【感想・ネタバレ】自転しながら公転する(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら、寿司職人の貫一と付き合いはじめるが、彼との結婚は見えない。職場は頼りない店長、上司のセクハラと問題だらけ。母の具合は一進一退。正社員になるべき? 運命の人は他にいる? ぐるぐると思い悩む都がたどりついた答えは――。揺れる心を優しく包み、あたたかな共感で満たす傑作長編。(解説・藤田香織)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

2026.28

なんというか、全部詰まってた
30代の主人公と同じくらいの年齢の女だからなのか
経験や不安や苦しみや迷いや願いが全部分かる
男性の苦しみや環境、格差も描かれていてすごい
もうぜんぶまるっと抱きしめて眠りたくなった

解説も良かった
一番残酷なのは”普通の人たち”なのかもしれない
んとにそう

あと西日本豪雨災害後の広島が出てきて
一気に"あの頃"を思い出した

総じて、小説の力ってすごいや

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2026年05月03日

Posted by ブクログ

同い年の主人公・都の悩みや揺れに、自分のことのように共感しながら読んだ。

家族のこと、仕事のこと、恋愛や結婚への不安。どれも簡単に答えが出るものではなく、ぐるぐると考え続ける姿がとてもリアルで印象に残った。

特に、貫一との関係の中で見える価値観の違いやすれ違いが苦しくもあり、どちらの気持ちにも共感できるからこそ、より深く考えさせられた。

「不安は相手ではなく自分への不安なのではないか」という言葉や、「幸せに拘るほど寛容さを失っていく」という考え方も心に残っている。

周りと同じであることに安心を求めてしまうけれど、それが必ずしも自分の幸せにつながるわけではないと感じた。自分の人生だからこそ、自分と向き合いながら納得できる道を選んでいくしかないのだと思う。

エピローグでの「少しくらい不幸でいい」という言葉に、肩の力が抜けて少し心が軽くなった。思い通りにならないことも含めて、自分の人生を受け止めていきたいと思えた一冊だった。

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2026年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まんまとミスリードしてしまった。
人生どうなるか分かんないよな、というのが大雑把な感想。
何が正解とか無いし、どれが絶対幸せかとかもない。
自分で選択する時もあれば、選択を迫られてある意味なし崩し的にすることもある。
人生ってはっきり決められるものじゃ無くて、もっと迷いながら、100%行ける!と思えなくてもやってみることの連続なのかなあと。

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2026年04月06日

Posted by ブクログ

とっっってもよかった!!!
鯨のように付箋の量がとんでもないです。
心に残る言葉がたくさんあり私が今28歳ということもあり、大共感する部分がたくさんあり今読んでよかったなと思いました。
それと同時にもっと早く読めばよかったなとも思いました。
エピローグから始まり最後のプロローグ最初??の状態で読んでいたらそういうことか!!と納得しすごい!!と思いながら読んでいました。
主人公都さんは、辛そうなことばかり自分に起こりなんだか可哀想だなと思いました。そして都だけでなく周りの人達も苦しい思いをしてなんとか乗り越える姿やこういう考えもあるんだと考えさせられました。
あまりいい考えではないですが、自分が苦しい時に読むと少し楽になる気がします。
あるYouTubeで三宅香帆さんが「この小説は風邪引いた時や辛いときに読んでいる」と仰っていてなんだかすごく共感しました。
私もお守り本として、ずっと大切に持っておきたい1冊になりました。
そして、山本文緒さん作品初めて読んだのですが既に亡くなっていることをしりもっとたくさん読みたかったなと悲しい思いです。
そしてこれから山本文緒さん作品読みたい!!という気持ちになりました。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

2021年に読んでいて、再読。

内容はすっかり忘れてしまっていたのに、
「すごく好きな本」という感覚だけは覚えていた。
約500ページとボリュームはあるけれど、面白くて、電車を待つホームでも続きを読みたくなってしまうくらいで、あっという間に読み終えた。

