山本文緒のレビュー一覧

  • ばにらさま

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    人って表に見せている顏と裏の顔違うよねっていう作品。
    読んだ後、明らかに周りの景色の見え方が変わりました。

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    2025年08月15日
  • ココナッツ

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    山本文緒つぎつぎ読む。夏に軽く読書するにはぴったりでした。登場人物がみんな個性あれど健康的でよい。終わり方もほろ苦いような爽やかなような…ちょうど良いかなと感じた。

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    2025年08月14日
  • 恋愛中毒

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    どこにでも居そうな地味な事務のおばさんだけど、謎がある。その謎に包まれた過去を知ってしまった。四六時中好きな人のことを考えるとか、常に恋愛していたいとか、そんな可愛らしい意味ではない「恋愛中毒」に恐怖で震えた。なのに、主人公に情が湧いてしまうのはどうして。

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    2025年08月11日
  • みんないってしまう

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    ネタバレ

    生きてる限りなにかを失って、またなにかを得てく。

    方丈記の言葉のような短編集。
    表題作の「みんないってしまう」は、途中の仕掛けにもくすっと笑えるけど、最後がとても好き。
    偶然にも花火と隣人に行き会い、こんな人生も悪くないなって思えて爽やか。

    他の話は最後が読者に委ねられるので、ついつい自分に引き寄せて考えてしまった。

    ストーカーの醜悪さとして第三者から突きつけられる恋心が辛い「片恋症候群」。
    気持ち悪いなーと思いながらもお気に入り。

    「ドーナッツ・リング」も好き。
    主人公は甘酸っぱい思い出とともに家族を大切にしてくれ。

    あとは大体出てくる男が不誠実なのについつい惹きつけられて読んでし

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    2025年08月09日
  • プラナリア

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    〝働くこと〟〝働かないこと〟をテーマにした五編の短編集。

    〈プラナリア〉
    乳がんを患い右胸を失った26歳の春香は四週間に一度の病院通いの他は仕事もせずブラブラして過ごしていた。自らの病を事あるごとに駆け引きのように持ち出す彼女に周りは辟易していた。

    〈ネイキッド〉
    二年前夫から一方的に離婚を言い渡され、夫の会社で働いていた34歳の涼子は自動的に職も失うことになった。無職になって二年。古びた1LDKにこもって編みぐるみを作ったり、持て余した時間を漫喫で過ごしたりしていた。

    〈どこかではないここ〉
    43歳の真穂は夫がリストラにあい、減ってしまった収入を補うべくパートに出たり節約したり家族の為

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    2025年08月08日
  • 恋愛中毒

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    他人を愛しすぎないようにと、悲しい祈りを貫き通そうとする女性、水無月の物語。
    冒頭の、別れを切り出した彼氏に執着する女性の心情や行動には理解できる部分もある。さらに水無月が出会う小説家の創路の魅力、創路にハマっていく心情も共感とはいかないまでも想像はできる。だからこそその危うさにハラハラする。
    人を愛しすぎ、愛しい人の手を強く握りすぎて相手を害してしまうほどの恋心が、とても恐ろしい。最後の展開にはゾッとしたが、没頭して一気読みした。面白かった。

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    2025年08月07日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    文庫の帯に記されている新海誠監督のコメントが気になって読んでみた

    タイトルの「アカペラ」を読むと、新海監督の「天気の子」に通じるものを感じた。
    また、なぜ作者の山本文緒さんはこの物語に「アカペラ」とつけたのか? 考えながら読んでみた。
    そこには15歳の女の子が、大好きなじいちゃんのピンチに対して必死に考え、行動していく姿。
    途中、絶望的な展開になってしまうけど、自ら必死に行動していく姿が「アカペラ」(つまり、伴奏の無い人生展開)に繋がったんだろうな、、 と感じた。
    主人公、タマコちゃんの充実した今後の成長を心から願うばかりだ。

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    2025年08月03日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    ちょっと歪な家族の物語3篇

    「アカペラ」
    個人的に、それは倫理的にダメでしょうというところがあるので手放しで好き!とは言えないけど、そこにそれを求めた主人公の気持ちには納得させられてしまうさすが山本文緒さん
    「ソリチュード」
    何も決められないまま流されてもいつかは流れ流れて結果が出る
    まだその途中にいながら一つケリをつけたダメ男を応援したい
    「ネロリ」
    人のために優しく、人のために生きる、それ自体が自分のエゴなのかも
    ラスト元気が少し出る感じで良かった

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    2025年07月30日
  • かなえられない恋のために

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    読書家さんの本棚で見かけ読んだ。

    「同じ本を何度も読むのが好きなのだ。」
    私も同じで嬉しい。
    「人は何事かを成すために生きてるんじゃない。何も成さなくてもいいのだ。自分の一生なんて好きに使えばいいのだ。」
    素敵な言葉。でも彼女はたくさんの書籍を残すという凡人では成し得ない事をしてくれた。だから私は山本文緒を何度も読もうと改めて思う。
    新作がもう読めない事が本当に悲しい。

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    2025年07月24日
  • なぎさ

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    生きていくとはやりすごすということ。

    生きるというのは複雑で、自分の望むようにはいかないものだ。
    自分が一生懸命頑張ったつもりでも、あっけなく終わりが来てしまって無力感を感じたり、誰かに必要とされるがまま生きてきたら食い物にされることだってある。

