山本文緒のレビュー一覧

  • なぎさ

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    人との出会いは人を変えていく。
    冬乃も佐々井くんも菫も川崎くんも。

    家族だからこそ踏み込める領域もあるし、触れては行けないところもある。難しいなあ。

    所さん(通称)ご夫婦が素敵。生きていくということは、やり過ごすということ。

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    2025年07月16日
  • ブルーもしくはブルー

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    ネタバレ

    続きが気になり一気に読んでしまった。だけど、読んでいてイライラ感もあったなと。。

    父に再会したシーンで、自分の人生を生きるのを諦めている感じがなんで??と思った。
    自分の人生なんだから、前向きじゃないなら結婚しなくても良いのに。。と思ったり、生活を交換してから行くなと言われたデパートに行ったり、カードを使って良い=豪遊して良いと思って使いまくる所とかそんなわけないだろ‥。と思ったり。個人的にはミシン工場で働いている蒼子の方は好きじゃないなと思った。なんかイライラしてしまって
    もう片方の蒼子が好きって訳でもないけど。。
    最後はお互い発見があった、という形で本人たちはプラスに捉えているみたいだけ

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    2025年07月14日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    タイトルを見たとき、私はてっきり、のんびりとした無人島生活を描いた、癒し系の物語だと想像していました。
    ですが読み始めてすぐに、その予想は完全に裏切られます。
    いきなり主人公が余命宣告を受けるところから物語は始まり、抗がん剤治療の辛さから緩和ケアを選ぶというところから始まります。
    この時点で、生半可な気持ちでは読めない本だと強く感じました。

    本作は事実をもとにしたエッセイです。
    そのため、一見すると何気ない言葉にも、生きてきた時間の重みや死と向き合う切実さがにじみ出ていて、読むたびに胸にズシリと響いてきます。
    物語を楽しむというよりも、作者の想いや日々の感情を一つも取りこぼさないように、丁寧

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    2025年07月08日
  • プラナリア

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    表題作の「プラナリア」が一番印象的だった。
    小説として読むと主人公は若くして乳癌になった自分を拗らせてしまっている印象も受けるけど、現実で想像したらそりゃそうだよな、と納得。

    子どもの頃は体の不調=治るもの、一時的なもの だった。
    だけど年を重ねるにしたがって完全に治ることは無くうまく付き合っていくという不調に遭遇するようになって、自分の体との向き合い方が変わった。
    幸い大病をしていない私でさえそうなんだから、健康な体に対する喪失感ややり切れなさは計り知れないだろう。

    乳癌になった事は主人公の中ではまだ終わっていなくて、今もずっと続いていること、というのが心に残った。

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    2025年07月05日
  • シュガーレス・ラヴ

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    リアルな描写が多くて少しゾクッとする場面が多めだった。特に生理痛のとことか。それもまた山本さんの魅力でもあるけど!!各短編小説を読む前はこれとこの病気がどうやって関連するんだろうって思うけど綺麗にまとまってすごいです。スッキリ!って終わることもあれば、少しモヤって終わるものもあってそのいい塩梅で読みやすい。私はねむらぬテレフォンが好きだったなー

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    2025年07月04日
  • ばにらさま

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    2025/06/20
    どの話も毎回、途中でうわっとなる場面があった。人間って、怖くて、気持ち悪くて、ままならない生き物だなと。

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    2025年06月20日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    膵臓癌、突然の余命宣告を受けてからの闘病日記…日常生活の記録…と言った方がいいのか、コロナ禍で無人島に居るみたいだと感じる筆者。
    思い遣りの詰まった文章を読ませてもらった。

    するすると読み進められたのは筆者から読者への心配りが有ったのだと角田光代さんの解説を読んで納得。

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    2025年06月04日
  • ばにらさま

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    山本文緒さんの最後の作品集。短編6本が収められている。
    単行本のタカノ綾さんの表紙画のイメージが鮮烈だったので、少し違和感を感じながら購入。文庫本の表紙画はたなかみさきさん、装丁はどちらも大久保明子さん。文字配列が美しい。

    表題作『ばにらさま』は、どこにでもいそうな可愛いけど何考えてるか分かんない女の子を、彼女に振り回される男の子の視点および彼女のブログで描いた作品。僕はブログ部分はサラッと読み飛ばしていたのだけれど、解説の三宅夏帆さんは「毎日つまんないことで忙しくていやんなる」って部分に反応していた。さすがです。

    その他、終盤で突然くるりと世界が変わってしまう作品が続く。素直に明るい未来

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    2025年05月07日
  • かなえられない恋のために

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    白黒はっきりさせたい、山本文緒さんの毒がいっぱい吐かれていて面白い。女王様に従う家来、遅刻する人、そして自分にも。
    でも結局人が好きで、話すのが好きで、小さな自分の周辺を大事にしていて、素敵だ。
    エイズ検査で死について考えていて、そのとき考えていた死を宣告されたら、贅沢せずそのままの生活を続けようって言っているのが少し切ない。

