山本文緒のレビュー一覧

  • 紙婚式

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    たしかだいぶ前に一度読んだ気がするけれどその時は恐らくまだ独身でこんな世界もあるんだなーとどこか他人事だった。今読むとなかなか頷けるエピソードが目白押しで、いろんな夫婦の形があり、結婚がゴールではなくその後続けていくことの難しさを実感させられる。

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    2025年02月23日
  • プラナリア

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    前向きにがむしゃらにしか働けない私には、無職の人の理解には、到底とどかない。どのカタチが人のしあわせなのかは、誰にもわからない。可哀想なんて思っても思われてる方は可哀想だなんて思ってない。人のことなんてやっぱりわかんないよね。って思う、

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    2025年02月17日
  • そして私は一人になった

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    共感でしかなかった。私の思ってることをそのまま本にしてくれたって感じちゃうくらい。
    このエッセイのときの文緒さんよりも、まだ私は若いけど何年間後に読み返したらどういう気持ちになるんだろうなぁなんて考えてしまった。

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    2025年02月15日
  • あなたには帰る家がある

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    やはり同性の真弓にいちばん共感した気がするけれど、綾子や裕子の気持ちや考え方も少しずつ共感しながら読めました。タイトルがどう着地するか気になって一気読み。登場人物に「わかる〜」と言いながら読書をするのは楽しかった!

    真弓じゃないけど、期待してる(出産待ち)状態がわくわくの最高潮というのはよく分かる。手に入ったら入ったで大切にするのは難しい。

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    2025年02月13日
  • みんないってしまう

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    どの話も引き込まれる あーなんかわかる、そういうことってあるなあと思わされる。みんないってしまうてそういうことか。楽しいことも幸せなことも悲しみもずっとは続かない。喪失を繰り返しながら生きてくんだねー。

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    2025年02月09日
  • ばにらさま

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     厚い蜜を纏った大学芋はカリカリと音を立ててかじると甘い香ばしさが味覚・嗅覚へ一度に幸福をもたらす。これとスプーンに力を込めて山盛りにすくい上げたアイスとをにいっぺんに口に放り込む。至福のひとときである。至福を底上げしてくれるのはバニラ風味のアイスだ。他にも色んな相手と仲が良い。メロンソーダ、万国の嗜好であるコーヒー、米国出身のコーラ、和の至極パートナー黒蜜きな粉。ただ、それは味わう側の第三者の印象。バニラ本人は決して嬉しくないのかもしれない。ベタベタした炭酸水風呂に熱すぎる焦香ばしい温泉、水たまりにハマった直後に砂場に転倒したり、踏んだり蹴ったりなのかもしれない。
     多様な相手に合わせられる

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    2025年02月01日
  • ブルーもしくはブルー

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    ネタバレ

    ホラーって、別に心霊現象とかスプラッター映画だけでは無いよな、と思う。
    今生きている現実を生き抜くことの方が、先が見えない不安のほうが、よほど恐怖に感じる事もあるだろうし。。

    自分が二人いて、残りの一人に嫌なことをやらせようとしてもやりたがらずに喧嘩になる、という少年漫画もあるけれど、本作でも、個々の人間として生きればそうだよなぁ。
    。と
    (藤崎竜氏の短編で影が入れ替わる読み切り作品はむしろ異彩を放っているというか。。)

    読み始めた最初はないものねだりというか、隣の芝生は青く見える、そういった結末になるかと思ったが
    そんな簡単な話では無かった。。

    解説柚木麻子氏の文章が興味深い。
    一見わ

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    2025年01月29日
  • ブルーもしくはブルー

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    これを30年前に書いていたことが驚き。拭いきれない女の相対的な弱さや生きづらさは今もそう変わらないのではないかと思う。もちろん男女平等の世の中になってきているけど、どこかで結婚や出産をしない女は欠けているという意識がまだあり、男ありきの人生がスタンダードにある気がする。それが悪な訳ではないが、自分だけの気持ちによって選択すればもう1人の自分が生まれるほどの後悔はせずに済むのでは無いのかなと感じた。

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    2025年01月17日
  • 残されたつぶやき

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    作者が亡くなったことを知ってから、「自転しながら公転する」を読み、「無人島のふたり」「再婚生活-私のうつ闘病日記」そしてこの「残されたつぶやき」を読んだ。
    単純に好きな作家さんのエッセイは、日常の様子を知れたり、考え方が知れて興味深い。
    飾らない正直な文章もよかった。
    ただ、亡くなったことを知っているだけに、辛い気持ちになるところもあった。
    また、まだまだ書きたいものがある描写がところどころ出てくるので、ご本人も本当に残念であっただろうと思うし、読者としても残念に思う。
    未読の著書を読んで、偲びたいと思います。

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    2025年01月07日
  • プラナリア

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    全編モヤモヤしたしたまま終わった、けど上手くまとまらないのが生活で人生だよな〜と思った
    自分を大切に思ってくれてる人を裏切りたくなってしまうのちょっとわかる

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    2024年12月31日
  • 残されたつぶやき

