山本文緒のレビュー一覧
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購入済み
個人的な感想
山本文緒の本は10代の頃に読み漁った記憶があります。その頃はまだ「いい人」が主人公の小説が当たり前だと思っていた時代に、人間の、よじれた後ろ向きな感情を丁寧に描写している山本文緒の文章に衝撃を受けました。本編は、そんな、人間の闇を描くのが上手な作家の、良い意味でひねくれたエッセイ集です。「そうくるかー」といった意表を突かれる表現や、「うんうん分かる分かる」と共感する気持ちになりました。題名から予想するよりは、恋愛の話は少なかったかな。。
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Posted by ブクログ
なんか頭痛のする日に読んだので、だんだん気分が重くなってきました。
まえがきに書いてあるように、体調の悪い人は読まない方がいいです。
でもあとがきの精神科医の方が書いているように、「楽しそうだな」と思ってしまうのも確か。
私はなんとなく、服薬してることもあってお酒やタバコはダメなのかな、と思ってましたがそんなことないみたいだし、いろいろ出かけてるし、なんなら入院生活も、外出自由だし編み物できるし楽しそう……と。
でもこれが、うつ病の人が誤解を受ける原因なんだろうな、と思いました。
「怠けてるだけだろ」っていう。
本人は辛い思いしてるのに。 -
Posted by ブクログ
5月に読書をする時間がなかったせいか
読書欲が止まりません。
山本文緒の小説って、
どこか暗くて病んでる雰囲気があまり好きじゃなかった。
それでもけっこう読んでいるのは、姉が好きだから。
私の姉はけっこう読書家で、わりと趣味も合う。
山本文緒も自分では買いたくないけど読みたい。
この本は、今山本作品を読み直したら好きと思うかもしれない、
と思わされる面白い人柄がにじみ出るエッセイ集。
なんとうか…性格がキツい!全然いい人じゃない!
だけど正しい感じが、巷に蔓延する「私ってばハッピーなの~」的
うんざり女性エッセイ(あんま読んでないのに偏見だらけですみません。)とは違う、
爽快感のようなものがあった。
不幸のどこが悪いのかとか書いていて、ぷっ達観してるなって。
彼女のそういうクールなところが好きだと感じた。
自分の親や友達(と思ってた人)をぶった切るところとか
あんまり女性はしないよね。でも、すごくわかる。
ライフスタイルの地味さも共感とあこがれを覚えたし(笑)。
どこか暗い語り口調も無個性のようで個性的。
淡々と、ぼんやりと、鋭くして、刺す。
31歳で離婚してから再婚するまでの10年間に、
いろんな雑誌に寄稿したエッセイの寄せ集めではあるので、
一気読みはキツかった。が、なんか気になって一気読みしてしまった。
直木賞受賞のくだりでは、自分を卑下しつつも、
書くぞ、読ませるぞという決意やパワーを感じましたよ。