山本文緒のレビュー一覧

  • 恋愛中毒

    Posted by ブクログ

    思ったより重かった
    水無月さんがちやばい人だった
    最初のうちはわからなかったけど途中から徐々に感じる違和感にじわじわやられた
    緩やかに雲行き怪しくなる感じが始めの頃は緩くてゆっくり読み進めてたけど後半になるにつれて積み重なっていた違和感ゆえに読むスピードが速くなっちゃった
    なんだ井口くんの話かと思ったら水無月さんのヤバ話だったんだ
    水無月さんって背が高くて髪が長くてメガネかけたスッとした女性のイメージだったけど、この表紙が水無月さん?あんまイメージと違いすぎるなぁ
    山本文緒さんの作品二つ目だけどやっぱり好き!次は何を読もうかなあ

    1
    2026年05月14日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    主人公と年齢が近いから、恋愛のことや仕事のこと、彼女の抱える不安や悩みにとても共感した。

    プロローグからどう本文に繋がるのかな…と思っていたら、そういうことか!
    悩み葛藤しながらも、最後には報われる話で良かった。

    0
    2026年05月12日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    中学生くらいだったか、山本文緒さんの小説を本で買った時のことを思い出した。読みやすくて好きだなと思った。当時はほとんど読書をしない子だったが、なぜかその本は自分で選んだ本だった。
    この本を読んでまず、文緒さんと夫さんの関係が素敵だなと思いました。支えてくれる方がいて幸せだなあと。
    自分の余命が分かることは良いことなのか、まだ正直分からない。
    最後の角田さんの解説は、ボロボロ泣けて角田さんと同じ気持ちでした。

    0
    2026年05月05日
  • 絶対泣かない

    Posted by ブクログ

    今の私にとても響いた。
    女性のお仕事のあれこれが書かれている。

    1998年に書かれた本だが、その当時は山本文緒さんのような考えで仕事をしていた女性は少ないのではないだろうか。
    令和の今文庫化された理由がよくわかる。

    あとがきの文章がとても良いのでメモ。

    どうして働いているのか。
    何が欲しいのか。
    あなたはいったいどうしたいのか。
    私は時折自分に問うようにしている。

    あなたの仕事が嫌いだとしたら、それがどんなにつまらない仕事でもそれをつまらないと思っているのはあなた自身です。
    誰かから扶養されている人よりは何倍も自由であることを時々思い出してください。
    あなたがあなたの仕事を好きになれま

    0
    2026年04月28日
  • きっと君は泣く

    Posted by ブクログ

    山本文緒さんの本大好きで、
    いつか全ての作品を読み終えてしまう時が来るのかと思うと寂しくて、大事に読んでいる。

    椿は、嫌な女だけど、
    なんだか放っておけなくて真っ直ぐな人。
    破天荒な人生を覗き見する読書時間がとても非日常的でどっぷり没入できた。

    0
    2026年04月27日
  • きっと君は泣く

    Posted by ブクログ

    主人公の椿は、自分が美人であることを鼻にかけ、次々と色々な男性と関係をもつ。同性に対しても辛辣な言葉を投げつける強気な女性。ドキッとさせられた椿の父親の正体と、父親と祖母の関係。どんどん先へ読みたくなる内容。

    この小説を最後まで読むと、椿はそんなに悪い女性ではないなあって思える。山本文緒さんは、女性の心根の汚い部分もオブラートに包まず書ききって、最後には女性の良いところもそっと忘れずに書いてくれる。優しい。

    いいなぁ、山本文緒さん。早く亡くなってしまって、本当に残念。

    0
    2026年04月20日
  • みんないってしまう

    Posted by ブクログ

    最近、いつか来る別れを考えて夜な夜な涙することが増えてしまった。
    両親、夫、友人、推し。
    今は進んでいるようで、進むということは終わりに向かっていく。

