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母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都(みやこ)。アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら、寿司職人の貫一と付き合いはじめるが、彼との結婚は見えない。職場は頼りない店長、上司のセクハラと問題だらけ。母の具合は一進一退。正社員になるべき? 運命の人は他にいる? ぐるぐると思い悩む都がたどりついた答えは――。揺れる心を優しく包み、あたたかな共感で満たす傑作長編。(解説・藤田香織)
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「自転しながら公転する」
2023年12月28日~ 読売テレビ・日本テレビ 出演:松本穂香、藤原季節、長谷川慎
2023年12月21日~ 読売テレビ・日本テレビ 出演:松本穂香、藤原季節、長谷川慎
2023年12月14日~ 読売テレビ・日本テレビ 出演:松本穂香、藤原季節、長谷川慎
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Posted by ブクログ
32歳独身女性の主人公。と、それぞれクセありな登場人物達。この年齢になると、仕事、結婚、健康、親のことなど色々と浮き彫りになる。 幸せになるためにどんな選択をしたら良いのか、諦めたらいいのか、打算的になるし、周囲と比較してしまう。 都を無駄に傷つけてくる男どもにびっくり。知らなくていい情報を与える...続きを読む人って優越感に浸るために言うのか? 都は心が広いなぁと思った。貫一に対しても、なんだかんだ見下すこともなく。相手を対等にみてるからこそ、意見をストレートにぶつけていたと思う。結局相性が良いんだなぁ。 個人的にはニャン君に結構傷つくわーと思った。年齢であそこまで冷めるんやw 最後の都のセリフが良かったな〜。タイトルも素晴らしい(..◜ᴗ◝..)
日々の中で迷いながらも自分なりに選択していこうとする“等身大の女性”に共感がとまらず。都の心の揺れがリアルで、「ああ、この感覚わかる…!」と何度も頷きながら読みました。
「あまりにリアル」が率直な感想。結婚、恋愛、介護、人生には様々な問題がある。最終的な判断は本人に委ねられる。が、そこに至るまでの過程の描写が自分事かのように感じられた。
『人生』というものの精度の高さがとんでもない。 文字だけでこんなにも表現できる?ってくらい、人生そのものであった。 ぱっと希望が生まれたと思ったら、先の見えない暗闇になったり、 本当に言いたいことは言えないのに、言わなくていいようなことを言ったり、 人の汚いところを見て悲しんだり、だけど自分にもそ...続きを読むういうところがあったり、、、 もう目が離せず、そこそこボリュームがあったがものすごい速さで読み切ってしまった
面白かったな〜〜〜〜 恋愛のキャッキャ感もあり(超少ないけど)(105ページ目みんな読んでください)32歳という年齢になり自分で決断する、腹を括ることの大事さがボディーブローのように効いてくる、そのツケをどうケリつけるかっていう...... 途中、都の態度に「あんたが何にも決めないからでしょうが!!...続きを読む流されるんじゃないヨォ!!」ってブチ切れそうになったけど都の友達が全て代弁してくれてスッキリした 個人的にはニャア君とのシーンでドン引きされたシーン好きです。ご都合主義にくっつくのかと思ってたからいい意味で裏切られて現実に私も引き戻されたw 32歳っていう揺らぎまくる年齢の本っておもろいよね…
今年25歳の私には刺さったな。 結婚、キャリア、親との関係、いろいろな悩みを抱えながら、衝突や失敗を繰り返しながら、30代をたくましく生きていく都がかっこよかった。
キャリア、結婚、出産、介護…女性なら一度はぶち当たることがリアルに描かれており、共感した。 今このタイミングで出会えてよかった。
あまりライトな小説は読まないのだが、本書はタイトルに惹かれて購入し、一気に読み切ることが出来た一冊だった。印象的なのは主人公に共感できるところだけでなく、何故?と突っ込みたくなってしまうような頑固さが読み取れることである。1人の「普通」の人が抱える図々しさや頑固さ、視野狭窄さが絶妙なニュアンスで描か...続きを読むれ、自分は間違っていない、という人間の意固地さが見える。自分が正しいと思っている感覚が、周りからはそう見えていないことをよく表現している作品である。山本先生にはご冥福をお祈りいたします。
