山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
悪くはなかったですけれども、なんというか時代の差というものを感じましたかねぇ…この本は10年前に出版されていますが、当時よりも独身のまま生涯を全うする、てな生き方を余儀なくされる、っていうか、好きで独身のままでいる、みたいな人、大勢いると思うし…やっぱし時代の差を感じますかね。
ヽ(・ω・)/ズコー
著者は若い頃はかなりの恋愛体質だったそうで、たくさん恋愛をしてきたそうな。こういう体質の人を馬鹿にする風潮がネット上などでも流行っているくさいですけれども、ボキ個人としてはそこまで気にならないですね。やっぱし恋愛してきた人の方が書く小説もリヤリティがあるだろうし。
ってなことで個人的には通 -
Posted by ブクログ
離婚後、初めての一人暮らしを経験した著者による日記風エッセイといったところでせうか。ボキは著者の作品のファンであるからして、著者自身にもちょっぴし興味・関心を寄せていたのであるからして割りかし楽しめましたかね。まあ、小説のが好きですけれども…。
ヽ(・ω・)/ズコー
タイトルからしてなんとなく寂しい印象を与えがちかと思われますけれども、決してそんなことはなく…まあ、一人でいるのが寂しい、みたいな気持ちに襲われることは少しはあるけれども、ボキの想像通り、やはり作家になられる人は基本、一人でいるのが好きなんでしょうか!? そのような感じを著者の文章に見出したのであって、そしてそんな著者に対し -
Posted by ブクログ
内容に関してはもうあんまし覚えていないんですけれども、とにかく著者の鬱病の様子が辛そうで…ファンとしては心配になりましたかね。これは作品というよりも日記といった方が正しいのであって、それはタイトルから分かるんですけれども、ボキは著者の作品のファンだからそこそこに楽しめたものの、著者の作品を一冊も読んでない! ってな人がもし居たら…そして、この本から読み始めたとしたならばあんまし楽しめない…ってか、全然楽しめないと思ふ! と僕などは思うのであって、やはり別の、著者の小説から入った方がいいかと存じます。ボキは著者の小説のファンであるからして、著者自身にも興味津々みたいな感じだったのであって、そこそ
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Posted by ブクログ
37歳バツイチ、1人暮らしの独女エッセイ。
結婚は「したい」「すべき」という立場で、
「した方がよく」て「生きやすい」ことが主軸に書かれている。
随所に書かれている通り非常に結婚願望が強い人だと思う。
しかしながら結婚がもたらすメリット、独身でいることのデメリットについての記述はとても現実的でドライ。
独身主義なんてほとんどいない(本質的には存在しないとまで思ってそう)、という思い切った意見なので、
選択非婚の人は反発が強そうだけど、
でもなんだかんだとこういう意見の方が優勢かもなあ、と思う。
そしてこういう結婚礼賛的な内容に反感を覚える人は、
本当の意味で「独身を選ん -
Posted by ブクログ
少し期待し過ぎたか。
『恋愛中毒』の時ほどの怖さは感じなかった。十分悲劇的でありながら、嘘っぽくもないのに。
心の動きが表に出過ぎたキャラ構成だったからだろうか?
それでも、ともすれば、二時間の薄っぺらなサスペンスドラマにさえ、使われそうなシナリオが、決して品位を失わずにいるのは、作者の力量なのかもしれない。
家族のあり方は一様でなく、お手本は存在しない。今ひとつといところを常に抱え、お互いを信じて諦めず、ある努力を続けて行くことの上に成り立つ。バランスが崩れた時に、ありったけの力をつぎ込まないと、傾き続ける。
最初はちょっとしたかけ違いだ。それが、タイミングや怠慢で、みるみる溝が広がる。そん -
Posted by ブクログ
ネタバレ『いやなものはいや』で古い友人に対して『もう電話しないでくれる?』と言った山本さんがすごく羨ましく思えた。
私は人を誘うばかりで誘われるという事がほとんど無く、時々誘ってもらえると舞い上がってはい、よろこんで!と返事してしまう。例え相手が苦手だと意識している人であってもだ。
そして返事した後に少し後悔し、いざ会ってみると様々な毒をぶつけられて会うんじゃなかったと大いに後悔する。
気持ちを切り替えようにも会うと返事してしまった自分が悪いと思ってスムーズに切り替えができない。
『だから私はなるべく気が進まないことはやらないようにしている。厭なことは厭だというのが、他人や自分に対する礼儀のような