山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「自転しながら公転する」貫一のいい言葉だ。
都を中心に回り、仕事や私生活等の人間関係でいろんな軌道に回っていく様子は共感できるし、人生どう進むか予想できないものだな感じれた。また、物語の進みがスムーズで読みやすかった。次から次に新しい展開(軌道)がくるので面白かった。
男性と女性のどちらにもある特有の悩みや苦しみが伝わってきたし、一人ひとり自分の価値観を持っている心情描写が読み取りやすかった。また人が誰かとともに過ごしていくことに対しての大変さや悩み、難しさが伝わってきた。ただ反面としてともにいることの安心感や大切さ、楽しさもすごく感じる物語だった。
関係ないが、日本衰退早すぎる。 -
Posted by ブクログ
あえて『女性』じゃなく『女』って言います
ってな事で、山本文緒の『プラナリア』
プラナリア
ネイキッド
どこかではないここ
囚われのジレンマ
あいあるあした
の短編集。
乳癌を患った女
バツイチで無職ながら貯金が2000万円ある女
何かある女
どれも面白い内容。女心と秋の空とは言ったものの、どの女もか弱そうに思えて実はゴン太の芯が有る女じゃないのかなっと。
男は単純な思考で、女は複雑な思考で生きているのかなっと。
少しは女心って言うのが解る様な、より分からない様な
どの短編も面白かった -
Posted by ブクログ
☆4.5!
山本さんの作品は短編から長編まで結構読んでるけど、やっぱり長編のほうが好きだなぁ。
☆5って言いたいけど、全体的に曇りがかっている雰囲気があるから、気分の落ちている人には無条件に薦められない。最終的には明るめな終わり方だけど、長いからね。
妹の菫とカフェをやることになった冬乃。冬乃の夫の佐々井くんと、その会社の後輩川崎。菫にカフェ話を持ちかける謎の男モリと、川崎の彼女の百花。そして近所のおじさん所さん。
主にこの面々が織り成す、家族、愛、生死、、、そういったことが描かれる作品。
山本さんの作品は恋愛のイメージが強いけど、この作品は恋愛色は薄い。家族愛がテーマかな。
わたしも姉妹 -
Posted by ブクログ
うつではないけど、その入り口に立っている自分には共感できるところが多かった一冊。
「結婚生活が窮屈なわけじゃないけれど、やっぱり一人はのびのびする」という一節には特に共感。夫のこと好きだし、一緒にいると楽しかったり心強かったり、なくてはならない存在なんだけど、たまに一人になりたくなる。我が家の場合はきっと夫もそうなんだと思う。
そして「頑張って休む」ことが大事ということ。今まさにそうしなければならない状況なので…頑張ります!休みまくります!
山本文緒は作中で述べているように記録魔らしい。私もです。彼女は「過去に見出しをつける」と表現しているけれど、そう、ブックマークをつけるというか付箋を -
Posted by ブクログ
ネタバレてっきり、恋愛はもう辞めようときっぱり諦めきれた水無月さんの回想を振り返りながら未来を前向きに生きていく話かと思いきや。
中毒症状って抜けられないもんだよね。と頷いてしまう終わり方に、裏切られたというか結局先生も同じ人なんだろうね、と思った締めくくり方でした。
先生の周りの女性たちが、先生を利用して自分を見失わないように別の手網も握っておく、不安を分散させて依存しすぎないように、毒を用法用量守っているのに、水無月さんは脳内では大丈夫と思いながらもじわじわと狂気へ蠢いている様子が面白かった。人は見かけによらないし、というか元より水無月さんは狂気であった。
なんでそんなこと、を思ったら実は過去