山本文緒のレビュー一覧

  • プラナリア

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    面白かった!職場の人に勧められて読んだが、山本文緒さんは「自転しながら公転する」を読んだことがあったが、個人的にはこちらのプラナリアの方が好みだった。

    短篇集は普段あまり読まないけど、どれもとても完成度高くて驚いた。特に女性の内面を鋭く書いていて、女性特有の揺れる思いとか感情を書くのがとても上手い、と感じた。
    「プラナリア」、「ネイキッド」、「あいあるあした」が特に印象に残って良かった。

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    2026年09月04日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    山本文緒さんの、逃病記。

    タイトルがあたたかくて、人柄がやわらかくて。
    「頑張った」証を遺そうとしたんじゃなくって、角田さんの言葉にもあるように、こちらに「大丈夫だよ」って声をかけてくれるような、そんな作品。

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    2026年09月02日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    最初のシーンから急に主人公が変わって、初めは追いつくことに必死でしたが、状況を飲み込めてきた頃にはこの小説の伏線回収が見事に行われていくところでした。
    恋愛で相手を愛しすぎないように、と努めていた水無月が結局は中毒者でどんどん独占欲が増していく姿は正直自分が恋愛をしている時の第三者目線のようですごく醜く感じました。
    愛しすぎないことは難しいけれど、結局それは変えることができないし、治すこともできないのかな、とタイトルを見ながら考えました。

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    2026年09月02日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    もう5年も経つのだなぁ…と。

    ショックだった。とにかくショックで仕方なかった。
    で、今になってようやく読めた。
    気付いたら文庫まで出てた。

    学生時代からずっと読んできた。
    山本文緒さんの書く人物が好きだった。
    作品の一つをメールアドレスにさせてもらった。
    もう25年近くずーっと使い続けてる。

    さくらももこといい…何でなんだよぅ…

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    2026年08月26日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    生きることのままならなさ、自分が思い描く「結婚観」含めた無意識な価値観の押し付け。

    今自分が生きるためにすべき自転と、社会や環境から求められてすべきことである公転。とかく我々は生きるために向きあなわなければならないことが多すぎる。

    「別にそんなに幸せになろうとしなくていい。幸せにならなきゃって思い詰めるとちょっとの不安が許せなくなる。少しくらい不安でいい。思い通りにはならないものよ」

    これは真理。旨に抱えて生きていきたい。

    冒頭ラストの仕掛け含めてとても楽しめて良い本だった。

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    2026年08月27日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    いろいろな条件で結婚をやめる決断ではなく、一緒に歩んでいくのを決めたのはカッコよかった。
    そうなってくれて良かった。
    みんな好きな人と一緒になって、幸せに結婚生活送ってほしい。
    ときには喧嘩しても、この人と結婚して良かったってたまには思えるような。

    結婚式から始まるのも、誰とのなのか思考を巡らせながら最後まで面白く読めた。

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    2026年08月24日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    貫一がだいすき!!!

    プロローグから始まり、ああ貫一とは結ばれないんだ、、、、ああやっぱり別れちゃった、、、じゃあプロローグ通りだとニャン君と結婚するのか?、、、え?ニャン君にもフラれた?!わあ貫一と結ばれてよかったーーー!!あれ、じゃあプロローグの視点は誰、、?となってエピローグでうおおお!そういう?!
    と、忙しく一気読み。最後にもう一度プロローグを読んだ。

    都のリアルな弱さ、リアルな周囲の環境の変化とそれに伴う心境、
    わたし自身も今33歳で、とっても良いタイミングで出会ったとっても良い本だった。
    やっぱり貫一がだいすき!!

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    2026年08月22日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    山本文緒さん。。大傑作だった
    悩みがリアルで、結末にもびっくり
    謎の人に惹かれてしまうの共感し、色々なところでドキドキ感があった

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    2026年08月22日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白いです。

    思い通りにいかない感じのリアルさや人の自分勝手さが表現されており、大人の方には刺さる本かと思います。

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    2026年08月20日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    昨年知人が膵臓癌で亡くなり、その方のことも思い出しながら読んだ。癌はお別れの準備期間がありすぎるほどある、というくだりがあるが、そんなに長い時間、自分とこの世との別れについて考えないといけないなんて、辛い病気だなぁと思う。
    途中「イライラする」などの文言はあるが、著者の攻撃的な感情や恨みつらみは全く伝わってこない。最後まで、周りの人に対する思いやりや、この世の中に対する親愛の気持ちのようなものが根底にあるように感じる。素敵な人柄だったんだろう。

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    2026年08月16日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    このタイトルを思いついた時点で勝ちは確定。そして、そのタイトル通りの日常を過ごしながら少しずつ成長していく30代女性の物語。仕事の悩み、恋愛の悩み、親の介護の悩み、人生の悩み、様々な悩みを抱えながら、最後には一つの選択肢を選びとる。果たしてそれが本当の正解だったかは描かれないが、自分の気持ちに正直に、自分自身で決めたことで少なくとも後悔はないはず。この小説のあとがきで著者が亡くなったことを知ったが本当に残念に思う。

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    2026年08月12日
  • プラナリア

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    置かれた場所で咲きなさい…と…、そうね それが 人生を生き抜くためのいちばん手堅い思想だと頭では分かっていても 僕にはどうしても できない。だから この5編の小説に出てくる「置かれた場所で咲くことがどうしてもできない女性たち」に ある種の親近感を抱きながら また一方で 僕自身の 弱さ あるいは僕自身の社会的不適応の様相を 鏡に映して見せられているような 一抹の不快感も感じつつ読み進める。

    僕ら (=すなわち 一読者としての僕 および、僕と同じように『置かれた場所で咲けない人たち』)は 単に 甘えている? 甲斐性がない?未熟な人間?

