【感想・ネタバレ】落花流水のレビュー

あらすじ

早く大人になりたい。一人ぼっちでも平気な大人になって、自由を手に入れる。そして新しい家族をつくる。勝手な大人に翻弄されたりせずに。若い母を姉と思って育った手毬の、60年にわたる家族と愛を描く。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

久しぶりに先が気になって仕方ないと思う読書でした。

家族
一言では言い表せない複雑な関係性
小さな社会
血縁だから愛せるとは限らない

1人では生きていけない律子
手毬は1人で生きた時間が1番穏やかだったのだろうか
姫乃は義理の兄から性虐待を受けていたが本人からすると気持ちとしてはかなり複雑
グミは祖母や母、姉に比べるとまだ平穏だと思われる

余韻が残る小説

山本文緒さんの小説を読んでいこう

0
2025年08月20日

Posted by ブクログ

あらすじや表紙絵から、逆境を乗り越えて成長していくヒロインの生涯、のような朝ドラ的さわやかものを想像していたら全然違った。
いや、主人公・手毬の60年を描くと言う意味では合っているのだけど、そこはさすが山本文緒さんの小説。複雑にもつれ変わり続ける家族関係は、朝ドラよりも昼ドラに近くて、でもただドロドロしているだけじゃなくて、私はここに「人生」を感じた。
手毬とそのまわりの人物たちが互いに翻弄され影響し合う、愛というややこしいものの因縁や、血は争えないという事実の途方もなさに、時に泣き、時に笑いながら、壮大な気持ちで読み終えた。

最近は親ガチャなんてワードがあるけれど、どこでどう生まれ育ったとして、運命がどうだとして、でも人生は自分のものなんだ。
私たちはとにかくこの人生で最後まで生きていくのだから。
山本文緒さんの小説に出会えたことは、私にとってなによりの僥倖です。

らっか-りゅうすい【落花流水】
落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。時がむなしく過ぎ去るたとえ。別離のたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は落花を乗せて流れたいと思う心情を、それぞれ男と女に移し変えて生まれた語。

0
2021年12月02日

Posted by ブクログ

多分3回目

子供の頃と、20代と、30代の今読んで、読む度に違う感想になる。
誰にも、どの章にも感情移入はできなくて、読書でしか味わえない経験。

昔読んだときはマーティルがすごくかっこよく見えてたけど、今読んだら全然そんなことなかったし、
律子はあまりにも強いし、
本能的な行動力の手毬はなんだか可哀想。

とにかく奔放に生きる女たちがたくさん出てくる。

忘れることの方が幸せかもしれない

0
2024年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 祖母律子84歳、母中村手毬67歳、娘姫乃39歳ら家族それぞれ別々の人生を描いた作品。夫や同居者などを整理しながら読まないと人間関係がわからなくなるおそれがあります。手毬がアルツハイマーで入院したことで、この3人が初めて顔を合わすことに。山本文緒「落花流水」、1999.10刊行、2015.1文庫。

0
2023年05月15日

Posted by ブクログ

手毬の7歳から67歳までのお話。
10年過ぎる毎に状況が一転していて、激動の人生。

子供の頃から苦労はしてきたが、世渡り上手なのか愛され上手なのか、男性をうまいこと利用して生き延びていく手毬。
三世代の女性全員、生命力が強そう。

0
2022年06月11日

Posted by ブクログ

【落花流水】①去り行く春の風情ふぜいのこと。花は散り、水は流れ去るという意から。転じて、衰えて落ちぶれること。②男女の慕い合いのこと。花を男に、水を女にたとえて、水の流れに身をまかせたいと男が願えば、落花を浮かべたいと女も思うようになるという意から。

お風呂場で一気読み。女性強し。登場人物の誰にも共感できないが、引き込まれてしまう。行動にはそれを裏付ける背景があるかもしれないけれど、誰もがわかる理由なんてないのだろう。自分さえも理由なんてわからない。

