山本文緒のレビュー一覧

  • 再婚生活 私のうつ闘病日記

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    著者が鬱病だった頃の日記。

    最近ではうつ病もかなり認知されてきて残念ながら患ってしまった人達の苦しみがあちらこちらで知る事ができる。でも実際にその状態になってみないとわからない事の方がきっと多いんだろう。鬱病に関して自分の勝手な憶測であれこれ話すのは憚られる。エッセイの中でも著者の苦しみが痛いほど語られていて読んでいてとても辛い。だから彼女が治ったと感じた時にはおいおい泣いてしまうほど嬉しかった。

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    2025年12月18日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    「これが人間なのだ」と言われている気持ちだった。
    初めは都に対して好感持てず、読み続けるのがしんどかったけど、途中からすごく面白くなってきて、最後は「早く読みたい!」という気持ちで読んでいた。
    今まで読んできた本にあんまりなかった、人間の暗い部分、深い部分が深掘りされているような気がした。
    「家族だから」手放しになんでも喜んでもらえる、なんてなくて。ありがた迷惑だと思うことも当たり前にあるが、この本で改めて感じた。
    言葉にすると難しいけど、なんか、人間、私自身の暗い部分を描かれている、そんな感じ。

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    2025年12月16日
  • 絶対泣かない

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    12/13-14題名に惹かれた。短編集は苦手だが、読みやすくてよかった。やはり「絶対泣かない」が心に残った。

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    2025年12月14日
  • ばにらさま

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    山本文緒さん最後の作品集。
    最後とはいえ一つ一つの作品の初出は死を宣告される前だったのだな。
    山本文緒作品の好きなところは描かれた日常に不吉さや不穏さが潜んでいるところ。巧妙なトリックで「え?そうだったの?こいつの方がやばくね?」みたいなどんでん返しがあるところ。
    本作もその才能を遺憾無く発揮しており、最後まで緊張して読むことができた。
    作者最後の作品集にして、「人生色々あるけど生まれ落ちた限りなんだかんだ生きていかなきゃいけないんだな」と思い知らされた一冊でした。

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    2025年12月11日
  • 恋愛中毒

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    あり得ないと思いつつ、わからんでもない。分かりたくないけど、分かってしまう。そういうのの、連続でした。

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    2025年12月10日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    30歳の葛藤が痛いほどわかる作品でした。
    すべてにおいてパーフェクトな人はいないよね…恋愛むずかしい

    いつ、ニャンくんの方に行くんだろうとまんまとドキドキしながら読んでました笑
    ちゃんと読むとお母さんのキャラとかお父さんのキャラとか全然違う!笑


    エピローグで、悩みはあれどちゃんと幸せにやっていけてるんだなあと安心できてよかった。

    お母さんをうどんでいて、子どもともうまくできない、そういうところもリアルな人間っぽくてよかった

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    2025年12月08日
  • ばにらさま

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    Audibleにて。
    初めての山本文緒さんの小説。エッセイのイメージどおり読みやすく楽しかった。

    女のドロドロとした感情を書くのが得意な作家さん。だけど、どこか現実味なくバブリーな林真理子味をいつも感じるのは私だけだろうか。
    20×20場所は山本先生の実生活とかぶり、書かれていた風景を実際に見ていたのかななどと、聴いた後になんだか切なくなってしまった。

    Audibleで聴きやすいので、もっと山本先生の作品をいれてほしい。

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    2025年12月03日
  • 絶対泣かない

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    人生に絶望してる中で手に取った一冊。
    まさに帯にある通り本も読めない状態だったので、何か変わればいいなと思い手に取りました。
    世の中色んな仕事がある、その中でどう感じてどう頑張っていくかって、理由なんてなんでもいいんだと思います。
    この本は1995年に執筆されて現在も読み継がれていますが、何となくこの本を読んで扶養されない自分でありたいなと思いました。

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    2025年12月01日
  • 眠れるラプンツェル

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    充分な生活費がもらえて旦那さんもしょっちゅう帰ってこなくて、でも一応は気にはかけてくれている。傍から見ればただただ羨ましい限りの生活。私だったら何しようかな〜とニヤニヤしてしまうのに。

    山本文緒さんの作品を最近立て続けに読んでいるが、どうにも主人公の女性が見かけは普通というか、家事もできるしきっと仕事していればちゃんと仕事もする様な表面上は常識的な人の様に見えるのに中身が壊れている、というかなんというか。でも自分にも当てはまるところがある。結婚していたら、主婦として果たすべきことはしようと努力して、でもその中で何か一つでも自分に欠陥の様な何か足りない物をたとえそれがすごく些細なことだとしても

