山本文緒のレビュー一覧

  • チェリーブラッサム

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    4年前に母親を亡くした実乃は今、父と姉の3人暮らし。突然、父親が会社を辞めて便利屋を始めると言う。さわやかな話ですっきり気持ちがよかった。

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    2009年10月04日
  • プラナリア

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    山本文緒さんは 故人なんだ、と今さら 気がついた。角川の夏フェアで 手にして なんで 読んでなかったんだろうって 自分の読書界隈の狭さに呆れた。短編集だったけど どの主人公も 深く自分を見つめてるところに 強く惹かれた。文章もきれいで なんで読んでなかったんだろう〜感が強い。プラナリアの春香もネイキッドの泉水も どこかでは〜の加藤さんも あいあるあした の真島さんも どこかに自分がいて 読後はため息に似たようなものでちゃう。囚われ人の〜は ちょっとわからない感じあったけど 1周回ったら アリだわ、と納得。夏の終わりに 良い読書できた。

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    2026年09月06日
  • ブルーもしくはブルー

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    ジャンルで例えたら何だ?ある意味ファンタジーだし、ある意味ホラーである。
    まさに世にも奇妙な物語が頭の中で浮かんだ一作。

    高収入の夫と都心の高級マンション。誰もが羨む暮らしを送る蒼子だったが、
    夫は別で愛人がいて、自分も年下の男と不倫中。
    だがそれで満たされているわけでもなく、日々満ち足りぬ思いを抱えていた。
    不倫相手の牧原と旅行中、
    偶然立ち寄った博多の街中で昔の恋人・河見を見かける。
    彼に寄り添っていたのは自分そっくりのもう一人の蒼子だった。
    名前も顔も同じなのに全く違う人生を送る二人。
    互いへの好奇心と羨みを感じて、
    一ヶ月だけ生活を入れ替わってみることにするが・・・・

    ドッペルゲン

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    2026年09月02日
  • プラナリア

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    リアルな誰かの人生を覗いた感じがする。女性だからなんかわかるってなるところが多いかもしれない。現実ではやらないけど、いっそのことこうしてしまいたいなぁ、という想像を物語の中で実行してもらった。主人公たちには、自分の人生だし、起こってしまったことは仕方ないし、後悔だけはしたくないもんねって気持ちで味方したい。

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    2026年09月01日
  • ブラック・ティー

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    短編集。女の罪をテーマとしている。
    罪と言っても、それはいろいろ、生きていれば。
    『夏風邪』同期入社の彼と7年続いた恋、不倫だった。不倫と分かっていてもやめられない恋に、終止符を打つ事に。海外に行き、出世しそうな彼。子供が欲しいという彼に、最後だと言い、おたふく風邪をうつしてしまう。このそら恐ろしい結末がまたいい。
    よくも悪くも、女性を描き切っている作品。

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    2026年09月01日
  • 自転しながら公転する(新潮文庫)

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    機会があれば一度読みたいと思っていた山本文緒作品。32歳・女性。人生のエアポケットに落ちやすい年齢。どんなに煩わしくても家族は見捨てられない。仕事は放棄すれば無責任なレッテルを貼られるのが怖い。恋人は多分好き。本人は必死なんだけど、必死さがイコールで報われることは少ない。幸せになりたい。そう願うことは悪いことではないが、幸せを定義しないと。一人で幸せになるのと、恋人と幸せになるではベクトルが変わる。自分が思っている以上に平凡で、平均値であったとしても幸せまで平均で平凡に合わせなくてもきっと大丈夫。

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    2026年08月30日
  • プラナリア

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    全体的に、私の性格的に登場人物に感情移入ははあまりできなかった 惰性的な関係とか、相手を都合良く扱ったり、かと思えば不満を抱えてもやもやしたり不機嫌になる感じがもどかしくて でもこういうままならない人間関係もあるというのは理解できる
    乳がんに関しては周りも自身もどうしていいかわからなくて八つ当たりするくらいは当然なのではと思うけど

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    2026年08月29日
  • ブルーもしくはブルー

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    私も友達みたいになりたい、一ヶ月だけ変わりたいとか思ったことあるし今でも思ってるけど、みんな結局どこかしらやるせないところがあるんだろうなあと思った。私もまあまあ楽しいし、これでもいいかも?ってちょっと思った

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    2026年08月29日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    余命4ヶ月の癌の宣告を受け、亡くなるまでの行動と心情を日記に著した。怖いほど冷静である。誤診を受けても憤らない。夫に感謝、医師やケアマネージャー、周りの人に感謝。従来から人に気を遣う人だったんだなと感じる。2026.8.26

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    2026年08月26日
  • 絶対泣かない

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    短編集15編。それぞれが、短編集にしても、いわゆるショートショートのような作品。
    現在の仕事への、それをしている自分への感情の吐露、不安、不満、かろうじて残っている希望が交錯している。すべて違う職業を題材にしていながら、大概すべてに心を引き寄せられてしまい、だよねーと思ってしまう。

