山本文緒のレビュー一覧

  • あなたには帰る家がある

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    良かった。山本文緒さんの作品にはやっぱり共感する部分が多い。それも主人公にだけではなく、全ての登場人物に。

    最後は離婚したらスッキリすると思ったけど、そうではないところも現実的。

    仕事をすることと家庭を守ること。どちらに行ってもやっぱり不満は出るよね。ぴったりハマって納得することは無いんだろうね。

    出産育児を理由に仕事を辞めたい気持ちもわかるし、それはそれで自分の能力が無駄になってる気がする焦りもあるだろうし、主婦の人付き合いも仕事のうちだけど面倒だし、何も考えずに責任を取らずに従いたい気持ちも、家族を守りたい気持ちもそれに対する重圧感も…

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    2026年02月23日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    アパレル店員都が寿司職人の貫一と出会い、職場のセクハラや家族の問題、貫一とのすれ違う関係に悩みながら進んでいく物語。
    ''花束みたいな恋をした''のように、恋愛におけるリアルな話が詰まっててドキドキしながら読んだ。
    「結婚したい」とは言い切れないもやもやした気持ちや、貫一の自分の中で思い留めて解決しようとすることで互いの本心が分からず互いに悩んでいく様子が本当にリアル。
    そして都の友達との友情がとても素敵だなと思った。
    どのカップルも夫婦もきっと他人がどうこういうような正解はないね。

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    2026年02月22日
  • 絶対泣かない

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    大人になるということは
    泣きたいときに号泣する
    怒りたいときに激怒する
    大笑いしたいときに爆笑する
    その権利を失うことかもしれない
    経験が自由を奪う
     
    作者は本音を描くのが上手いと思う

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    2026年02月18日
  • 恋愛中毒

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    山本文雄さんの書く女性って本当こわい、
    何が怖いって、全ての女性が持ち合わせている少しの狂気が、すこし大きくなってしまったような女の人たちだから余計こわい

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    2026年02月16日
  • 恋愛中毒

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    名作と言われる理由が後半わかります
    恋に夢中になって我を失うことなんて、今どきの若い子は笑うかもしれないけど
    一線を越える可能性はみんなが秘めている
    何故か引き込まれて彼女を責める気にはなれない自分がいます
    ラストも秀逸

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    2026年02月16日
  • 恋愛中毒

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    過去の回想と現在との行き来が主人公の感情を表してて良かった。
    最初は冷めたように見えて徐々にエスカレートして終わったのも良かった。

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    2026年02月16日
  • ばにらさま

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    ネタバレ

    山本文緒最後の作品集、刊行は最後で長編「自転しながら公転する」より発表は前の作品ばかりを収録しているとのこと。

    どの作品も、今っぽい人間関係の屈折を抱えた主人公の日常を描き、読み進めていくうちに感じた違和感が実は…みたいな仕掛け(ミステリーと言うほど明確ではないにせよ)が、キモ面白い。

    表題作のばにらさま、女性に限らずちょっとヒエラルキー高めのモテ人なら、滑り止め抑えてもっとエエ相手を探すなんてのは、今時普通なんだろうな。

    筆の冴えは完璧、まさに全盛期の勢いを感じるのに、あまりにも早いご逝去が、残念でならない。まだまだ面白い小説が書けただろうになぁ…改めてお悔やみ申し上げます。

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    2026年02月14日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    読みやすかった。
    読み途中プロローグへどう繋がるのかわからなかったけど、エピローグ読んで知ってすっきり。主人公は良くも悪くも変わってないのね。

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    2026年02月14日
  • プラナリア

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    囚われ人のジレンマのケーキ等分に例えた締めくくりとあいあるあしたの娘の髪の毛を切るシーンが個人的にすごく好き。

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    2026年02月13日
  • 恋愛中毒

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    ただ、ただ怖いと思った。
    俯瞰して見れたら、こいつヤバいやつだなって感想で終わってたかもしれないけど、自分自身も同じような気持ちになってしまったことがあり、自分のことを書かれているのではないかと、錯覚するほどの、淡々とした流れの中で、徐々に崩れていく様子が、読んでいて辛かった。
    主人公だけでなく、周りも少しづつ、感覚が鈍くなっているのだとおもった。
    すごい本です