    みんな、いってしまう。

    本作のタイトルは、なぜ平仮名の「いってしまう」なのだろうか。解説を読んで、その対象が「人」だけではないと気付かされた。
    行く、往く、逝く。
    失われた感情や、かつての生活。物語には、物悲しさと懐かしさ、そして孤独が静かに漂っている。

    たった1話20ページにも満たない短編集なのに
    そこに映し出された心情には、
    人が簡単には言語化できない絡まった心情を、一本ずつ解いて丁寧に解いて整理されている。

    こんなに丁寧に、人間の

    0
    2026年04月15日
  • プラナリア

    Posted by ブクログ

    第124回直木賞受賞作

    何かしらの理由や事情で働けない、
    働きたくない/自立できない人達の5つの短編集

    齢を重ねると内面的な基盤も固まる
    そしてそれは様々な理由から崩れ、
    容易に修復出来るものでもない

    欠けたものを直そう、埋めようと足掻き、
    それを他者にぶつけてしまう
    世の生きづらさと
    著者特有のリアルな描写が相重なり
    深く考えさせられた

    【プラナリア】
    表題作。20代で乳癌になり、切除した女性の話
    その若さで女性のシンボルとも言える
    胸を失う事は計り知れない
    自暴自棄にもなる
    誰も悪くない

    【ネイキッド】
    2番目に好きかな、ほんとドラマを見てるようだった

    【どこかではないここ】

    0
    2026年04月13日
  • 絶対泣かない

    Posted by ブクログ

    幼い頃、バカにしていた相手が上司に。自分を羨んでいたことを告白されるが、実は自分も同じ思いを持っていた。登場人物達はしんどい中でもほんの少し前を向く。等身大のエピソードが多く、誰もが自分の気持ちが映し出されたストーリーに出会えそう。

    0
    2026年04月06日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

    Posted by ブクログ

    人生の憂鬱期に読む鬱小説より面白いエンターテインメントは無い。
    一人ではなく、仲間になった気分になった。
    ありがとう、山本先生

    また、山本先生の本に編み物をする女性がたまに出てくる理由も知った。やってたのね。

    0
    2026年04月04日
  • 群青の夜の羽毛布

    Posted by ブクログ

    毒親小説なんでしょうけど、1996年当時はおそらく「毒親」という言葉はまだ出てないはずなので、その先駆け的1冊では。実際そうらしい。

    書体が2パターンあって、片方は誰かがカウンセリングを受けている時の独白。もう片方が本文です。この告白は誰によるものなのかなぁと考えながら読み進める形なので、ミステリー要素もありました。私は全然気づかなかった。

    ちなみに、主人公の名は「さとる」。妹が「みつる」。さとるはみつるの姉。姉妹です。さとるの恋人は鉄夫。

    性への偏見から来る叙述ミステリーかと思い読み始めた自分は大間違いで、その性と名前のポイントは話の本筋には関係がないしネタバレでもないので、すんなり読

    0
    2026年03月23日
  • プラナリア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・プラナリア
    ・ネイキッド
    ・どこかではないここ
    ・囚われ人のジレンマ
    ・あいあるあした

    世の中にはこんなにイタイ人があふれているのか、と思ってしまうほど、どこにでもいそうなありふれたイタイ人の話。
    自分しか見えない、自分をも見えない。
    行きどまりではないはずなのに、どこへもいけない。

    乳がんの手術後仕事を辞め、何をする気も起きずに日を送る25歳の春香が主人公の『プラナリア』。
    焦燥感と自己憐憫に囚われ、何をする気も起きない春香。
    気持ちはわからないでもないけれど。
    乳がんだけではなく、病気って予後も大切なのだ。

    病気は異常事態、手術も体を切り刻むのだからもちろん異常事態。
    それを

    0
    2026年03月15日
  • 絶対泣かない

    Posted by ブクログ

    仕事で辛いことがあると、「自分だけが辛くて周りの人はみんな幸せに生活している」、そんなふうに思ってしまうことがある。どんな経験をしても、やっぱり自分のことばかり考えてしまうのだけれど、この小説を読んで数パーセント、ほんの僅かでも気持ちが異なる方向に向かって進み出した気がする。

