山本文緒のレビュー一覧

  • 落花流水

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    あらすじや表紙絵から、逆境を乗り越えて成長していくヒロインの生涯、のような朝ドラ的さわやかものを想像していたら全然違った。
    いや、主人公・手毬の60年を描くと言う意味では合っているのだけど、そこはさすが山本文緒さんの小説。複雑にもつれ変わり続ける家族関係は、朝ドラよりも昼ドラに近くて、でもただドロドロしているだけじゃなくて、私はここに「人生」を感じた。
    手毬とそのまわりの人物たちが互いに翻弄され影響し合う、愛というややこしいものの因縁や、血は争えないという事実の途方もなさに、時に泣き、時に笑いながら、壮大な気持ちで読み終えた。

    最近は親ガチャなんてワードがあるけれど、どこでどう生まれ育ったと

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    2021年12月02日
  • あなたには帰る家がある

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    つらい!

    有名な本だけど、やっと読めました!凄くリアルな話だと思いました。
    誰も彼もが、誰かにとっては良い人で、他の誰かにとっては嫌な人で。友達の話、親戚の話、他人の話などでよく聞くような話だけど、こんなに一人一人の心情をリアルに描写されると、もう誰が悪いのか分からないのです。。。
    全員に悪いところがあって、でも全員に言い分があります。追い詰められていく気持ちに同調させられて、こちらまで追い詰められてしまうような、さすがの山本先生でした!

    #シュール #泣ける

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    2022年09月29日
  • みんないってしまう

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    短編…それぞれの話が ふわっと広がってフッと終わるかんじ。
    読んでいて妙に身近に感じるものもあった。
    裸にネルのシャツと
    愛はお財布の中 が好きだ。身近なストーリーではないけれど…。

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    2021年08月17日
  • なぎさ

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    久里浜で、金を無心する両親に苦しめらる冬乃と菫の姉妹、芸人になる夢を挫折して生きる目的を見いだせない川崎くんなどが、日々の暮らしに苦労しながら何かを掴んでいく。落ち着いた文体で読んでいて心地よいしっかりした長編。じんわりと心が暖かくなったりした。

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    2021年06月29日
  • カウントダウン

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    ネタバレ

    お笑い好きだし読んでみよーって軽い気持ちで読み始めたらものすごい心に響いちゃって何回も泣けるところがあってめちゃくちゃ好きな本に出会ってしまった!。(疲れてんのかな…笑)

    特に無関心に見えた小春のお父さんが実は愛に満ち溢れていて獅子のように力強い人だと気づいたところは泣けた。そしてラストの漫才シーンは胸熱。多くの人に認められて、くみの厳しい親父も素直ではないけど小春たちの漫才を認めてくれて本当に良かったし、何よりも小春が父とよく行っていた寄席にスカウトされてそこで漫才できることになり、そこにお父さんをさらっと招待するという完璧な流れ。最高だった〜。これからも頑張れ大春小春。

    人生いろいろあ

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    2021年05月17日
  • みんないってしまう

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    一話が短いストーリー仕立てなのにとても話がまとまっていて、長編作品しか読んだことのなかった自身は山本さんはショートストーリーもお得意なのかと感心してしました。
    いってしまうものが、人物に留まらず自分の内にある一部の感情を描いいることがとても興味深かったです。

    喪失感情は誰しももっているんだけれども、人は喪失したことさへも時間の経過とともに忘れていく。喪失したことで得るものもあるし、そのまま何も得ずにいってしまうものもある。
    自分の人生を振り返ってみたら、ほんとにそうだなと思いました。

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    2021年03月19日
  • 紙婚式

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    結婚生活における男女の心の葛藤を描いた八編の短編集。僕にとっては二冊目の山本文緒作品読書となりました。

    この本の感想を書く前に、白状しておきます。僕のファースト山本文緒作品は「パイナップルの彼方」。
    林真理子の小説に寄稿されていた著者の解説に接したのが切っ掛けでした。読んだ直後は、自分の感情を言葉に出来なかったのですが、今は出来ます。不愉快でした(笑)。
    当時記した「パイナップルの彼方」の読書日記を読み返すと、苦し紛れです(汗)説教してるし(俺)。ハードボイルドとか書いているし……。
    ハードボイルドは「固ゆで(卵)」。中身が見えません。外面描写に徹した小説の手法です。
    「パイナップルの彼方」

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    2021年03月06日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    やっぱり山本さんの本が大好きです。


