山本文緒のレビュー一覧

  • シュガーレス・ラヴ

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    ネタバレ

    現代人が抱える病を題材にした短編集。それら病に直接関わっていなくてもズキリと胸が痛む。個人的な感想だけど、「過剰愛情失調症」だけ異質に感じた。語り手は恋人でヒロインの独白もなし。ヒロインは二重三重の思い込みに晒され更にストレスを抱える展開ではと勝手に想像。見事。真意をお聞きしたかった

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    2022年01月01日
  • シュガーレス・ラヴ

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    様々な病気をテーマに書かれた短編集。
    骨粗鬆症や肥満、アトピー性皮膚炎、自律神経失調症など病気は多岐に渡る。

    全編を通して言えるのは「自分に嘘をつかないこと」の大切さじゃなかろうか?
    原因不明の病気や症状が出ることに、環境や自分の力ではどうしようも無い事も多々ある。
    しかしながら、自分の心に正直に生きることは自分次第でできること。

    山本文緒さんはそういった女性へのエールを込めて作品を書かれたのではないだろうか

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    2021年12月24日
  • 眠れるラプンツェル

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    専業主婦として月に1~2度程度しか帰ってこないCMディレクターとして働く夫を待つ主人公が
    隣の住人をはじめとしたマンションの住人や猫との関係を通じ、自分の人生を切り開いていくまでを描いた作品。

    主人公はどこか病んでいて病的に描かれてはいるけれど、自分を縛り付けているのは自分自身だと言うことを教えてくれる一冊。

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    2021年12月23日
  • 眠れるラプンツェル

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    ネタバレ

    山本文緒さんの書く女性主人公は
    飄々として見えて底知れない狂気を抱えていて
    目が離せなくなる

    誰かと一緒に居ても感じる孤独

    そんな気持ち誰にでもあるんだと思うけど
    どうやって折り合いつけるべきか分かない
    でも、汐美はひとつだけ明確に欲しいものがあって
    そしてこの本の展開はめちゃくちゃになって。
    なんとなくそれで私も満足した。

    生きるために死んでいたというフレーズ
    すごくすごく印象的。。。

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    2021年12月15日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    中編小説、三遍が収録されています。
    山本文緒さんは少女小説出身だとご自身で語っていますが、ちょうど私が高校生の頃好きだった作家さんです。その頃少し大人な女性に憧れていて、色々な恋愛小説や児童小説を読んでいました。

    世の中にありふれている様な普通の人間の悲しみ、予期しない人生の幸・不幸に対し、包み込んでくれる様な前向きな主人公が立ち向かうのです。タブー視される暴力描写もサラッと描いていて、それでいて淡々と、嘘は書かない現実的な文章。

    胸が温かくなります。

    此の3部作のうち、
    ネロリが好きです。働く女性を描いていたから。
    それだけでなく、懸命に生きている姉弟を見守る若い瞳。
    結婚が破談になってしまう所は感情移入し過ぎて
    涙が出てきましたが、ラストの心温ちゃんの語りで、『見ててくれる人』が認識でき、
    こちらもありがとうと、言いたくなった作品でした。

    山本文緒さん、青春を思い出しました。
    ありがとうございました。
    貴方の作品、また時期を見て読ませて下さいね。

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    2021年12月12日
  • かなえられない恋のために

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    あまり恋愛エッセイってほどではないけれど。
    女の幸せは本当に専業主婦なの?て疑問を投げかけつつ、決してバリキャリを目指せってわけでもなく。今のような時代に移り変わる過渡期の頃にちょっと波紋を投げるような物語を生み出した方って印象。

    お手紙をくれる学生は「普通のOLにはなりたくない」「普通の主婦にはなりたくない」と言う。でもきっとそのほとんどがそれ以外の何かになるために情熱やエネルギーを注げずあきらめていく。

    一方そうじゃないものになったとて、「才能があっていいね」と才能の一言で片付けられる。本当に才能があったならこんな思いはしていない。

    才能って一言を言わないように気をつけようと思った。

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    2021年11月26日
  • 群青の夜の羽毛布

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    真面目って病気だ。
    正論が人を強くするのか、弱い人が正論に縋るのか。

