山本文緒のレビュー一覧

  • 眠れるラプンツェル

    購入済み

    またまた夢中で読み終わり!

    「あなたには帰る家がある」の登場人物がこのお話に出ていると分かってすぐ読みました!
    山本先生の本は、毎回、読むのが止められなくてあっという間に読み終わってしまいます(^^)
    文章がとても上手で、汐美の気持ちを分からされてしまう感じです。殺人事件とかミステリー、ファンタジー要素のような強烈な刺激はないのに、続きが気になって仕方ありませんでした。
    ラスト清々しくて良かった!未来でルフィオが隣にいてもいなくても、汐美が幸せであって欲しいと心から願います。

    #感動する

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    2022年09月29日
  • 落花流水

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    あらすじや表紙絵から、逆境を乗り越えて成長していくヒロインの生涯、のような朝ドラ的さわやかものを想像していたら全然違った。
    いや、主人公・手毬の60年を描くと言う意味では合っているのだけど、そこはさすが山本文緒さんの小説。複雑にもつれ変わり続ける家族関係は、朝ドラよりも昼ドラに近くて、でもただドロドロしているだけじゃなくて、私はここに「人生」を感じた。
    手毬とそのまわりの人物たちが互いに翻弄され影響し合う、愛というややこしいものの因縁や、血は争えないという事実の途方もなさに、時に泣き、時に笑いながら、壮大な気持ちで読み終えた。

    最近は親ガチャなんてワードがあるけれど、どこでどう生まれ育ったとして、運命がどうだとして、でも人生は自分のものなんだ。
    私たちはとにかくこの人生で最後まで生きていくのだから。
    山本文緒さんの小説に出会えたことは、私にとってなによりの僥倖です。

    らっか-りゅうすい【落花流水】
    落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。時がむなしく過ぎ去るたとえ。別離のたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は落花を乗せて流れたいと思う心情を、それぞれ男と女に移し変えて生まれた語。

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    2021年12月02日
  • あなたには帰る家がある

    購入済み

    つらい!

    有名な本だけど、やっと読めました!凄くリアルな話だと思いました。
    誰も彼もが、誰かにとっては良い人で、他の誰かにとっては嫌な人で。友達の話、親戚の話、他人の話などでよく聞くような話だけど、こんなに一人一人の心情をリアルに描写されると、もう誰が悪いのか分からないのです。。。
    全員に悪いところがあって、でも全員に言い分があります。追い詰められていく気持ちに同調させられて、こちらまで追い詰められてしまうような、さすがの山本先生でした!

    #シュール #泣ける

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    2022年09月29日
  • みんないってしまう

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    短編…それぞれの話が ふわっと広がってフッと終わるかんじ。
    読んでいて妙に身近に感じるものもあった。
    裸にネルのシャツと
    愛はお財布の中 が好きだ。身近なストーリーではないけれど…。

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    2021年08月17日
  • カウントダウン

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    ネタバレ

    お笑い好きだし読んでみよーって軽い気持ちで読み始めたらものすごい心に響いちゃって何回も泣けるところがあってめちゃくちゃ好きな本に出会ってしまった!。(疲れてんのかな…笑)

    特に無関心に見えた小春のお父さんが実は愛に満ち溢れていて獅子のように力強い人だと気づいたところは泣けた。そしてラストの漫才シーンは胸熱。多くの人に認められて、くみの厳しい親父も素直ではないけど小春たちの漫才を認めてくれて本当に良かったし、何よりも小春が父とよく行っていた寄席にスカウトされてそこで漫才できることになり、そこにお父さんをさらっと招待するという完璧な流れ。最高だった〜。これからも頑張れ大春小春。

    人生いろいろあるけど、やっぱり夢を追って努力し続けることが大事。ほんとつらいこといっぱいだし夢だったはずの今の仕事が小春とウメほど本気になれることなのかわかんなくなっちゃってるけど。
    それでも夢を叶えることができるからこそ人生だ。

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    2021年05月17日
  • みんないってしまう

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    一話が短いストーリー仕立てなのにとても話がまとまっていて、長編作品しか読んだことのなかった自身は山本さんはショートストーリーもお得意なのかと感心してしました。
    いってしまうものが、人物に留まらず自分の内にある一部の感情を描いいることがとても興味深かったです。