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    2025年11月26日
  • 日々是作文(ひびこれさくぶん)

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    随分前のエッセイなので時代を感じるものも多い。
    花には水を。私に恋を。が好き。私もどこでも好きな人を見つける、順番はつけないけど…
    置かれた場所で咲きなさい、的にその場所で好きな人をほぼ見つける。恋愛スコープ活躍しすぎ、けどモテませんね…若かりし頃の山本文緒、面白かった。

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    2025年11月24日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    登場人物は好きになれなかったけど、展開が割と調子良く変わるので読んでいて飽きなかった。
    現実味のある内容で本当にこんな人がどこかで人生を送っているのかな。

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    2025年11月10日
  • 恋愛中毒

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    恋愛の時の真っ直ぐで全てを正当化、都合よくとらえててしまう不思議なエネルギーについて、主観と客観の乖離を感じた

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    2025年11月08日
  • パイナップルの彼方

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    ネタバレ

    30年以上前の作品のため今から思えば古い部分もある。でもスマホもなく固定電話で連絡、会社から国際電話、備品を…などその時ならではの話題満載で小説だからこそ楽しめる。コネ入社で人事部、暇でお局がいて、ってたくさん周りにいた。背景も社会から受ける圧も違うのに悩みは同じことがよくわかる。恋敵にトラップを仕掛ける、つかみ合い、今より感情を自然に表せている時代も良かった気がした。

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    2025年11月07日
  • 恋愛中毒

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    登場人物誰にも共感は出来なかったが、プロットは秀逸。
    他の方々の感想もちらと見たが、共感されておらる方も多く、読者の性別や性格によっても読後感がガラッと変わる作品なのではなかろうか。私は既婚の男だが、途中からサイコスリラーとして読んでいたくらいだ。
    それにしても荻原の行動原理が一番謎だった...。

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    2025年11月04日
  • ばにらさま

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    短編6作品
    2021年に亡くなった山本文緒さんの作品
    人物の感情表現がリアルに描かれて、ちょっと泣けるとこが好き

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    2025年11月04日
  • 紙婚式

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    解説のすべてに共感をしてしまった
    また名前のつけられない感情に「 知ってる! 」と思わされ、山本さんの作品を読んだな〜という気持ちに

    表題作である紙婚式とおしどりは痛いほど共感しつつ、わたしの苦手なコミュニケーションの領域を言い当てられたかのような物語で恥ずかしくもなったし、大人になっても、結婚するまでの関係を育てても、人間関係に思い悩むのだと安心に似たような気持ちもしました


    恋愛関係に限らず、相手が愛だと認識できる形で愛を渡すって難しいことだな〜と感じます
    そういう意味では秋茄子がとくによかった、わたしもだいじな場面で向き合える強さを育てたい

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    2025年10月28日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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     人間、誰一人として同じ価値観を持つ人はいない。恋愛、そして結婚、そして家族になればより深く、異なる価値観の人間同士が共に歩む(本書のワードを借りれば"連帯する")のは難しい。自分のことだって理解しきれないのに、相手を理解して、価値観をすり合わせる…ほとほと嫌になってしまいそうになる。何度もぶつかり合いながら、重なり合った・分かり合えたと思った次の瞬間には振り出しに戻るような出来事に振り回されながら、不思議な引力でまた引き合わされる…そういうすべてをひっくるめたものが、"好き"という心の作用なのかもしれない。振り回された力に抗えず、そのまま離れていく人、

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    2025年10月21日
  • パイナップルの彼方

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    毎日、現実から逃げたいと思っても逃げ出すことができないということは誰でもあると思う。この本を読んで、やはり人間関係は複雑で、けど頼れる人に頼ったり、逃げ場を見つけたりすることが日々の生活を乗り越えてくには必要だと感じた。

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    2025年10月17日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    「ママはパパと結婚して幸せだった?」という娘からの質問に、
    「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」
    母は風に乱れる髪を押さえて笑った。
    っていうところがハッとして印象に残りました。
    結婚とは、、自分の中で考えさせられる内容でした。

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    2025年10月12日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    主人上の都だけではなく、さまざまな登場人物は皆、本当に実在する人たちのようなリアルさだった。

    皆、良いことも悪いことも悩むことも生きている中で経験しているが、結局のところ、人生を生き抜くには、自分自身の価値観軸が必要なんだな、と改めて実感した。

    若いうちはともかく、年齢を重ねるにつれてその軸がなければ人生も不安定さが増すような気がする。
    だから、若者たちも!外見だけを着飾るのではなく、どうか自分自身の中身もきっちりと詰めて充実させてほしいなと思う。歳をとってから病まないように!

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    2025年10月12日