山本文緒のレビュー一覧

  • ココナッツ

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    『ココナッツ』

    すらすら読める、分量も良い。
    ただ、タイトルのココナッツがどこに出て来たのかだけがわからない。

    シンプルなストーリーだったです。
    2日間ですが通勤時間のお友達になってました。

    (やっぱりカネが狂わせるのか END)

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    2013年04月12日
  • 結婚願望

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    悪くはなかったですけれども、なんというか時代の差というものを感じましたかねぇ…この本は10年前に出版されていますが、当時よりも独身のまま生涯を全うする、てな生き方を余儀なくされる、っていうか、好きで独身のままでいる、みたいな人、大勢いると思うし…やっぱし時代の差を感じますかね。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    著者は若い頃はかなりの恋愛体質だったそうで、たくさん恋愛をしてきたそうな。こういう体質の人を馬鹿にする風潮がネット上などでも流行っているくさいですけれども、ボキ個人としてはそこまで気にならないですね。やっぱし恋愛してきた人の方が書く小説もリヤリティがあるだろうし。

    ってなことで個人的には通

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    2013年04月01日
  • そして私は一人になった

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    離婚後、初めての一人暮らしを経験した著者による日記風エッセイといったところでせうか。ボキは著者の作品のファンであるからして、著者自身にもちょっぴし興味・関心を寄せていたのであるからして割りかし楽しめましたかね。まあ、小説のが好きですけれども…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    タイトルからしてなんとなく寂しい印象を与えがちかと思われますけれども、決してそんなことはなく…まあ、一人でいるのが寂しい、みたいな気持ちに襲われることは少しはあるけれども、ボキの想像通り、やはり作家になられる人は基本、一人でいるのが好きなんでしょうか!? そのような感じを著者の文章に見出したのであって、そしてそんな著者に対し

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    2013年03月29日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    内容に関してはもうあんまし覚えていないんですけれども、とにかく著者の鬱病の様子が辛そうで…ファンとしては心配になりましたかね。これは作品というよりも日記といった方が正しいのであって、それはタイトルから分かるんですけれども、ボキは著者の作品のファンだからそこそこに楽しめたものの、著者の作品を一冊も読んでない! ってな人がもし居たら…そして、この本から読み始めたとしたならばあんまし楽しめない…ってか、全然楽しめないと思ふ! と僕などは思うのであって、やはり別の、著者の小説から入った方がいいかと存じます。ボキは著者の小説のファンであるからして、著者自身にも興味津々みたいな感じだったのであって、そこそ

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    2013年02月19日
  • ココナッツ

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    中学生女の子が主人公の軽い推理小説。
    かわいい恋心の交差するなか事件の真相に迫る。

    なぜタイトルがココナッツなのかわからなかったけど、タイトルに惹かれて手に取りました。

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    2013年01月28日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    気が滅入っているときに読んでしまう本。

    そういうときに救われる、とかでは決してないけど、淡々としているところがいいのかな

    滅入った気持ちをゆっくりゆっくりさらに沈めて、いらない感情がはげ落ちて、うまくいくとちょっとだけ浮上できる


    私にとってはそんな本

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    2013年01月13日
  • 結婚願望

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    もしかしたら私もこの先、1人で生きてゆかなければいけないのかもしれないなー。
    でも人生なんて、1年後…いや、明日の事でさえ、誰にもわからないよね☆

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    2012年12月25日
  • 群青の夜の羽毛布

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    ありがちなオチといえば確かにそうだけど、やっぱり山本文緒の作品は人物や背景描写が細かいおかげでとても物語に入り込みやすく、読みやすかった。

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    2012年12月24日
  • 群青の夜の羽毛布

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    怖い。
    ストーリーも怖いけど、何が怖いって
    自分がさとると似ている気がするから。

    他人とも家族とも関係を気付けなくて
    唯一心休まるのは男の人の腕の中。

    一体どれだけの人が彼女に共感するんだろう。

    きっと少なくないんじゃないかな。
    せめてそう思いたい。

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    2012年05月23日
  • 群青の夜の羽毛布

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    誰かがカウンセリングを受けている場面と、異常な母親に支配された家庭の場面が交互に描かれ、謎が徐々に明らかになっていくという。このミステリー的展開にぐっと引き込まれます。

    決してハッピーエンドではないと思いますが、余韻の残るラストでした。

    この手の小説は、描写がクドかったり、妙に偏った人物しか登場しなかったりと読みにくい印象を持っていますが、山本文緒さんの話は内容の割にさっぱりしてて読みやすいです。