主人公・都と同年代の今、読み返すと共感しかなかった。
親の病気、恋人との関係、仕事への迷い。どれも他人事じゃなくて、じわじわと自分の中に入り込んでくる感じ。

特に印象に残ったのは、そよかの言葉。

「都さんの迷いの根本は、
自活できる経済力がないことなんじゃないですか。
(略)人にはいろんな事情や背景があって、たとえば家族の介護をしてたり、いろいろですよね。でも都さんの場合は、貫一さんに対して持ってる不安って経済的なことだけですよね。彼とこの先好ましい関係を続けていきたかったら、都さんがそれをカバーできる程度に収入を増やしたらどうでしょう。(略)都さんが持ってる不安は、貫一さんの将来じゃなくて、自分への不安じゃないですか。」

都に向けられたはずなのに、そのまま自分に向けられているような感覚になって、ハッとさせられた。

人に対する不安だと思っていたものの正体が、実は自分自身への不安だった。
自分も恋愛とは違う形だけど、愚痴や迷いの奥にあるのは、結局「自分への不安」なんだなと重なった。

読みながら、共感して苦しくなったり、
逆に都に苛立ったり。
それでもページをめくる手は止まらない。

プロローグとエピローグの余韻もとても心地よい。

人生って、きれいに前に進むわけじゃなくて、
迷いながら、自分の周りをぐるぐる回りながら、
それでもどこかへ進んでいくものなんだな。

自分の価値に迷いながら、
恋愛でも不安と依存と現実がぐるぐるして
それでも生活は止まらず回っていく。
まさに“自転しながら公転してる”人の物語。


山本文緒さんの本が読めないと思うと寂しくてたまりません。
ご冥福をお祈りいたします。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

小説なんだけど、ドキュメンタリー感のある物語だった。主人公、都の色んなことに対する悩みが出てくる。

最後、仕掛け?もあって、よかった。
600ページ超えで、長かったけど早く先が読みたいくらい、おもしろかった。
後半の寿司屋にいるおじさん(お客さん)が言ってた、人生は長いかもしれないし明日死ぬかもしれないし、、って内容のところが、この物語の全体を語ってるようにも思えた。
都は、32〜34歳の時を過ごしてて、今の私よりは年上で、娘目線の方が考えやすかった。貫一が自分の父親だったらって考えると、いいところもあるんだろうけど、なんか違うないい父親かなって感じそうだとも思った。
他の山本文緒さんの本も読んでみたい。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

20代後半独身の私には刺さりすぎた…自分の人生は自分で推し進めるしかないんだなと考えさせられた。
「自転しながら公転する」タイトルがとにかく好き。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

30代女子の日常、周囲の状況と自分自身の変化の中での葛藤が描かれており、共感できる部分とできない部分合わせて、みんないろいろ悩み考えて大人になっているんだろうなと思った。自分は登場人物とは全然違うタイプだけど、こんな人たちいるよなとは思うので、動物園の動物を見るような感覚で楽しめた。すっと読めて、爽やかな読後感でした。

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2026年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とても面白かったです。
何度もクヨクヨして立ち直ったかと思ったら、また壁にぶち当たって。想像してる結末があるのに、そこに向かってるようにも思えなくて…。
都の考えてることがよく分かってしまう大人になれない自分に焦ったり。
文庫で追加されたというプロローグとエピローグ、これがあることで読み手の自分は先が全然読めないというか、ミスリードされたので、最後まで先を気になりながら読むことができました。
エピローグで本編の後が知れるのも良い。ただ2040年頃の日本はヤバいらしい

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

山本文緒、晩年の傑作。多分1番長編。
著者最高傑作
僕は男だけどなんか主人公の女の子に共感させられちゃうんだよね

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

ラブストーリーではあるけど、他の作品では無視されがちなカップルの経済状況(給料、家賃、貯金)とか、親の介護とか、”実際の”恋愛(特に30代)には必ずついて回る要素が主軸となっている。

主人公・都の境遇がなんとなく自分と似ており、少しの自己投影をしながら読んだ。年齢的には自分より少し先をいっている彼女の姿が、少し先の未来の自分と重なる。
描いているのは紛れもない事実というか人生の話。自分が今よりもう少し若かったら完全にフィクションとして読んでた気がするけど、おそらくほとんどの人が人生の中で辿るであろう苦悩が描かれていて、それらは20代後半の自分にとってフィクションとして捉えるには近いところにあった。

