山本文緒のレビュー一覧

  • かなえられない恋のために

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    白黒はっきりさせたい、山本文緒さんの毒がいっぱい吐かれていて面白い。女王様に従う家来、遅刻する人、そして自分にも。
    でも結局人が好きで、話すのが好きで、小さな自分の周辺を大事にしていて、素敵だ。
    エイズ検査で死について考えていて、そのとき考えていた死を宣告されたら、贅沢せずそのままの生活を続けようって言っているのが少し切ない。

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    2025年04月27日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    3編の中編集で、「アカペラ」が良かった。ただ、70歳過ぎの祖父と中学1年の孫が、男女の関係になるという展開だけは余計だったと思ってしまった。

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    2025年04月11日
  • ファースト・プライオリティー

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    31歳の主に女性をテーマにした31編の掌編。

    ブラックさがあり印象に残ったのは、「嗜好品」「初恋」。
    ほっこりよい話だったのは「庭」「空」。

    「社畜」という短編もあり、
    単行本2002年(文庫化2005年)の時点ですでに社畜という言葉が使われていたのが意外だった。
    もう少し新しいネットスラングかと思っていた。

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    2025年04月07日
  • シュガーレス・ラヴ

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    独特な雰囲気のある作品。共感したりしなかったり、心が綻ぶこともあったけど、全体的にはひやりとした感じ。印象に残ったのは、「彼女の冷冷蔵庫」と「いるか療法」。

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    2025年04月06日
  • 紙婚式

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    夫は既に私の一部である。他人でないので会っても淋しさは紛れない。淋しさを紛らわしてくれるのは「他人」であることを私は知った。 

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    いや、こわっ!!!!
    結婚したくなくなる話だらけ。ホラーすぎる。
    最後の2話はちょっと救いがあってよかった。

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    2025年03月31日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    山本文緒さんのエッセイ。主にはうつ病の日記だが、林真理子さんのようなバブルな感じの匂いがして、明け透けで豪快な日常で面白い。近くにうつの知り合いは何人かいるけれど、その人達がどのように考えているのかまではわかれないので、読むことができて良かった。
    『無人島のふたり』を先に読んでいたので、最後の結末がわかりながら読むエッセイは時に辛かった。

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    2025年03月21日
  • パイナップルの彼方

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    あるある。何回も。最近はないけど、何もかもなくして、新しい土地で、誰も知る人がないところで暮らしたいなあと。ハワイなんて、理想すぎるけど、住んだらまた現実になりそうだ。
    そんな葛藤をテンポよく、でも丁寧な心のうちを書いてくれた作品。ドラマのようだった。

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    2025年03月20日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    3編、どれも読みやすくて読んでいて楽しかったです。普通とか常識とか、それを肯定するとか否定するとかって何なんだろうと。自分の幸せの中に、何を捨ててでも存在して欲しい相手って誰(何)なんだろう。

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    2025年03月09日
  • シュガーレス・ラヴ

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    山本文緒さんの短編集
    現代社会の身近な病を患った主人公達の物語

    作品紹介では「ストレスに立ち向かい、再生する姿を描いた」とあったが、予想していた様な希望の光がみえてくる類の物語ではなかった。

    10編のサブタイトルが全て病名という個性的な短編集なのでラストも様々だったが、「自分の病に気付くことによって、自分を見つめ直すキッカケがもてる物語」だと思う。

    以下、収録作品の目次

    彼女の冷冷蔵庫—骨粗鬆症
    ご清潔な不倫ーアトピー性皮膚炎
    鑑賞用美人—便秘
    いるか療法ー突発性難聴
    ねむらぬテレフォンー睡眠障害
    月も見ていないー生理痛
    夏の空色ーアルコール依存症
    秤の上の小さな子供ー肥満
    過剰愛情失

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    2025年02月24日
  • ブルーもしくはブルー

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    わたしだって、環境や周りの人に恵まれたらもっと良い人生が送れるのにな〜という妄想が打ち砕かれました。結局、わたしが変わらないと、努力しないとわたしの人生は好転しない。蒼子はその辺りを検討したりとか、内省をしなかったので読んでてもどかしかったです。

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    2025年02月23日
  • 紙婚式

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    「自転しながら好転する」が思いの外良すぎたから読んだ。
    いろんな人の結婚についての短編!心理描写がとても好きだった

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    2025年02月21日
  • ブルーもしくはブルー

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    ネタバレ

    著者のダークでディープな雰囲気が好きなのだが、今回は若干の肩透かし。

    都内で冷めた夫婦関係のなか、好き放題しつつもどこか虚しさを覚える蒼子Aと福岡にてDVを受けながらも辛抱強く生きる蒼子Bによるドッペルゲンガーの物語。

    この設定が、どこか期待してたものと違って刺さらなかった感が否めない。入れ替わろうと提案をして次第に相手の生活が羨ましくなり乗っ取ろうとしたり…みたいなダークな感じはあるものの、やっぱり根本にあるドッペルゲンガーだとか、片方は影だとか、そういうファンタジー要素が若干の軽さを生んでて不完全燃焼。

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    2025年02月12日
  • ブルーもしくはブルー

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    女の幸せってなんだろう?
    どうして自分の幸せを男性にゆだねるのだろう?