    僕にしてみれば 5編のいずれにおいても 誰ひとり 僕を置い

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    2026年08月08日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    p199
    自分にはこうやって好意を寄せてくれる友人がいて両親も一人娘の自分を可愛がって育ててくれたしやさしい恋人だっている。
    決して虐げられていい人間なんかではないと自分に言い聞かせた。深呼吸をしてゆっくりとメッセージを打ち返す。
    p256
    どちらかというとガサツな印象の人なのに哀愁を帯びた顔が美しかった。風が彼女の髪を揺らし、横顔を半分隠した。青白い頬にちらりと光るものが見えた。
    離れているのに色を失った唇が震えているのがわかった。この人は苦しいんだ。この人に感情をぶつけてもダメだ。都はそう思った。
    p269
    たくさん仕事してやりたい勉強もして旅行したり興味のあることに打ち込んだりそうゆう人

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    2026年08月08日
  • 恋愛中毒

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    恋愛小説初めて読んだけど面白かった
    人を愛しすぎないって難しい
    過去にもしもを求めてはいけないんだろうけど、もしも、もしもって縋ってしまうよ
    読んでいて辛くなる場面もあった

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    2026年08月08日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    まるで自分への戒めのような、踏み絵のような、そんな小説だった。

    更年期障害を患った母の看病のため実家に戻ってきた32歳の都。
    アウトレットモールのアパレルで契約社員として働きながら
    寿司職人の貫一と付き合い始めるが、彼との結婚は見えない。
    職場は頼りない店長、上司のセクハラと問題だらけ。
    母の具合は一進一退。正社員になるべき?運命の人は他にいる?
    ぐるぐると思い悩む都がたどり着いた答えは。

    プロローグとエピローグの扱い方が秀逸だった。
    途中でその仕掛けには気づいてしまったが、
    まさに現実に引き戻す作用たっぷりで、
    ラストの余韻に浸っていたところ、頭を殴られた様な感覚に陥った。
    でもその内容

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    2026年08月08日
  • 恋愛中毒

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    恋愛に全く興味のない私。読み切れるだろうかと思って躊躇していた、結構分厚い小説。そんな心配は無用。水無月の特異な人生に引き込まれ、ほとんど一気読みだった。

    水無月は、売れっ子芸能人の愛人となり、この世の贅沢を片っ端から体験していく。
     知的で仕事もできる女性でありながら、恋愛への執着が次第に彼女を追い詰め、取り返しのつかない行動へと向かっていく物語。

     人って本当に欲張りだなぁ。わたしからすれば羨ましすぎる贅沢。ビジネスクラスで海外旅行にお供して。贅沢な暮らしができるお給料もいただける。ましてや、人間の根本的な欲求である物欲や、美食や、性欲も満たされている。

     わたしは、読書の合間に、夕

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    2026年08月05日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ良かった。アパレルで働く女の子のお話。主人公が、家族、恋人、仕事を彼女なりに乗り越えていく話。母が更年期障害で、自分の時間がなかなか取れずに葛藤してて、自分も確かになあって思った。
    父との喧嘩のシーンで、嫌味な感じで言うのは良くないって思ったw
     はっとしたシーンは、恋愛なんて楽なわけがない。人間同士の感情のぶつかり合いだから。それはキツいわけだわ
     なるほどなって思ったことは、気の合わない人と不安を解消するためだけに一緒になる必要なんかないってこと。
     私が一番心にきたセリフは、別にそんなに幸せになろうとしなくていいの。幸せにからなきゃって思いつめるとちょっとの不幸が許せなく

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    2026年08月04日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    3日で読み終わった。ボランティアのシーンとかお金を気にしてしまうところとか、上手く生きたいのに上手くできない都が自分みたいだった。言い合いになって納得させたくて相手を傷つけたい気持ちがおさまらないところとか自分見てるみたいで、はぁーーーー!!

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    2026年08月08日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    振られたのを契機に。

    結局、「諦めると決めたことをきれいに諦めて、二度と会わないと決めた人にはほんとうに二度と会わない」って言葉を水無月は守れなかった。

    恋愛において、主観と客観は大きくかけ離れていることは周囲でも、自分でも良くあることだ。友人の不毛な恋愛を止めるときはもっともらしいことを言うが、自分が誤った恋愛をしている時は全く自覚はなく友人の言葉も耳に入らない。水無月も他人には理性的ではありながら、自分の恋愛をコントロールできていない。

    私自身、彼の手を強く握っている自覚は無かった。初めての彼氏で、むしろ様子をうかがいながら恐る恐る手に触れるくらいの感覚だった。それでも彼にとって負担

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    2026年07月22日
  • プラナリア

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    全部面白かった!ネイキッドと囚われ人のジレンマが好きだった。ネイキッドはいい感じに終わったけど、主人公の真面目なのかズレてるのか微妙な感じが面白かった。あとこの作品に出てくる母親がみんなどこか変で、まあこの母親だったらこの子供だよなと思うところが多かった。囚われ人のジレンマはどっちもキモすぎる!彼女のことを完全に見下して庇護下に置いておきたいモラハラ男と、1人で何もできない貞操観念緩すぎる女のぬるい話!心理学学んでる人ってどこか達観してる感出してくるんだよなーと思った

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    2026年07月20日