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    2025年04月27日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    3編の中編集で、「アカペラ」が良かった。ただ、70歳過ぎの祖父と中学1年の孫が、男女の関係になるという展開だけは余計だったと思ってしまった。

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    2025年04月11日
  • ファースト・プライオリティー

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    31歳の主に女性をテーマにした31編の掌編。

    ブラックさがあり印象に残ったのは、「嗜好品」「初恋」。
    ほっこりよい話だったのは「庭」「空」。

    「社畜」という短編もあり、
    単行本2002年(文庫化2005年)の時点ですでに社畜という言葉が使われていたのが意外だった。
    もう少し新しいネットスラングかと思っていた。

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    2025年04月07日
  • シュガーレス・ラヴ

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    独特な雰囲気のある作品。共感したりしなかったり、心が綻ぶこともあったけど、全体的にはひやりとした感じ。印象に残ったのは、「彼女の冷冷蔵庫」と「いるか療法」。

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    2025年04月06日
  • 紙婚式

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    夫は既に私の一部である。他人でないので会っても淋しさは紛れない。淋しさを紛らわしてくれるのは「他人」であることを私は知った。 

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    いや、こわっ!!!!
    結婚したくなくなる話だらけ。ホラーすぎる。
    最後の2話はちょっと救いがあってよかった。

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    2025年03月31日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    山本文緒さんのエッセイ。主にはうつ病の日記だが、林真理子さんのようなバブルな感じの匂いがして、明け透けで豪快な日常で面白い。近くにうつの知り合いは何人かいるけれど、その人達がどのように考えているのかまではわかれないので、読むことができて良かった。
    『無人島のふたり』を先に読んでいたので、最後の結末がわかりながら読むエッセイは時に辛かった。

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    2025年03月21日
  • パイナップルの彼方

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    あるある。何回も。最近はないけど、何もかもなくして、新しい土地で、誰も知る人がないところで暮らしたいなあと。ハワイなんて、理想すぎるけど、住んだらまた現実になりそうだ。
    そんな葛藤をテンポよく、でも丁寧な心のうちを書いてくれた作品。ドラマのようだった。

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    2025年03月20日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    3編、どれも読みやすくて読んでいて楽しかったです。普通とか常識とか、それを肯定するとか否定するとかって何なんだろうと。自分の幸せの中に、何を捨ててでも存在して欲しい相手って誰(何)なんだろう。

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    2025年03月09日
  • シュガーレス・ラヴ

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    山本文緒さんの短編集
    現代社会の身近な病を患った主人公達の物語

    作品紹介では「ストレスに立ち向かい、再生する姿を描いた」とあったが、予想していた様な希望の光がみえてくる類の物語ではなかった。

    10編のサブタイトルが全て病名という個性的な短編集なのでラストも様々だったが、「自分の病に気付くことによって、自分を見つめ直すキッカケがもてる物語」だと思う。

    以下、収録作品の目次

    彼女の冷冷蔵庫—骨粗鬆症
    ご清潔な不倫ーアトピー性皮膚炎
    鑑賞用美人—便秘
    いるか療法ー突発性難聴
    ねむらぬテレフォンー睡眠障害
    月も見ていないー生理痛
    夏の空色ーアルコール依存症
    秤の上の小さな子供ー肥満
    過剰愛情失

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    2025年02月24日
  • ブルーもしくはブルー

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    わたしだって、環境や周りの人に恵まれたらもっと良い人生が送れるのにな〜という妄想が打ち砕かれました。結局、わたしが変わらないと、努力しないとわたしの人生は好転しない。蒼子はその辺りを検討したりとか、内省をしなかったので読んでてもどかしかったです。

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    2025年02月23日
  • 紙婚式

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    「自転しながら好転する」が思いの外良すぎたから読んだ。
    いろんな人の結婚についての短編!心理描写がとても好きだった

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    2025年02月21日
  • ブルーもしくはブルー

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    ネタバレ

    著者のダークでディープな雰囲気が好きなのだが、今回は若干の肩透かし。

    都内で冷めた夫婦関係のなか、好き放題しつつもどこか虚しさを覚える蒼子Aと福岡にてDVを受けながらも辛抱強く生きる蒼子Bによるドッペルゲンガーの物語。

    この設定が、どこか期待してたものと違って刺さらなかった感が否めない。入れ替わろうと提案をして次第に相手の生活が羨ましくなり乗っ取ろうとしたり…みたいなダークな感じはあるものの、やっぱり根本にあるドッペルゲンガーだとか、片方は影だとか、そういうファンタジー要素が若干の軽さを生んでて不完全燃焼。

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    2025年02月12日