山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同じマンションに住む28歳専業主婦と13歳男子中学生のラブストーリー。
前者を汐美、後者をルフィオ(汐美が名付けた)という。
最初は、子なし専業主婦で閉鎖的、
旦那も帰ってこない、その孤独や寂しさをルフィオで埋めていたのではないかと思ったが、終盤で本気の恋に落ちていたことがわかった。
汐美の夫は超激務で高収入のCMディレクター。
汐美の住むマンションにはほぼ返ってこない。
生活費は月15万振り込まれ、自由で何不自由ないけど閉鎖的で退屈な日々を送る。そこで隣人の息子であるルフィオに恋をする。ある日から彼は気分で汐美の部屋に遊びに来るようになり、ファミコンをしたり、汐美の愛猫タビと戯れたり、ご飯を食べたりするように。彼の気分で来るため、汐美は振り回される。その矢先、パチンコ屋でルフィオの父親(ダニー)と出会い、仲良くなってその夜に一夜を共に過ごす。
それを機に、親子で汐美の家に入り浸るようになる。
終盤で、汐美は親が不在のルフィオ家に呼ばれ、
3回致す。その後、彼が持病で入院し、彼の部屋を掃除したダニーは避妊具を見つける。
汐美を問い詰めたが、最終的には汐美にプロポーズ。
どうやら親子揃って彼女に惚れていたようだ。
プロポーズは断り、そして旦那にも『好きな人ができた』と離婚を告げ、一人で両親が住む北海道に戻る。そこでルフィオが泣きながら引き留めた。
この際にお互いに「好き」とは一度も言っていないが、互いの言動からお互いに両想いだと気付く。
不運にも彼は13歳で彼女と一緒に住めるようになるには5.6年かかる。ましてや北海道と東京の遠距離で物理的にもお互いの心は離れてしまうかもしれない。
彼女はルフィオがその間に同世代の女の子に恋をしたり、大学に進学したりして自分に恋したのは過去の思い出になると悲しくなる。
両思いなのに年齢や遠距離による障害、もどかしさ、
が一層切なさを増す物語であった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ表面張力
「のら人間っているのかな?」との息子の問いかけに、見に行く?と言い、ホームレスをみせる場面には衝撃を受けた。
タイトル通りの、みんないってしまうがすべての作品で表されている。永遠と思えたものでも、永遠というものはないというラストになる。
あっやってしまった、そんな気持ちが、きっとどれか一つくらいは当てはまりそうで。
「これってありえなくない?!」ではなく、他人の私生活を覗き見した気分になる。
主人公のほとんどが、ちょっと貧乏臭く、全体的に、内容が暗い、それも現実的。
好きなヒトのゴミを盗む女性。
小柄な喫茶店の店員少女に密かな恋心を抱く、中年男性。
山ほどの洋服があるのに着ていくものがないと言う女性、などなど。
古い本だけど、今読んでもそれほど違和感がなく、今も昔も変わらないのかも、などと感じた。
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Posted by ブクログ
色んな31歳の女性が主人公になってる短編集。
自分も近い歳なので気になった。
どの話を読んでも「わかるわー」と思える"ファースト·プライオリティー(最優先事項)"。
共感は出来ても、私自身にそんなにこだわりがないことに途中で気がついた(悲 笑
ハッピーエンドがほとんどなく、仕事が忙しい時期に読んでいたので少し疲れてしまった。
逆に1話1話がサクサクっと読めて、忙しい中でも毎日読み進められるのは良かった!
すごく読みやすい。
個人的には【燗】が1番好き。単に自分も酒好きだからか…!?笑
他にも【車】【旅】【銭湯】とかも良かったなあ…
こうやって振り返ってみると、私自身のファースト·プライオリティーは、自分の時間よりも人との繋がりとか、誰かの役に立つことかなあと個人的な感想笑
自分を振り返るいいキッカケになりました!
こちらの本を教えてくださったブクトモ様に感謝\( ´ω` )/