    喪失感情は誰しももっているんだけれども、人は喪失したことさへも時間の経過とともに忘れていく。喪失したことで得るものもあるし、そのまま何も得ずにいってしまうものもある。
    自分の人生を振り返ってみたら、ほんとにそうだなと思いました。

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    2021年03月19日
  • 紙婚式

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    結婚生活における男女の心の葛藤を描いた八編の短編集。僕にとっては二冊目の山本文緒作品読書となりました。

    この本の感想を書く前に、白状しておきます。僕のファースト山本文緒作品は「パイナップルの彼方」。
    林真理子の小説に寄稿されていた著者の解説に接したのが切っ掛けでした。読んだ直後は、自分の感情を言葉に出来なかったのですが、今は出来ます。不愉快でした(笑)。
    当時記した「パイナップルの彼方」の読書日記を読み返すと、苦し紛れです(汗)説教してるし(俺)。ハードボイルドとか書いているし……。
    ハードボイルドは「固ゆで(卵)」。中身が見えません。外面描写に徹した小説の手法です。
    「パイナップルの彼方」
    は、心理描写盛りだくさんで、主人公が自分の感情をよく語ります。もちろん、ハードボイルドではありません。
    が、しかし。一人称で書かれたこの小説は、主人公の主観に徹していて、著者の、主人公の言動に対する、評価が一切排除されています。友達の結婚や、転職に対する主人公の感情は描かれているのですけれども、著者がどのように考えているかは全く解りません。これがハードボイルド・テイスト(?)を醸し出しているのかも。と思うに至り、他の小説も読みたくなりました。
    最新の文庫「紙婚式」は結婚生活における男女の心の葛藤を描いた八編の短編小説集でした。全て主人公の一人称で語られる物語です。各編のタイトルと「一人称」と性別を記してみます。
    1. 土下座「僕」男
    2. 子宝「私」女
    3. おしどり「私」女
    4. 貞淑「俺」男
    5. ますお「私」女
    6. バツイチ「僕」男
    7. 秋茄子「私」女
    8. 紙婚式「私」女
    やはり著者の評価なり、感想なりが一切排除されつつ語られる感情の葛藤は、一種サイコ・ホラー。
    怖いあまりに、他人事として「夫婦喧嘩は犬も食わねぇ」と一蹴にしてしまいたくなる気分がなきにしもあらず、でした。
    それは、他人には解らない男と女の閉じられた空間であり、人に話したところで、愚痴と受け取られ
    「聴いてあげているのよ。」
    という顔をされるの落ちになる物語であり、人から聴かされても頷くことしか出来ないのが目に見えている物語です。
    ですが、そういう物語であるからこそ、本人にとってはせっぱ詰まった問題であり、語られる事を望まれている物語だと思うのが僕の感想でした。
    その後の二人を知りたい欲望が満たされないまま、各々の物語は終わってしまうので、その後の物語は自分で想像するしかありません。
    「どうなるのだろう。」
    この想像は、自分のケーススタディーとなって、読者自身の物語に引き継がれます。

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    2021年03月06日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    やっぱり山本さんの本が大好きです。


    1個目2個目が特に好き。
    1個目読んだ時点で、☆5つ確定でした。

    たまこ・おじいちゃん・お母さん・先生・店長みんながちゃんと書かれてていいな。
    切ないけど。

    満足。

    ちょっと変わった設定の、ラブストーリーといえばラブストーリーだけどそんなにラブラブしてない短編が3つ。もっと人生について書いてるかんじ。


    好き嫌いあるかもしれないけど、私は好き。

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    2020年03月23日
  • あなたには帰る家がある

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    ネタバレ

    自然と移り変わる三人称により切り替わる視点、夫の気持ち、妻の気持ち、立場によってこんなにも見え方が違うのかと唖然とする。特に中盤の夫婦喧嘩シーンはリアルすぎて圧巻。山本文緒さん、やはり流石でした。

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    2020年03月08日
  • 恋愛中毒

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    けして感情移入できないのに夢中で読み進めてしまった。ただただ圧倒される。

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    2019年03月15日
  • 群青の夜の羽毛布

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    これぞ私が好きな山本文緒さん!という小説だった。下手なホラーよりホラーだ。
    長い坂を登った丘の上の一軒家に住むさとる。他人とうまく付き合えず、家事手伝いと称して、実家で母親、妹とともに生活している。
    彼氏の鉄男は、さとると交際を続ける中で母親や妹とも関わりを深めていくうちに、その家族に潜む底知れない憎悪とさとるが纏う戦慄の背景を目の当たりにしてゆく……。

