山本文緒のレビュー一覧

  • 紙婚式

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    夫婦にまつわる短編集。いろんな夫婦がいると改めて思った。親子とは違って夫婦は離婚すれと簡単に縁が切れるんだな、その分危うい感情がもつれ合うのも当たり前か。親子だと血の繋がりのせいかどこか自分に通じるものを感じる。夫婦は愛情が冷めた時はどこへ向かうのか…
    著者が既に亡くなっていることを知り慌てて読んだけれど他の作品も読みたくなった、残念だ。

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    2026年02月12日
  • プラナリア

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    山本さんの描く女性は、リアルで好きになれなくてそこがとても良いです。その辺にいそうという意味ではなく、こういう状況から、こうなっていったというのがリアルに感じて、まるっきりこんな人はいないけど自分にもこういうところあるよなぁと思いながら読み終えました。

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    2026年02月11日
  • ばにらさま

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    ボタンのかけ違いみたいな分かりやすいやつじゃなくて、機微、本当に機微。私たちが見逃してしまうようなそれを掬い取り、丁寧に描写する作家さんだよな、と改めて感じた。

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    2026年02月10日
  • ばにらさま

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    ネタバレ

    お亡くなりになられたのか。知らなかった。この方の作品をもっと読みたかったな。
    生活と地続きというか、変に気取ってなくて心に入ってくるお話だった。
    バヨリン心中が好きだな。異国の香りが微かにする。

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    2026年02月08日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    著者の膵臓癌発覚からの日記。
    治療や体調の苦しみはあまり書かれていないが、やはり死を知っていて読むのは緊張した。
    他の著書を読んだことがないので、逆に救いだったかも。

    「上手く死ねますように」は、同感。

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    2026年02月08日
  • 無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―(新潮文庫)

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    68歳になる母親にすすめられて一読。

    これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。

    余命宣告をうけるって、想像できないくらい怖い。抗がん剤の治療の辛さや、進んでいく病をどう受け止めるか、日記という形で死ぬ直前まで、書きつづけた作者をすごいなと思う。

    読み進めるうちに、どんどん弱っていくが、会いたい人に会い、食べたいものを食べ、最後まで悔い

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    2026年02月08日
  • きっと君は泣く

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    一体なんなんだろう…
    私は登場人物全員にイライラした。それぞれの背景もへったくれもない
    全員がルッキズムの塊、本当に嫌。
    それなのに一気に読んでしまった、嫌だなと思いながらも読むのを止められなかった。最後の魚住の言葉に尽きるのだと思うけど、椿は懲りないんだろうなぁ

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    2026年02月05日
  • 絶対泣かない

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    久しぶりに小説を読んだ。
    書かれたのはもう25年以上前のようだけど、働く女性たちの日常をのぞいている気分で読み進めた。あぁそういうこともあるよなと思ったり全然共感できなかったり様々。全体的にぐっと刺さらなかったのは、作者があとがきで自分に問うようにしていると言った質問の答えが、私は割と答えられるからかもしれない。なぜ働くか、何が欲しいか、それでどうしたいか、という問い。
    それを認識させてもらえたことはありがたかった。

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    2026年02月01日
  • プラナリア

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    ネタバレ

    途中まで読んで主人公たちの言動を理解するのが難しく、読破を諦めた。
    病気の中でも生活を続けねばならないという環境の中でどうにもならない気持ちというのはよく伝わってきた

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    2026年01月31日
  • ブラック・ティー

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    帯の甘やかさないと優しさは
    心に闇?病み?をブラックな視点から
    沼から出れない人達や
    心こモヤモヤを晴らせない展開に
    マジか?何だそれ?と主人公達に問い正したくなる。
    と言う自分も沼にハマってしまったかも?

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    2026年01月31日
  • 絶対泣かない

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    文庫版の初版が出た歳に生まれたわたし
    この時代の働く女性たちが、今の社会を作ってくれていたんだなあと思う。
    転勤して、なぜか分からないのにとにかく毎日が辛くて、あとがきを読みながら帰りの電車の中で号泣した。働く女性にエールをおくってくれるようなエピソードが詰まった短編集!
    毎日必死で疲労困憊だけど、やっぱりわたしは働く女性はキラキラして見える!し、わたしも社会の先輩たちのようなカッコいいオンナになるんだ!
    わたしがわたしの仕事を好きになれる日が来ますように。

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    2026年01月29日
  • ブルーもしくはブルー

