山本文緒のレビュー一覧

  • 恋愛中毒

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    一人間として接すると、普通の人なのに恋愛になると一気に普通という仮面が剥がれ落ちる人、いるよね。素直に愛を求めすぎる姿がいたたまれないけど、読んでて面白かった

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    2026年06月22日
  • 恋愛中毒

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     人を愛しすぎない。諦めたものをもう追わないと誓ったはずなのに繰り返してる女の人生が描かれている。
     人を好きになるってなんだろうか。結局会わなくなるとつらかった思い出が薄れて、楽しかった思い出がかおり出してしまって、元に戻ってしまう。そういうのを何回も経験するのが恋なのか。

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    2026年06月19日
  • ばにらさま

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    菓子宛とバヨリン心中、子供おばさんが特に好きだった。菓子宛にある1つの仕掛けがわかった時なるほど〜〜と納得する反面、考えさせられるような。
    バヨリン心中は全体的に好みの雰囲気だった。上手く行きすぎないけれど、確かにそこに感情があるような関係性の終わりが好きだ。すごく良い。
    子供おばさんはもっと壮絶な話ではないかと身構えて読んだけれど1番余韻に浸れた。良い〜〜‼️

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    2026年06月18日
  • 恋愛中毒

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    初めて読んだ山本さん。中毒といって良いのかはわこらないけど、こういう不器用な人っているよなぁと思ってしまう。それほど良く描かれた主人公、水無月さん。みんな幸せになりたいだけなのにね。それが難しい。

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    2026年06月18日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    山本文緒さんのエッセイ。死ぬ間際まで書かれて小説家魂を感じた。意外と人間死ぬ間際まで元気なんだなと思った(辛い部分は書いてないだけかもしれないが)

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    2026年06月13日
  • なぎさ

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    冬乃のうじうじしている部分にイラつくし、川崎くんのしょうもなさにはびっくりする。百花はなぜ川崎くんと付き合ったのだろうか。好きになれる登場人物はいなかったけど(所さんは良かったが)、どのキャラにも自分にある部分があり(自分自身もしょうもないし、ウジウジしてるところはある)憎めない。良くも悪くも家族の繋がりを感じる物語だった。冬乃にとって菫は自慢の妹で、良いお姉ちゃんだなぁと少し羨ましく思った。私も妹がいるけれど、悲しいかな、全然好きにはなれないので。
    ストーリー展開が秀逸でさすが山本文緒さん!と唸る。

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    2026年06月12日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    本当に書くために生まれてきた方なんだろうなぁ。こんな間際の際まで読み手を不快にさせないプロ意識が凄い。新作のアイデア、気になる。読みたかったなぁ。
    「私はこんな日記を書く意味はあるんだろうか」と何度も問いかけているけれど、「めちゃくちゃ意味ありますよ!!」と今は亡き著者の手を取って叫びたい。
    既読の「ばにらさま」はこんな最中に作られた本だったのか…と知って、驚き。また再読したい。

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    2026年06月06日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    うつではないけど、その入り口に立っている自分には共感できるところが多かった一冊。

    「結婚生活が窮屈なわけじゃないけれど、やっぱり一人はのびのびする」という一節には特に共感。夫のこと好きだし、一緒にいると楽しかったり心強かったり、なくてはならない存在なんだけど、たまに一人になりたくなる。我が家の場合はきっと夫もそうなんだと思う。

    そして「頑張って休む」ことが大事ということ。今まさにそうしなければならない状況なので…頑張ります!休みまくります!

    山本文緒は作中で述べているように記録魔らしい。私もです。彼女は「過去に見出しをつける」と表現しているけれど、そう、ブックマークをつけるというか付箋をつけていくような感覚なのよね。それが私も今はほとんど日記はつけられなくなったので、代わりにメモ書きまくってる。これを書くことすらつらくなったら相当ヤバい状況なんだろうな…

    ちなみに山本文緒については『きらきら星をあげよう』という作品を読み、あとがきで「普段と違う作風でびっくりしたでしょ、勘違いして読んだ人ごめんなさい」と書いてあり、私はそれなりに楽しく読んだので謝られたことがショックで、しばらく手に取ることのなかった作家さん。『無人島のふたり』を昨年読み、つらいのに読ませる日記だなと思い記憶に残っていた。小説が苦手な今、「日記エッセイ」でググったら出てきたものを読みました。まさに今の自分にリンクしていて…