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    2026年08月23日
  • ココナッツ

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    青春もの。山本文緒さんも、こんなの書くのか、って感じ。
    中学2年の少女実乃は、便利屋しているお父さんの手伝いをさせられている。実乃はお寺の若いお坊さんの永春さんに憧れている。実は永春さんの同級生だと言うロック歌手の黒木洋介について、この町で凱旋コンサートするとき、彼を殺されないよう見張ってほしいという依頼がくる。

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    2026年08月14日
  • 恋愛中毒

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    久しぶりに読んだ。星3.2くらい。読みやすくてブワーーっと一気に読めちゃう。本当に恋愛中毒で内側に秘めためちゃくちゃが光る主人公。最後の迎えに来た相手は元旦那なのかな?

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    2026年08月12日
  • 絶対泣かない

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    自分以外の人生を覗き見できた気がした。でも結局は自分の人生と似たようなもん。自分はどう生きていこうかな。

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    2026年08月10日
  • 結婚願望

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    現在自分が20代であるから、第1章で共感や納得することが多かった。将来への漠然とした不安に寄り添ってくれるエッセイだった。

    まだまだ気持ちは学生だけど、少しずつ大人な考え方を身につけている過程にあるのだなと自分を客観視できた。

    結婚って人格が肯定されたことを意味する、という文章に納得。

    うまくいかないこと、しんどいこと、たくさんある。だけど私は今、未来を楽しみに思える

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    2026年08月01日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    山本文緒さんの印象として、とにかく終始周りの人を気遣っているのがひしひしと伝わってきた。
    見舞いに来る友人がどんな気持ちで来るか、夫がストレスの捌け口が無くて辛いのではないか。自分が死と隣り合わせの状況で、周りにアンテナを張れるって、なんて出来た方なんだ。。
    膵臓がんで母を亡くした私。当時高校2年生で、自分の大学受験に精一杯で、何にもしてあげられなかったな。寂しい思いさせただろうな、苦しかっただろうなと振り返る。

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    2026年07月26日
  • パイナップルの彼方

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    美術系短大を卒業して、信金に就職した深文と同僚、大学からの友人の話。
    興味のない仕事、深い関わりにはならない同僚、幸せを求めたけどうまくいかない友人とうまくやっているはずが少しずつバランスがくずれていく。
    女性が仕事をすること、社会に出ることに固定観念があった時を過ごした人は共感を感じる話かも。

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    2026年07月26日
  • プラナリア

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    強烈に訴えるようなメッセージ性などはないけれど、いろんな年齢、環境、性格の人間の心のうちを垣間見るようなリアリティがあっておもしろかった

    毎話ごと、わかるなーて部分と捻くれてるなーて思う部分があって、人間だなって感じがする。

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    2026年07月23日
  • 絶対泣かない

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    若いいろんな職業の女性が出てきて、それぞれ思うところを感じながら過ごしてました。
    もっと若い頃にこの本を読んだら、少しは生活が変わったかも、なんて思ったけど、その時に出会わなかったのだから仕方ないと思うわけで…。

    若い女性が読んでくれるといいな。
    自分だけが弱くなって萎れてるんじゃないって、思えるといいな、と思いました。

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    2026年07月20日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    あなたなんか執行猶予中なんでしょう?
    この一文の後から一気におもしろくなった。
    これを読んだ後、水無月さんが奈々に何かしでかす予感がしてゾワってなった。

    萩原もおかしいけど、先生も最後までおかしい。自分の娘が酷い目に遭わされたのに、中毒症状って怖い。


    恋は人を壊すかー。
    自分を好きになれない人ほど、他人に依存してしまうのかな?
    私は水無月さんほど、人を好きになったことないけど、それは、自己愛が強いからかもしれない。自然と傷つくことを恐れて、他人に全体重を預けないようにしてる気がする。ここまで、自分より他人を愛せる水無月さんが少しだけ羨ましくもなった。

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    2026年07月19日
  • 恋愛中毒

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    面白くて一気に読んでしまったが、、美談では終われない結末であり、主人公に腹立つ作品。

    誰しもが心の中にある独占欲、嫉妬、他人への依存、恨みつらみなどなど。。
    主人公である水無月ももちろん持ち合わせている。
    自分で先生(不倫相手)を独占したい、他の女が羨ましい、排除したい、相手から必要とされたい、自分は親のせいでこんなに捻くれた、といった具合である。
    それらがエスカレートし、読者の我々には到底理解できないレベルにまで到達する。

    なんでこんな不義理ができるのか、なんで相手を思いやれないのか、なんでこんなに人に身を委ねられるのか、といった疑問が湧き出てくる。「自分はこうはならないぞ」と思わせてく

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    2026年07月12日