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    2012年03月17日
  • ココナッツ

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    随分昔に読んだものを再読。

    なかなか面白かったという印象があったのですが、その頃からさらに年を重ねてしまったので、物足りないというか腹に落ちないというか。

    読む本の傾向が変わり、目が肥えたせいで、少しミステリータッチの話がかえって肌が合わなく感じたかもしれません。

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    2012年03月17日
  • 結婚願望

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    37歳バツイチ、1人暮らしの独女エッセイ。

    結婚は「したい」「すべき」という立場で、
    「した方がよく」て「生きやすい」ことが主軸に書かれている。
    随所に書かれている通り非常に結婚願望が強い人だと思う。
    しかしながら結婚がもたらすメリット、独身でいることのデメリットについての記述はとても現実的でドライ。

    独身主義なんてほとんどいない(本質的には存在しないとまで思ってそう)、という思い切った意見なので、
    選択非婚の人は反発が強そうだけど、
    でもなんだかんだとこういう意見の方が優勢かもなあ、と思う。

    そしてこういう結婚礼賛的な内容に反感を覚える人は、
    本当の意味で「独身を選ん

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    2012年02月14日
  • 群青の夜の羽毛布

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    少し期待し過ぎたか。
    『恋愛中毒』の時ほどの怖さは感じなかった。十分悲劇的でありながら、嘘っぽくもないのに。
    心の動きが表に出過ぎたキャラ構成だったからだろうか?
    それでも、ともすれば、二時間の薄っぺらなサスペンスドラマにさえ、使われそうなシナリオが、決して品位を失わずにいるのは、作者の力量なのかもしれない。
    家族のあり方は一様でなく、お手本は存在しない。今ひとつといところを常に抱え、お互いを信じて諦めず、ある努力を続けて行くことの上に成り立つ。バランスが崩れた時に、ありったけの力をつぎ込まないと、傾き続ける。
    最初はちょっとしたかけ違いだ。それが、タイミングや怠慢で、みるみる溝が広がる。そん

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    2011年11月25日
  • チェリーブラッサム

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    ネタバレ

    レビューを書こうとして、まったく内容が思い出せない・・・。でも私的に評価星3つ、ということはそこそこ面白かったのだと思うんですが・・・。再読するほどではないかなぁ。でも気になります。

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    2011年09月05日
  • 日々是作文(ひびこれさくぶん)

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    ネタバレ

    『いやなものはいや』で古い友人に対して『もう電話しないでくれる?』と言った山本さんがすごく羨ましく思えた。

    私は人を誘うばかりで誘われるという事がほとんど無く、時々誘ってもらえると舞い上がってはい、よろこんで!と返事してしまう。例え相手が苦手だと意識している人であってもだ。
    そして返事した後に少し後悔し、いざ会ってみると様々な毒をぶつけられて会うんじゃなかったと大いに後悔する。
    気持ちを切り替えようにも会うと返事してしまった自分が悪いと思ってスムーズに切り替えができない。

    『だから私はなるべく気が進まないことはやらないようにしている。厭なことは厭だというのが、他人や自分に対する礼儀のような

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    2011年08月21日
  • 群青の夜の羽毛布

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    さとるとみつると母親の関係は?父親は?さとると鉄男との関係はどうなるのか?残酷な事実も優しい文体で読ませてくれる。

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    2011年08月16日
  • 群青の夜の羽毛布

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    ネタバレ

    とても暗い作品でした。

    読むタイミングが
    ちょうど家族とごたごたがあった後で
    あまりよくなかったのですが

    暗い話で気分が晴れるわけでもないのに
    一気に集中して読み終わってしまいました。

    山本文緒さんの作品の中でも
    私は結構気に入ってます。

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    2011年04月12日
  • ココナッツ

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    これ、続編だったんだってあとがき読んで知りました。
    だからチェリーブロッサムも読んでみたい。
    お話としては、ジュニア小説なだけあって簡単に読める推理物。
    山本文緒ってこんなのも書けるんだってびっくりした。
    あたしの中の山本文緒イメージがちょっと変わりました。
    中学2年生の女の子と便利屋一家、お寺の永春さん、同級生の男の子のお話でした。
    ちょっとクールな永春さん素敵だなって思いました。

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    2011年02月27日
  • 日々是作文(ひびこれさくぶん)

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    人の心の動きを愛してる、とあったけど、自分の心の動きもすごく丁寧に観察してる人だなぁと思った。
    作家を目指した動機とか、直木賞候補になりたかったの件りとか、リアリティ感じたなぁ。

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    2011年02月17日
  • そして私は一人になった

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    何もしないでだらだらと一日を過ごす日も、きっちり原稿を書いている日も、一人暮らしのいいところもわるいところもきっちり描かれている。時々情緒不安定になるけれども、今の暮らしに満足しているように感じられ、奇のてらいもなくてすがすがしく読んだ。

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    2010年07月06日