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    2026年02月11日
  • そして私は一人になった

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    2026.1
    "耐えられないのは、一人になりたい時に一人になれないことだ"

    とてもわかる。
    ずっと一人も不安で寂しく思う時もあるけど、誰かがずっといたり、大勢でいるのはやっぱりちょっと疲れてしまう。
    人が嫌いなわけではないけど、好きでもないんだなー。

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    2026年02月11日
  • ブラック・ティー

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    平成や昭和を感じる様々な女を巡る物語の短編集
    表題の「ブラックティー」もなかなかぶっとんだ
    話だったけれど、今の時代ももしかしたらというか
    絶対ありそうな気がしてる。
    推し活のために娘の貯金を使い切った話も、
    思いのほかよかった。

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    2026年02月07日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    絶妙な年頃の女性のよくある日常と心情をすごく繊細に描いてくれていて、まさに自分のことか?!と思わせられるような内容だった。(都ほど弱っちくはないけれと…)

    友人の幸せに嫉妬したり、自分の恋人の煮え切らなさにイラついたり、不安で押しつぶされそうになって現実逃避したり…読んでいて終始胸が痛かった。

    そうか、こんな気持ちで生きているのは私だけではなかったのか、と勇気づけられる内容でもあったが、やっぱり胸が苦しくなる内容だった。

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    2026年02月05日
  • ファースト・プライオリティー

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    5ページ程の短編で読み応えはないが、相変わらず山本文緒の小説は楽しい。一番印象に残ったのは「初恋」という話。

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    2026年02月05日
  • 恋愛中毒

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    面白かったです。とても面白かったです、一気読みです。中毒とはちょっと違う、結構あるあるな感じなのではと思います。俗物過ぎる金持ちの遊び人、それに振り回される女達。女性作家さんが描いた、どちらかというとイケない女を描いた作品という印象。最後はイケないなりに染まっていったなって。面白かったです。

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    2026年02月02日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    過去はこうだったけど今は違うってパターンかと思ったらまさかの現在進行形でとてもヒヤッとした
    自分にも水無月みたいな素質が少なからずあるから読んでてとてもしんどかった
    自分の過去と投影してしまって読んでて息が詰まりそうだったし思考パターンにもすごく共感してしまった
    普通だった人がどんどんおかしくなっていく様を客観的に見るとこんなに恐ろしいものなんだと気付けて本当に読んでよかった
    自分のやったことに反省の色がなく最後まで思考パターンが変わってないところがまた恐怖を煽ってて作品としてはすごくおもしろい

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    2026年02月02日
  • きっと君は泣く

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    分かりやすく嫌な女で全く共感出来ないけど、何故か椿のことは憎めなかった。
    後半の怒涛の展開がすごい。憧れのおばあちゃんが、雛子が、グンゼが、と次々にいろんなことが起こって驚きの連続。最後もちょっと意外だったな〜。

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    2026年02月02日
  • ブラック・ティー

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    誰もが心の底にある嫌な部分…
    ゾッとしながらも、もしかしたら私にもこういう思いあるのかもと想像してしまいました。現実とは程遠い物語なのに胸がぎゅっとなりました。

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    2026年02月01日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    都の終始煮え切らない感じがリアルだった。これまで読んできた本の主人公というとどうも利口だったりできすぎるキャラクターが多い印象だけれど、妙にリアル。自分と正面から向き合うのは辛いもの。でも都はなんとか変わろうとしていた。最後はホッとした。プロローグ前提で読んでいたのでまんまとでしたがそれも良かった。よかったよかった。

    ー「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。幸せにならなきゃって思い詰めると、ちょっとの不幸が許せなくなる。少しくらい不幸でいい。思い通りにはならないものよ」

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    2026年01月31日
  • 恋愛中毒

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    ページを捲る手が止まらなかった。
    どんどんどんどん面白くなっていって伏線回収がすごい。最後まで読んでまた最初から読み返したくなる作品。再読したいな。

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    2026年01月31日