山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレドラマをまだ観ては無いが、そりゃあこれはドラマ化するだろうな、と納得出来る程ストーリー構成が素晴らしかった。自分が想像していた"恋愛中毒"の物語より、遥か斜め上に行った作品だった。
きっと水無月は親から貰えなかった愛というものを1番手に入れたかった人なんだと思った。
だから目の前の人に全身全霊、100%の愛を委ねて差し出してしまう、そしてまたその相手からも、自分は唯一無二の存在になりたかったのだろう。そんな水無月からの愛の重みは、相手がいつしか潰れてしまいそうなくらい重たいものになってしまい、離れたくなってしまうのだろう。
また水無月とは感情が異なるものの、完全には手を握ら -
Posted by ブクログ
一晩で読み切ってしまった、、
恋愛とは人をおかしくしてしまうものだと思う。
もちろん幸せで嬉しいことも多いが、恋人に夢中になり、依存する人も多いのだろつ。
水無月という人物は、自分に自信がなくクールな印象の裏腹で、自己顕示欲の強い人物だと感じる。
自分の居場所を確立できず、故に恋愛中毒に繋がったのではないか。
人は、「仕事」「友人」「家族」など、、なんでもいいから1つでも自分の居心地の良いと思える居場所を作るべきである。
1人で生きていこうと思わず、誰かを頼り頼られ、信頼できる人を周りにおくべきだと感じる。
恋愛においてもお互いを尊重でき、感謝しあえる関係性がベストであると思った。 -
Posted by ブクログ
どうか、どうか、私。
これから先の人生、他人を愛しすぎないように。
愛しすぎて、相手も自分もがんじがらめにしないように。
水無月のほんの一部の人生を読んだが、何とも心が苦しくて何ともいえない気持ちになった。
ただ、恋をする。この人に必要とされたいと思ったら最後依存してしまう体質なんだろう?必要とされたい。愛されたい。尽くしたい。創路や他の登場人物に振り回されたり、元夫のことをずっと忘れられなかったり、未練たらたらな様子だったが、それもどれにも踏ん切りがつかず自分から離れていくことが異様に怖いと思ったからなのだと思う。
恋は盲目というが、水無月は必要とされてない、裏切られたと思った時感情が昂り、 -
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Posted by ブクログ
平成初期の作品。
あとがきから、30年前の作品のよう。
平成から令和へ変わって、社会人としての女性に求められているもの、与えられているものは少しづつ変化していっていると感じられる一方で、女という性別で生まれ生きている人間に社会が求めているもの、その本人が(本人の意思の関係なく)求めるべきと考えられているものが、30年前とこんなに変化がないとは。
痩せず、爪や肌の手入れもせず、無駄毛の処理もせず、スカートも履かず、ヒールも履かず、化粧もせず、ありのままの姿で振る舞えば、女を捨てている、と揶揄される性別。
男は何をしても男を捨てているって言われないのに。
と愚痴っても仕方ないが、まだまだ世の中