山本文緒のレビュー一覧

  • 残されたつぶやき

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    山本文緒さんの書く物語が大好きでした。辛いことを乗り越えられてからのこれから、だったのに残念でなりません…

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    2022年11月17日
  • ファースト・プライオリティー

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    おもしろかった!みんないろんな事情を抱えて生きてるんだなぁ。

    それでも笑顔で何事もないかのように毎日ニコニコ楽しそうに生きていけることが自分の人生を良くしていける最短ルートなのかもなと思う。。

    「ゲーム」
    簡単に掌握できる恋愛ゲームは難易度ゼロだけど、人間関係だから最終的には嫌な結果しか残らない。
    ていうかそもそも最初から最後まで何も楽しくない。

    こちらは大して何も考えず通常運転なのに相手に勝手に好都合に拡大解釈されたことを、
    「公平性の問題、ルールを無視して素人を本気で殴ったから」という表現がそういう事象にピッタリすぎて感心した。今後この言い回し使いたい。。

    良くも悪くも自分と同じよ

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    2022年11月04日
  • シュガーレス・ラヴ

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    骨粗鬆症、アトピー性皮膚炎、便秘、生理痛、、どれも病気ではないけど、コンプレックスを抱えながら生きてる彼女たち。

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    2022年10月21日
  • 残されたつぶやき

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    よかったですとても。わたしはたぶん著者と気質が似ているので。既読の作品も再読したくなった。


    "体の具合がどこも悪くなくて、親しい人もみんなとりあえず健康で、さしせまった悩みもない。
    空は青くて、日が暮れたら眠くなってきて、今日も本が読めずに終わりそう。
    つらかった日のことはあれこれよく覚えているのに、こんなうつくしい一日のことはきっと簡単に忘れちゃうんだと思うから書いておく。"(p.107)


    "二度とうつっぽくなりたくない、そのためなら何でもする、くらいの気持ちです。
    だって、うつ、つまんないから!
    本当につまんないよ、うつ! 来る日も来る日も憂鬱なんだ

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    2025年05月01日
  • みんないってしまう

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    「みんないってしまう」というタイトルに惹かれて読んだ。好きなアイドルが活動休止した、憧れの先生が退職した、大好きな彼氏に振られた、応援しているバンドのギターが脱退した。みんな、いってしまうのだな、と思う場面が最近多くて、その大きな喪失感とか、悲しさとか、どうしてという疑問で心がいっぱいになりつつも、社会は止まりはしないので、無理矢理に心身を働かせて生きていく毎日を過ごしている。失ったあとには何かが得られる、などもう聞き飽きた私にとって、置いていかれた側の主人公たちは仲間であり、友人であり、恋人だった。今読んで良かった。山本文緒が好きだ。

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    2022年09月23日
  • 群青の夜の羽毛布

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    母と娘2人の闇を抱える家族の謎を、長女の彼氏と同じ視点でどんどん明らかになる。
    情と憎しみが入り混じっている異常な家族関係。展開が読めず、続きが気になり一気に読んでしまった。
    山本文緒さんの小説は本当に面白い!

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    2022年07月22日
  • 結婚願望

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    友人にずっと勧められていた本をついに読破。私自身に結婚願望がないことから、友人は私に勧めてくれたらしい。

    そして気がついた、私、結婚願望が全くない人間ではないと!山本史緒先生が作中で「手相占いで52歳で結婚できるかもと聞いて、不覚にも喜んでしまった」とあるが、私も結婚できるかもと言われたら喜んでしまう、、、独身を貫くという固い意志で結婚願望がないわけでなかったらしい、、

    作中では、史緒先生の結婚に対する考え方や独身として生きる心構えを話している。少し古い考え方もあるが(ほとんどの人が結婚してるとか)、読みやすく、色々な人に読んでもらいたい本だと思った。そして、出来るのならば、感想を聞かせ欲

