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「私の能力は、きれいだということだけなのだ」――コンパニオンとして働く桐島椿は23歳。一回り年上の妻帯者と付き合いながら、中三の時の初体験の相手・グンゼとも逢瀬を重ねている。両親とはうまくいかない椿だが、唯一の理解者である祖母を敬愛してやまない。75歳とは思えぬ艶やかさを保つ祖母だったが、交通事故に遭い入院することに。椿は見舞いに訪れるが、祖母は椿を認識できなくなっていて……。解説・唯川恵
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Posted by ブクログ
若さと美しさを武器に生きる23歳コンパニオンの椿。美しくてかっこいい祖母、野暮ったくて気が合わない母、中学からの腐れ縁グンゼ、派遣先で仲良くなった雛子ちゃん、祖母の入院先で出会った魚住。 なかなか個性強めの登場人物たち。 傷付きやすくてトゲトゲしてハリネズミみたいな椿。容姿を褒められる事はあ...続きを読むっても、自分自身を愛された経験がないから満たされない。 途中からサスペンスかってくらいドキドキして朝4時まで一気読み。 グンゼがおばあちゃんの病院に来たのは、先生を見るためなんだろうな、雛子ちゃんも気味が悪かった。 出会った順番が違っただけなのかもしれないけど、祖父の選択のせいで本妻、本妻の娘、愛人、愛人の娘、孫娘と5人の女の人が不幸になってる。魚住も巻き込まれてるし。グンゼも先生も巻き込まれたような感じだしな。 面白かった。
桐島椿は綺麗な祖母を敬愛していた。自分は祖母に似て綺麗なんだと。いつかは祖母のように凛として綺麗になるのだというふうに考えていた。 椿は派遣でコンパニオンとして働きながらも、不倫や数々の男性と空虚な生活を続いていた。 事故で祖母が入院し、段々と認知症が進んで椿のことがわからなくなるようになる。 父も...続きを読む劇症肝炎で入院、父の会社も倒産する。お金もなく、誰かと結婚でもしようとするが、誰もいないことに気がついてくる。 女性の心理、行動を見事に表現している傑作。
山本文緒さんの本大好きで、 いつか全ての作品を読み終えてしまう時が来るのかと思うと寂しくて、大事に読んでいる。 椿は、嫌な女だけど、 なんだか放っておけなくて真っ直ぐな人。 破天荒な人生を覗き見する読書時間がとても非日常的でどっぷり没入できた。
主人公の椿は、自分が美人であることを鼻にかけ、次々と色々な男性と関係をもつ。同性に対しても辛辣な言葉を投げつける強気な女性。ドキッとさせられた椿の父親の正体と、父親と祖母の関係。どんどん先へ読みたくなる内容。 この小説を最後まで読むと、椿はそんなに悪い女性ではないなあって思える。山本文緒さんは、女...続きを読む性の心根の汚い部分もオブラートに包まず書ききって、最後には女性の良いところもそっと忘れずに書いてくれる。優しい。 いいなぁ、山本文緒さん。早く亡くなってしまって、本当に残念。
キレイともて囃されてきた椿。祖母の過去から 自身の穿った気持ちへ更にグンゼとの関係。 なんで自暴自棄?みんな幸せになろうよ! 切な過ぎる。最後まで願わくば、みんな幸せになってほしい!そして真実は?
分かりやすく嫌な女で全く共感出来ないけど、何故か椿のことは憎めなかった。 後半の怒涛の展開がすごい。憧れのおばあちゃんが、雛子が、グンゼが、と次々にいろんなことが起こって驚きの連続。最後もちょっと意外だったな〜。
作中の登場人物に憑依したかのように不愉快になったりイライラしたり。 そんな力量の作家がもういないと思うとツラい。
椿と祖母どちらにも共感出来なかったし、自分勝手すぎて好きになれなかった。 こんなに嫌な女性が出てくるのに、途中でやめることなく、読後感も悪くなかったから不思議。 さんざん周囲にわがままを言って振り回してきた祖母と椿は結局自分たちが1番その言動に振り回されて、大切なものを見失ってしまう。 もっと素直に...続きを読むなれば良かったのに、そう思わずにはいられなかった。
一体なんなんだろう… 私は登場人物全員にイライラした。それぞれの背景もへったくれもない 全員がルッキズムの塊、本当に嫌。 それなのに一気に読んでしまった、嫌だなと思いながらも読むのを止められなかった。最後の魚住の言葉に尽きるのだと思うけど、椿は懲りないんだろうなぁ
椿のように強気な女は嫌いじゃない。むしろ自由に好きなものだけを好きと言えるタイプな女で羨ましいと思った。そんな性格+美人だからこそ敵が多い。面と向かって、"美人だけれど魅力がない"と伝えてくれるおばあちゃんとグンゼは椿のことが本当に好きなんだろなーと読みながら思った。魚住みたいな...続きを読む知り合いが居たらクソみたいに自分も腹立つと思うけれど、看護師さんとしてみると完璧?なのかな?とも思った。面白くてスイスイ読めた。そして題名の意味について考えてみた。"きっと君は泣く"この君とは誰のことを指しているのだろう、、。読みながら考えていたのだが、とある記事で、主人公が泣きを見るストーリーと記されているのに、なるほど、、となった。
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きっと君は泣く
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山本文緒
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