【感想・ネタバレ】アカペラ(新潮文庫)のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2014年02月22日

 しみじみと。
 幸せな結末や胸のすく思い、言ってみればカタルシス。それが欲しい人は読まなくてよい。
 それでも明日はくるし、また生活はあるし。ぶきっちょでも歩く、そんなことが了解できる人になら。

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Posted by ブクログ 2014年01月12日

「だからじっちゃんの手がタマコのセーターの中に入ってきても大丈夫でした。」
だれしもが思春期の不安定な時期には何かに依存してしまう。現実世界で生きていくための厳しさ、そして乗り越え、強くなる必要があることを、この物語から読み取ることができる。

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Posted by ブクログ 2013年10月14日

3つのショートストーリー。
自分のおじいさんが大好きなタマコ。孫と祖父というより、本人は恋人もしくは夫婦になりたいと思っている。そんな大事なおじいさんが老人ホームに入れられそうになり、タマコはおじいさんとの駆け落ちを決意する。

私的には表題になっているこの「アカペラ」が一番好きでした。
突拍子もな...続きを読むい話ですが、もしかしたらこんな人もいるかも・・・とか思ってしまいました。

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Posted by ブクログ 2012年08月26日

山本文緒復帰後発の中編小説集。「アカペラ」15歳の女子中学生たまこが巻き起こす事件を描いたジェットコースター的ホームドラマ。たまこだけでなく、登場人物全てのキャラが立っている。たまこと祖父、たまこと先生の間になされる会話のくすぐりが効いている。「ドチキン」は初めて聞いた。ラストは残酷ともハッピーエン...続きを読むドとも言える微妙な終わり方。改めて山本文緒の小説のすごさを知った。「ソリチュード」あまり成功しているとは言えない38歳の男の里帰りを描く。作者の意図だろうが、男の人物設定があいまいで、小説そのものもあいまいな感じ。しかし、それも作者の意図するところと思う。ただし、日常のエピソードは面白く、きらいな味の作品ではない。「ネロリ」中年姉弟の絆と専門学校の女子学生の交流を描く。少々ひねり過ぎのような気がするが、小説としての雰囲気が心地よく、一気に読ませる。個人的には表題作が一番の傑作と思った。「祭の準備」のタマミを思い出した。作者は特に意識していないと思うけど。

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Posted by ブクログ 2019年01月23日

自分を大切にする術を知らない。人を頼ることができず、自分で抱え込む。複雑な家庭環境で、愛することや愛されることを実感として分からず、共依存関係を呼び寄せたり、過干渉になったり、何かに耽溺してしまう。家族の枠からも抜け出せず、背負い込む不幸。家族は難しい。自分では気づけない。

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Posted by ブクログ 2015年07月02日

短編集であるけれど、3つとも読み応えのある内容。訳あり家族のお話。お涙ちょうだいとはいかないまでも変わった環境に身をおいてる登場人物たちが織りなす日常がとても新鮮だったように思う。
シュールなラストも斬新で面白かった。

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Posted by ブクログ 2014年04月05日

「アカペラ」「ソリチュード」「ネロリ」
三篇とも、読んだあと優しい気持ちになれる。
世の中正論ばかりでは切り捨てられないことがたくさんある。
この本を読むと、もっと人を優しい目で見てあげたいなと思えるようになった。

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Posted by ブクログ 2014年03月02日

よかった。一気読み。
アカペラは事に及んだ、というところ以外はよかった。先生の感じ、タマコのたくましい感じ。

一番好きなのはソリチュードかな。
武藤の金持ちぶりも小気味いいし、東京で一緒に住んでる女の人のきっぷのよさもいい。
主人公、相当イケメンなんだろうなぁ

ネロリは、幸せになってね、姉妹もコ...続きを読むコアちゃんも、と思った。

あとがき、三編とも昭和を感じる一軒家が舞台になってるって気づかなかった…、我が家もそうだからますます気に入った。山本文緒、カムバック、
ブラボー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年07月20日

