山本文緒のレビュー一覧

  • ブルーもしくはブルー

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    面白過ぎて一気に読んでしまった。
    こういう人生の内面への描写に深く入り込めるのは小説ならではだし、後半はサスペンス的な面白さでページをめくる手が止まらなくなった。

    人間、あのときこうしていたらと思うことがあっても、その選択肢の先でも大変なことは沢山起きる。そして、現状への不満は、現状への満足と紙一重だということ、そしてただ抱えるのではなく行動に移して自分の人生をよりよくするべきだということを改めて実感した。

    山本文緒作品、もっと読んでみたくなった。

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    2025年07月27日
  • パイナップルの彼方

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    面白かった。すぐ読めちゃう。
    残業なし事務仕事▶︎結婚▶︎寿退社▶︎子供産む が女性としての喜びだとされてる時代で、そのパッケージに対して疑問を持つ主人公の日常が描かれてるんだけど、1995年に世に出た本だとは思えないほど主人公の価値観が令和の今と重なってるのが山本文緒さん…凄い…と思った。

    ただ、主人公の事はあまり好きじゃない。
    プライドが高くうっすらと周りの人を馬鹿にする感じ、自分も浮気するくせに恋人への浮気は許せず被害者ぶる感じ、サバサバしてると見せかけて実は中身がめちゃめちゃドロドロしてる感じ、、気持ちよくない!嫌だ!

    と思うけど、自分に当てはまらない所がまったくないわけでもなく、

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    2025年07月19日
  • かなえられない恋のために

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    共感するところが多い。
    繊細な方だからこそ、色々考えているんだろうなぁ。
    結婚願望も購入してあるので、またエッセイを読むのが楽しみ。

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    2025年07月15日
  • かなえられない恋のために

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    ネタバレ

    山本文緒の文体が好き、自分に合うな〜と思っていたのは、山本文緒の飾らない性格や、素直に感じていることに共感できる自分があるからなのだとわかった。別な小説たちもたくさん読みたい。


    155
    二十代の頃は、花の咲く野原で遊んでいられた。野原のまわりにはいくつも美しい山がそびえたっている。いつか山に登ってみたいという願望はあったけれど、どの山に登っていいか決められなかったし、蜜蜂と遊んでいる方が楽で楽しかった。そうしているうちに、決断の早い人はもう山を選んで五合目あたりまで登っている。そろそろ山に登りはじめないと、頂上まで行きつく体力がなくなってしまう。それでもぐずぐず選択に迷っていたり、山に登っ

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    2025年07月10日
  • ブルーもしくはブルー

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    すごく好きなお話だった。

    「ないものねだり」を軸として、蒼子A蒼子Bが
    がむしゃらに生きていく物語。
    どちらが悪でどちらが正義とかは問わず、
    ただひたすら、一人の女性が自らの生活に
    疑問や不満を持ち、そこから逃れようともがき、
    葛藤する物語。

    いや〜、良い。
    この展開は考えさせられるものがたくさん。
    比較的短くて、2人の心情がイメージしやすいので、
    読書初心者にも、おすすめ。

    それぞれの蒼子の想いの中に、
    共感できるものが多々あったし、
    2人とも頑張れと、応援したくもなった。

    山本文緒さん、いい。!

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    2025年07月05日
  • そして私は一人になった

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    好きな作家さんだなぁ。
    言語化が上手くて私にはすごく良く伝わる。
    (映像のように想像できるなぁ。)
    Dec.2.に書かれている事が本当に好き。

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    2025年07月02日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    大好きな作家さん。まだまだ書き続けて欲しかった。これから、おばぁちゃんになった文緒さんの描く世界を知りたかった。
    お別れ会に行けなかったけど、お別れさせてもらえた気分。これからもずっと大好きです!

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    2025年06月26日
  • ファースト・プライオリティー

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    色んな31歳女性の生き方が描かれていて、多少非現実的な部分もあるかもしれないけどなんだか勇気づけられた。

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    2025年06月26日
  • パイナップルの彼方

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    ああ〜〜これこれ!
    若いうちの秘めたパワー全開で、読んでてニヨニヨ笑っちゃいました。

    あと作品も表紙も好きすぎて自分もショートヘアにしたくらいハマってました。

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    2025年06月22日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

    山本文緒さん、中学生のころに読んで以来大好きな作家さんです。
    小説が素晴らしいのはもちろん、「そして私は一人になった」「再婚生活」などのエッセイも大好きで何回も読みました(再婚生活はメンタルの影響もあるので、気軽には読めませんが)
    どの作品も自分の心の奥の気持ちを代弁してくれているような気持ちになる唯一の作家さんです。
    まだまだたくさんの作品を読みたかった。
    そんな方が最後に遺されたエッセイ。ずっと、死ぬ時ってどんな気持ちなんだろうって小さい頃から疑問でした。その答えの1パターンを、まだ生きている私たちに教えてくれたのがこの本です。
    もしかしたら自分もそうなるかもしれない、未来の恐怖にたくさん

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    2025年06月21日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    余命4ヶ月から半年と告げられた山本文緒さんの最期の日々
    夫と二人過ごすこと=無人島
    訪問診療やお見舞いに来る友人は本土から無人島を訪れる人たち
    そしていつか夫も本土へ帰る日が来る

    壮絶な、とか闘病、という言葉は似合わない
    山本さんは逃病と表現したけど、辛いこと苦しいことから逃げることの何が悪いのか
    淡々とした日記から溢れる山本さんのまわりへの眼差しに涙が止まらない
    この本に出会えて読めて良かった

