山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
尊敬する山本文緒さんのオリジナルエッセイ
感じたのは小説家(ひいては芸術家)として周囲から、そして自分自身で認めるのはとても難しい、、ということ。
「私、小説家やっています」 確かに自分からこう名乗るのは勇気がいる。
職業としてやっていくことは、世間から評価されたり、批判を受けたり、そして次に期待をされていくということ。
決してマイペースで「ぼちぼち適当にやっています」とはいかない。
そんな中、山本先生がいかに悩み、将来を見通せない自分に不安を持ち、試行錯誤を繰り返していたのか? そしてそれを言葉にして書き綴る自分自身への分析力がどれだけ要ったか? が伺える。
きっと同じような想いをして、 -
Posted by ブクログ
ネタバレホラーって、別に心霊現象とかスプラッター映画だけでは無いよな、と思う。
今生きている現実を生き抜くことの方が、先が見えない不安のほうが、よほど恐怖に感じる事もあるだろうし。。
自分が二人いて、残りの一人に嫌なことをやらせようとしてもやりたがらずに喧嘩になる、という少年漫画もあるけれど、本作でも、個々の人間として生きればそうだよなぁ。
。と
(藤崎竜氏の短編で影が入れ替わる読み切り作品はむしろ異彩を放っているというか。。)
読み始めた最初はないものねだりというか、隣の芝生は青く見える、そういった結末になるかと思ったが
そんな簡単な話では無かった。。
解説柚木麻子氏の文章が興味深い。
一見わ -
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Posted by ブクログ
テーマは崩れた家族
母親と娘の確執
1995年の作品なのでこの類の小説としては
早い作品なのではと思う
母親の支配は厳しく 娘の精神は脆い
時折 回想する告解が入り
山本さんの作品としては珍しいのでは
ミステリアスなストーリー展開
2002年映画化
大学生の健全そうな男子は バイト先のスーパーの客である美しい女性に恋をする
彼女は心身共に繊細
大学を中退し節約して家事をこなす彼女は
母親と妹と坂の上の戸建てに住む
教師である厳格な母親
奔放な妹
三人の関係を読むほど 家庭の異常さをみる
支配する母親も従属する娘も気持ち悪いのに
この家庭やこの男子にもっと秘密があるようで
最後まで見届けてし -
Posted by ブクログ
佐藤家と茄子田家のふた家族が恋愛や仕事で翻弄される物語。
色々な人物の目線で書かれているのが面白い。
側から見れば普通の家庭でも色々な問題を抱えている。
佐藤真弓はちょっと面倒な部分はあるが、専業主婦ではなく働きに出たいという気持ちはすごく共感できた。
夫の秀明は特に自分の意思を強く主張せずに流されるように生きているにも関わらず、一丁前に周囲に不満を抱えて生活している。
圧倒的に夫婦での話し合いが足りないように感じた。
夫婦がお互い歩み寄れるように、意見をぶつけるのではなく話し合いが必要。
今の社会よっぽどお金に余裕がない限り、専業主婦になる必要はないんじゃないかと思う。
お互いが稼いで -
Posted by ブクログ
主人公の深文は結婚願望なし。信用金庫で働く。
ストーリーは日常生活かと思いながら読み始め、だんだん登場人物が個性が面白くなった。
今と昔を比べながら読んだ。
違いは?やっぱり連絡の取り方。今は、すぐ連絡とれるのが当たり前になってる。
中場から、さゆりさんのまさかの展開に最後、どうなるのか早く読みたかった。最後は、ハッピーエンド⁈いい感じに終わってたから良かった。
山本文緒さんの本を他にも読んでみたい。
あとがきに、毎日の暮らしからにげたいと思うことはありませんか?とある。
たまにはあるよね、退屈や満たされてないとき、
けど、やっぱり今がいいと思うから、気分転換しながらこれからも大切に過ごして行