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    2022年07月10日
  • なぎさ

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    ネタバレ

    人は悪くないが、それぞれに弱さを抱えている二人の主人公、著者は読者に彼らへの共感が生まれそうになると絶妙に回避してくる。温かくはないが冷たくもないまなざしで彼らの行動や心情をとことん丁寧に書き続ける。周囲の登場人物も含め、こんな、と言ってはなんだが特段の魅力のない人々を淡々と描写できるのはすごい。早逝が惜しい。

    著者が唯一明確に悪しざまに描いているのは”モリ”だけだった。ややメタな存在として登場する老人”所さん”を通じてはっきりと断罪し、ラストにも主人公と対峙させている。どんなダメな他者にでも愛情あるまなざしをかける著者なのに、よほどそういう人が嫌なんだなと、もしかしたら深く傷つけられた経験

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    2022年06月18日
  • あなたには帰る家がある

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    不倫の話。ストーリーもかなり面白かったが、特に一人称の切り替えが秀逸だった!
    ほぼ全員の視点で書かれるので、全員に感情移入してしまう、それが面白すぎた。

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    2022年06月14日
  • 結婚願望

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    再読。記憶なし。本棚に数多く在る本の中から、今の気分にあった一冊を、で、手にとったらエッセイでした。

    結婚してみて、結婚は大して良いものではない!向いてない?もうこりごりだ…と思っていても、何故好きな人ができると「結婚したい」とか思ってしまうのだろう?
    三秒後には、いやいや…と首を横に振ってるのに。
    この「結婚願望」は厄介だ。などと思っていたので。

    『どうしてひとは、こうも結婚願望から逃れられないのだろうか。』
    『うまくいっている結婚は人が宿命としてもっている孤独を一時的であれ、忘れさせてくれるものなのかもしれない。』
    『結局のところ、人が結婚したいと思うのは、世界中のほとんどの人は大人に

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    2022年05月21日
  • みんないってしまう

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     山本文緒さんによる、「喪失」をテーマにした短編集。

     私はもともと短編集は読むのが苦手な人間で、その作品の雰囲気や前提となる背景、登場人物などが毎回入れ替わるのが苦痛に感じてしまう方なのですが、この作品はするすると世界に入り込めて、切り替わる人物などに不思議とストレスを感じませんでした。

     「いってしまう」という標題にあるとおり、登場人物たちは何らかのものを「失う」のですが、それが単に人だけではなくて、財布やプライド、はては人間関係やぎりぎりのところで保っている気持ちだったりして、有形無形さまざまに混ぜこぜなところが面白いです。

     一話ごとにメモしたくなるような「はっとさせられる」台詞

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    2022年05月18日
  • なぎさ

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    ネタバレ

    穏やかにお互いを労り合う夫婦になのに序盤から感じる違和感。
    話が進むにつれ大きくなる不安。
    どんどん引き込まれ1日で読み終わった。
    「同じ悩みに飽きろ。
    人生の登場人物を変えるんだ。」
    のセリフに自分が重なりズキンとした。

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    2022年04月26日
  • シュガーレス・ラヴ

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    以前読んだ『プラナリア』が面白かったので、違う小説も読んでみたいと思い購入。
    本作は味覚障害、アトピー性皮膚炎、突発性難聴などなんらかの問題を抱えた女性が主人公の短編小説。

    一編は約30ページくらいで非常にすっきりとしたボリュームで読みやすく、また作者さんの文章も非常にお上手なので最後まで退屈せずに読めた。

    一番印象に残ったのは『夏の空色』。
    昼間からビールをガブガブと飲んでしまうアルコール依存性の女性の物語なのだけど、まさかその女性というのが高校生だとは思っていなかったので斬新な設定でいいなあと思った。
    アルコール依存性になった背景、ラストにおける主人公の心境の変化、この二点がしっかりと

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    2022年04月01日
  • あなたには帰る家がある