    山本文緒さんの作品。わたしが初めて読んだのは、「プラナリア」だった。
    2020年6月末頃のことだ。
    そして、この作品のレビューをベースに、わたしはエッセイを書いて、初めて応募した。
    そんな大きな一歩を踏み出させてくれた山本文緒さんが、とても若くして亡くなられた。
    早い。早すぎるあまりにも。
    わたしはと言えば、遅かった。あまりにも遅すぎた。彼女の作品に触れるのが。
    「自転しながら公転する」
    この作品を読んで、もっともっと彼女の作品を読みたいと思った。
    もう、今ある作品を、魂を込めて読むことしか、今のわたしにはできない。
    これではまるでゴッホじゃないか。
    悔しい。寂しい。作品は作品として残るけれど、作品だって、生き物だ。わたしはそう思う。

    この作品は1995年に単行本で出版されている。
    1995年といえば、J-POP全盛期で、とにかく毎日違う名前の歌番組が、前日と違う放送局から流れていた時代だった気がする。子どものわたしには、歌詞はあまり入ってきてなくて、だけどとにかく曲を聴いてた。
    その裏側で、この物語もひっそりと存在していた。
    とても静かに。
    毛布でくるまれて、部屋の片隅で、息をひそめて。
    毒に侵された家族を、優しく包み込んでいたのだろうか。それとも、隠していたのだろうか。
    まるで家に根が生えていて、根ごと毒に侵されているような。
    主人公の様々な心身の不調。毒親は普通、これを放っておかない。なのにそれを放っておく違和感。
    主人公目線の章にも関わらず、確実に語られていない何か。巧妙にまだ語られていない何か。
    章の冒頭で語られるカウンセリングを受けている人物の正体。
    なぜ主人公はこんなに病んでいるのか。
    なぜ恋人はこんなにケアできるのか。
    違和感の正体は、最後にどばっと、溢れ出る。
    ここまでしないと、毒親の根は切れないのか。

    みんながみんな、自分のことを罰している。
    自分が誰かにしたことの罪を、ずっと抱えている。
    それを利用する母親。抜け出せない主人公。抜け出したい妹。共依存。
    毒親に植え付けられた罪悪感という感情は、他人から受けるどんな罰よりも思い罰なのかもしれない。
    ただの「真面目な人」では済まされない程の、強すぎる正論は、人を暴走させる。
    でもなぜ。
    正論で言うならば、暴走して人を傷つける方が悪いに決まってる。
    なのになぜ、正論が勝っているのだ。
    週刊誌でプライベートを明かした方が責められていいはずなのに、プライベートを明かされた方が謝っているのはなぜなのだ。
    正論は、真面目なのは、正しいけど、どこか間違っている、狂っている。

    最近複雑な音楽が流行っている中、昔の曲、特に90年代の曲って今より単純で聴きやすい。だから歌詞もすんなり入ってきて、浜崎あゆみとか今聴くと、なんか、かなりくるものがある。
    「人を信じることっていつか裏切られ~
    はねつけられる事と同じと思っていたよ~」
    リピートしてる。「A song for XX」この曲のメロディーと歌詞の威力は結構すごい。
    なんだかすっかり90年代に侵されている。

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    2021年11月21日
  • あなたには帰る家がある

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    タイトルから不倫の話だろうなと想像はしてたけど、主要人物4人みんな想像以上に馬鹿でクソでひどい笑
    それがもうコミカルな域で、最後はもうドッカーンて感じ。
    現状に不満を持ち、ないものねだりをして、こうしたいという明確な意思もないまま、相手の気持ちを考えず自分勝手に生きた夫婦の末路を描いた小説って感じ。
    だけどエピローグで少し救いがあるというか、お互いの気持ちや立場をやっと思いやれたのはよかったかなとか。
    90年代、結婚して家庭に入るのが女の幸せで役割、働きに出るなんてもってのほか、みたいな時代に不器用ながらも自立を目指した女性の生き方は、少し応援したい部分もあった。
    馬鹿みたいな話だったけど、教訓を得た小説でもありました。うまいなあ。

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    2021年11月20日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    ○アカペラ
    ○ソリチュード
    ○ネロリ
    中編三篇

    アカペラが一番面白かった。15才の女の子とその祖父との不思議な関係、仕方ないけど儚い結末がよかった。

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    2021年11月18日
  • あなたには帰る家がある

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    【家庭と仕事、多面性、不倫】

    とにかくリアルで、あーわかる、あるよなーっていう描写の連続。
    続きが気になってどんどん読んでしまう。

    最初はすっごい魅力的に感じても、接していくうちにちょっとずつイヤなところが見えてくる。
    その逆もしかりで、イヤな奴と思ってたけど意外といいとこあったりして。

