山本文緒のレビュー一覧
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山本文緒さん、中学生のころに読んで以来大好きな作家さんです。
小説が素晴らしいのはもちろん、「そして私は一人になった」「再婚生活」などのエッセイも大好きで何回も読みました(再婚生活はメンタルの影響もあるので、気軽には読めませんが)
どの作品も自分の心の奥の気持ちを代弁してくれているような気持ちになる唯一の作家さんです。
まだまだたくさんの作品を読みたかった。
そんな方が最後に遺されたエッセイ。ずっと、死ぬ時ってどんな気持ちなんだろうって小さい頃から疑問でした。その答えの1パターンを、まだ生きている私たちに教えてくれたのがこの本です。
もしかしたら自分もそうなるかもしれない、未来の恐怖にたくさん -
大好き!
山本文緒さんの作品大好きです。日常と小説の世界が見事に一体化していてぐいぐい引き込まれます。短編ですがどれも面白いし、ハッとさせられます。もっともっと作品を世の中に出して欲しかったです。もっと読みたかったです。
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Posted by ブクログ
人生の中で自分が選ばなかった方の選択を美化して現状を悔いる事は誰にでもある事で、でもこの本を読んで「足るを知る」だなぁと。
序盤は双子のような、自分と全く同じ人間と偶然出会い、互いの事が手に取るようにわかる2人が羨ましくて「私にも、もう1人の私が存在したらなぁ」と思ったりしながら読み進めていたのですが、どんどんと不穏な雰囲気になってくのがある意味ホラー小説よりも怖かったです。
全体的にどちらの蒼子にも共感できる部分が多く、中でも「余るほどの自由があれば心の拠り所がほしくなり、強く愛されればそれは束縛に感じる」という蒼子Bの思いが共感せずにはいられませんでした。 -
Posted by ブクログ
2024/07/23
山本文緒さんのエッセイは初めて読みました。短編で読みやすいのはもちろん、作家の視点から表現される恋愛を中心とした人間関係の機微のあれこれはとても的確な表現ばかりで、自分もそう感じたことあるわーとか、こういうふうに考えることもあるんだなーとか、うまく自分の思考や他人の思考を言語化してくれていてあっという間に読み終えてしまいました。
文庫化してさらに年月を経ての手直しや推敲があり、さらに味わい深くなっているような気がします。
色々と人生の参考になるようなエピソードもたくさんあったし、こういう風に考えることもあるよなーなんて共感もしながら次のページをめくるのが他の本より早かった -
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Posted by ブクログ
「31歳」を軸にした短編集。
ショートショートに近い数頁の人生ストーリーです。
31歳という絶妙な年齢は、まだまだ若い。結婚、転職、離婚、再婚など人生の大きな岐路を決断できる年齢かもしれません。
この小説でも様々な職の男女が思い悩んでいる様子がリアルに描かれています。
山本文緒さんの小説はラストセンテンスが肝だと感じます。爽やかだっあり、しんみりしたり、少し怖かったり。
個人的に心に響いた話は「庭」。
怖かったのは「初恋」です。
狙ってでしょうが31話で構成されているのも、いいですね。
最後の「小説」という話は山本さん自身が31歳のときのエピソードであり、この短編小説の自己解説でもあります。