山本文緒のレビュー一覧

  • プラナリア

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    プラナリアとネイキッドが特に印象的だった。

    「プラナリア」
    手術が終わって、転移の可能性も低い、もう終わったことだと他人に言われても、病気で失ったものや受けた傷は今も続いていてまだ終わっていないんだっていう感覚が、今の自分にもあてはまるものですごく共感できた。病気は治っても失ったものの重みは背負い続けないといけない。それが辛い。

    「ネイキッド」
    一生懸命真面目に生きてきたのに、無職になって自分が急に惨めになったような感覚、これまで積み上げてきたものは何だったんだという感覚が痛いほどわかる。
    「傷が治ったら立ち上がらなくてはならないのが人間だ。それが嫌だった。」ってフレーズには、暇だけど波風

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    2026年03月09日
  • 日々是作文(ひびこれさくぶん)

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    10年間の山本文緒さんのエッセイ集。
    10年間とあるように、とても長かった。でもたくさん書き留めたい文章があって、読んで良かったなと思いました。
    自分と違うタイプだと思っていたけど、色んな過去を経てこの考えになっているのか、とか、あ、私もそれ一緒!とか。たくさん山本文緒さんのことが知れてよかったです。

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    2026年03月07日
  • 絶対泣かない

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    本編は正直そこまで(不倫とかの描写がちょっと不快…)だったんだけど、仕事に不満ばっかり言ってる私はあとがきで号泣した

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    2026年03月07日
  • プラナリア

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    事情があって無職の女性達を描く短編集。
    直木賞受賞作。

    プラナリア
    ネイキッド
    どこかではないここ
    囚われ人のジレンマ
    あいあるあした

    読書家のお友達のおすすめで読んでみました。とっても面白かった。『ネイキッド』と『どこかではないここ』がお気に入り。

    また時間をおいて読んでみよう。
    その時々で響く箇所も違うだろうし、理解も深まりそう。

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    2026年03月07日
  • きっと君は泣く

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    キレイともて囃されてきた椿。祖母の過去から
    自身の穿った気持ちへ更にグンゼとの関係。
    なんで自暴自棄?みんな幸せになろうよ!
    切な過ぎる。最後まで願わくば、みんな幸せになってほしい!そして真実は?

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    2026年03月06日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    著者が最期に遺した闘病記。
    穏やかに暮らしていた日常の先に膵臓癌が発覚した時点でステージ4b。余命を告げられてからの数ヶ月が、淡々とした日記の形で綴られます。
    日付が進むごとに、病の重さと時間の切実さが静かに迫ってくる。

    巻末の解説にもある通り、通常、闘病記というものは読み手が書き手に対して「頑張れ」「負けるな」とエールを送りながら読むものだと思っていました。
    しかし、この作品は全く逆でした。書き手である山本文緒さんが常に読み手を気遣い、不快な思いをさせないよう細心の配慮を尽くしている。
    そこには、私たち読み手に対する「生きてほしい」という強い願いがまざまざと溢れており、その慈しみ深さに言葉

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    2026年03月02日
  • 絶対泣かない

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    Podcast「真夜中の読書会」で紹介されていたのをきっかけに手に取った短編小説集。
    1話がすごく短いからスキマ時間にサクサクと読み進められるのに、心に刺さる言葉や考え方がたくさん詰まっていた!仕事や人間関係に悩んだら、付箋を貼った名言たちを読み返そう。

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    2026年02月26日
  • あなたには帰る家がある

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    良かった。山本文緒さんの作品にはやっぱり共感する部分が多い。それも主人公にだけではなく、全ての登場人物に。

    最後は離婚したらスッキリすると思ったけど、そうではないところも現実的。

    仕事をすることと家庭を守ること。どちらに行ってもやっぱり不満は出るよね。ぴったりハマって納得することは無いんだろうね。

    出産育児を理由に仕事を辞めたい気持ちもわかるし、それはそれで自分の能力が無駄になってる気がする焦りもあるだろうし、主婦の人付き合いも仕事のうちだけど面倒だし、何も考えずに責任を取らずに従いたい気持ちも、家族を守りたい気持ちもそれに対する重圧感も…

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    2026年02月23日
  • 絶対泣かない

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    大人になるということは
    泣きたいときに号泣する
    怒りたいときに激怒する
    大笑いしたいときに爆笑する
    その権利を失うことかもしれない
    経験が自由を奪う
     