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    何気ない日常 悲しい事や辛い事や楽しい事 いろんな事があって でもそれが 普通に続いていくはずだった。
    エッセイだけど 個人的な日記を見せて頂いてるような 親しみを感じました。
    本屋大賞にノミネートされ 嬉しさいっぱいの日記から たった数ヶ月後の告知 どんなお気持ちだったでしょう。
    ところどころにある 写真も素敵です

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    2024年12月26日
  • パイナップルの彼方

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    山本文緒さんらしさが余すことなく出ていた。
    深文さんの心の揺れ動き、人への接し方、当たり方、すごく共感する部分がある反面、そこは違うよ、上手くやらなくちゃ!とツッコミたくなる場面も多々あり。この何とも言えないもどかしさ?が絶妙な表現で描かれてて引き込まれる。
    すごく才能のある作家さん。恋愛派生系?の本はこの人の右に出る人はいないんじゃないかな。新作を読むことが出来ないのが悲しい。

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    2024年12月26日
  • プラナリア

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    重い!!!!!
    読むのしんどかった〜…ヒヤヒヤハラハラした…
    癒しの時間にはならなかったけど、心が揺れたということは良書だということなのだろうか

    全部で5つの短編で構成されてるけど、先頭の2つは主人公が無職
    無職経験者としてはその時の不安だった気持ちや周りから働くことを促されることへの圧迫感をありありと思い出さされてしまうというか…
    苦しい。

    あとこの本を読んでいわゆるダメ男が出てくる物語無理だって思っちゃった
    最近読んだ寺地はるなの『今日のはちみつ明日の私』も然り

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    2024年12月14日
  • プラナリア

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    誰でもうっすら感じてる「なんか足りないどっか違う」の中で過ごす女性たち+男性の短編集
    それぞれなんとなく理由はあるけど、じゃあそれを解決したいのか解決するべきかというとそれもしっくりこない
    今風に言うなら雰囲気で生きてる人たちのお話
    でもそれは自分でもあり
    所帯臭さや人情を感じさせる文体ではないのに、生きるのにはそれがやっぱり必要だなぁと思ってしまった一冊

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    2024年12月08日
  • ばにらさま

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    ネタバレ

    作者最後の短編集。

    やはりこの人は等身大の女性の描き方が恐ろしく上手い。特別な人間でもなく、清廉でも崇高でもなく、本当にどこにでもいそうな女性の内面をわかりやすく言葉にする。読む人によっては辛い追体験になりそうなほどに。

    いろいろなものを捨てて軽くなるというのは分かる気がする。捨てるまでは特別なものと思い込んでいたのに。そういうことは人生の転換期であるよなあ。

    物語としては「わたしは大丈夫」が好き。「20×20」は作者自身が割と入っている?そして短編集のラスト「子供おばさん」。

    「何も成し遂げた実感もないまま、何もかも中途半端なまま、大人になりきれず、幼稚さと自分勝手さが抜けることのな

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    2024年12月05日
  • ブルーもしくはブルー

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    面白いー!
    山本文緒の一筋縄ではいかない毒のある話大好き
    こういうの書ける人はそんなにいないと思う
    亡くなってしまったのが悔やまれる……
    もっと作品沢山読みたかったです

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    2024年11月12日
  • ブルーもしくはブルー

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    もしあのときこうしていればというのはよく考えることだ。
    そんなタラレバをやり直しても、自分は変わらず自分で、嫌なところが特に目に付く。

    どこに行っても自分は自分で、自分の選択を後悔しないように自分が変わるしかないのだろうと感じた。

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    2024年10月28日
  • プラナリア

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    この短編集の語り手はほとんどが女性だが、最後の作品だけは男性。それで思った事は、男性を語り手にすると山本作品にしては毒が抜けるということ。別にそれでつまらなくなってるわけではなく、よくできたいい話だと思うのだが、山本成分が薄くなっていることは否めない。

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    2024年10月19日
  • 群青の夜の羽毛布

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    テーマは崩れた家族
    母親と娘の確執
    1995年の作品なのでこの類の小説としては
    早い作品なのではと思う
    母親の支配は厳しく 娘の精神は脆い
    時折 回想する告解が入り
    山本さんの作品としては珍しいのでは
    ミステリアスなストーリー展開

    2002年映画化
    大学生の健全そうな男子は バイト先のスーパーの客である美しい女性に恋をする
    彼女は心身共に繊細
    大学を中退し節約して家事をこなす彼女は
    母親と妹と坂の上の戸建てに住む
    教師である厳格な母親
    奔放な妹
    三人の関係を読むほど 家庭の異常さをみる

    支配する母親も従属する娘も気持ち悪いのに
    この家庭やこの男子にもっと秘密があるようで
    最後まで見届けてし

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    2024年10月13日
  • 群青の夜の羽毛布

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    本のリサイクル市でぱっと目に入ってきたタイトルに惹かれて読みはじめたら、想像もしなかった不穏な気配に怯みつつも、謎めいた語り手に導かれ、どんどん深みにはまっていく。怖くて哀しくてやめたいのに引き返せない。最後まで読まずにいられないストーリー展開と情景をありありと想像させる文章はさすが山本文緒。新作が読めないのがつくづく寂しい。出版当時の記憶もないのだが、2002年に映画にもなっていたとの事。

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    2024年10月04日