山本文緒のレビュー一覧

  • 紙婚式

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    解説のすべてに共感をしてしまった
    また名前のつけられない感情に「 知ってる! 」と思わされ、山本さんの作品を読んだな〜という気持ちに

    表題作である紙婚式とおしどりは痛いほど共感しつつ、わたしの苦手なコミュニケーションの領域を言い当てられたかのような物語で恥ずかしくもなったし、大人になっても、結婚するまでの関係を育てても、人間関係に思い悩むのだと安心に似たような気持ちもしました


    恋愛関係に限らず、相手が愛だと認識できる形で愛を渡すって難しいことだな〜と感じます
    そういう意味では秋茄子がとくによかった、わたしもだいじな場面で向き合える強さを育てたい

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    2025年10月28日
  • パイナップルの彼方

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    毎日、現実から逃げたいと思っても逃げ出すことができないということは誰でもあると思う。この本を読んで、やはり人間関係は複雑で、けど頼れる人に頼ったり、逃げ場を見つけたりすることが日々の生活を乗り越えてくには必要だと感じた。

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    2025年10月17日
  • ばにらさま

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    山本文緒さんの最後の作品
    いろんな年代の女性が主人公の、日常を切り取った短編集
    日常だけど、誰もが当たり前に経験するような日常ではない
    不穏な事件やトラブルはないけれど戸惑う主人公たちに思わず共鳴してしまう、読みやすい作品でした

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    2025年10月10日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    タマコが泣けます。人を大切に思う気持ちが、年齢だったり、関係性で色々問題になってしまう。純粋に人を思う気持ちの大切さが身に沁みました

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    2025年10月12日
  • カウントダウン

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    お試しで読んでみたら次が読みたくなって
    電子図書で借りれたので手にとると
    サクサク読めてしまいました。
    こんな事起こるかなぁと思いながらも
    可笑しくて悲しくて中々進めない自分でも
    あっという間でした。
    山本文緒さんの本をもっと読みたくなりました。

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    2025年09月20日
  • ブルーもしくはブルー

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    結局人はないものねだりをする生き物なんだなと思った。自分であることに日々感謝なんてしないけど、羨ましいと思う誰かに自分が入れ替わった時、きっと私も私に戻りたいって思う気がする。誰かは私を密かに羨ましがってるかもしれない。そう思うことは恵まれてて幸せなことなんじゃないかな。

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    2025年08月22日
  • 紙婚式

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    23年前、初めて山本文緒さんと出会った本です。
    紙婚式をちょうど迎えていたので手にとって中身も確かめず購入してしまった。。。

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    2025年08月21日
  • ココナッツ

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    山本文緒つぎつぎ読む。夏に軽く読書するにはぴったりでした。登場人物がみんな個性あれど健康的でよい。終わり方もほろ苦いような爽やかなような…ちょうど良いかなと感じた。

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    2025年08月14日
  • みんないってしまう

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    ネタバレ

    生きてる限りなにかを失って、またなにかを得てく。

    方丈記の言葉のような短編集。
    表題作の「みんないってしまう」は、途中の仕掛けにもくすっと笑えるけど、最後がとても好き。
    偶然にも花火と隣人に行き会い、こんな人生も悪くないなって思えて爽やか。

    他の話は最後が読者に委ねられるので、ついつい自分に引き寄せて考えてしまった。

    ストーカーの醜悪さとして第三者から突きつけられる恋心が辛い「片恋症候群」。
    気持ち悪いなーと思いながらもお気に入り。

    「ドーナッツ・リング」も好き。
    主人公は甘酸っぱい思い出とともに家族を大切にしてくれ。

    あとは大体出てくる男が不誠実なのについつい惹きつけられて読んでしまった。山本文緒はダメ男書くのとても上手。

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    2025年08月09日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    文庫の帯に記されている新海誠監督のコメントが気になって読んでみた

    タイトルの「アカペラ」を読むと、新海監督の「天気の子」に通じるものを感じた。
    また、なぜ作者の山本文緒さんはこの物語に「アカペラ」とつけたのか? 考えながら読んでみた。
    そこには15歳の女の子が、大好きなじいちゃんのピンチに対して必死に考え、行動していく姿。
    途中、絶望的な展開になってしまうけど、自ら必死に行動していく姿が「アカペラ」(つまり、伴奏の無い人生展開)に繋がったんだろうな、、 と感じた。
    主人公、タマコちゃんの充実した今後の成長を心から願うばかりだ。

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    2025年08月03日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    ちょっと歪な家族の物語3篇

    「アカペラ」
    個人的に、それは倫理的にダメでしょうというところがあるので手放しで好き!とは言えないけど、そこにそれを求めた主人公の気持ちには納得させられてしまうさすが山本文緒さん
    「ソリチュード」
    何も決められないまま流されてもいつかは流れ流れて結果が出る
    まだその途中にいながら一つケリをつけたダメ男を応援したい
    「ネロリ」
    人のために優しく、人のために生きる、それ自体が自分のエゴなのかも
    ラスト元気が少し出る感じで良かった

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    2025年07月30日
  • かなえられない恋のために

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    読書家さんの本棚で見かけ読んだ。

    「同じ本を何度も読むのが好きなのだ。」
    私も同じで嬉しい。
    「人は何事かを成すために生きてるんじゃない。何も成さなくてもいいのだ。自分の一生なんて好きに使えばいいのだ。」
    素敵な言葉。でも彼女はたくさんの書籍を残すという凡人では成し得ない事をしてくれた。だから私は山本文緒を何度も読もうと改めて思う。
    新作がもう読めない事が本当に悲しい。