中編三部…。そろより作者病後の作品!と言った方がいいのか…。

まずアカペラを読みました。二作目も読んだけど、題名が覚えられない…
。アカペラのタマちゃん、ひたむきだねえ。先生と生徒の対話は他作品でもあったけど、先生側の目線もあり…。ちょっと気弱で、小賢しいイマドキくんの草食系はわりと山本作品の定番...続きを読むかな。アカペラのタマちゃん、じいさんをくっつける辺りに設定の無理さを感じるけど、わりと強引な設定も山本作品の特長かなあ…と。ラストはボケ気味のじいちゃんが覚醒したことで、記憶が正常に戻ったのか、それともボケたなりに小康状態だったのが、昔の記憶と引き換えに孫との蜜月時期の記憶がスッパリなくなってしまい、さらに忘却が激しくなったのか…。どちらかなあ…と。また次作品も楽しみにしてます。

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Posted by ブクログ 2013年03月17日

何年ぶりかの山本文緒。

エッセイやらは読まない質なので
再婚と病気についての本は読んでないけど
こうしてまた小説が読めるようになったのは
すごく嬉しい。

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Posted by ブクログ 2012年11月09日

引き込まれて一気に読んだ。出てくる人達が好きになった。みんな複雑で歪んでるのに、ひねくれてなくて優しい。終わりがほろ苦くてあったかくて泣きそうになった。1話目がいちばん好き。もう少し彼らの様子を長編で読みたいくらい。

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Posted by ブクログ 2012年10月17日

山本文緒さん復帰後の中編3編。
少女小説をややミステリアスにアレンジした「アカペラ」、スナフキンのような男性を主人公にした「ソリチュード」、病気がちの弟とふたりひっそりと過ごす女性を描く「ネロリ」。

「ネロリ」の心もとない空気、頼りなく流されているようで実は強固な意志をもつ主人公と、彼女を取りまく...続きを読むひとびとの思いが交錯していくところ、読み手も、そしておそらく主人公本人も気づかないうちにひっそりと起きた変化。弱いとも強いともいえるような登場人物たちが魅力的で、ぼんやりと薄明るい陽射しの中で、彼らが淡々と幸せに暮らしていってくれたら、とつい願ってしまうような作品。

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Posted by ブクログ 2012年09月17日

新潮文庫夏の100冊。

いつもと違う文体で。
話もいつも程は軽くなくて。

読み応えあります。

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Posted by ブクログ 2012年07月16日

アカペラがやっぱ印象強い。
最後の突き放される感に
早朝4時に一人で泣きそうになった←
タマコの強さというか独特な魅力が
なんかいいなぁ…。

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Posted by ブクログ 2015年05月25日

中高生のころから好きな山本さん。

「アカペラ」タマコとおじいちゃんが・・(+o+)
「ソリチュード」
「ネロリ」--自分が、姉の立場だったら・・うぅぅ考えたくない。最後の展開にうへぇぇぇ~えぇぇぇ?!ってなった。

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Posted by ブクログ 2014年12月29日

うまいな。
と読後に思う本だった。
危うい設定になっている3編とも後味が良かった。
一文字目を飛び出してから着地できるまで、
安心して読める作家は最近案外少ない。

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Posted by ブクログ 2014年10月24日

少女たちの環境もいろいろなんだけど、ちょっと内容が不安定な気がした。
アカペラは少し読みづらかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年09月28日

ちょっと不思議な家族のカタチってやつでしょうかね~?
私個人は真ん中のお話のソリチュードが好きでした。こんなお兄さんというか、おじさんというかほしかったな~なんて思うし笑でも、いとこ同士でってとこは確かに悩ましいね~苦笑
それでも読み終わった感想は嫌じゃないけど、気になる箇所があるって感じでしょうか...続きを読むね~。

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Posted by ブクログ 2014年03月16日

短編3つ、それぞれ喪失の話のようだが後味は悪くない。
というのも、そうはならないことを皆気づいているからだ。

もはやオペラなんかないんだと著者はそう思っているのだろうか。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年02月28日

事前のイメージに比べたら、まだマシだったかなぁと思う。
けど、表題作のタイトルの意味がよくわからないのは私だけなんだろうか?
アカペラなんて、ちょいボケじいちゃんのために奮闘する孫の話で歌ってるシーンなんてまったくないし、なんてこのタイトルなのかしら?
親も頼れずじいちゃんのために中卒で働く(運よく...続きを読む才能はある)ことを決意する孫の孤軍奮闘ぶりを表してるのか?

レビューでは近親相姦云々とか言ってるが、直接的な描写がないのでそんなんでもないかな?
レビュー見るまで意識もしなかった。

「普通」とはちょっと違う、家族愛(恋愛感情含む)の話。

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