


    ・土下座
    結婚してから夜の生活を断るようになってきた妻
    それに対して自分も求めなくなった夫
    そんな夫に、妻は自分から誘うような素振りを見せてくる
    普段はニコニコとしているように見えて、実は料理はとんでもないものを出してくる

    成人式のときに居酒屋で振り袖にキムチを落としてしまったときでも怒らなかった妻
    その時にしたのが土下座の一回目
    二回目はプロポーズのとき
    そして、三回目

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    2023年02月14日
  • あなたには帰る家がある

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     数年前のドラマも観ていたが、内容はかなり違っていた。ドラマではもっと秀明は頼りないけど憎めない感じで、茄子田夫妻は本当にハマり役だった。
     好きなのに相手を思いやれず些細なことでイライラしてしまうのは、ほとんどの夫婦に共通の悩みなのだろうか。茄子田家の気味悪さはぶっ飛んでいるが、1番一途にパートナーを愛しているのが茄子田太郎であるのはなんとも皮肉。少し意外なラストだったが案外佐藤家にはしっくりくる家族の形なのかもしれない。向き不向きによって、どんな道も選択しやすい世の中であってほしい。

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    2023年02月09日
  • シュガーレス・ラヴ

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    疾患を抱える人や、その周りの人の描写が恐ろしいほどリアル。

    どの話も、人物像がよくわかる。
    特に秀逸だとおもったのが「ねむらぬテレフォン」

    誰も悪くない。
    自分の周りはみんな優しい。
    でも、彼からの電話を待ってしまう自分が苦しくて睡眠障害になってしまう。

    無駄に周りは自分のことを想っていることがわかるから、不満もぶつけられない。
    そんな実家暮らしの独身女性の心理が見事に描かれている。

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    2023年01月25日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    「アカペラ」文庫版の初版が2011年8月で、
    私の購入した本は、5刷で2020年9月。
    初版は分からないが、5刷には解説は無く、
    作者の「文庫版あとがき」があった。
    そこに収録されている3編の中編のうち、1編目の「アカペラ」を書いた後、病気のため約6年小説を書く仕事を休んだ、とある。
    「アカペラ」は2001年直木賞受賞後の第一作、
    二作目「ソリュード」は2007年復帰作、
    三作目「ネロリ」は2008年作、
    このあとがきは、2011年夏、とある。

    辻村深月さんの「傲慢と善良」文庫版の解説が
    朝井リョウさんで、そこには、小説の執筆者が誰に解説を頼むのか、著者本人が決めるのだそうで、その
    顛末が、

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    2023年01月25日
  • 群青の夜の羽毛布

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    不思議な魅力を持つ女性・さとると付き合い出した鉄男。
    あまりにも厳格な母親、奔放な妹、母親の顔色を伺いながら暮らすさとる。彼女の家庭環境のいびつさは、次第に鉄男の知るところになる。
    皆イヤなやつで読後感がめちゃくちゃに悪い…なのに読めちゃう…

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    2023年01月18日
  • アカペラ(新潮文庫)

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     不器用で、一般的な幸せをつかめない、だけど本人たちにとってはかけがえのない日々を描いた小説。登場人物がみな、その人なりの誠実さをもって生きていて、心が温まる思いがする。

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    2025年12月07日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    作者の今まで読んだ作品とは違いほのぼのしています。実際に起きている事は大変なのですが。
    それを重たく描かれていないからなのか、楽しく読み終えました。
    何がどこが良かったのか表せないのに面白かった!と言える小説です。読めて良かった。

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    2023年01月02日
  • 紙婚式

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    結婚、同棲をするカップルたちの短編集。最後は、自分も主人公目線で途方に暮れる…と言うような終わり方が多かった。

    一番衝撃だったのは、ニコニコしながらスープの中にゴキブリを入れて夫への怒りを表す妻。他にも完璧な結婚生活なはずなのになぜか違和感を感じる、本音を言えない関係、、、

    どれも長い結婚生活の日常の中で、繕いきれずに綻びが生じていく過程が、リアルで、結婚しなくていいな私、とも思ってしまいそうになる。婚活中の方にはお勧めできないです!

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    2022年12月30日
  • そして私は一人になった

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     離婚を機に人生初の一人暮らしを始めた32歳の著者、等身大の日記エッセイ。
     ほんとに、等身大!気取らず、カッコつけず、強がらず、楽しければ笑い、つらければ泣く。悲しいときは一人で悲しみが去っていくのを待ったり、友達に電話してクドクドと話を聞いてもらったり、ひたすらお酒を飲んだり。どこにでも転がっていそうな日常の細々した出来事の記録なのに、山本文緒さんならではの軽快でさっぱりした文体ゆえに唯一無二のものになっているような。当時の山本さんと今のわたしは年齢が近いからか、わかるぅ、わかるぅ、と、読めば読むほど共感の嵐だった。つらいのも悲しいのも自分だけじゃない、わかってたけどやっぱりみんな頑張って

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    2022年12月22日
  • みんないってしまう

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    山本文緒さんの作品を古い順から再読しています。もう新しい作品を読めないのが残念で悲しい…
    山本さんもいってしまったなんて。

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    2022年12月20日
  • あなたには帰る家がある

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    ネタバレ

    面白くて凄い勢いで読み切ってしまった。

    本当に主な登場人物の心情が痛いほどわかる。
    とくに真弓と佐藤にめちゃくちゃ感情移入してしまった。両者どちらも言ってることがわかるし片方だけ読むと相手が悪いとしか思えないところがすごいと思った。

    後半狂っていくのが徐々にではなくて一気にきたのがすごく怖くてリアルだなと思いました

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    2022年11月28日
  • なぎさ

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    冬乃と川崎が主人公として交互に心情が語られる。
    人生の緩やかな流れに乗って少しずつ強さを発揮していく冬乃は素敵なのかもしれない。しかし、私はプライドが高くてどこか他人を見下して駄目なまま、底から這い上がろうとして這い上がりきれない川崎に共感する。私にも同じ部分があるからだ。最後、川崎にも前に進めるきっかけができるところが救いだと思う。そして、仕事を辞めて部屋に引きこもっている息子を問い詰めることなく海鮮焼きそばを用意してくれる川崎の母親は、実はすごい人なのではないか。

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    2022年11月27日
  • 残されたつぶやき

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    ネタバレ

    山本さんの、本にはなっていなかったSNSの文章をあつめた一冊。
    最初から中盤までは、ふふふと笑いながら、ああ、これはあれを書かれて頃か、とかにやにやしながら読んでいたけれど、後半、ああ、ここからはもう山本さんは、、、と思うと書いていることはそんなことないのに、涙が出そうになった。
    ああ、よぼよぼのおばあちゃんになった先生にいてほしかった。
    あたらしい小説楽しみだった。
    これからもずっと読み続けていきたかった。
    また先生のエッセイも読み返したい。
    きっと、うわー!!ってなってるのだろうな、と想像しながら。
    そういえば、一度だけ先生がTwitterで呟いた言葉にコメントを書いたことがありまして、そ

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    2022年11月22日
  • そして私は一人になった

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    あーこのころまだネットなかったんやな。
    21p
    OLの頃に、異常とも言えるほど新しい洋服が次々と欲しかったのは、きっと自分が嫌いだったからなのだ。
    そして、最後にクミコ!

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    2022年11月17日