山本文緒のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★全体の感想
待ってください、面白すぎました。。
これこれ、これぞ山本文緒!って感じ。
高瀬隼子さんと少し似てる。
ちょっとした日常を切り取ってそこから話を面白く広げるのが上手い。
最初は普通のどこにでもいる主人公が芸能人と身分違いの恋をしてしまう…っていう、よくある陳腐な話かと思ってたけど、後半にかけて登場人物が増え、回想も増えて、どんどん展開が変わっていったのが面白すぎて一気読み!
『恋愛中毒』っていうタイトルの意味も分かった。
怖い。けど心情描写がリアル。
もう1回記憶をなくして読み直したい。
愛がなんだ とちょっと似てるか?
★主人公について
これぞ、女ァ!って感じ。
私なんて…っ -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでる最中ずっと悲しかった。
貫一とは幸せにならない未来を受け止めながら、「
でもそれがリアルなんだよな、都のことは好きになれないけど、彼女が抱えるもどかしさは自分も充分に感じ得るんだよな」そう思って、なんだかずっと晴れない気持ちで読んでいた。
モールの天気はずっと悪かったような気がする、貫一と過ごす夜や熱海のドライブだけ晴れていたような、そんな気持ちだった。
でも、最後に裏切られた。ただただ嬉しくて涙が出た。まるで、ニャン君を選ぶことがよりリアルな展開たと感じていたのが間違いで、結ばれた2人は何よりも現実的に生きていた、それでいて幸せだった。
人が描く幸せ、それに拘ると心が狭くなる。 -
Posted by ブクログ
120日以上生きなくちゃ日記。正真正銘山本文緒さんの日記です。余命宣告を受けてからの日々。楽しい日、辛い日、リアルな毎日が山本文緒さんの言葉で書き連ねられています。
生と死を自分事のように感じ、山本文緒さんの夫と別れたくないという記述とその頃にはもう私はこの世に居ないという記述のギャップに涙腺を揺さぶられ、この作品を手放すことができず、一気読み。正直キツかったです。
タイトルの意味を知ったときなんてもう危ない。しかも日記であるため、日付を重ねるごとに辛く…。辛いのは本人なのに。
きっとこの先何度も何度も読み直すであろうこの作品を今は大切に保管したい。 -
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Posted by ブクログ
面白かった。すぐ読めちゃう。
残業なし事務仕事▶︎結婚▶︎寿退社▶︎子供産む が女性としての喜びだとされてる時代で、そのパッケージに対して疑問を持つ主人公の日常が描かれてるんだけど、1995年に世に出た本だとは思えないほど主人公の価値観が令和の今と重なってるのが山本文緒さん…凄い…と思った。
ただ、主人公の事はあまり好きじゃない。
プライドが高くうっすらと周りの人を馬鹿にする感じ、自分も浮気するくせに恋人への浮気は許せず被害者ぶる感じ、サバサバしてると見せかけて実は中身がめちゃめちゃドロドロしてる感じ、、気持ちよくない!嫌だ!
と思うけど、自分に当てはまらない所がまったくないわけでもなく、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ山本文緒の文体が好き、自分に合うな〜と思っていたのは、山本文緒の飾らない性格や、素直に感じていることに共感できる自分があるからなのだとわかった。別な小説たちもたくさん読みたい。
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二十代の頃は、花の咲く野原で遊んでいられた。野原のまわりにはいくつも美しい山がそびえたっている。いつか山に登ってみたいという願望はあったけれど、どの山に登っていいか決められなかったし、蜜蜂と遊んでいる方が楽で楽しかった。そうしているうちに、決断の早い人はもう山を選んで五合目あたりまで登っている。そろそろ山に登りはじめないと、頂上まで行きつく体力がなくなってしまう。それでもぐずぐず選択に迷っていたり、山に登っ -
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山本文緒さん、中学生のころに読んで以来大好きな作家さんです。
小説が素晴らしいのはもちろん、「そして私は一人になった」「再婚生活」などのエッセイも大好きで何回も読みました(再婚生活はメンタルの影響もあるので、気軽には読めませんが)
どの作品も自分の心の奥の気持ちを代弁してくれているような気持ちになる唯一の作家さんです。
まだまだたくさんの作品を読みたかった。
そんな方が最後に遺されたエッセイ。ずっと、死ぬ時ってどんな気持ちなんだろうって小さい頃から疑問でした。その答えの1パターンを、まだ生きている私たちに教えてくれたのがこの本です。
もしかしたら自分もそうなるかもしれない、未来の恐怖にたくさん -
Posted by ブクログ
山本文緒さん。
大学時代の大事な友人に勧められて読み始めた、思い出深い作家さんです。
友人とは、作品の感想を言い合ったり、解釈の違いで軽い言い合いをしたり、おすすめ作品を紹介したり、金欠時には交代で購入して貸し借りしたものです。
なので、山本文緒さんの作品を手に取るたびに友人を思い浮かべ、連絡してみようかなという気になりました。
訃報に触れたときも、真っ先に友人の顔が浮かびました。
もう新しい作品が読めないのは辛いですが、友人との楽しい時間が文緒さんの作品とともにあったこと感謝します。
「うまく死ねますように」(5月21日(火))
この言葉が私の中に残っています。
読んでいて涙が出るけど