0
2015年03月09日

Posted by ブクログ

1人の女性を取り巻く人たちの60年間のストーリー。
グイグイ引き込まれるのは山本文緒さんらしい。
そして何かある女性の心理を描くのが上手い。

0
2015年02月13日

Posted by ブクログ

散る花と流れゆく水。
落花は流水のままに流れたいと思い、流水は落花を乗せて流れたいと思う。
互いに惹かれながらも抗えない運命を思わせるこの成句のように、母娘三代の“流れ”を描く物語。

家庭や安寧の対極で生きるような女性たち。若くして娘を産み、母に育てさせた女。その娘・手鞠を中心に、1967年から2027年まで十年ごとに時代を移しながら、流れゆく様子を描きます。

自ら流れに落ちたようで流されぬ母、やがて流れに身を任せる手鞠、そして踏みとどまろうとする手鞠の娘たち。
彼女たちが求めるのは、愛か自由か。
安定の見えないその生活に耐えられる彼女たちは強いと思う。

0
2025年10月13日

Posted by ブクログ

 山本文緒作品なので一筋縄ではいかないだろうなと思いながら読み進めると案の定。幸せな家庭を手に入れたはずの手毬は、嫌悪する母親と同じ運命を辿ってしまっている自分をどう感じていたのだろうか。幼少期のマーティルはヒーローのようでとてもカッコ良かったのに、大人になった彼とのギャップが妙にリアル過ぎてそら恐ろしかった。平凡だが安定した生活に満足できず自ら投げ出してしまうという呪われた血筋。晴れやかで清々しく終わらない所が正に山本文緒ワールドな作品だった。

0
2024年08月13日

Posted by ブクログ

読みやすくてすぐに読み終えたけど…
出てくる人みんな好きになれず、共感するとこ特になく、結局何を伝えたかったのか私にはよくわからず…。

0
2023年08月27日

Posted by ブクログ

10年ずつ経過しながら進む
ひとりの女性を取り巻く人たちのお話

語り手が変わるから
人物像が立体的に見えてきて飽きさせない

なんとなく寂しさを感じるんだけど
それが山本文緒さんっぽくて
個人的には好き

過去からはじまって
10年ずつ進むから最後には現在を超えて
未来の日本の描写があるのも面白かった

0
2023年03月03日

Posted by ブクログ

ささっと読めてしまった。
そんなに簡単に家族を置いて逃げてしまえるものなのか、全然共感できなかった...。家族内の恋愛が多すぎてちょっと気持ち悪かった。

0
2023年01月24日

Posted by ブクログ

ある女性の一生を、連作短編で表現した作品。

あるときは近所のかわいい女の子、
そして母であり、妻であり、
家政婦であり、祖母であった。

特に素晴らしくもない、かといって悪人でもない普通の女性の、あまり普通ではない人生。
視点(語り手)と時代が変わることで、どんどん読めてしまう。

0
2021年12月30日

Posted by ブクログ

血は争えないというお話なのだろうか。
途中までは展開が読めずにハラハラドキドキしていたが

家庭や夫、子どもを顧みずに家を飛び出してしまう母そして娘。本人たちに罪悪感がなくて奔放すぎる姿にあきれてしまった。最後もグタグタのまま終わって。

残された人たちが悲しすぎて
辛すぎて。理不尽さが頭の中でずっと渦巻いていたお話だった。

0
2017年02月17日

Posted by ブクログ

集英社文庫からの焼き直し。既読にもかかわらず買ってしまう。3世代の女性たちを10年ごとに描いた60年間の物語で、書かれたのは99年なんだけど、2007年、2017年、2027年が出てきます。現実との差異を楽しみながら読むかんじ。

0
2015年06月09日

Posted by ブクログ

一家を60年に渡って書いた小説。
結婚と離婚を繰り返す女性たちがメイン。
文緒さんにしてははっとするばめんが少なかった印象。

0
2015年03月18日

「小説」ランキング