個人的に良いなと思ったのは、終盤、恋人・貫一と離れることになったくだり。色々な出来事に心が揺さぶられ続けた後、衝撃的な事実を突きつけられ、フッと糸が切れたように(将来の不安とかは相変わらずありつつも)穏やかで凪な日常が訪れるところ。その空気感が文章で伝わってきた。

プロローグ、エピローグも秀逸で、これらは書籍化に伴い新たに書き下ろされたらしい。これがあるのとないのとでは物語の奥行きが大きく異なってくる。「その後の話」って大抵が蛇足で野暮に感じるけど、これに関してはあるべくしてある感じがありました。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

登場人物の感情描写がものすごく好き。特に主人公の都が、自分がどうしたいのか、そもそも自分の感情さえも分からず、もがきながらグルグルしている描写が、とても秀逸で繊細で好き。恋人に対してこの人しかいないと確信したり、なのにすぐにこの人でいいのか不安になったり、心が揺れ動く感じがすごくリアルで共感した。

自分は、都に共感できるところがすごく多かった。感想を読む限り、都にイライラするなど感情移入できない人も多いみたいだが、実際に都と同じような状況に置かれたら、大半の人が都と同じような感情を抱くのではないだろうか。自分の人生に責任を持ち、他責から少しずつ自責へ移ろうとする過程がものすごくリアルだと感じた。34歳でまだ他責思考なのは少し遅い気もするが、変わろうともがいたことは素晴らしいし、変われないよりはずっと良いと思う。

一番最後の「明日死んでも百年生きても、触れたいのは彼だけだった。」が特に素敵だった。また、都の父母が生活を見直して再び一緒に歩き出す場面がとても素敵だった。プロローグ、エピローグにも綺麗に騙され、最後の最後まで楽しめて読めた。個人的にはエピローグもとても好きだし、都が大きく成長せずに描かれているところも好き。

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2026年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後のページ、貫一が、『どうしたんだよ』と震えた声で聞いてきたかと思えば、それが急にお店に来たことではなく、顔の怪我のことだったところに、貫一らしい優しさを感じて、嬉しくなった。『転んだ話、聞いてくれる?』とゆう都もかわいいし、『明日死んでも百年生きても、触れたいのは彼だけだった』とゆう表現も綺麗!!エピローグでニャンくんと結婚するとばかり思ってたので、貫一との再会のあとすぐにプロローグになってしまい、貫一とはもう会えないの、、?と本当に悲しくなったけど、貫一が優しいパパに、都は桃枝に似た母になっていて、都とみどりの関係は、桃枝と都の関係に少し似ていて、、なんだか人の人生を覗き見させてもらった気に!

ところとごろの表現で、都ってそんなに貫一のことすきだったんだ!と思うと同時に、気づいたら自分も貫一の虜になってたことに気づいた、、世間体やスペックは低くても、自分にないものを持っていて心がとっても綺麗で、そんな貫一と人生を歩むと心を決めれた都が羨ましい、、都が葛藤していたように、実際はかなりの勇気が必要なはず、、

とにかくめちゃくちゃおもしろくて、時間を忘れて読んでいた!個人的には無免許運転がびっっくりのどんでん返しで、ゆるーく進んでいく物語のいいアクセントになっている!

最後に、表現が綺麗で、思わず写真に収めたページを備忘で!↓

⭐︎彼の善行も悪行も都をかき乱す。自分はしないことを彼は易々とやる。彼は都にとって理解不能で、認めたくない存在で、そして憧れだった。

⭐︎今日あった様々な経験を、見たものを、言われた言葉を、話したい人はひとりしかいなかった。そして自分の何十倍も濃厚な体験をしたであろう、彼の話を聞いてみたいと都はおもった。

⭐︎クビにならず、元気そうに働いている彼の姿を見て、胸の内があたたかいもので満たされた。よかった、と思った。貫一に会ったらどんな気分になるか全く想像できなかったが、ただ生きて、元気にしてくれていてよかった、というシンプルな感想しかわかなかった。

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2026年05月01日

匿名

購入済み

人間の狡猾な面を絶妙なエピソードでえぐっていく手法はお見事。
揺れ動く気持、周りの人の意見、環境。どこにどう転がっていくか最後までわからず引き込まれるように読み進められました。