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    2025年07月24日
  • なぎさ

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    生きていくとはやりすごすということ。

    生きるというのは複雑で、自分の望むようにはいかないものだ。
    自分が一生懸命頑張ったつもりでも、あっけなく終わりが来てしまって無力感を感じたり、誰かに必要とされるがまま生きてきたら食い物にされることだってある。

    そんな生きる難しさの中で、誰かに頼りたくなったり、それがいつの間にかそのうち自分と他人の境界線を超えてしまって人を苦しめてしまったり。
    そんな関係性が怖くなり、もう手を伸ばすこと自体をなんとなくやり過ごしてしまったり。
    とはいえ、生きるを諦めることも、成層圏から人を見下して楽しむことも愚か。
    きっと自分が羨ましいと感じる人にも、自分が想像し得ない苦しみがあり、しがらみがある。
    みんな失敗しながらも、未熟ながらも、日々生きる中で重ねる小さな成功体験を希望に生きていくしかない

    そんな解釈をした。
    私も仕事をしていて、他に自分に合う環境がどこかにあるのではと探してしまうこともある。
    ただそんな環境はどこにもなくって、やっぱり自分で諦めずに、時々やりすごしながら、誰かに適度に頼りながら
    やりすごしていくしかないんだな、と思えた

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    2025年07月19日
  • あなたには帰る家がある

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    家庭、仕事、恋……
    幸せになりたい。
    あの人の家、私の家庭より幸福?
    二組の家族の運命がぶつかり合う!

    家を建て直そうか。新しい書斎、広い台所。そうすれば家族はもっと幸福になるに違いない。学校教師の茄子田太郎は、住宅展示場で営業マン・秀明と出会う。一方、秀明の妻・真弓ががむしゃらに手に入れた家庭は、天国ではなかった。子供は好きだけど、もし自分が夫と同じくらい稼げたら? “たまには憂さ晴らしをする権利”だってほしい。そうだ、働こう。二組の家族の、歯車が動き出す!
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    以前TVドラマを見てました。とてもおもしろかったです。w
    山本文緒さんの小説が原作とは思わず、つい手に取りました。
    めっちゃ面白かったです!話を知っているのもあるし、やっぱ山本さん上手!
    不倫の話ではあるけど、そんなにドロドロせず、でも山場はきちんとあって 壮絶なシーンがTVでも印象深かったけど、小説でも凄まじかったですw
    夫婦それぞれの不倫を通して、結婚生活の現実や、夫婦間のコミュニケーションの重要性、そして、家庭とは何か、ということを、語りかけてくれています。
    問題定義をきちっとされていて、考えさせられるお話でした。

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    2025年07月03日
  • シュガーレス・ラヴ

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    ねむらぬテレフォンとシュガーレスラヴが好き。どこか体に不調があるときは大体何か心に突っかかっているものがある。それをうまく絡めて表しているところがいい

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    2025年06月25日
  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    2003年から2006年にかけての日記形式のエッセイ。うつで沈んでいく様子や少しずつ回復していく様子がリアリティを持って描かれている。著者はほぼ私と同世代なので、当時の医療のレベルもなんとなく分かる。
    周りの家族やスタッフに恵まれて、彼らを巻き込みながら、回復出来たことは良かった。

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    2025年06月23日
  • ばにらさま

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    ⭐️3.5
    「ばにはさま」
    地味に破壊力がすごい。あぁ恋愛中毒 描いた人なんだなって改めて感じた。

    「菓子宛」
    種明かしがうまい

    「子供おばさん」
    良き。

    (総じて)
    山本文緒さんの文章って、ちゃんと山本文緒さんって分かるな...って思ってたところに、「バヨリン心中」から、カラッとテイストが変わってて、短編集として、助長さを感じなかったのがよかった。
    もうこの小説の作者はこの世にはいらっしゃらないんだなっていうことをほんのり片隅にもちながら、味わって読みました。
    最後の三宅香帆の解説文が良くて、三宅さんの本もまた手に取りたいなと思った。

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    2025年12月04日
  • ファースト・プライオリティー

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    30歳でこれを読めて良かった。登場人物みんなと友達になりたい。そして31歳になったらもう一度読みたい。

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    2025年06月05日
  • パイナップルの彼方

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    心の動きの描写が、分かる!の連続。だからこそ、「なんでそこもう少し上手く流せないかな」って思ってしまうのが辛い。わたしも客観視したらこういうことの連続なんだろうな…。深文の生活感が非常にリアルで一気読み。

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    2025年06月01日
  • ファースト・プライオリティー

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    31人の31歳のファースト・プライオリティ(最優先事項)が詰まった作品。

    まず、山本さん、よく31話も書けましたね、、。
    しかも駄作がないのは天才としか言いようがない。
    ショートショート集だからサクッと読める。

    自分にとっていちばん大切にしていることはなんだろう。
    作品の主人公たちにとっては当たり前のことなのかもしれないけど、他の人から見るとちょっと違う
    みたいな価値観がたくさんある。
    案外自分が大切にしていることって自分では気づいてないのかもしれない。

    31歳というのもいい。
    まわりの環境に20代のうちにたくさん影響を受けて、自分を見つめ直して、新たにスタートを切ったり、変化がある年なのかもしれない。

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    2025年05月27日