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    2026年06月05日
  • プラナリア

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    身体を抉られる病、突き付けられた離縁、多忙を極める主婦業、愛とリアルの天秤、庇護から虜へ。平凡な境遇に不運が訪れ、屈折する。25歳、36歳、43歳、25歳、36歳。順におかれる5人の架空の人物。観察する立位置から、自らの陰をみる。物語が終わっても、ゴールには到着しない。見えないところで彼らの生活が続いてるのを感じる、今過ぎていくこの日常と共に。…「無人島の二人」を綴り、去ってしまった作者。どんな小説を書いていたのかが気になり、手にした一冊。裏切らなかった。何か寂しく、どこかが悲しい、その世界が後を引く。

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    2026年06月04日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    てっきり、恋愛はもう辞めようときっぱり諦めきれた水無月さんの回想を振り返りながら未来を前向きに生きていく話かと思いきや。
    中毒症状って抜けられないもんだよね。と頷いてしまう終わり方に、裏切られたというか結局先生も同じ人なんだろうね、と思った締めくくり方でした。

    先生の周りの女性たちが、先生を利用して自分を見失わないように別の手網も握っておく、不安を分散させて依存しすぎないように、毒を用法用量守っているのに、水無月さんは脳内では大丈夫と思いながらもじわじわと狂気へ蠢いている様子が面白かった。人は見かけによらないし、というか元より水無月さんは狂気であった。

    なんでそんなこと、を思ったら実は過去では_なんてカミングアウトされたらとてもとてもびっくりしながら面白い!と思いつつ、
    自分の中にもこんな狂気があるんじゃないの、と過去の恋愛や言動を振り返りながら、感想に纏められていた「まるで自分のことかと思った」と共感する女性の一人なのかも…しれない…とワナワナ。

    最近すごく興味があるのは自他境界について、
    やっぱり他人の問題とか他人の機嫌を自分が悪いと自責しすぎる、とかそういった自分がどうにもならない問題を引っ張られすぎてしまうと、自分の軸が分かんなくなってしまうのだろうな。

    結構、水無月さんは他責であると言われていて、
    先生に逆恨みだと言われた場面では私もギクリと思う節があって、自分で環境を切り開いていくことを諦めて流されてそんな感じでゆるりと生きてきているからなのだろうな。

    今からでも間に合う、隠れた他責に脳みそが支配される前に私がこうしたい!と思える環境へ身を移動するのが最善だろう。

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    2026年06月02日
  • ばにらさま

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    ばにらさまがいちばん好きだった!!!
    どのお話も結末がちょっとしっぽりする感じ
    三宅さんの解説もこの本の魅力を倍増させてて良かった〜

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    2026年05月31日
  • 恋愛中毒

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    ????bleで。
    最後え?っていう展開でおもしろかった。
    最初から少し聴き直した。
    恋愛中毒…わかるなぁとも思う。
    今はそんなことないけど、
    若い時の私は少し近いところもあったかも…

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    2026年05月29日
  • ばにらさま

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    表題作「ばにらさま」ほか短編6編
    短編なのに読み応えがあった

    「子どもおばさん」
    47歳で亡くなった中学時代の友人が私に遺したもの⋯の話がよかった

    作家自身もそう感じてたのかな、と思って自分の心にもズシッっときた

    ーー答えのでないことを抱えて歩き回り、幼稚さや身勝手さは子どものままで、根本的に自分の中身は何も変わってなくて、だけど日常はいつも通り休まずとめどなく続く、、。
    何も成し遂げた実感もなく、中途半端なままーー

    大人になり切れなくて、可愛いなんてものはないと自嘲し、繰り返す日常を倦まずに送り続ける
    多分私だってそんな風に生きていくんだろうな、と思った

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    2026年05月26日
  • 絶対泣かない

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    悩みに悩んで買ったけど買ってよかった本。
    短編集でサラッと読める割に、印象深く残ったフレーズがいくつかあって、また読み返したいなとも思った。こんなに前に出版された本だったとは……!

