山本文緒のレビュー一覧

  • ファースト・プライオリティー

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    あるとあらゆる人の「きらきら」した人生の短編を描く山本文緒さん。私はこの人の短編がとても好きだ。それはなぜだろうと疑問に思っていたけれども、31番目の話を読んで、すとんと腑に落ちた。その覚悟、その愛、そのまっすぐさにいつも救われる。

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    2020年11月02日
  • 結婚願望

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    ネタバレ

    山本文緒さんの小説が好きで、どんなエッセイを書くのか興味があったこと、私自身があまり結婚願望がなかったので、周りの結婚願望がある友だちの気持ちを知りたいと思って読んでみた。
    読みやすく、なるほどなと考えさせられる内容だった。
    特に印象に残ったのは、「みんな結婚してるから結婚したくなる」という話や、人には恋愛体質の人とそうでない人がいて、恋愛体質の人は結婚しても安定した幸せに飽きてしまい、また恋愛に走ってしまうので、恋愛体質でない人の方が意外と結婚が長く続く、という話。

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    2020年09月06日
  • ひとり上手な結婚

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    ネタバレ

    山本文緒さんの文章は正直で、読んでいて気持ちが良く、伊藤理佐さんの漫画はとにかく楽しい。読んでいて幸せな気分になれる良い本!

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    2020年08月09日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    山本文緒さんの日記形式のエッセイ。
    一見自由に再婚生活を綴ってるようだがうつにじわじわ苦しめられる様子が書かれており
    結構読むのしんどい。
    けど山本文緒さんのことをたくさん知れるし、
    病気としてのうつの参考本としていいのかもしれない。
    読むの時間かかるししんどいけど読んでしまう。

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    2020年02月12日
  • シュガーレス・ラヴ

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    現代の人々の《病》を上手に切り取っているな、と感じました。
    特にイルカ療法が好きです。
    病を治すのは、きっと薬ばかりじゃないですね。
    人との関係性が病を治していく過程が素敵でした。

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    2019年12月20日
  • 群青の夜の羽毛布

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    家事手伝いをする24歳のさとるの門限は10時。
    それを頑なに守っている。
    さとると付き合うようになったスーパーのアルバイト店員大学生の鉄男から見たさとるの家庭は、普通ではないように思えた。

    多少の家族の秘密はどこにでもありそうですが、さとるの家庭の問題はとても深く重い。
    さとるはその被害者なのかも。
    さとるの陰湿な雰囲気も、家庭環境にありと思います。
    鉄男が救いになるのでしょうか。

    物語の後の展開を想像しても、一筋縄では行かなそうな気がします。
    みんなが今より少しでも幸せになれたらいいなと願ってやみません。

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    2019年12月13日
  • チェリーブラッサム

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    神奈川出身の作家の作品として読みました。
    母を亡くし、父・豹助と姉・花乃と3人で暮らしている中学2年生の実乃。突如、父が銀行を辞めて「便利屋」をはじめるところから物語がはじまります。

    町の困りごとを解決しながら、順調なスタートを切った「便利屋」稼業でしたが、ご近所の犬がいなくなったことから、土地の立ち退きをめぐるトラブルに発展して…⁉


    ミステリ作品として事件そのものや調査のヤマ場を楽しんで読む、という趣旨の作品ではなく、どちらかというと主人公の精神面の成長に主眼が置かれている作品だと思います。
    なかなか思うようにならない姉との関係、姉の(つくった)「いい子」の側面だけを見ていつも自分だけ

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    2019年10月29日
  • あなたには帰る家がある

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    たまたまこの本の前に読んでいたのが、
    「これは経費で落ちません 3」で...
    二冊続けてテーマは「恋愛って面倒臭い」(^ ^;

    さらに本作は、読み進むと「生活って面倒臭い」
    「人間って面倒臭い」に行き着く(^ ^;

    好きな人と一緒にいたい。
    これは人間と言うより、生物としての本能。
    でも、一緒にいると、「生活」というものが発生する。
    現代日本で「生活」するためには、お金が必要になる。
    お金を得るためには「仕事」をしなければならず、
    仕事と「生活」のバランスを取ろうとあっぷあっぷしてると、
    「好きな人と一緒にいる」喜びが蔑ろにされ...

    そうか、金が無いと暮らしていけないのが悪いのか(^

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    2019年11月05日
  • ファースト・プライオリティー

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    36

    内容的にはすごい面白かった けど
    最優先なことを他人から見れば気にならないくらい気ままに生きれるのがかっこよくて羨ましくもあり妬ましかった

    こんなに読まない間もモヤついた話は初めて

    20190510

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    2019年05月11日
  • あなたには帰る家がある

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    ネタバレ

    ドラマ後の読破。ドラマの印象が強かったんですが、こちらも楽しめる一冊。
    女と仕事、男と仕事、概念をはずしたら違う夫婦ができるのだろうけど。
    ラストはちょっと歯がゆいというか、微妙なところ。
    黒白のない終わりっぽく感じてしまった。
    ドラマでは離婚してたけど。
    離婚てそんな簡単じゃない。浮気男の心理ってこんな感じなんだろうな、と思いつつ読み進めた。