#切ない #深い #シュール

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2023年04月24日

Posted by ブクログ

悩み、葛藤を主人公と一緒に体感した感じ。
最後は心が救われる終わり方でよかった。
山本文緒さんの小説、久々に読んで、他の作品も読み返したくなった。もう新たな作品を読めないのが残念。

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2026年04月29日

Posted by ブクログ

自分の過去・今の悩みをそのまま書かれているかのような感覚。親の境遇も、恋人への違和感も全く同じだった。最終的に、恋人と一緒にいたいと思えたのは何故なのかだけ、あまりよく分からなかった。
相手への不安は、自分への不安とおなじ。相手が持っていないものを、自分で補ってこそ、連帯できるはずなのに、相手にばかり求めてしまうのは傲慢か。そこに妥協があっていいのか悩ましい。

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2026年04月27日

Posted by ブクログ

いやぁーおもしろかったー!
あれ、これ実写化されてたっけ?見たことあったっけ?って思うほど、美しい映像が浮かぶ物語。

アラサーの迷いもとてもリアルだし、結末もハッピーだし、なんだか爽快。

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2026年04月24日

Posted by ブクログ

自転しながら公転、そうか地球かと思ったのがこの本の第一印象。
人間に落とし込むと、自分の事で悩みながら動き続けるが外部環境も変わり続けていく、という感じ。
わかりやすくていい表現だなと思った。

主人公は32歳独身。親の看病のために仕事を辞めて実家に帰り、派遣社員として働きながら将来についての悩みは尽きないという様子
仕事に生きるのか、結婚するのか、結婚するとしたら相手は?等等
自転公転して悩みながらも前に進んでいく様子が好ましい。

物語の構成も良くて同じ時間軸での主人公視点や親視点などそれぞれの気持ちが描かれているのがよかった。

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2026年04月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わたし29歳女性、自分のこと言われてるのかと思う描写が沢山あった。半分ぐらいまでしんどいシーンが多かったから、自分の気持ちまで落ち込みそうになった。
都が前の会社を辞めた理由、ずっと気になってたんだけど、途中で明かされて、自分も都に理由を内緒にされてた気分だった。

解説で都さすがに傲慢では?みたいなことが書いてあって、そうか、主観で読みすぎて、都はぜんぶ悪くないって思ってる自分がいた。
あと、最初の章があったから、ずっとニャンくんと結婚するのかとそわそわしながら読んだ。娘か、気付かなかった。

母ちゃんが家計の将来を見返す場面、けっこう唐突に自分ごととして向き合い始めたから少し違和感を感じた。夫の病気がきっかけになったのは分かったけど、いまいち急だった。
後半の都が勘一に怒涛にキレるシーンが1番印象的だった。

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2026年04月10日

Posted by ブクログ

最後気づいたら泣いてた。あー、そういうことだったのね、良かったって。読みながら自分に当てはまる部分もあり、自分自身の恋愛を考えるきっかけになった。「別にそんなに幸せになろうとしなくていい」って、すごく救われる。不幸が許せなくなって、相手のせいにして引きずって、そんなの嫌だもの。この人といたいなと思ったら、良いも悪いも一緒に持ったり、たまに押し付けたり放り投げたりしながら、一緒に生きていきたいなと思う。今読んで本当に良かった。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ずっとムカついた。

ずっと被害者面。私は悪くない誰かが悪いの一点張り。自分のエゴがあったのは、貫一に結婚を迫ったところだけ。

加害者になる度胸がないのに、幸せになろうだなんて。傲慢な人間だな。

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2026年03月20日

Posted by ブクログ

事情が複雑な物語は頭がパンパンになってしまうのだけど、この物語は話が素直に、順当に進んでいく上、アラサーにはめちゃくちゃ刺さる思考と行動がたんまりあってサクサク読めてよかった。

個人的に最後は『パンッ』って風船が割れたような勢いで終わったのでびっくりしたけど、『まあ幸せならOKです』って言葉がぴったりな気がしてほっこり。感情的な人はやはりちゃんと感情にまかせて動いたほうが後悔しないんだろう。

