山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1993(平成5)年に刊行された著者初めてのエッセイ集を加筆修正、2009(平成21)年文庫化に当たってさらに文章を加えたもの。
1993年は著者なんとまだ31歳、作家デビューからまだ間がなく無名で、「エッセイは苦手だけど」必死に書いた物らしい。文庫化に当たって付け加えられた文章はすでに46歳。やはり大人びている。
そもそも私は「女性作家のエッセイ本」なんかほとんど読んでおらず、昨年だったか有名な林真理子さんの『ルンルンを買っておうちに帰ろう』(1982)をやっと読んだくらい。あと、川上未映子さんのも何か読んだかな。
書店には以前からしばしば「(女性作家の)エッセイ本コーナー」があって -
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Posted by ブクログ
ネタバレ山本文緒さん最後の作品。
ばにらさま
男を利用する美人 ブログの本音に主人公が気づき振ると彼女は食い扶持としてしか思ってなさそうなブログで終わる
わたしは大丈夫
結婚もしたくなかった主人公。電球の取り替えで床に落ち下の住人にドンドンされて薬を大量に飲んで倒れ、不倫相手と結婚することに。前妻には多額の慰謝料、後遺症で主人公は働けない。人と一緒にいるのが嫌な筈なのに、流されるまま生きている。
文章が良かった
菓子苑 一番面白かった
女友達同士の話と思いきや後半に親子だと判明する。胡桃はやりたい放題で振り回される主人公に見えるが、過去に主人公も若く子供を産み旦那が嫌になって子供を連れて家出す -
Posted by ブクログ
なかなかな狂った設定(精神的に不健康というか)のお話でわたしには受け入れ難いストーリーでしたが、読みやすい文章でついついページをめくってしまいあっという間に読まされてしまった。山本文緒先生マジック…!!好感を持てる登場人物は少ないけど、どの人もどこか惹かれるところがある。そして、女性の微妙な心情を描くのが本当に上手い!!タイトルもうむむ…と唸りたくなるセンス。
わたしも働く理由の一つとして、精神衛生を保つためっていうのもある。社会と関わるって面倒だけど、重要。ストレスって嫌だけど、ある程度のストレスはないと生きていけない。人って本当厄介だよね。
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Posted by ブクログ
ネタバレハードカバーの第1版は2003年だけあり、2024年の現在は、当時よりもおひとり様が増え、都会は女性ひとりでももう少し生きやすくなったと思います。
とはいえ、地方在住の女性へのプレッシャーは重く、また女性はまだまだ非正規雇用も多く、けっしてのほほんとおひとり様ライフを満喫している方々ばかりではない。
今の私自身は既婚者子持ちのいわゆるオバサンになりましたが、ものすごく結婚願望に囚われました。
いまなお囚われてもいるので、子どもに結婚を押し付けて、プレッシャーにならないようにしたいです。
何人かお付き合いしたうちの一人とゴールイン!と10代に思い描く理想とは程遠い。
20代後半から30代前半 -
Posted by ブクログ
帰る家が帰りたい家とは限らない
帰りたい家としていくのが家族
商社OLだった真弓
妊娠、結婚、退職と希望した専業主婦の道
子育てと苦手な家事に鬱屈としはじめパート勤め
年下の夫は、家事を押し付け合う生活に辟易し始める
他の男の子を妊娠している事を知っても子供ごと引き受けて結婚した男、茄子田 中学教師
横柄なこの男の妻は清楚で家庭的
この二組の夫婦が、仕事を通じて近づいていく
日常に近い設定の中でぎりぎりの異質さが
上手いなあと思う
二組の全く交差しそうもない関係が、あれあれという感じで絡まっていく
大人の社会的関係性の描写に絡めて
那須田家の子供が 傲慢でありながら善良な事業家の息子