    怖い。怖すぎる。家族を支配するのは、ヒステリックで冷酷な母親。さとるには、24歳にもなって22時の門限があり、それを守れなければ容赦なく打たれる。母親の意にそぐわないことをすると、幼い頃から妹のみつるとそうやって虐待され続けてきたのだ。
    しかしそれを家族の愛だと信じて疑わず、反抗しようとも家を出ようともしないさとるに、鉄男は徐々に不信感を募らせていく。と同時に、冷酷な母親の不思議な魅力に取り込まれていってしまう。「えー?!?!」という展開。怖い。
    章ごとに挟まれていた誰かのカウンセリングの真実が分かったあとからは転がり落ちるようなスピード感。怖い。
    こういう風に育てるとこういう子になって家族はこうなってしまうんだなという見本のような恐ろしいストーリーでした。
    愛に飢えるさとるが不憫で可哀想でならなかった。鉄男はチャラチャラして流されやすいところもあるけれど、優しくて情緒が安定しててさとるは彼に出会えて本当に良かったねと思う。

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    2021年07月17日
  • あなたには帰る家がある

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    ギスギスドロドロした感じがたまらなく面白く感じてしまいました
    男女のそういう修羅場(?)が好きな方には面白く感じる作品だと思います
    私はもし自分がそのような状況におかれたら、、、
    と考えさせられました

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    2018年08月06日
  • 恋愛中毒

    匿名

    購入済み

    久々に再読

    眠れない夜に久々に再読してみたら明け方までかけて一気に読んでしまった。
    何もなかったかのようにリセットされて戻ってくる男、そして距離を置いているつもりでもやんわりと依存していく女、何処かで見たことある。
    他人を愛すよりまず自分。愛しすぎないように、かなり本質をついているとおもう

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    2016年10月20日
  • ひとり上手な結婚

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    ひとりになりたい気持ちとか、何もしなくても状況変わることもあるとか、お金にお酒のこと、なんとも納得で正直かつ絶妙な距離感の回答、面白かった! どんな選択も、自分がハッピーならよいのだよ!としなやかに、強く応援してもらった気分

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    2014年11月07日
  • 結婚願望

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    蛍光ペンライン入れたり、また何回も読みたい!迷いないファイブスター。つくづく…山本さんとは考えてることも、こだわることも似てる!出会ったら会話はつきないだろうな…と実感する一冊。題名とは違う内容だから、どんな状況の女性にもオススメです!

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    2014年09月02日
  • 群青の夜の羽毛布

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    門限が夜10時、私と同じでふと気になって手にとってみました。数時間で一気読みしてしまった。読み終わった後のなんとも言えない余韻が続く作品。
    なんだか今までの生き方、考え方、家庭環境がさとると驚くほど似ている。
    大切な本がまた一つふえました。

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    2014年02月06日
  • 群青の夜の羽毛布

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    やっぱり山本文緒は最高です。近年稀に見る一気読みをしてしまった。
    うしろにある作者の存在なんか感じる余裕もないくらい、そこにある圧倒的な「現実」に巻き込まれて、いつのまにか泣き叫びたいほどの鬱の渦に呑み込まれる感じ。
    後半は軽くホラーかという展開になるので、微妙に自分とのシンクロ率が低下して、逆に楽になりました。
    そして、根本的には何も解決しない結末も山本文緒っぽい。

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    2014年01月31日
  • 群青の夜の羽毛布

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    彼女達の生活に入り込み
    その中で
    暖かさと
    冷酷さが
    入り混じって心がかき乱された

    鉄男。良いですね!

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    2013年09月11日
  • 群青の夜の羽毛布

    Posted by ブクログ

    すごく激しい内容だった。山本文緒さんの作品は、ほとんど読んでいるはずだけどこんなに引き込まれたのは初めてかもしれない。一気に読んでしまいました。

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    2012年12月10日
  • ココナッツ

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    チェリーブラッサムのその後を描いた話
    前作のキャラクターがますます魅力的に描かれています。
    永春さんの同級生が歌手として成功して地元に戻ってきて…そのなかで起きる事件
    さらにわかってくる背景にある人間関係
    恋愛要素もでてきて、ドキドキワクワクの一冊です!
    続きが気になるんですがこのシリーズはここで終わりなので…
    悔やまれます

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    2012年09月07日