    出版された当時は女性が家庭において声をあげることができなかった時代だったということもあるのだろうが、主人公の蒼子は自分の人生の選択肢として「どの男を選ぶか」という点だけ考えているよう。
    んでまぁそもそも性格もあまりよろしくなくて、自業自得とも思えてしまった笑

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    2025年02月11日
  • 残されたつぶやき

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    エッセイと日記の中間みたいな感じでしょうか。山本文緒さん、身近に感じられます。いちばん症状が酷い時に何も残せないのはよく分かります。自分の今ある幸せをしっかり感じて生きていきたい。

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    2025年02月09日
  • ばにらさま

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    山本さんは『恋愛中毒』『ブルーもしくはブルー』『自転しながら公転する』につづき4作目の拝読。
    いつもの山本さんの、身を焦がすような熱情、恋のどうしようもなさとはまた違う物語でやや新鮮。ちょっとさりげない、でも私なりに感じていた山本さんらしい人間の生々しい感覚が描かれていて満足。
    最初のほうはちょっと読みにくいような印象もあったので☆3だが、多少読みにくいだけで読後感は良い。また読ませていただきます!

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    2025年02月01日
  • パイナップルの彼方

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    ネタバレ

    文庫本にて作者1995年10月のあとがきあり。
    解説彩瀬まる氏。令和4年。

    高校生の時に読んだら、本作を理解しきる事は出来ただろうか。
    おこがましいけれど
    とうに成人し、社会人として働いているからこそ、登場する女性陣達の理想、憧れ、そして現実への葛藤と悩みを、ちょっと上から眺めることが出来る。
    そして、かつてのトレンディドラマのようにポンっと海外へ行けるお金と、休める職場環境はむしろ後退したよなぁ、と今の貧しい日本社会に絶望する。。
    よって、当時の生き辛さに今は物質的貧しさもあって、不幸度は加速しているのでは。。と凹んでしまった。ので、解説彩瀬氏ほど読み込めていないのだろう。

    天堂目線だと

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    2025年01月29日
  • ブルーもしくはブルー

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    不思議な本だった、、
    ハッピーエンドでもないし、何かが解決したわけでもないし、わがままな人たちが集まった物語って感じで、九州男児との結婚に対する恐怖心だけが芽生えた(全員がそうではないと思うけど、、!)

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    2025年01月07日
  • 群青の夜の羽毛布

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    ネタバレ

    ⭐︎4寄りの3。先が気になってすぐ読んでしまった。
    だけど、虐待と精神科的な問題と、それくらい深いテーマに触れるなら、もっと緻密に最後回収してほしかった。放火で問題をうやむやにした感じがした。

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    2025年01月06日
  • ブルーもしくはブルー

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    後悔の岐路に立ち、歩んでみたかったもう一つの人生を体験する。面白そうな設定から、新しい生活への期待感、そしてやはりスリラーな展開へ。
    蒼子Aと蒼子Bのそれぞれの心情が交互に書かれ、先が気になり、一気に読んでしまった。
    あのときああだったら、と自分も思うことはあるけれど、確かに自分が自分である以上、どちらの人生を生きても変わらないとはちょっと考えると行き着く答え。自分自身を変えないと。
    それがすごく難しい。しかし、それに向けて動き出すことは大事なのだろうなと感じた。

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    2025年01月05日
  • かなえられない恋のために

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     1993(平成5)年に刊行された著者初めてのエッセイ集を加筆修正、2009(平成21)年文庫化に当たってさらに文章を加えたもの。
     1993年は著者なんとまだ31歳、作家デビューからまだ間がなく無名で、「エッセイは苦手だけど」必死に書いた物らしい。文庫化に当たって付け加えられた文章はすでに46歳。やはり大人びている。
     そもそも私は「女性作家のエッセイ本」なんかほとんど読んでおらず、昨年だったか有名な林真理子さんの『ルンルンを買っておうちに帰ろう』(1982)をやっと読んだくらい。あと、川上未映子さんのも何か読んだかな。
     書店には以前からしばしば「(女性作家の)エッセイ本コーナー」があって

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    2025年01月03日