山本文緒のレビュー一覧

  • アカペラ(新潮文庫)

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    「アカペラ」文庫版の初版が2011年8月で、
    私の購入した本は、5刷で2020年9月。
    初版は分からないが、5刷には解説は無く、
    作者の「文庫版あとがき」があった。
    そこに収録されている3編の中編のうち、1編目の「アカペラ」を書いた後、病気のため約6年小説を書く仕事を休んだ、とある。
    「アカペラ」は2001年直木賞受賞後の第一作、
    二作目「ソリュード」は2007年復帰作、
    三作目「ネロリ」は2008年作、
    このあとがきは、2011年夏、とある。

    辻村深月さんの「傲慢と善良」文庫版の解説が
    朝井リョウさんで、そこには、小説の執筆者が誰に解説を頼むのか、著者本人が決めるのだそうで、その
    顛末が、

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    2023年01月25日
  • 群青の夜の羽毛布

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    不思議な魅力を持つ女性・さとると付き合い出した鉄男。
    あまりにも厳格な母親、奔放な妹、母親の顔色を伺いながら暮らすさとる。彼女の家庭環境のいびつさは、次第に鉄男の知るところになる。
    皆イヤなやつで読後感がめちゃくちゃに悪い…なのに読めちゃう…

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    2023年01月18日
  • アカペラ(新潮文庫)

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     不器用で、一般的な幸せをつかめない、だけど本人たちにとってはかけがえのない日々を描いた小説。登場人物がみな、その人なりの誠実さをもって生きていて、心が温まる思いがする。

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    2025年12月07日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    作者の今まで読んだ作品とは違いほのぼのしています。実際に起きている事は大変なのですが。
    それを重たく描かれていないからなのか、楽しく読み終えました。
    何がどこが良かったのか表せないのに面白かった!と言える小説です。読めて良かった。

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    2023年01月02日
  • 紙婚式

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    結婚、同棲をするカップルたちの短編集。最後は、自分も主人公目線で途方に暮れる…と言うような終わり方が多かった。

    一番衝撃だったのは、ニコニコしながらスープの中にゴキブリを入れて夫への怒りを表す妻。他にも完璧な結婚生活なはずなのになぜか違和感を感じる、本音を言えない関係、、、

    どれも長い結婚生活の日常の中で、繕いきれずに綻びが生じていく過程が、リアルで、結婚しなくていいな私、とも思ってしまいそうになる。婚活中の方にはお勧めできないです!

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    2022年12月30日
  • そして私は一人になった

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     離婚を機に人生初の一人暮らしを始めた32歳の著者、等身大の日記エッセイ。
     ほんとに、等身大!気取らず、カッコつけず、強がらず、楽しければ笑い、つらければ泣く。悲しいときは一人で悲しみが去っていくのを待ったり、友達に電話してクドクドと話を聞いてもらったり、ひたすらお酒を飲んだり。どこにでも転がっていそうな日常の細々した出来事の記録なのに、山本文緒さんならではの軽快でさっぱりした文体ゆえに唯一無二のものになっているような。当時の山本さんと今のわたしは年齢が近いからか、わかるぅ、わかるぅ、と、読めば読むほど共感の嵐だった。つらいのも悲しいのも自分だけじゃない、わかってたけどやっぱりみんな頑張って

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    2022年12月22日
  • みんないってしまう

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    山本文緒さんの作品を古い順から再読しています。もう新しい作品を読めないのが残念で悲しい…
    山本さんもいってしまったなんて。

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    2022年12月20日
  • あなたには帰る家がある

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    ネタバレ

    面白くて凄い勢いで読み切ってしまった。

    本当に主な登場人物の心情が痛いほどわかる。
    とくに真弓と佐藤にめちゃくちゃ感情移入してしまった。両者どちらも言ってることがわかるし片方だけ読むと相手が悪いとしか思えないところがすごいと思った。

    後半狂っていくのが徐々にではなくて一気にきたのがすごく怖くてリアルだなと思いました

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    2022年11月28日
  • なぎさ

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    冬乃と川崎が主人公として交互に心情が語られる。
    人生の緩やかな流れに乗って少しずつ強さを発揮していく冬乃は素敵なのかもしれない。しかし、私はプライドが高くてどこか他人を見下して駄目なまま、底から這い上がろうとして這い上がりきれない川崎に共感する。私にも同じ部分があるからだ。最後、川崎にも前に進めるきっかけができるところが救いだと思う。そして、仕事を辞めて部屋に引きこもっている息子を問い詰めることなく海鮮焼きそばを用意してくれる川崎の母親は、実はすごい人なのではないか。

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    2022年11月27日
  • 残されたつぶやき

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    ネタバレ

    山本さんの、本にはなっていなかったSNSの文章をあつめた一冊。
    最初から中盤までは、ふふふと笑いながら、ああ、これはあれを書かれて頃か、とかにやにやしながら読んでいたけれど、後半、ああ、ここからはもう山本さんは、、、と思うと書いていることはそんなことないのに、涙が出そうになった。
    ああ、よぼよぼのおばあちゃんになった先生にいてほしかった。
    あたらしい小説楽しみだった。
    これからもずっと読み続けていきたかった。
    また先生のエッセイも読み返したい。
    きっと、うわー!!ってなってるのだろうな、と想像しながら。
    そういえば、一度だけ先生がTwitterで呟いた言葉にコメントを書いたことがありまして、そ

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    2022年11月22日
  • そして私は一人になった

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    あーこのころまだネットなかったんやな。
    21p
    OLの頃に、異常とも言えるほど新しい洋服が次々と欲しかったのは、きっと自分が嫌いだったからなのだ。
    そして、最後にクミコ!

