山本文緒のレビュー一覧

  • 恋愛中毒

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    ????bleで。
    最後え?っていう展開でおもしろかった。
    最初から少し聴き直した。
    恋愛中毒…わかるなぁとも思う。
    今はそんなことないけど、
    若い時の私は少し近いところもあったかも…

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    2026年05月29日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    旦那と離婚して創路に尽くし依存する水無月のお話だった。
    ファンだった創路のもとで働き始めて依存している事実に目を背けながら創路に相手してもらえるように尽くし、他責でありながらだんだん狂気的になる水無月の姿は思うところがあった。
    水無月が嫌がらせをして執行猶予になっていたこと、創路の娘の奈々を閉じ込めたこと、同僚の井口のストーカーに連絡先を教えたこと、創路がまだ会いにくることなど最後の引きずり方にタイトルを感じた。

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    2026年05月28日
  • ばにらさま

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    表題作「ばにらさま」ほか短編6編
    短編なのに読み応えがあった

    「子どもおばさん」
    47歳で亡くなった中学時代の友人が私に遺したもの⋯の話がよかった

    作家自身もそう感じてたのかな、と思って自分の心にもズシッっときた

    ーー答えのでないことを抱えて歩き回り、幼稚さや身勝手さは子どものままで、根本的に自分の中身は何も変わってなくて、だけど日常はいつも通り休まずとめどなく続く、、。
    何も成し遂げた実感もなく、中途半端なままーー

    大人になり切れなくて、可愛いなんてものはないと自嘲し、繰り返す日常を倦まずに送り続ける
    多分私だってそんな風に生きていくんだろうな、と思った

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    2026年05月26日
  • 恋愛中毒

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    よい意味で期待を裏切る展開も多く、最後らへんで核心を突いて来た時は、なるほど!と思えて面白かった。ただ終わり方は個人的には好きではない。出てくる人が基本的に全員やばいやつだし

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    2026年05月25日
  • 絶対泣かない

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    悩みに悩んで買ったけど買ってよかった本。
    短編集でサラッと読める割に、印象深く残ったフレーズがいくつかあって、また読み返したいなとも思った。こんなに前に出版された本だったとは……!

    心に残ったところ、書いておく。↓↓↓

    仕事をするということは、遊びとは違うのだ。
    厳しくて当たり前なのかもしれない。自信をなくし、また違う形の自信を取り戻す。そうして進んでいくものなのかもしれない。
    人は幸福なときはそれには気づかず、いつもなにかの不満を口にしてしまう。

    もし、あなたがあなたの仕事が嫌いだとしたら、それがどんなつまらない仕事でも、それをつまらないと思っているのはあなた自身です。つまらない仕事を

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    2026年05月24日
  • プラナリア

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    絶妙なバランス。なんとなくみんな主人公弱ってるけど、それぞれ諦めるとこは諦めたり、譲れないところは頑固だったり、なんとなく男に頼っていたりもして、完璧じゃないし、そこまで堕落的でもない。読みやすくて人の日常を少し覗いてる感じで、こういう生き方もありなのか...なんて思ったり。特にネイキッドが好きだった。

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    2026年05月23日
  • ばにらさま

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    初めての山本文緒さん、6つの短編が収録されていました。

    ばにらさま
    わたしは大丈夫
    菓子苑
    バヨリン心中
    20×20
    子供おばさん

    「ばにらさま」と「わたしは大丈夫」がお気に入りでした

    仕掛けがある作品もあり、気がついたときにはとても驚き!知らないうちに先入観をもって読んでいることに気づかされました

    文章は静かでさらっとした読み心地でしたが、内容は鋭いものでした

    「ばにらさま」の僕と恋人の気持ち、「20×20」のラストの主人公の気持ちなど人の複雑な心情が書かれており、読後じっと考えてしまう…。説明しようとしても難しい、一言では言い表せない気持ちが書かれていました。