    こういう人間の多面性を分かっていると、例えば仕事しててイラッとした時も、その背景を想像したり、良い面を探したりできるようになる。

    自分は仕事をして16年ぐらい経つけど、これに気づいてからは気持ちに余裕ができて、本当にイライラしなくなったなぁ。

    不倫の是非はおいといて、心の引き出しを増やしてくれるような一冊で非常に面白かった。

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    2021年11月07日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    前半はちょっとイライラしたけど、人の優しさと文緒さんの素直さ、旦那さんの優しさが良かったです。
    頑張らないようにする、休むことを頑張る、それって難しいことだけどわたしもいま一番気をつけていることです。
    同じような悩みを抱え、闘っていたとわかってありがたかったです。
    この本を読んでる最中に訃報があり、衝撃でした。
    素敵な旦那さんがいらっしゃるので、最期まで素敵な時を過ごせたことでしょう。他の本もまだまだ読んでないので、楽しみに読んでいきます。

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    2021年11月03日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    この本は、表題作「アカペラ」、「ソリチュー
    ド」「ネロリ」の三編からなる。
    三作品に繋がりはないが、どれも少し切なく、少し特殊な家族愛を描いている。
    切なくはあるが、温かい。
    1作目を読み終え、これが一番面白いんだろうなと思い、2作目を読むと、こっちの方が好みと思い、3作目でラストに驚かされ。
    結局全て、とても良かった。
    登場人物たちの幸せを願ってしまう、素敵な作品たちです。

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    2021年10月31日
  • みんないってしまう

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    ネタバレ

    対象喪失が共通する短編集。

    絶対泣かないもそうだったけど、
    短編の中でもさらに短いような短さで
    1話はサクッと読めるのに
    この短さのストーリーに
    どうしてこんなにも揺さぶられるんだろう。

    年齢を重ねるうちに
    持ってたはずのものがなくなっていって
    知らずのうちに永遠を願って信じてた自分に
    気づいてまた苦しくなる
    そんな毎日を生きてる私に
    喪失のテーマはすごく刺さった。

    最初の裸にネルのシャツから
    読んでいてビリビリくる感じ
    誰にも言えない心の中が、
    本では言葉になっていてびっくりした。

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    2022年03月23日
  • なぎさ

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    ぐちゃぐちゃの生活や人間関係の沼みたいなものにはまり込んだ人達が沼から這い出そうともがく。
    生きていく上で抱えるモヤモヤ感に共感できるところが。そのモヤモヤを吐き出せる人や場所があることに救いを感じた。
    特に夫婦で力強く手を握る姿が印象的。

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    2021年08月08日
  • シュガーレス・ラヴ

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    ネタバレ

    20年前の小説なので、ところどころ描写が古いところがあるものの、人の気持ちはいつだろうと変わらないのだなぁと思いました。

    「秤の上の小さな子供」が1番ウッと来たかも。
    私も「愛されたい」側で、「愛す」側に辿り着ける気がしない。
    自分が好きじゃないから、誰かに好きになってほしい、大事にしてほしい。そうじゃないと、生きることもままならないくらい辛い。

    愛されたいの理由はそれぞれ大小あれど、人がほしい言葉をほしいタイミングで掛けられる人は、そりりゃあモテるよね。
    それが「愛したい」って気持ちじゃなくて、「あぁ、こういうこと言って欲しいんだな」って気持ちからでも、全然取り繕えちゃうし。
    自分が思ったから言う、とかじゃくて、相手の求めてることばかり口にするから、自分がなくなっちゃうんだろうな。

    塩梅を間違えると、どちら側になっても辛い気持ちを抱えたままになるから難しい。

    「過剰愛情失調症」はホラーかと思った(笑)
    他人に何を言われても、よっぽどのことがない限り、人は変わらないね。

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    2021年07月16日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    表題作のアカペラが印象的だった。
    驚く展開もありつつ、人間味を感じて良い。
    最後は胸の奥がぎゅーっとなった。

    他の2作も切なげな空気があるが
    悲しいお話というわけでなくなんだか良い。

    山本文緒さんははじめてだったが他の作品も読んでみたい。

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    2021年05月08日
  • 紙婚式

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    答えの出ない人生の色々
    作者から投げかけられ
    考える自分がいること
    それが心地よく読み進めることが出来る

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    2021年04月16日
  • 群青の夜の羽毛布

