山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1993年の作品
自分の美貌だけが強みの女子、23歳、名前は椿
自分によく似た祖母が名付けてくれた
美しい方が強い
単純明快な椿は、その生き方を貫いていた
彼女の憧れは祖母だ
その美貌で愛人として生き抜いてきた、と椿は信じていた
父親は経営者でお小遣いにも困らない
このまま、順風な人生を満喫するはずが
祖母の骨折からの認知症
父親の倒産からの寝たきり介助
大好きな祖母の家と自宅の売却
これまで女友達さえ作らず傲慢な生活をしてきた椿は、一挙に生活全てに困窮する
加えて祖母と父親の人生の真実
肉体関係のある男友達の病気
それまでの罪と罰が押し寄せる
でもね、椿は自分で立ち上がるんだろうねえ
呆れ -
Posted by ブクログ
「君の顔では泣けない」
の瀧井朝世さんの解説に
君嶋さんが小説を書き始めるきっかけの本と紹介されていた
先日、ひまわり師匠が読書していると時折思ってみない繋がりがあるとかなんとかそんな事を書いていたと思うけど
ほんとそういう偶然だか必然って時々ありますよね
私もつい最近「ブルーもしくはブルー」を読んでいたんです♪解説読んでて ほおってなりました
1992年出版で30年前の作品
読み始めて山本文緒さんとしては思い切った設定に驚き
タイムトラベルでなく 並行世界でもなく 自分が決めた結婚相手が違った場合の ドッペルゲンガー的if
自分の今に満足するかは、自分次第ということか
相手の男性達に当然否 -
Posted by ブクログ
美しい祖母と、それほどでもない母のもと、美しく生まれた椿は、幼少の頃からその美貌を武器に生きてきた。イベントなどのコンパニオンを行いながら、美しさを武器に男に貢がせて、悪くない生活を送っていたが、ある日、一番の理解者であった祖母が怪我で入院し、それをきっかけにすべてが崩壊を始める。
気性の激しい、友人の少ない主人公が美しさを武器にバッサバッサと周りを切っていく冒頭部分に、作者の視点はそのへんに置かれているのかという、よくある価値観の基準に迷うタイプの小説である。
展開を書くとネタバレとされると、何を描いてもネタバレになるわけだが、祖母が怪我をきっかけに認知症になり、父が破産、仕事を失い…と -
Posted by ブクログ
もう一人の自分が、過去に自分が選択しなかった方の人生を生きていた、そして自分ともう一人の自分が期間限定で入れ替わって生活してみる、と言う設定がまず面白くて、内容も期待を裏切らないストーリー展開であっという間に読めた。
エンターテイメントを期待していた自分としては、もう少し入れ替わり期間中の様子、ハプニング、ドタバタ展開などがあったら良かったなぁと思ってしまった。
どちらかと言うと、しっかりとしたメッセージ性のある社会派小説といった感じかな。
人生に満足感を見出せるかどうかは気持ちの問題、隣の芝は青い、的なことなのかなとも感じだけど、解説を読むに、社会での女性の在り方など、社会的もしくは時代 -
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Posted by ブクログ
『無人島のふたり』『自転しながら公転する』を読んで以来、山本文緒さんのエッセイを色々読んでいます。
こちらは2008年から21年の13年間にSNSでつぶやかれた日記などをまとめたもの
うつ病で入院後、復帰してからのことなどが綴られています
山本文緒さんの人となりが感じられる1冊でした
以下心に残った言葉
まだうつが治りかけの頃に一番ぞっとしたのは、うつは再発するということが多いという都市伝説です(いや伝説ではなく本当らしい)。
でも生きていればストレスはあるのが当たり前なので、ストレスを失くすというよりは、受けたダメージに敏感になろうとその時心底思いました。
私は気を付けてあげないとす -
Posted by ブクログ
ドラマ「自転しながら公転する」を観て、山本文緒さんの作品を読んでみようと思った。
そして、山本文緒さんはお亡くなりになられていることと、著書「無人島のふたり」を知った。
「無人島のふたり」を読む前に、まずはこちらのエッセイ?というか日記?を…。
うつ病の大変さを知った。
本人も辛そうだけど、「王子」と呼ばれるご主人や周りの人たちの支えがあったことで救われる。
精神科医の方の解説の最後に書かれていた。
自分を大切にしつつ、周囲の人をも大切にするというバランスの取れた生活が、幸せの条件だと…。
それと、山本文緒さんが書かれていましたが、食生活に気をつけることとお酒やタバコ(私は喫煙者ではない