    心に残ったところ、書いておく。↓↓↓

    仕事をするということは、遊びとは違うのだ。
    厳しくて当たり前なのかもしれない。自信をなくし、また違う形の自信を取り戻す。そうして進んでいくものなのかもしれない。
    人は幸福なときはそれには気づかず、いつもなにかの不満を口にしてしまう。

    もし、あなたがあなたの仕事が嫌いだとしたら、それがどんなつまらない仕事でも、それをつまらないと思っているのはあなた自身です。つまらない仕事を選んでいるのもあなたで、でもそのつまらない仕事でお給料をもらって自分を食べさせているのなら、一見華やかそうでも、誰かから扶養されている人よりは何倍も自由であることを、時々は思い出してください。
    どうか、あなたがあなたの仕事を好きになれますように。


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    2026年05月24日
  • プラナリア

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    絶妙なバランス。なんとなくみんな主人公弱ってるけど、それぞれ諦めるとこは諦めたり、譲れないところは頑固だったり、なんとなく男に頼っていたりもして、完璧じゃないし、そこまで堕落的でもない。読みやすくて人の日常を少し覗いてる感じで、こういう生き方もありなのか...なんて思ったり。特にネイキッドが好きだった。

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    2026年05月23日
  • ばにらさま

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    初めての山本文緒さん、6つの短編が収録されていました。

    ばにらさま
    わたしは大丈夫
    菓子苑
    バヨリン心中
    20×20
    子供おばさん

    「ばにらさま」と「わたしは大丈夫」がお気に入りでした

    仕掛けがある作品もあり、気がついたときにはとても驚き!知らないうちに先入観をもって読んでいることに気づかされました

    文章は静かでさらっとした読み心地でしたが、内容は鋭いものでした

    「ばにらさま」の僕と恋人の気持ち、「20×20」のラストの主人公の気持ちなど人の複雑な心情が書かれており、読後じっと考えてしまう…。説明しようとしても難しい、一言では言い表せない気持ちが書かれていました。

    解説は三宅香帆さん!日常や生活の中の光という視点がわたしには全くなかったので新鮮でした

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    2026年05月20日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    中学生くらいだったか、山本文緒さんの小説を本で買った時のことを思い出した。読みやすくて好きだなと思った。当時はほとんど読書をしない子だったが、なぜかその本は自分で選んだ本だった。
    この本を読んでまず、文緒さんと夫さんの関係が素敵だなと思いました。支えてくれる方がいて幸せだなあと。
    自分の余命が分かることは良いことなのか、まだ正直分からない。
    最後の角田さんの解説は、ボロボロ泣けて角田さんと同じ気持ちでした。

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    2026年05月05日
  • 絶対泣かない

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    今の私にとても響いた。
    女性のお仕事のあれこれが書かれている。

    1998年に書かれた本だが、その当時は山本文緒さんのような考えで仕事をしていた女性は少ないのではないだろうか。
    令和の今文庫化された理由がよくわかる。

    あとがきの文章がとても良いのでメモ。

    どうして働いているのか。
    何が欲しいのか。
    あなたはいったいどうしたいのか。
    私は時折自分に問うようにしている。

    あなたの仕事が嫌いだとしたら、それがどんなにつまらない仕事でもそれをつまらないと思っているのはあなた自身です。
    誰かから扶養されている人よりは何倍も自由であることを時々思い出してください。
    あなたがあなたの仕事を好きになれますように。

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    2026年04月28日
  • きっと君は泣く

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    山本文緒さんの本大好きで、
    いつか全ての作品を読み終えてしまう時が来るのかと思うと寂しくて、大事に読んでいる。

    椿は、嫌な女だけど、
    なんだか放っておけなくて真っ直ぐな人。
    破天荒な人生を覗き見する読書時間がとても非日常的でどっぷり没入できた。

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    2026年04月27日
  • きっと君は泣く

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    主人公の椿は、自分が美人であることを鼻にかけ、次々と色々な男性と関係をもつ。同性に対しても辛辣な言葉を投げつける強気な女性。ドキッとさせられた椿の父親の正体と、父親と祖母の関係。どんどん先へ読みたくなる内容。

    この小説を最後まで読むと、椿はそんなに悪い女性ではないなあって思える。山本文緒さんは、女性の心根の汚い部分もオブラートに包まず書ききって、最後には女性の良いところもそっと忘れずに書いてくれる。優しい。

    いいなぁ、山本文緒さん。早く亡くなってしまって、本当に残念。

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    2026年04月20日