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    個人的には登場人物がどの人も駄目な人ばかりで、だれか一人でもきちんとした人がいたら、違う結末になっていたのかなと思います。
    打算で結婚してもいいことはない、やはりある程度計画的に進めないと本当の幸せは掴めないのかな。

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    2022年03月14日
  • なぎさ

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    姉妹と夫婦と他人と、血の繋がりがなくてもあたたかい関係性を築く様子が描かれている物語。山本さんの小説は話の展開が読者を惹きつけるなぁと思いました。「プラナリア」「恋愛中毒」に引き続き、人間の持つ嫌な面を描写するのが非常に上手だと感じました。

    内省しながら読むのが好きでした(^^)

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    2022年01月13日
  • 群青の夜の羽毛布

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    ネタバレ

    読んでいる最中、背中がぞわぞわしてしょうがなかった。
    大学を中退し、家事手伝いとして過ごしているさとる、24歳。
    2歳年下の彼は大学4年で、就職も決まった今、自由な時間をさとると過ごしたいと思っている。
    しかし、さとるはいつも母の影におびえ、門限を絶対に破ろうとはしないのだ。

    父の姿のないさとるの家では、母が絶対的権力者で、何か気に入らないことがあると暴言を吐く、だけではなく、暴力も振るう。
    さとるは母に愛されている実感がないまま、母を怒らせないように気を遣って生きているのだ。
    さとるの妹みつるは逆に、母に反発を隠さない。
    ただし、やっぱり逆らうことはできない。
    しんと冷たい家族の姿がそこに

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    2021年12月23日
  • 眠れるラプンツェル

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    ネタバレ

    山本文緒さんが描く女性は、惨めで哀れでリアルで痒いところに手が届く。
    私は何もしない専業主婦になりたくて結婚したから、「今日も暇、明日も暇」に幸せを感じるタイプ。これが私の欲しかった暮らし、ここにルフィオのような若い男の子が現れたら…溜め息がでるくらい羨ましい出来事だけど。不倫はこの暮らしを脅かすことがわかるから現実ではしない。でもこの主人公が私の代わりに「もしも」の行方を教えてくれた、だから星5をつけました。

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    2021年12月09日
  • アカペラ(新潮文庫)

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    追悼。どこかの書評で気になったんだったか、手元にあったので本作をチョイス。氏の作品は2作目。3作からなる中編集。それぞれが、かなり個性的な恋愛模様を描く。祖父と孫、いとこ同士、中高年男女、みたいな。でも、それを納得させられるような背景が巧みに書かれていて、違和感なく受け止められるのもポイント。きっとこういう関係性もあるんだろうな、みたいな。世界が広がりました。
    まだお若かったんでしょうに、惜しい作家さんでした。ご冥福をお祈り致します。

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    2021年12月01日
  • みんないってしまう

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    短編集。そのうち「みんないってしまう」が本のタイトルになってるけど、私は「表面張力」てのもこの本全体の雰囲気を表してるような気がする。ギリギリのキワッキワを生きてる人々。ほんのしたことで決壊しそうな感じ。
    だけど流されたら流されたらで流れて辿り着くところがあるってその先が見える物語。
    すごく昔に読んでたけど気づかずしばらく読んでいた。何度も楽しめるってありがたい。

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    2021年11月17日
  • 眠れるラプンツェル

    購入済み

    またまた夢中で読み終わり!

    「あなたには帰る家がある」の登場人物がこのお話に出ていると分かってすぐ読みました!
    山本先生の本は、毎回、読むのが止められなくてあっという間に読み終わってしまいます(^^)
    文章がとても上手で、汐美の気持ちを分からされてしまう感じです。殺人事件とかミステリー、ファンタジー要素のような強烈な刺激はないのに、続きが気になって仕方ありませんでした。
    ラスト清々しくて良かった!未来でルフィオが隣にいてもいなくても、汐美が幸せであって欲しいと心から願います。

    #感動する

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    2022年09月29日