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    2018年09月01日
  • あなたには帰る家がある

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     普段テレビを視聴しないので、このタイトルのドラマは知らなくて、新聞でドラマ化された小説の情報を得て原作をその後、ネットでドラマのあらすじを読みました。
    小説はプロローグからクライマックスまでの過程が長く、エピローグで、どう決着するのかが楽しみの一つです。因みにTVはコメディータッチでハラハラドキドキでの連続だったようです。
    登場人物の綾子役を演じたのは、女優の「木村多江」さんでした。
    視たかったなぁ~(笑)
    偶にはこういう本も面白い。

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    2018年08月14日
  • カウントダウン

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    ネタバレ

     漫才師を目指す高校生のお話だったが、芸に取り組んでいる場面があまりなくて、期待はずれだろうかと読み進んでいたらクライマックスが素晴らしかった。ちょっと目が潤むほどよかった。

     90年代の初め頃に書かれた小説を現代風に修正したそうで、常識が今とは少し違う。好きな女の子のお父さんが、非常に暴力的で今なら大問題のレベルなのだが、しかしそんなところも微笑ましかった。

     主人公のお姉さんがグラビアアイドルで、それがひどく後ろめたい仕事のような扱いで、今ならAVになるのかなと思って読んだ。

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    2017年10月25日
  • 日々是作文(ひびこれさくぶん)

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    ネタバレ

    興味のこと、日常の生活範囲のこと、人付き合いのこと、1人が苦でなく好きなこと。
    この時期の筆者さんと年齢が近いからか、とても共感がわいてきた。
    (もちろん、異性との話など、共感できない部分もあったけれど。)
    恥ずかしながら、本業の小説の方は読んだことがないので、これを機に読んでみようかなと思う。

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    2017年10月10日
  • かなえられない恋のために

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    ネタバレ

    タイトルに惹かれて初めて読んだ山本文緒さんの本。面白かった。30才手前くらいで読んだら、響くところが違うかもしれない。

    「自分の好奇心に素直になること。持っているものを大切にすること。
    人は何事かを成すために生きてるんじゃない。何も成さなくてもいいのだ。自分の一生なんて好きに使えばいいのだ。」

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    2017年08月24日
  • 恋愛中毒

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    もう他人を愛さないと決めた水無月に小説家創路が強引に踏み込んでいく...。恋愛小説の最高傑作と聞き読んでみました。創路の愛人となった水無月が徐々に変わっていく過程は、ある意味怖いくらいで、少しづつ水無月の過去と内面が明らかになるストーリー展開も圧巻でした。書きすぎるとネタバレしちゃいそうですので、見方によっては「怖い」小説です。

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    2025年12月21日
  • 群青の夜の羽毛布

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    さっぱりした文章の中にぐいぐい引き込まれる不思議な魅力があった。
    まぁまぁ狂気に近いところを、重苦しくなく読ませる語り口。さとるやみつるのことが気になって一気に読んだ。家族の重圧、母親の支配、彼氏のぬくもり、ひたひたとそこにある呪縛。それらが、リアルにありのまま描かれている。

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    2016年10月09日
  • 群青の夜の羽毛布

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    だいぶ昔に一度読んだ小説。
    実際映画化されているのだけど、ものすごく映像化向きの物語だと改めて思った。キャラクターの立ち方とか、映像が目に浮かびやすい構成とか。恋愛小説であり、ミステリ小説であり…でもどっちでもないような、不思議な感じ。
    一人の弱い女性の自立までを描いた小説、とも言えるのだろうか。

    坂の上の家に住む身体も心も不安定な女性・さとると、ごく普通の大学生・鉄男の出逢い、そして恋愛。
    さとるは異常なまでに家に固執し、そして異常なまでに母親の存在を恐れている。それにはひとつの大きな理由があった。

    実は昔書いた物の参考にさせてもらった小説でもあって、当時の私はそれだけこの小説(というか

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    2016年01月01日
  • 落花流水

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    【落花流水】①去り行く春の風情ふぜいのこと。花は散り、水は流れ去るという意から。転じて、衰えて落ちぶれること。②男女の慕い合いのこと。花を男に、水を女にたとえて、水の流れに身をまかせたいと男が願えば、落花を浮かべたいと女も思うようになるという意から。

    お風呂場で一気読み。女性強し。登場人物の誰にも共感できないが、引き込まれてしまう。行動にはそれを裏付ける背景があるかもしれないけれど、誰もがわかる理由なんてないのだろう。自分さえも理由なんてわからない。

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    2015年03月09日
  • 落花流水

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    1人の女性を取り巻く人たちの60年間のストーリー。
    グイグイ引き込まれるのは山本文緒さんらしい。
    そして何かある女性の心理を描くのが上手い。

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    2015年02月13日
  • そして私は一人になった

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    山本文緒さんの一年分の日記。
    文緒さんの日常が垣間見える素敵なエッセイ。

    一緒に収録されているナマステクミコが面白い。

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    2015年01月17日