山本文緒のレビュー一覧

  • ブルーもしくはブルー

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    わたしだって、環境や周りの人に恵まれたらもっと良い人生が送れるのにな〜という妄想が打ち砕かれました。結局、わたしが変わらないと、努力しないとわたしの人生は好転しない。蒼子はその辺りを検討したりとか、内省をしなかったので読んでてもどかしかったです。

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    2025年02月23日
  • 紙婚式

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    「自転しながら好転する」が思いの外良すぎたから読んだ。
    いろんな人の結婚についての短編!心理描写がとても好きだった

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    2025年02月21日
  • ブルーもしくはブルー

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    ネタバレ

    著者のダークでディープな雰囲気が好きなのだが、今回は若干の肩透かし。

    都内で冷めた夫婦関係のなか、好き放題しつつもどこか虚しさを覚える蒼子Aと福岡にてDVを受けながらも辛抱強く生きる蒼子Bによるドッペルゲンガーの物語。

    この設定が、どこか期待してたものと違って刺さらなかった感が否めない。入れ替わろうと提案をして次第に相手の生活が羨ましくなり乗っ取ろうとしたり…みたいなダークな感じはあるものの、やっぱり根本にあるドッペルゲンガーだとか、片方は影だとか、そういうファンタジー要素が若干の軽さを生んでて不完全燃焼。

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    2025年02月12日
  • ブルーもしくはブルー

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    女の幸せってなんだろう?
    どうして自分の幸せを男性にゆだねるのだろう?

    出版された当時は女性が家庭において声をあげることができなかった時代だったということもあるのだろうが、主人公の蒼子は自分の人生の選択肢として「どの男を選ぶか」という点だけ考えているよう。
    んでまぁそもそも性格もあまりよろしくなくて、自業自得とも思えてしまった笑

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    2025年02月11日
  • 残されたつぶやき

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    エッセイと日記の中間みたいな感じでしょうか。山本文緒さん、身近に感じられます。いちばん症状が酷い時に何も残せないのはよく分かります。自分の今ある幸せをしっかり感じて生きていきたい。

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    2025年02月09日
  • ばにらさま

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    山本さんは『恋愛中毒』『ブルーもしくはブルー』『自転しながら公転する』につづき4作目の拝読。
    いつもの山本さんの、身を焦がすような熱情、恋のどうしようもなさとはまた違う物語でやや新鮮。ちょっとさりげない、でも私なりに感じていた山本さんらしい人間の生々しい感覚が描かれていて満足。
    最初のほうはちょっと読みにくいような印象もあったので☆3だが、多少読みにくいだけで読後感は良い。また読ませていただきます!

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    2025年02月01日
  • パイナップルの彼方

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    ネタバレ

    文庫本にて作者1995年10月のあとがきあり。
    解説彩瀬まる氏。令和4年。

    高校生の時に読んだら、本作を理解しきる事は出来ただろうか。
    おこがましいけれど
    とうに成人し、社会人として働いているからこそ、登場する女性陣達の理想、憧れ、そして現実への葛藤と悩みを、ちょっと上から眺めることが出来る。
    そして、かつてのトレンディドラマのようにポンっと海外へ行けるお金と、休める職場環境はむしろ後退したよなぁ、と今の貧しい日本社会に絶望する。。
    よって、当時の生き辛さに今は物質的貧しさもあって、不幸度は加速しているのでは。。と凹んでしまった。ので、解説彩瀬氏ほど読み込めていないのだろう。

    天堂目線だと

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    2025年01月29日
  • ブルーもしくはブルー

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    不思議な本だった、、
    ハッピーエンドでもないし、何かが解決したわけでもないし、わがままな人たちが集まった物語って感じで、九州男児との結婚に対する恐怖心だけが芽生えた(全員がそうではないと思うけど、、!)

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    2025年01月07日
  • 群青の夜の羽毛布

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    ネタバレ

    ⭐︎4寄りの3。先が気になってすぐ読んでしまった。
    だけど、虐待と精神科的な問題と、それくらい深いテーマに触れるなら、もっと緻密に最後回収してほしかった。放火で問題をうやむやにした感じがした。

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    2025年01月06日
  • ブルーもしくはブルー

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    後悔の岐路に立ち、歩んでみたかったもう一つの人生を体験する。面白そうな設定から、新しい生活への期待感、そしてやはりスリラーな展開へ。
    蒼子Aと蒼子Bのそれぞれの心情が交互に書かれ、先が気になり、一気に読んでしまった。
    あのときああだったら、と自分も思うことはあるけれど、確かに自分が自分である以上、どちらの人生を生きても変わらないとはちょっと考えると行き着く答え。自分自身を変えないと。
    それがすごく難しい。しかし、それに向けて動き出すことは大事なのだろうなと感じた。

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    2025年01月05日
  • かなえられない恋のために

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     1993(平成5)年に刊行された著者初めてのエッセイ集を加筆修正、2009(平成21)年文庫化に当たってさらに文章を加えたもの。
     1993年は著者なんとまだ31歳、作家デビューからまだ間がなく無名で、「エッセイは苦手だけど」必死に書いた物らしい。文庫化に当たって付け加えられた文章はすでに46歳。やはり大人びている。
     そもそも私は「女性作家のエッセイ本」なんかほとんど読んでおらず、昨年だったか有名な林真理子さんの『ルンルンを買っておうちに帰ろう』(1982)をやっと読んだくらい。あと、川上未映子さんのも何か読んだかな。
     書店には以前からしばしば「(女性作家の)エッセイ本コーナー」があって