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    2022年11月17日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    無人島のふたりを読む前に再読。想いあって助けて貰えることのありがたさを感じられたけど、鬱の描写が辛い。弱ってる時に読んだら引き摺られそう

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    2022年11月08日
  • 眠れるラプンツェル

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    主人公の女性に共感出来てと思ったけれども結末にそうきたかと。
    子供達が凶暴すぎてちょっと怖かった。
    感想を書くのがちょっと難しいです。

    作者の方自身が闘病されていた事も初めて知りました。
    人の感情のものすごく深いところまでも書かれていて読んでいるととても引き寄せられます。

    本だけではなく作者さんにも興味が持てました。他の作品も読もうと思います。

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    2022年10月23日
  • みんないってしまう

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    短い中で、人の汚いところが描かれ、人の無情さが描かれている、いってしまう者と残されるもののコントラストに惹きつけられる短編集。

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    2022年10月19日
  • なぎさ

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    良い作品だった。
    人は誰でも、どんな立場でも、それぞれ何かしら悩み、何かと闘い、その度自分を奮い立たせて乗り越えて、なんでもない日常を送っているものだと思わせる。
    田舎を出て夫と久里浜でふたり暮らしの冬乃。
    芸人を諦め、サラリーマンをしている川崎。
    派手さもなく、一見ただの一般人と思われる2人に焦点をあてつつも、全てではなくても彼らと共通する人生の瞬間を読者は感じると思う。
    そういうことあったあった、と。
    主人公も不器用ながらも思い悩み、時には人に頼りつつも、なんとか乗り切る。
    淡々と、だけどとても緻密に、引き込まれるように人の心理を描けるのは作者ならではだと思う。
    ハッピーエンドというわけで

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    2022年10月03日
  • なぎさ

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    良い作品でした。

    派手さはなく、明るさもないのですが、馴れ合いとも違う感じで、ダメなりに勇気付けてくれます。

    不器用で、悪循環にはまり、ずるずると抜け出せずにいる。抜け出す為の、努力がぬるい。

    そんな登場人物が少しずつ少しずつ己から目を逸らす事を止め、問題と向き合い、しっかりとした一歩を踏み出していく。

    こう書くと、キラキラしたハッピーエンドが待ってるように見えますが、踏み出した一歩は、至極普通なこと。

    けれど、「普通」なんて人それぞれで向き合う問題の大きさも人それぞれ。

    ただ、向き合ってる時、向き合うまでの気持ちは、似たり寄ったりなのかもしれません。

    だから、次が気になって一気

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    2022年09月21日
  • あなたには帰る家がある

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    誰かが幸せになるためには誰かが不幸にならなければいけないの、つらいなぁと
    理想通りの結婚生活を送るのなんて、むずかしいよね

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    2022年09月14日
  • 眠れるラプンツェル

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    約27年前の作品だけど、全然時代を感じさせない、むしろ、現代にありがちな物語だと思った。
    主人公の汐美の閉ざされた世界。
    そこに現れた15歳も年下の中学生ルフィオ。
    ルフィオに恋愛感情を持ち始めてしまった汐美には、共感部分はない、孤独な世界を自ら選んでいるように思う。
    でも、本当は誰かを求めていたのだと思う。
    自分の殻を破ることができるのは、自分しかいないと思わせてくれる。

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    2022年09月22日
  • なぎさ

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    のっけから、爽やかでライトな表紙からは想像できないような、どこにも逃げ出せない日々の描写が細かいディテールで続き、息が詰まる(リアルという点ではいい意味で)。
    結構随所にきついセリフがあり、よくある優しい小説とは一線を画す。
    妹にカフェをやりたいと持ちかけられた姉が、「なに浮ついたこと言ってんの」「働きたいのならコンビニのアルバイトでも新聞配達でも、体使って真面目にやれば?」と返答するのとか、しんどい!

    3歩進んで2歩さがるペースで、ゆっくりと登場人物たちが殻を破り、能動的に人生に立ち向かえるようになるまでを、のめり込んで読んだ。
    冬乃の「何にもできない、働く自信がないってただ嘆いて、できな

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    2022年09月10日
  • あなたには帰る家がある

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    好きになれるキャラクターがおらず、内容も重めだが続きが気になってサクサク読める。
    幸せな結婚生活を送っている夫婦は少数なのかなと少し気持ちがそわそわする作品

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    2022年08月27日