    そんな生きる難しさの中で、誰かに頼りたくなったり、それがいつの間にかそのうち自分と他人の境界線を超えてしまって人を苦しめてしまったり。
    そんな関係性が怖くなり、もう手を伸ばすこと自体をなんとなくやり過ごしてしまったり。
    とはいえ、生きるを諦めることも、成層圏から人を見下して楽しむことも愚か。
    きっと自分が羨ましいと感じる人にも、自分が想像し得ない

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    2025年07月19日
  • ばにらさま

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    初山本文緒。これが遺作なんだ…
    亡くなってるって知らなかったけど、なんか読んでて辛かったな。珍しく。
    もっとこの人が読みたいと思わせる作家さん。

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    2025年07月11日
  • プラナリア

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    ふと目に止まって、なんとなく買って、読み始めたら一瞬だった。

    綺麗事とかじゃなく、人間の生々しい感じがとても好きでした。

    軽く読書スランプだったけど、またいろいろな本を読みたいと思えました。

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    2025年07月10日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    生活の中にゴールが見えていて、終わりの方はどんなに読むのが苦しいかなとちょっと怯んでいました。でも、途切れ途切れながらも、生きていて、歩んだ跡があって、素敵だなと思いました。
    山本さんの本はこれが一冊目です。
    もっと読みたくなりました。

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    2025年07月03日
  • あなたには帰る家がある

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    家庭、仕事、恋……
    幸せになりたい。
    あの人の家、私の家庭より幸福?
    二組の家族の運命がぶつかり合う!

    家を建て直そうか。新しい書斎、広い台所。そうすれば家族はもっと幸福になるに違いない。学校教師の茄子田太郎は、住宅展示場で営業マン・秀明と出会う。一方、秀明の妻・真弓ががむしゃらに手に入れた家庭は、天国ではなかった。子供は好きだけど、もし自分が夫と同じくらい稼げたら? “たまには憂さ晴らしをする権利”だってほしい。そうだ、働こう。二組の家族の、歯車が動き出す!
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    以前TVドラマを見てました。とてもおもしろかったです。w
    山本文緒さんの小

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    2025年07月03日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    なんだかべしょべしょに泣いてしまった 大変なのはご本人なのに
    ドラマの中の世界のように遠く感じていたものが、日記によって自分にも起こるかもしれないのだとハッとした
    「負け惜しみではなく、とても幸せだ」というフレーズが好き いつになるか分からないけれど、自分の最期の日々も幸せを感じられたらいい

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    2025年06月28日
  • シュガーレス・ラヴ

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    ねむらぬテレフォンとシュガーレスラヴが好き。どこか体に不調があるときは大体何か心に突っかかっているものがある。それをうまく絡めて表しているところがいい

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    2025年06月25日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    2003年から2006年にかけての日記形式のエッセイ。うつで沈んでいく様子や少しずつ回復していく様子がリアリティを持って描かれている。著者はほぼ私と同世代なので、当時の医療のレベルもなんとなく分かる。
    周りの家族やスタッフに恵まれて、彼らを巻き込みながら、回復出来たことは良かった。

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    2025年06月23日
  • プラナリア

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    社会人経験と無職経験がある自分には読むのが苦しかった。特に2作目のネイキッドと5作目のあいあるあしたは、共感し刺さる言葉が非常に多かった。
    どの作品も「ここで終わりなの?」というような構成だったが、読後にも登場人物達のどうしようもない明日を想像してしまい面白い。それぞれの明日を想像する中で、本作のタイトルであるプラナリアという生物が「再生」を象徴するものだと思い出す。
    何を持ってして再生と言えるのかは曖昧だが、5作目の終わり方はそれを感じることができた。

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    2025年06月22日
  • ばにらさま

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    ⭐️3.5
    「ばにはさま」
    地味に破壊力がすごい。あぁ恋愛中毒 描いた人なんだなって改めて感じた。

    「菓子宛」
    種明かしがうまい

    「子供おばさん」
    良き。

    (総じて)
    山本文緒さんの文章って、ちゃんと山本文緒さんって分かるな...って思ってたところに、「バヨリン心中」から、カラッとテイストが変わってて、短編集として、助長さを感じなかったのがよかった。
    もうこの小説の作者はこの世にはいらっしゃらないんだなっていうことをほんのり片隅にもちながら、味わって読みました。
    最後の三宅香帆の解説文が良くて、三宅さんの本もまた手に取りたいなと思った。

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    2025年06月22日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    本当に亡くなる直前まで、こんなにもしっかりと日記を書き続けられていたことにまず圧倒される。角田光代さんの解説にもあるように、色々な場面で「自分だったら..」と想像した。特に一緒に暮らす夫について。夫の悲しむ顔を見たくないと書いていたり、医療関係者の方々にも申し訳ない気持ちが書いてあったり、すごく気遣いの人だったのだなぁとも思った。ご夫婦での写真が素敵すぎてグッとくるものがあった。他にもエッセイなど読んでみたいし、改めて、亡くなったあとでも作品が多くの人に読まれ続ける作家という仕事は偉大だなぁ。

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    2025年06月18日