    0
    2026年03月14日
  • ばにらさま

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん
    小説としては遺作となる6つの短編集

    どの話ももの凄いリアリティを感じた
    三宅香帆さんの解説を読んで、成程〜と納得
    あと、凄く文学的だとも感じた

    【菓子苑】
    いや〜、巧いなぁと感嘆した

    【バリヨン心中】
    3.11の話があり、偶然にも
    読み始めたのが同じ日
    数ある積読からそれを選んで読んだのに
    なにか運命めいたものを感じた

    【子供おばさん】
    病気が発覚する前に執筆されたもの
    だとおもうけど、こうして読むと
    感じるものがあるなぁ…

    他の作品も読みたくなった!

    0
    2026年03月12日
  • プラナリア

    Posted by ブクログ

    プラナリアとネイキッドが特に印象的だった。

    「プラナリア」
    手術が終わって、転移の可能性も低い、もう終わったことだと他人に言われても、病気で失ったものや受けた傷は今も続いていてまだ終わっていないんだっていう感覚が、今の自分にもあてはまるものですごく共感できた。病気は治っても失ったものの重みは背負い続けないといけない。それが辛い。

    「ネイキッド」
    一生懸命真面目に生きてきたのに、無職になって自分が急に惨めになったような感覚、これまで積み上げてきたものは何だったんだという感覚が痛いほどわかる。
    「傷が治ったら立ち上がらなくてはならないのが人間だ。それが嫌だった。」ってフレーズには、暇だけど波風

    0
    2026年03月09日
  • 日々是作文(ひびこれさくぶん)

    Posted by ブクログ

    10年間の山本文緒さんのエッセイ集。
    10年間とあるように、とても長かった。でもたくさん書き留めたい文章があって、読んで良かったなと思いました。
    自分と違うタイプだと思っていたけど、色んな過去を経てこの考えになっているのか、とか、あ、私もそれ一緒!とか。たくさん山本文緒さんのことが知れてよかったです。

    0
    2026年03月07日
  • 絶対泣かない

    Posted by ブクログ

    本編は正直そこまで(不倫とかの描写がちょっと不快…)だったんだけど、仕事に不満ばっかり言ってる私はあとがきで号泣した

    0
    2026年03月07日
  • プラナリア

    Posted by ブクログ

    事情があって無職の女性達を描く短編集。
    直木賞受賞作。

    プラナリア
    ネイキッド
    どこかではないここ
    囚われ人のジレンマ
    あいあるあした

    読書家のお友達のおすすめで読んでみました。とっても面白かった。『ネイキッド』と『どこかではないここ』がお気に入り。

    また時間をおいて読んでみよう。
    その時々で響く箇所も違うだろうし、理解も深まりそう。

    0
    2026年03月07日
  • きっと君は泣く

    Posted by ブクログ

    キレイともて囃されてきた椿。祖母の過去から
    自身の穿った気持ちへ更にグンゼとの関係。
    なんで自暴自棄?みんな幸せになろうよ!
    切な過ぎる。最後まで願わくば、みんな幸せになってほしい!そして真実は?

    0
    2026年03月06日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    著者が最期に遺した闘病記。
    穏やかに暮らしていた日常の先に膵臓癌が発覚した時点でステージ4b。余命を告げられてからの数ヶ月が、淡々とした日記の形で綴られます。
    日付が進むごとに、病の重さと時間の切実さが静かに迫ってくる。

    巻末の解説にもある通り、通常、闘病記というものは読み手が書き手に対して「頑張れ」「負けるな」とエールを送りながら読むものだと思っていました。
    しかし、この作品は全く逆でした。書き手である山本文緒さんが常に読み手を気遣い、不快な思いをさせないよう細心の配慮を尽くしている。
    そこには、私たち読み手に対する「生きてほしい」という強い願いがまざまざと溢れており、その慈しみ深さに言葉

    0
    2026年03月02日