    解説は三宅香帆さ

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    2026年05月20日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    中学生くらいだったか、山本文緒さんの小説を本で買った時のことを思い出した。読みやすくて好きだなと思った。当時はほとんど読書をしない子だったが、なぜかその本は自分で選んだ本だった。
    この本を読んでまず、文緒さんと夫さんの関係が素敵だなと思いました。支えてくれる方がいて幸せだなあと。
    自分の余命が分かることは良いことなのか、まだ正直分からない。
    最後の角田さんの解説は、ボロボロ泣けて角田さんと同じ気持ちでした。

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    2026年05月05日
  • 絶対泣かない

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    今の私にとても響いた。
    女性のお仕事のあれこれが書かれている。

    1998年に書かれた本だが、その当時は山本文緒さんのような考えで仕事をしていた女性は少ないのではないだろうか。
    令和の今文庫化された理由がよくわかる。

    あとがきの文章がとても良いのでメモ。

    どうして働いているのか。
    何が欲しいのか。
    あなたはいったいどうしたいのか。
    私は時折自分に問うようにしている。

    あなたの仕事が嫌いだとしたら、それがどんなにつまらない仕事でもそれをつまらないと思っているのはあなた自身です。
    誰かから扶養されている人よりは何倍も自由であることを時々思い出してください。
    あなたがあなたの仕事を好きになれま

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    2026年04月28日
  • きっと君は泣く

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    山本文緒さんの本大好きで、
    いつか全ての作品を読み終えてしまう時が来るのかと思うと寂しくて、大事に読んでいる。

    椿は、嫌な女だけど、
    なんだか放っておけなくて真っ直ぐな人。
    破天荒な人生を覗き見する読書時間がとても非日常的でどっぷり没入できた。

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    2026年04月27日
  • きっと君は泣く

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    主人公の椿は、自分が美人であることを鼻にかけ、次々と色々な男性と関係をもつ。同性に対しても辛辣な言葉を投げつける強気な女性。ドキッとさせられた椿の父親の正体と、父親と祖母の関係。どんどん先へ読みたくなる内容。

    この小説を最後まで読むと、椿はそんなに悪い女性ではないなあって思える。山本文緒さんは、女性の心根の汚い部分もオブラートに包まず書ききって、最後には女性の良いところもそっと忘れずに書いてくれる。優しい。

    いいなぁ、山本文緒さん。早く亡くなってしまって、本当に残念。

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    2026年04月20日
  • みんないってしまう

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    最近、いつか来る別れを考えて夜な夜な涙することが増えてしまった。
    両親、夫、友人、推し。
    今は進んでいるようで、進むということは終わりに向かっていく。

    みんな、いってしまう。

    本作のタイトルは、なぜ平仮名の「いってしまう」なのだろうか。解説を読んで、その対象が「人」だけではないと気付かされた。
    行く、往く、逝く。
    失われた感情や、かつての生活。物語には、物悲しさと懐かしさ、そして孤独が静かに漂っている。

    たった1話20ページにも満たない短編集なのに
    そこに映し出された心情には、
    人が簡単には言語化できない絡まった心情を、一本ずつ解いて丁寧に解いて整理されている。

    こんなに丁寧に、人間の

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    2026年04月15日
  • プラナリア

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    第124回直木賞受賞作

    何かしらの理由や事情で働けない、
    働きたくない/自立できない人達の5つの短編集

    齢を重ねると内面的な基盤も固まる
    そしてそれは様々な理由から崩れ、
    容易に修復出来るものでもない

    欠けたものを直そう、埋めようと足掻き、
    それを他者にぶつけてしまう
    世の生きづらさと
    著者特有のリアルな描写が相重なり
    深く考えさせられた

    【プラナリア】
    表題作。20代で乳癌になり、切除した女性の話
    その若さで女性のシンボルとも言える
    胸を失う事は計り知れない
    自暴自棄にもなる
    誰も悪くない

    【ネイキッド】
    2番目に好きかな、ほんとドラマを見てるようだった

    【どこかではないここ】

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    2026年04月13日
  • 絶対泣かない

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    幼い頃、バカにしていた相手が上司に。自分を羨んでいたことを告白されるが、実は自分も同じ思いを持っていた。登場人物達はしんどい中でもほんの少し前を向く。等身大のエピソードが多く、誰もが自分の気持ちが映し出されたストーリーに出会えそう。