なにかのオススメで見て、どんな話かまでは覚えてなかったけど予約待ちもなかったので読んでみた。 話の主人公は都という非正規でアウトレットにあるアパレルの仕事をしている32歳の女性。 同じアウトレットにある回転寿司を食べに行ったときに出会った態度の悪い店員の貫一(30)と出会い後に付き合う。 元は東京...続きを読むで自分の好きな服屋で働いていたが母の体調が悪くなり(重めの更年期障害)実家である茨城に戻り両親と共に暮らしている。 今働いている服屋は系統も自分の好みではなく仕事に対しての熱意などは特にない。 貫一や家族、職場との関係で色々と紆余曲折がありながらもそれに対して必死に前向きに頑張る!みたいな感じではなく、不器用ではあるけど人並みに生きていけるように都なりに頑張ってはいる、みたいなかんじなのである意味でとてもリアルな人生を俯瞰で見ているかのような感覚になった。 貫一と友達のような飾らない態度でいられる二人の様子がとても好きでずっとこのまま二人で支え合いながら生きていってほしい!と読み進めるととても強く思うのだが この本のプロローグでは主人公の私がベトナム人と結婚式をあげようとしているところから話が始まるので、最終的に主人公はベトナム人と結婚するがそれまでの紆余曲折の物語を見ていくのかと思って読んでいるときずっともやもやというか納得できない不満のような気持ちがあった。 この本の良さは他の小説ではあまり見たことがないくらい、人間関係や人の感情が繊細でリアルすぎるところにあると思った。 母の体調が優れないけれどいつまでこの状態が続くのかわからない不安、精神的に良くないときもある病なので(更年期障害のひどさがわからないからこそ更年期障害くらいでそんなに?みたいに思ってしまう、都もそう思ってしまうところがあるしそんな自分を薄情なやつだと思うというところにも強く共感してしまう) 辛いのは母なのに母の言動などにイライラしてしまったりする描写が脳内でリアルに再生されるようで、私が都の立場だったら都のように私も自分に薄情なところがあることを思い知って自己嫌悪に陥るだろうなと思った。 書きたいところが多くてまとまらないので箇条書きにして終わりにする。 ・貫一の話を友達二人に相談しているところで、もっと条件の良い人見つけてそんなやつさっさと別れな!っていうタイプと、 学歴や収入よりも大切なことがある、貫一さんの優しいところを大切にした方がいい、人を条件で選ぶなんて傲慢だっていうタイプに別れてて、自分にも相手の内面がどうかというより職業やある程度の収入とかをチェックしてしまうところがあることを思い出して罪悪感のようなものを感じた。 たしかに人を自分の理想の条件で推し量るのは傲慢だしなんて失礼なことをしてるんだろうと思う、けどこれから人生をともにする相手があまりにも経済的な面とかで不安だと本当にこの人でいいのかって悩んでしまうのもとてもわかる、、 30代のリアルな恋愛事情が他人事とは思えなくて刺さった。 そよかの言ってる言葉(後者)も綺麗事のようではあるけど、そういう気持ちを大切にしないのは人としての大事ななにかを見失ってしまってるようにも感じるので綺麗事だ、で片付けてしまうのも違うのかなと思った。 ・貫一が東日本大震災のボランティアに仕事を辞めてまで行っていたり、施設に入ってる父のために自分の生活も豊かとはとても言えない状況なのに毎月6万も支払いをしているのに対し、 都は母の更年期障害がいつまで続くのか、私が介護をしないといけないのかとか億劫に思ってしまい、そんな自分に対して貫一と比べて自分は人に対する優しさが欠如しているんじゃないかと思ってしまうところが え、私の脳内の話?って思うほど思考が一緒で驚いたと同時に自分に対して呆れというか悲しくなった。 いいことではないんだけどこういう風に思ってしまうのは私だけじゃないのかと少しほっとした気持ちにもなった。 都の性格がとっても優しい子とかじゃなく、本当にリアルに存在しそうな等身大の女性であったからこそ物語に深く共感できた。 都たちとともに時間を過ごしてきたかのような感覚になった。 家族、友達、恋人、職場、生きていると色んなことで悩んだり苦しんだり楽しくなったり本当に様々な感情に揺さぶられてそれが大変に感じることもある。 けど当たり前なんだけどそれは自分だけにあることじゃなくみんなそれぞれに感じる辛さがあるということを教えてもらった。 こころに寄り添うようなそっと支えてくれるような人間味溢れる人達のただ平和なだけじゃないからこそ感じられる濃密な物語でとても感動させてもらえた。 素敵な本に巡り会えて本当によかった。 ━━━━━━━━━━━━━━ 色んな人とこの本の良さを共有したいと思える大好きな本! また読みたいな、、 感想を久しぶりに振り返ってやっぱりこの本いいよね〜〜!!ってこれを書いた自分に共感した(笑) 箇条書きにすると書いておきながら全く箇条書きになっていない、、(^_^;) 物語の最後は良かった〜って思える終わり方で安心した。 自分がアラサー世代にいるからより刺さる話だったんだろうな。 この感想書いた時のメモの冒頭に一旦書いてたものが消えてショックを受けたって書いてあったのに全然まとまりのない膨大な量の文章が書き残されててびっくりした。それだけこの本への感想が止まらなかったんだろうなと思った。 他の方の感想も読んで思い出したことがあって、 この本を読んで深く刺さったのが自分自身の狭量さに気付かされて、その事実を突きつけられたかのような感覚になったことが衝撃だったということ。 狭量という言葉を知らなかったけど、この本を読んでこんなに私に当てはまる残酷な言葉があるのか!と反省した。 特に家族に対して狭量なところがあったな、、と過去をふりかえって耳が痛くなった。 家族以外でも全てそうで、誰に対しても関わる人に心を広く、相手を受け入れられる寛容で柔軟な人間になりたい、、 と思うきっかけになる本でした。
読み進めても読み進めても苦しかった。 救いがないように感じて苦しかった。 リアルすぎて苦しかった。 もう一回読めるかと言われると難しい…
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