    1個目2個目が特に好き。
    1個目読んだ時点で、☆5つ確定でした。

    たまこ・おじいちゃん・お母さん・先生・店長みんながちゃんと書かれてていいな。
    切ないけど。

    満足。

    ちょっと変わった設定の、ラブストーリーといえばラブストーリーだけどそんなにラブラブしてない短編が3つ。もっと人生について書いてるかんじ。


    好き嫌いあるかもしれないけど、私は好き。

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    2020年03月23日
  • あなたには帰る家がある

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    ネタバレ

    自然と移り変わる三人称により切り替わる視点、夫の気持ち、妻の気持ち、立場によってこんなにも見え方が違うのかと唖然とする。特に中盤の夫婦喧嘩シーンはリアルすぎて圧巻。山本文緒さん、やはり流石でした。

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    2020年03月08日
  • 恋愛中毒

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    けして感情移入できないのに夢中で読み進めてしまった。ただただ圧倒される。

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    2019年03月15日
  • 群青の夜の羽毛布

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    これぞ私が好きな山本文緒さん!という小説だった。下手なホラーよりホラーだ。
    長い坂を登った丘の上の一軒家に住むさとる。他人とうまく付き合えず、家事手伝いと称して、実家で母親、妹とともに生活している。
    彼氏の鉄男は、さとると交際を続ける中で母親や妹とも関わりを深めていくうちに、その家族に潜む底知れない憎悪とさとるが纏う戦慄の背景を目の当たりにしてゆく……。

    怖い。怖すぎる。家族を支配するのは、ヒステリックで冷酷な母親。さとるには、24歳にもなって22時の門限があり、それを守れなければ容赦なく打たれる。母親の意にそぐわないことをすると、幼い頃から妹のみつるとそうやって虐待され続けてきたのだ。

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    2021年07月17日
  • あなたには帰る家がある

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    ギスギスドロドロした感じがたまらなく面白く感じてしまいました
    男女のそういう修羅場(?)が好きな方には面白く感じる作品だと思います
    私はもし自分がそのような状況におかれたら、、、
    と考えさせられました

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    2018年08月06日
  • 恋愛中毒

    匿名

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    久々に再読

    眠れない夜に久々に再読してみたら明け方までかけて一気に読んでしまった。
    何もなかったかのようにリセットされて戻ってくる男、そして距離を置いているつもりでもやんわりと依存していく女、何処かで見たことある。
    他人を愛すよりまず自分。愛しすぎないように、かなり本質をついているとおもう

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    2016年10月20日
  • みんないってしまう

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    ドーナッツ・リングという作品がとてもよかった。人生に起こる些細なことのすべてがドラマなのだと教えてくれる。

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    2016年09月04日
  • ひとり上手な結婚

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    ひとりになりたい気持ちとか、何もしなくても状況変わることもあるとか、お金にお酒のこと、なんとも納得で正直かつ絶妙な距離感の回答、面白かった! どんな選択も、自分がハッピーならよいのだよ!としなやかに、強く応援してもらった気分

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    2014年11月07日
  • 結婚願望

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    蛍光ペンライン入れたり、また何回も読みたい!迷いないファイブスター。つくづく…山本さんとは考えてることも、こだわることも似てる!出会ったら会話はつきないだろうな…と実感する一冊。題名とは違う内容だから、どんな状況の女性にもオススメです!

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    2014年09月02日
  • 群青の夜の羽毛布

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    門限が夜10時、私と同じでふと気になって手にとってみました。数時間で一気読みしてしまった。読み終わった後のなんとも言えない余韻が続く作品。
    なんだか今までの生き方、考え方、家庭環境がさとると驚くほど似ている。
    大切な本がまた一つふえました。

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    2014年02月06日
  • 群青の夜の羽毛布

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    彼女達の生活に入り込み
    その中で
    暖かさと
    冷酷さが
    入り混じって心がかき乱された

    鉄男。良いですね!

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    2013年09月11日
  • 群青の夜の羽毛布

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    すごく激しい内容だった。山本文緒さんの作品は、ほとんど読んでいるはずだけどこんなに引き込まれたのは初めてかもしれない。一気に読んでしまいました。

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    2012年12月10日
  • ココナッツ

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    チェリーブラッサムのその後を描いた話
    前作のキャラクターがますます魅力的に描かれています。
    永春さんの同級生が歌手として成功して地元に戻ってきて…そのなかで起きる事件
    さらにわかってくる背景にある人間関係
    恋愛要素もでてきて、ドキドキワクワクの一冊です!
    続きが気になるんですがこのシリーズはここで終わりなので…
    悔やまれます

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    2012年09月07日