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    どうして似たふたりが生まれてしまったのか。あのときもし別の相手と結婚していれば、、という後悔からか?結局どっちの方が幸せなのかわからなかったけれど、どちらの蒼子も最後には相手に屈せず、自分のしたいことができているように感じる。あのとき別のところに就職していればとか、あのまま地元に残っていればとかそんな後悔は自分の中でも小さくあるような気がするが、この本を読んで少し安心したし、今を後悔なく自分の意思で生きたいと思った。1996年とわたしが生まれる前に出版されたようだが、いつの時代になっても愛される本だと思う。

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    2026年01月23日
  • ブラック・ティー

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    「絶対泣かない」よりも後味が悪かったりその先どうなったの?!という短編が目立った。ちょっとゾクリとしたり、面白く読めました。

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    2026年01月22日
  • プラナリア

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    どこかではないここ
    娘、息子に嫌われている?なめられている?母親の話


    囚われ人のジレンマ
    大学院生と付き合う浮気女(怖い父親持ち)の話
    プロポーズされるも、結婚に気が乗らない主人公

    あいあるあした
    居酒屋の店主の話。すみ江という無職で奔放な女と付き合っている。離婚した妻との間に娘がおり、髪を切る。
    後味も良くて、好きな話。

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    2026年01月23日
  • ファースト・プライオリティー

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    31歳の女性を描く短編集。
    いろいろと変化や壁にぶつかるタイミングを様々に描いている。面白い話もあれば、まったく理解できない話もある。ただ、最後には何か希望とかを見出しているのがよい。

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    2026年01月18日
  • 恋愛中毒

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    ネタバレ

    この筆者さんの作品が初めてで、
    恋愛中毒、というタイトルから、もっとポップな恋愛小説を想像していました。

    でも、予想が大きく裏切られ
    読み終わった後、正直かなり
    嫌な気持ちになりました。

    初めての男、夫、憧れの作家
    それぞれに対する依存がドロドロしていて、
    途中から
    読んでいて、痛いよやめときなよ
    という声がこぼれそうでした。
    ひりひりした。

    自分は恋愛に依存しない⁇タイプだと思っているので、主人公のことが理解できないと思っていたけど、物語後半で
    正しい愛し方とは⁇とわからなくなり混乱しました。自分の中にも、彼女のような愛し方が隠れているのかもしれません。

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    2026年01月13日
  • なぎさ

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    小説の舞台の久里浜が自分が住んでいる場所とわりと近いので知っている場所がリアルに描かれていて面白かった。好きになれないような人たちがたくさん出てきたがそれぞれ抱えてるものや感じてることが人間らしくもある。所さんの「生きていくということは、やり過ごすということ」という言葉がしっくりときた。

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    2026年01月11日
  • 絶対泣かない

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    体調不良でも読めるライトな文章
    10年前はちょうど男女平等がほっとな話題になり始めた頃だろうか
    働くことへのプライドがどのエピソードにも滲んでいてよい、誰かの杓子定規にはかるようなプライドではなく己の中で一本筋が通っているようなプライドの方。
    みんながキャリアアップを目指しているわけではないし、こういう教科書にない経験値を積むには自分にできることを毎日やり切る以外にないんだな。
    全体的にハッピーエンド気味すぎる感じがした、どこまでもいっても分かり合えねえなというシスターフッドもあっていいと思う

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    2026年01月11日
  • ファースト・プライオリティー

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    31通りの31歳のお話。
    来月32歳になるので、自らも31歳のうちに読みたい!と思って探していた本。

    感情移入できない主人公が多かったけど、いろんな人生があるな…と楽しく思いながら読みました。
    一番好きなのは嗜好品!
    年に一度だけのアムステルダムでの逢瀬とラストが好きだった。

    読み返したら好みが変わっていたりするのかな?
    とはいえ、私は自分が短篇小説より長篇が好きだと気が付いてしまったので、しばらくは読み返さないかも。

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    2026年01月08日
  • 絶対泣かない

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    タイトルに惹かれて手に取ったが、後から30年以上前の本だと知り、少し驚いた。
    仕事上の男女差別はこの頃よりは多少マシになった感はあるが、それでも完全に払拭されているわけでもないので共感してしまうところもある。
    脱毛が100万や200万の件は、今は比較すると安くなったなと思う。(それでもプランによって一概に安いとも言えないが)

    表面上、親切に接していたつもりの人が実はこうゆう事情を抱えていて、全然そんなこと想像していなかったと衝撃を受けつつその後の関係が良好になったり、派遣だから女だからしゃしゃりでるなという話や、失恋の末無神経な発言と共に会いに来た元彼にしてやったりなど。

    表題作は昔虐めて

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    2025年12月31日