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    2026年04月06日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    人生の憂鬱期に読む鬱小説より面白いエンターテインメントは無い。
    一人ではなく、仲間になった気分になった。
    ありがとう、山本先生

    また、山本先生の本に編み物をする女性がたまに出てくる理由も知った。やってたのね。

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    2026年04月04日
  • 群青の夜の羽毛布

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    毒親小説なんでしょうけど、1996年当時はおそらく「毒親」という言葉はまだ出てないはずなので、その先駆け的1冊では。実際そうらしい。

    書体が2パターンあって、片方は誰かがカウンセリングを受けている時の独白。もう片方が本文です。この告白は誰によるものなのかなぁと考えながら読み進める形なので、ミステリー要素もありました。私は全然気づかなかった。

    ちなみに、主人公の名は「さとる」。妹が「みつる」。さとるはみつるの姉。姉妹です。さとるの恋人は鉄夫。

    性への偏見から来る叙述ミステリーかと思い読み始めた自分は大間違いで、その性と名前のポイントは話の本筋には関係がないしネタバレでもないので、すんなり読

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    2026年03月23日
  • プラナリア

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    ネタバレ

    目次
    ・プラナリア
    ・ネイキッド
    ・どこかではないここ
    ・囚われ人のジレンマ
    ・あいあるあした

    世の中にはこんなにイタイ人があふれているのか、と思ってしまうほど、どこにでもいそうなありふれたイタイ人の話。
    自分しか見えない、自分をも見えない。
    行きどまりではないはずなのに、どこへもいけない。

    乳がんの手術後仕事を辞め、何をする気も起きずに日を送る25歳の春香が主人公の『プラナリア』。
    焦燥感と自己憐憫に囚われ、何をする気も起きない春香。
    気持ちはわからないでもないけれど。
    乳がんだけではなく、病気って予後も大切なのだ。

    病気は異常事態、手術も体を切り刻むのだからもちろん異常事態。
    それを

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    2026年03月15日
  • 絶対泣かない

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    仕事で辛いことがあると、「自分だけが辛くて周りの人はみんな幸せに生活している」、そんなふうに思ってしまうことがある。どんな経験をしても、やっぱり自分のことばかり考えてしまうのだけれど、この小説を読んで数パーセント、ほんの僅かでも気持ちが異なる方向に向かって進み出した気がする。

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    2026年03月14日
  • ばにらさま

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    初読みの作家さん
    小説としては遺作となる6つの短編集

    どの話ももの凄いリアリティを感じた
    三宅香帆さんの解説を読んで、成程〜と納得
    あと、凄く文学的だとも感じた

    【菓子苑】
    いや〜、巧いなぁと感嘆した

    【バリヨン心中】
    3.11の話があり、偶然にも
    読み始めたのが同じ日
    数ある積読からそれを選んで読んだのに
    なにか運命めいたものを感じた

    【子供おばさん】
    病気が発覚する前に執筆されたもの
    だとおもうけど、こうして読むと
    感じるものがあるなぁ…

    他の作品も読みたくなった!

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    2026年03月12日
  • プラナリア

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    プラナリアとネイキッドが特に印象的だった。

    「プラナリア」
    手術が終わって、転移の可能性も低い、もう終わったことだと他人に言われても、病気で失ったものや受けた傷は今も続いていてまだ終わっていないんだっていう感覚が、今の自分にもあてはまるものですごく共感できた。病気は治っても失ったものの重みは背負い続けないといけない。それが辛い。

    「ネイキッド」
    一生懸命真面目に生きてきたのに、無職になって自分が急に惨めになったような感覚、これまで積み上げてきたものは何だったんだという感覚が痛いほどわかる。
    「傷が治ったら立ち上がらなくてはならないのが人間だ。それが嫌だった。」ってフレーズには、暇だけど波風

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    2026年03月09日