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    2025年06月14日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    山本文緒さん。
    大学時代の大事な友人に勧められて読み始めた、思い出深い作家さんです。

    友人とは、作品の感想を言い合ったり、解釈の違いで軽い言い合いをしたり、おすすめ作品を紹介したり、金欠時には交代で購入して貸し借りしたものです。
    なので、山本文緒さんの作品を手に取るたびに友人を思い浮かべ、連絡してみようかなという気になりました。

    訃報に触れたときも、真っ先に友人の顔が浮かびました。
    もう新しい作品が読めないのは辛いですが、友人との楽しい時間が文緒さんの作品とともにあったこと感謝します。

    「うまく死ねますように」(5月21日(火))
    この言葉が私の中に残っています。
    読んでいて涙が出るけど

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    2025年06月05日
  • ばにらさま

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    山本文緒さんの小説が好きで、これを読んだら全部読んでしまって、もうこれ以上新しいものが読めなくなる恐怖があった。でも誘惑に勝てず手にして読んだ。解説がこれまた大好きな三宅香帆さんでよかった。ようやく亡くなられたことも含めて受け止められた。
    日々の生活は瑣末なことで忙しい。でも愛おしい。

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    2025年06月04日
  • ばにらさま

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    遺作の小説になる…最期のエッセイ「無人島のふたり」で、以前書いた短編を手直しして1冊にまとめている、と。

    それが本書だ。

    6話はどれも読んでいるうちに、見えていた景色が反転する。小さな違和感の真相がわかった途端、腑に落ちると同時にザラつきも残す。

    「つまんない日常の生活を、面白く描く他に類を見ない作家」(解説:三宅香帆氏より)

    どれも秀逸だったが、
    『ばにらさま』モテなかった青年に不釣り合いな白い恋人ができた。
    『菓子苑』美しくワガママな胡桃に翻弄される舞子、が特に印象的♡

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    2025年06月01日
  • 残されたつぶやき

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    「なぎさ」と「自転しながら公転する」のことが書いてあるから順番に読んでいこう。
    色々なことに興味を持って、新しいこと始めないと新年の目標をたてながらも、好奇心が旺盛なところが良いなと感じた。
    どの写真もクッキリとした色合いで綺麗。

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    2025年06月01日
  • 残されたつぶやき

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    各種媒体に寄稿されたエッセイがいくつか。

    各種SNSへの投稿文が残りを埋める。

    特別な事件があるわけではない。
    とはいえ凡庸な暮らしから見れば“日常”ともいいにくい、そんな日常風景。
    風景も、情景も、繊細に、鮮明に、言葉となって届いてくる。
    重厚さから解き放たれたという中央公論文芸賞受賞の言葉。
    もっともっと、作品を読みたかったです。

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    2025年05月28日
  • ばにらさま

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    山本文緒の初期・中期の作品を、まだ私は読んでいない。

    あの頃は、なんか江國香織も山本文緒も〈「ザ・恋愛小説」を書く作家です!〉みたいなイメージの売られ方だったから。
    (そういえば村上春樹さえも、『ノルウェイの森』とかそんな売られ方、されちゃってましたね)

    だから晩年の秀作『自転しながら好転する』を読んで、初めて〈山本文緒体験〉をして、心の機微を描き出す筆致と、伏線を上手に張るプロットの巧みさに感服した。そこには地方のショッピングモールエリアで生きる人々の、妙にせせこましい日常体験が具現化されていた。日常を日常的に描ける作家は、地味にすごい。衝撃だった。

    『ばにらさま』は2008年から20

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    2025年05月11日
  • ばにらさま

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    面白いなあ。
    山本文緒さんの小説ほんとに好きだ〜、長編しか読んだこと無かったけど短編も面白い!!
    特にバヨリン心中と子供おばさんが好きだった。

    なんでこんなにこの人の作品に惹かれるんだろう?っていうのを言語化出来てなかったけど、
    最後の三宅香帆さんの解説を読んでスッキリ。

    普通の小説は生活を排除する(例えば桃太郎がどんな服を着ているか誰も知らない)けど、山本文緒さんは半径5m以内の出来事を面白く描写するのが上手い、と。言い得て妙だ。
    フィクションの非日常な展開ももちろん好きだけど、生活こそ我々の普段見ている世界だから。
    日常のささいな見落としてしまいがちなシーンを面白く切り取る天才なんだと

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    2025年05月02日
  • パイナップルの彼方

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    人間、一生幸せとは限らない。ちょっとしたことでどん底まで落ちてしまう。そんな人生を生きていく中で誰しもが一度は逃げたいと考えたことはあるのではないだろうか。逃げたいけど逃げられない現実を生きる人間の心情を感じ取れる一冊であった。もしこの本を手に取って読んでくださる方がいれば、ぜひあとがきまで読んでほしい。

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    2025年03月25日
  • そして私は一人になった

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    どうしてこうも山本文緒さんの文章に惹かれるのか。
    今の私が欲していたテンションの本。

    ちょうど書き始めの著者と同じ年齢で
    時代は違えど共感できることが多い。

    毎日漠然とした不安があり
    大きな何かに押し潰されそうになる瞬間があるけれど(もちろん、そんな日ばかりじゃない)
    似た感性がある方の日々を客観視することで言語化されてきた気もする。

    山本文緒さんに小説があって良かった。
    私が小説を通して山本文緒さんに出会えて良かった。また読もう。

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    2025年03月07日