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    2025年01月03日
  • ブルーもしくはブルー

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    後半にかけて余裕がなくなり、スリリングな展開となってからは面白く読めました。
    山本文緒さんの著す感情はなんと言うか、生々しさがあって好きですねー。

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    2025年01月01日
  • ひとり上手な結婚

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    幸せエネルギーがそれはもうぱんぱんにパックされており、日常がささくれている身としては読み進めるのがすこし辛かった。

    これから結婚に向き合いたい人には良いのでは、、
    素敵エピソードが詰まってます。

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    2024年12月31日
  • ブルーもしくはブルー

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    2021.06.29
    結局人は皆ないものねだりをしながら生きている。
    実際、憧れていたものを手にとった時、きっとさらに欲しいものがでてくるのが人間なのだろうと思う。
    幸せになろうともがき続けても、幸せにはたどり着けない。そんなむず痒さを感じる作品だった。

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    2024年12月31日
  • かなえられない恋のために

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    山本さんのエッセイは初めて読んだ。
    まだ有名作の少ない若い時期のエッセイとのこと。
    いい意味で、とても平凡というか、普通の人なんだなぁと嬉しくなった。
    山本さんがもうこの世にはいないことが悲しい。
    当たり前だけど、30代の山本さんの文は、若くしてこの世を去るなんてまさか思ってもなくて、当たり前に未来があるように感じる。
    いつ何が起こるかわからないから、今をだいじに、精一杯生きたいと思う。

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    2024年12月27日
  • シュガーレス・ラヴ

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    山本文緒さんのご命日なので、もう一冊
    1997年の作品

    現代社会の中で 働く女性達は
    かなりのストレスを抱えて生きている
    そして乱れた生活習慣と相まって
    彼女達は様々な病気を抱えている
    10人10種の病気を抱えた10編の短編集

    骨粗鬆症にアトピー性皮膚炎等々
    とても身近な症状から
    それぞれ回復するきっかけが面白く
    ぎゅっと上手くまとまっている

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    2024年10月13日
  • 眠れるラプンツェル

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    なかなかな狂った設定(精神的に不健康というか)のお話でわたしには受け入れ難いストーリーでしたが、読みやすい文章でついついページをめくってしまいあっという間に読まされてしまった。山本文緒先生マジック…!!好感を持てる登場人物は少ないけど、どの人もどこか惹かれるところがある。そして、女性の微妙な心情を描くのが本当に上手い!!タイトルもうむむ…と唸りたくなるセンス。

    わたしも働く理由の一つとして、精神衛生を保つためっていうのもある。社会と関わるって面倒だけど、重要。ストレスって嫌だけど、ある程度のストレスはないと生きていけない。人って本当厄介だよね。

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    2024年09月08日
  • ブルーもしくはブルー

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    自分と姿形が同じドッペルゲンガーと出会ったら‥
    から始まる物語。

    自身にベクトルを向けて生きる。
    与えて欲しかったら、先に与えよ。
    がメッセージかな?

    隣の芝は青く見える(ブルー)
    とはこのことか。

    個人的に印象に残っているのは
    蒼子が自身の「殺意」に気づく場面。
    人生の中で初めて誰かを殺したいと感じるまでの数行がリアル。
    ここで理性が勝てなければ人を殺すという行動になるんだと感じた。

    もう少し年齢を重ねてから読むとまた印象は変わりそう。

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    2024年09月03日
  • 結婚願望

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    ネタバレ

    ハードカバーの第1版は2003年だけあり、2024年の現在は、当時よりもおひとり様が増え、都会は女性ひとりでももう少し生きやすくなったと思います。 
    とはいえ、地方在住の女性へのプレッシャーは重く、また女性はまだまだ非正規雇用も多く、けっしてのほほんとおひとり様ライフを満喫している方々ばかりではない。
    今の私自身は既婚者子持ちのいわゆるオバサンになりましたが、ものすごく結婚願望に囚われました。
    いまなお囚われてもいるので、子どもに結婚を押し付けて、プレッシャーにならないようにしたいです。

    何人かお付き合いしたうちの一人とゴールイン!と10代に思い描く理想とは程遠い。
    20代後半から30代前半

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    2024年09月02日
  • あなたには帰る家がある

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    帰る家が帰りたい家とは限らない
    帰りたい家としていくのが家族

    商社OLだった真弓
    妊娠、結婚、退職と希望した専業主婦の道
    子育てと苦手な家事に鬱屈としはじめパート勤め
    年下の夫は、家事を押し付け合う生活に辟易し始める

    他の男の子を妊娠している事を知っても子供ごと引き受けて結婚した男、茄子田 中学教師
    横柄なこの男の妻は清楚で家庭的

    この二組の夫婦が、仕事を通じて近づいていく
    日常に近い設定の中でぎりぎりの異質さが
    上手いなあと思う

    二組の全く交差しそうもない関係が、あれあれという感じで絡まっていく

    大人の社会的関係性の描写に絡めて
    那須田家の子供が 傲慢でありながら善良な事業家の息子

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    2024年08月25日