    作者は本音を描くのが上手いと思う

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    2026年02月18日
  • ばにらさま

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    ネタバレ

    山本文緒最後の作品集、刊行は最後で長編「自転しながら公転する」より発表は前の作品ばかりを収録しているとのこと。

    どの作品も、今っぽい人間関係の屈折を抱えた主人公の日常を描き、読み進めていくうちに感じた違和感が実は…みたいな仕掛け(ミステリーと言うほど明確ではないにせよ)が、キモ面白い。

    表題作のばにらさま、女性に限らずちょっとヒエラルキー高めのモテ人なら、滑り止め抑えてもっとエエ相手を探すなんてのは、今時普通なんだろうな。

    筆の冴えは完璧、まさに全盛期の勢いを感じるのに、あまりにも早いご逝去が、残念でならない。まだまだ面白い小説が書けただろうになぁ…改めてお悔やみ申し上げます。

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    2026年02月14日
  • プラナリア

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    囚われ人のジレンマのケーキ等分に例えた締めくくりとあいあるあしたの娘の髪の毛を切るシーンが個人的にすごく好き。

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    2026年02月13日
  • そして私は一人になった

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    2026.1
    "耐えられないのは、一人になりたい時に一人になれないことだ"

    とてもわかる。
    ずっと一人も不安で寂しく思う時もあるけど、誰かがずっといたり、大勢でいるのはやっぱりちょっと疲れてしまう。
    人が嫌いなわけではないけど、好きでもないんだなー。

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    2026年02月11日
  • ブラック・ティー

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    平成や昭和を感じる様々な女を巡る物語の短編集
    表題の「ブラックティー」もなかなかぶっとんだ
    話だったけれど、今の時代ももしかしたらというか
    絶対ありそうな気がしてる。
    推し活のために娘の貯金を使い切った話も、
    思いのほかよかった。

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    2026年02月07日
  • ファースト・プライオリティー

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    5ページ程の短編で読み応えはないが、相変わらず山本文緒の小説は楽しい。一番印象に残ったのは「初恋」という話。

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    2026年02月05日
  • きっと君は泣く

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    分かりやすく嫌な女で全く共感出来ないけど、何故か椿のことは憎めなかった。
    後半の怒涛の展開がすごい。憧れのおばあちゃんが、雛子が、グンゼが、と次々にいろんなことが起こって驚きの連続。最後もちょっと意外だったな〜。

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    2026年02月02日
  • ブラック・ティー

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    誰もが心の底にある嫌な部分…
    ゾッとしながらも、もしかしたら私にもこういう思いあるのかもと想像してしまいました。現実とは程遠い物語なのに胸がぎゅっとなりました。

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    2026年02月01日
  • そして私は一人になった

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    私もこんなふうに日記を書いてみたいなーなんて影響の受けやすい自分は思ったり。私も独身のままでいそうだなと常々思っていて手に取った本だったけれど、そのヒントが優しい言葉で散らばっていた気がする。山本さんの本をもっと読んでみたくなった。

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    2026年01月29日
  • きっと君は泣く

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    作中の登場人物に憑依したかのように不愉快になったりイライラしたり。
    そんな力量の作家がもういないと思うとツラい。

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    2026年01月28日
  • プラナリア

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    最初の2編を読んで、「続きは?!」と声にしてしまったが、続きはプラナリアのように読み手が独立して考えて良いよというメッセージなのかな?と思いました。主人公の女性たちは制約のなかでも意志を持って自由に生きてきていいな〜と思った。私は普段なんの背景も知らないのに人に対して適当なこと言わないように気をつけているけど、この本の中の(主人公以外の)登場人物は勝手なこと言い過ぎでちょっと嫌んなった。
    「あいあるあした」好きな回だった。

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    2026年01月28日
  • ブルーもしくはブルー

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    【記憶に残ったフレーズ】
    ないものねだりなのだろうかと、蒼子は思った。余るほどの自由があれば心の拠り所が欲しくなり、強く愛されればそれは束縛に感じる。
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    いったい、自分は何のために生まれてきたのだろうと思った。もう片方の自分を殺すために生まれたのではないはずだ。いったい自分はどこから来たのか。何をするためにここにいるのか。

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    2026年01月17日