山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルから不倫の話だろうなと想像はしてたけど、主要人物4人みんな想像以上に馬鹿でクソでひどい笑
それがもうコミカルな域で、最後はもうドッカーンて感じ。
現状に不満を持ち、ないものねだりをして、こうしたいという明確な意思もないまま、相手の気持ちを考えず自分勝手に生きた夫婦の末路を描いた小説って感じ。
だけどエピローグで少し救いがあるというか、お互いの気持ちや立場をやっと思いやれたのはよかったかなとか。
90年代、結婚して家庭に入るのが女の幸せで役割、働きに出るなんてもってのほか、みたいな時代に不器用ながらも自立を目指した女性の生き方は、少し応援したい部分もあった。
馬鹿みたいな話だったけど、教 -
Posted by ブクログ
【家庭と仕事、多面性、不倫】
とにかくリアルで、あーわかる、あるよなーっていう描写の連続。
続きが気になってどんどん読んでしまう。
最初はすっごい魅力的に感じても、接していくうちにちょっとずつイヤなところが見えてくる。
その逆もしかりで、イヤな奴と思ってたけど意外といいとこあったりして。
こういう人間の多面性を分かっていると、例えば仕事しててイラッとした時も、その背景を想像したり、良い面を探したりできるようになる。
自分は仕事をして16年ぐらい経つけど、これに気づいてからは気持ちに余裕ができて、本当にイライラしなくなったなぁ。
不倫の是非はおいといて、心の引き出しを増やしてくれるよう -
Posted by ブクログ
ネタバレ20年前の小説なので、ところどころ描写が古いところがあるものの、人の気持ちはいつだろうと変わらないのだなぁと思いました。
「秤の上の小さな子供」が1番ウッと来たかも。
私も「愛されたい」側で、「愛す」側に辿り着ける気がしない。
自分が好きじゃないから、誰かに好きになってほしい、大事にしてほしい。そうじゃないと、生きることもままならないくらい辛い。
愛されたいの理由はそれぞれ大小あれど、人がほしい言葉をほしいタイミングで掛けられる人は、そりりゃあモテるよね。
それが「愛したい」って気持ちじゃなくて、「あぁ、こういうこと言って欲しいんだな」って気持ちからでも、全然取り繕えちゃうし。
自分が思っ -
Posted by ブクログ
ネタバレまず、この本が1998年、今から20年以上前に出ていたことに驚いた。確かに、それぞれの物語に出てくる生活用品(固定電話とかFAXとか)に時代を感じ、「いつの本だ?最近のものではなかったっけ?」と思って奥付を見たからこそ刊行年が分かったのだが、いつまでも、男女間、あるいは夫婦間のすれ違いや虚しさや思い違いは似たようなものだと思った。
「ますお」に特に心を抉られた。まるで今の自分のことのようだった。主人に対する不満を抱き、それを口にするかどうか悩んでいる。私が黙って耐えていればいいのかもしれない。でも、浮気されていることに気が付いてる時点で私の心はどんどん削られていく。そんなの耐えられない。
し -
Posted by ブクログ
ミステリ、ミステリ、ミステリ・・・・
と来たから、ちょっとテイストの違うものを読みたいなぁ~
と思い、web で恋愛小説の上位を検索してみた。
うーん、ほぼほぼ既読作品(-_-;)
下位の方を見ていくと、知った題名だった為目についた。
そういえば、ドラマ化されていたなぁ。
ドラマCMで、中谷美紀が夫に言っていた文句にもの凄い共感を得て、ドラマの1話を見たのだが、あまりにもドロドロな感じで、見続けられなかった作品だった(笑)
映像作品程、本の方が心が痛まずサクサクっと一気読み出来た。
これは佐藤家と茄子田家のぐちゃぐちゃドロドロな話(笑)
ねちっこい茄子田の奥さんを、ドラマでは木村