再婚生活 私のうつ闘病日記

再婚生活 私のうつ闘病日記

594円 (税込)

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「ほんの少しの起きている時間で、パン一枚だけ食べて、書かなくちゃならない原稿だけ死ぬ思いで書いて、猫の世話だけは何とかやって、あとはとにかく臥せっているしかありませんでした」望んだ再婚生活なのに、心と身体がついてゆかない。数回の入院生活と自宅療養、うつ病をわずらった作家が全快するまでの全記録。克明な日記の、2年2ヶ月の空白期。書けない時期に何があったのか──。文庫化にあたり60枚を加え、重症期の闘病を明かす!

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再婚生活 私のうつ闘病日記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年02月14日

    人の日記を盗み見しているような気になるエッセイ。いや、こんな無茶苦茶な生活してるって書いちゃって良いものなの?!鬱病なのにお酒も煙草もやってていいの?!ただ、そのぶっ飛んでる分読んでいるのは面白かった。酷い時期を脱した後を読んでいると、やっぱり無茶苦茶な暮らしは体を痛めつけ、それは心にも通じていたの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月09日

    「そしてわたしは一人になった」の続編。
    「再婚生活」という主題だけれど、実際は副題の「うつ闘病日記」の内容が濃いエッセイだった。
    かなり赤裸々に描かれているので、冒頭に筆者が書いている通り、精神状態がよくない人は要注意。引っ張られてしまうかも。

    わたし自身も7年ほど前にうつで退職した上、仕事でカウ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年06月04日

     山本文緒は元々好きな作家だったけれど、うつ病の話は暫く知らなくて、この病気にかかってから読んだ本。
     彼女はとても周りの人に恵まれたのだなあという事が良く分かります。
     本人も大変だけど、周りの人間はもっと大変だものね。
     優しいダーリンとお友達に囲まれて、少しずつ立ち直っていく筆者の姿は、私から...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年12月08日

    作者の日記エッセイ。「うつ」とともに苦しみながら、時に楽しみながら日々を送る姿に共感を抱いた。気分的に落ち込むことはよくあるけれど、立ち直れるのは身近に救ってくれる、支えてくれる人がいてくれるからこそなんだと実感した。今の自分にとって救いのような本になった。

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    Posted by ブクログ 2010年10月20日

    ちょうど自分が落ちていた時に読んだので、随分助けられる。山谷を繰り返しながらオブラート剥がすように、少しずつ良くなっていく様子が、訥々と記されているからだ。
    日記はだんだん良くなっていく様子に、ほっとしていくが、日記の後に書かれている丸三年間の回顧録が、実に興味深かった。ここには本当のところの状態が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月14日

    「自転しながら公転する」の解説を読んで
    山本文緒さんが亡くなった事を知った。

    山本さんがどんな方だったのか知りたくて
    この本を読みました、印象に残る言葉が
    たくさんあった。

    病気が見つかってからの「無人島のふたり」も
    読みたいと思う。

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    Posted by ブクログ 2023年11月05日

    文庫だと「私のうつ闘病日記」とサブタイトル?がついている。単行本を出したときには、まだ「鬱」という病気に対して吹っ切れていない部分があったそう。まだ距離を取りきれない、引き戻されてしまう怖れを感じていた、ということかもしれない。

    ややもすれば深刻になりそうなところを、読み手への気遣いなのか、作家と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年07月31日

     2003年から2007年にかけて書かれ、月ごとに雑誌に連載された日記スタイルのエッセイ。単行本化は2007(平成19)年、文庫化は2009(平成21)年。
     筆者山本文緒さんの当初のつもりでは、最初の離婚から数年、直木賞などを獲得し再婚を果たしたところで、この2番目の結婚生活の模様を描いてゆく予定...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月21日

    丁寧な文章でやんわりとした言葉で書いてる日記だけど、グッと心を入れて読むと深く刺さる言葉ばかり

    再婚生活だけど鬱病のエッセイ

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    Posted by ブクログ 2022年11月08日

    無人島のふたりを読む前に再読。想いあって助けて貰えることのありがたさを感じられたけど、鬱の描写が辛い。弱ってる時に読んだら引き摺られそう

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