山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
結婚生活における男女の心の葛藤を描いた八編の短編集。僕にとっては二冊目の山本文緒作品読書となりました。
この本の感想を書く前に、白状しておきます。僕のファースト山本文緒作品は「パイナップルの彼方」。
林真理子の小説に寄稿されていた著者の解説に接したのが切っ掛けでした。読んだ直後は、自分の感情を言葉に出来なかったのですが、今は出来ます。不愉快でした(笑)。
当時記した「パイナップルの彼方」の読書日記を読み返すと、苦し紛れです(汗)説教してるし(俺)。ハードボイルドとか書いているし……。
ハードボイルドは「固ゆで(卵)」。中身が見えません。外面描写に徹した小説の手法です。
「パイナップルの彼方」 -
Posted by ブクログ
これぞ私が好きな山本文緒さん!という小説だった。下手なホラーよりホラーだ。
長い坂を登った丘の上の一軒家に住むさとる。他人とうまく付き合えず、家事手伝いと称して、実家で母親、妹とともに生活している。
彼氏の鉄男は、さとると交際を続ける中で母親や妹とも関わりを深めていくうちに、その家族に潜む底知れない憎悪とさとるが纏う戦慄の背景を目の当たりにしてゆく……。
怖い。怖すぎる。家族を支配するのは、ヒステリックで冷酷な母親。さとるには、24歳にもなって22時の門限があり、それを守れなければ容赦なく打たれる。母親の意にそぐわないことをすると、幼い頃から妹のみつるとそうやって虐待され続けてきたのだ。
し -
Posted by ブクログ
山本文緒は元々好きな作家だったけれど、うつ病の話は暫く知らなくて、この病気にかかってから読んだ本。
彼女はとても周りの人に恵まれたのだなあという事が良く分かります。
本人も大変だけど、周りの人間はもっと大変だものね。
優しいダーリンとお友達に囲まれて、少しずつ立ち直っていく筆者の姿は、私からしたら物すっごく羨ましい。
私にはお金もないし、支えてくれる人もいないし。
でも悪い事ばかり考えていてはいけないんだなあというのは頭のどこかで理解する。
理解するけど納得しない辺りが私の性格の悪さを垣間見れるんだけれども(笑)
私の病気は正確には鬱ではないけれど、立ち直れた人と何が違うのかな