山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
5月に読書をする時間がなかったせいか
読書欲が止まりません。
山本文緒の小説って、
どこか暗くて病んでる雰囲気があまり好きじゃなかった。
それでもけっこう読んでいるのは、姉が好きだから。
私の姉はけっこう読書家で、わりと趣味も合う。
山本文緒も自分では買いたくないけど読みたい。
この本は、今山本作品を読み直したら好きと思うかもしれない、
と思わされる面白い人柄がにじみ出るエッセイ集。
なんとうか…性格がキツい!全然いい人じゃない!
だけど正しい感じが、巷に蔓延する「私ってばハッピーなの~」的
うんざり女性エッセイ(あんま読んでないのに偏見だらけですみません。)とは違う、
爽快感のようなも -
Posted by ブクログ
歪んだ母子関係は、欧米では結構昔から取り上げられてきたように思います。
しかも、『サイコ』や『キャリー』など、ホラーやサスペンスに絡められるほど、その恐ろしさや問題の根深さが捉えられている気がします。
私が気が付かなかっただけかもしれませんが、日本でこの手のテーマが書かれるようになったのは、欧米に比べると、割と最近になってからのように感じられます。
欧米では早くから、カウンセリングも普及し、家庭の問題を外に出そうという動きがあったからかもしれません。
一方、日本では未だに、DVやその他、家庭の中の問題は外に出さない、という考えが、当事者や周辺の人にも残っているようです。
アダルトチルドレ -
Posted by ブクログ
女性の結婚観について実体験にそって書かれたエッセイ集。
「一人で生きていくには」という部分に焦点が置かれている。
・結婚したい程、好かれているという事実ほど、
個人の存在を肯定するものはなかなか他にはみつからない。
・結婚を渋るのは責任をとるのが嫌なのではなく、責任をとる自信がないから。
・結婚とは、安定した安らぎを得るものであり、
恋愛感情は月日を経る事に薄れていくもの。
・人が結婚したいと思うのは、「世界中の人が結婚しているから」
・酒さえ飲まなきゃいい人は、お酒を飲んだ時点でいい人ではない。
・結婚相手一人に全てを求めるのは、相手の重荷になる。
・「一生独身でもいい」「結婚を諦める