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2026年03月08日

Posted by ブクログ

 更年期障害がこれほどまでに人により差があり、大変なものと知らなかった。改めて男の体は楽なことが多いと思った。
 気持ちは大事だが、結婚となると相手の条件の重要性を再認識させられた。
 プロローグとエピローグは、個人的にあった方が良いと思う。エピローグに軽く書かれている日本がリアルすぎて色々考えさせられた。
 自転しながら公転するというタイトルのように、自分も動いてるが、その周りの人も動いてる。主人公のようにボランティアなど行き、人のために動いたり、寄り添うことで相手の事をを理解できるのかもしれないと思った。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

時間をかけたりいろいろ失敗や経験を重ねたりしないとわからない事ってたくさんある。どこにでもいそうな普通の人たちの話だけれど、みんな一生懸命毎日を送っている。読み終わって、自分の心がフラットな状態になってとてもよかった。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

30歳前後の未婚女性の気持ちをここまでリアルに表現しています。ここまで細部を表現できるのは筆者の高い観察力と想像力の賜物です。ヒリヒリしながら読みました。最初と最後の場面、バトンはつながられていく人生の面白さ。

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2026年02月28日

Posted by ブクログ

共感できないところもたくさんあるのに、これ私だ…とハッとする言葉がいくつか出てきて、よくある誰かの物語であり、私自身の物語でもあった。
登場人物の心が綺麗すぎないのが、嫌なんだけど、分かる気がして、腹立つ。
嫌だと思った設定が物語後半で効いてきて、なんだよこれ言わせるためかよ…となりつつ、そのセリフに心打たれてしまうのも、なんか腹立つ。笑

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2026年04月17日

Posted by ブクログ

自転しながら公転した結果、主人公たちはどう変わっていたのか。
変わった感情と変わらない価値観を自覚しながら、生きていく大変さと向き合おう。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

角度違えば同じ時間にお互いを思い合っていても、実は違うことを想像しあって勝手に期待したり、拒絶したり、結局は自分本位でしかないのよね、ってわかるわかる。それでもなんかうまくハマったりするから成り立ったりするよね。

彼の素性も分からず、彼女がそれから何かを掴んだのかも分からないままだけど、それすらも自分本位に想像している読後です。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

初めての山本文緒作品。
文章のリズムが心地よくて、止まったり戻ったりすることなく、さらさらと読めた。軟水を飲んだときのような、なんの違和感もないことに驚いた。やはり文章のリズムって、書き手読み手によって合う合わないが明確にあるんだなぁ。

主人公の都は仕事に恋に家族に、日々奮闘している。
ただ33歳にしては精神的にかなり幼い印象を受けた。仕事のことはまだしも、人生設計や家族・恋人との関わり方などは、その場しのぎの対応が多く、見ていて呆れる場面が多々あった。私は母親目線の話のほうが風通しのよいサッパリした感じで読むのが楽しかった。

とはいえ都が話したり考えたりしていることの根底の部分は理解できるところもあった。
幸せになりたいけれどどうしたらいいのか分からない、自分は結婚がしたいんだろうか?、結婚するにしてもこの人で大丈夫か?、周りの友人が羨ましく思える…
どれも周りでもよく聞く話で、アラサーになると多くの人が通る道だろう。

全体的に本作は、現代の30代の心情をとてもリアルに描いている。作家さんにとっては当たり前かもしれないが、自分と離れた年代の心の動きを描けるのはプロの業だと感じた。

読みやすさはあったものの、都の幼さやどうしようもない男達の言動が目立つ場面も多く、読み終わってもやるせない気持ちが残ったのは少し残念。

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2026年04月03日

Posted by ブクログ

俺が女じゃないし、年齢もまだ30代に突入していないので深い共感は得られなかった。
賛否はあるがプロローグとエピローグはあってもいいと思う。
その後の2人を見れたし、母と同じになってんじゃんと結構リアル。
文章も読みやいので結婚に焦っている、20代後半以降の女性にオススメ

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

初めての山本文緒。何気ない30代女性の日常をこのページ量読ませるのは凄いと思った。その反面、友人以外が全員じめっとした性格のキャラクターで少し読んでいて疲れた。途中で出てきた友人にも、そこまで言うならもうちょい踏み込んでよ、と思ってしまった。

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2026年03月24日

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