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    嫌な気分になる本。
    でも読み進めて行くと止まらなくなる。
    ある意味ホラーより怖いかも。
    色んな人間関係あるけれど、なんだかんだと縁が切れない家族との人間関係が一番難しいのではと考えさせられた。
    仕事が忙しい時や余裕がない時にはお勧めしにくい本です。山本文緒さんは、大人しそうだけど男性に依存したり掴み所がない女性像を描くのがとてもうまいですね。今回も唸りました。

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    2021年04月11日
  • 紙婚式

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    ネタバレ

    まず、この本が1998年、今から20年以上前に出ていたことに驚いた。確かに、それぞれの物語に出てくる生活用品(固定電話とかFAXとか)に時代を感じ、「いつの本だ?最近のものではなかったっけ?」と思って奥付を見たからこそ刊行年が分かったのだが、いつまでも、男女間、あるいは夫婦間のすれ違いや虚しさや思い違いは似たようなものだと思った。

    「ますお」に特に心を抉られた。まるで今の自分のことのようだった。主人に対する不満を抱き、それを口にするかどうか悩んでいる。私が黙って耐えていればいいのかもしれない。でも、浮気されていることに気が付いてる時点で私の心はどんどん削られていく。そんなの耐えられない。
    しかし、私は主人も我慢をしているかもしれない、とは考えられていなかった。穏やかで家事も進んでしてくれる主人が何を思っているかを考えていなかった。自分の居心地の良さや自分の思い通りに進まないことだけに目を向けるのではなく、取り返しのつかなくなる前に主人の不満や不安にも思いを巡らせようと考え直した。


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    2021年02月28日
  • あなたには帰る家がある

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    ミステリ、ミステリ、ミステリ・・・・
    と来たから、ちょっとテイストの違うものを読みたいなぁ~

    と思い、web で恋愛小説の上位を検索してみた。
    うーん、ほぼほぼ既読作品(-_-;)

    下位の方を見ていくと、知った題名だった為目についた。

    そういえば、ドラマ化されていたなぁ。
    ドラマCMで、中谷美紀が夫に言っていた文句にもの凄い共感を得て、ドラマの1話を見たのだが、あまりにもドロドロな感じで、見続けられなかった作品だった(笑)

    映像作品程、本の方が心が痛まずサクサクっと一気読み出来た。


    これは佐藤家と茄子田家のぐちゃぐちゃドロドロな話(笑)

    ねちっこい茄子田の奥さんを、ドラマでは木村多江さんが演じていたが、はまり役過ぎないか?!www
    私は一話しか見ていないから、ドラマがどうなったのかは知らないが、本を読んだら、あの女優さんなら滅茶苦茶役に嵌るだろうなぁと感じた(笑)


    佐藤秀明は住宅メーカーのセールスマン。
    妻の真弓は年上で、安全日だと騙され子供が出来て、結婚する羽目に。
    小さな女の子が一人の家庭。

    妻の真弓は、育児と家事のルーティーン、夫の理解の無さに鬱憤が溜まっていた。

    この妻の旦那への文句は、結婚して子供が居て、主婦業をする女性なら一度や二度感じたことはあるんじゃないかなぁ。
    読んでいるだけで、そーだ!そーだ!!と応援したくなるような(笑)

    私もずっと正社員で働き続けながら、二人の育児をしてきたので、ウンウンと思わず首を縦に振ってしまう場面がいくつか(笑)

    が・・・この奥さんはちょっと強烈すぎて(^-^; 
    キツすぎる(^-^; 旦那さんを追い込み過ぎる。。。
    共感できる部分もあるのだが、心は旦那さんの味方になってしまった自分が居たり(^-^;


    一方旦那さん、秀明の方は、客の妻茄子田綾子の美しさに目を奪われ、恋に落ちる。
    茄子田の夫は我儘放題、粗暴で下品、何故こんな男にこんな美しい妻が!?
    茄子田の描写は、兎に角気持ち悪い(-_-;)
    登場する度に、重苦しく嫌~な雰囲気になる。


    出てくる登場人物、それぞれが本当に自分勝手(^-^;
    ほんの少しずつ譲れたら、ここまで大事にはならなかったのに。


    ドタバタハチャメチャな話だが、この話の続編があるのならぜひ読んでみたい(笑)
    彼らは一体どんな生活をこれから送るのか。

    どこか自分とは別世界の話だったが、面白く読ませて頂きました~。

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    2021年01月31日