和田はつ子のレビュー一覧

  • 信長餅 料理人季蔵捕物控
    あいかわらず季蔵、瑠璃の件も含め話に進展がなくて残念。
    お嵯峨さんが素敵で、ああいう決着で本当によかった。
    あと、信長餅は作ってみたい。
    具体的なレシピではないけど、あそこからなんとかやってみようか、と。とはいえ、文章からイメージできるのはシフォンケーキの上にライスプディングを乗せた二層構造の洋菓子...続きを読む
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族
    どの作品も楽しく読めます。
    特に田牧さんは、ちょっとワクワク、
    そしてほっと心が温かくなる作品を
    書かれる方だなぁと思う。
    私の憧れの江戸の町民たちが題材は
    楽しいし気持ちが良くて好きだわ。
    別(他社かな?)のアンソロジーを読んだ時は
    その作家さんの単行本で読んだ作品が
    入っていたりしてガッカリした...続きを読む
  • 時そば 料理人季蔵捕物控

    噺と、料理

    噺と、それにちなんだ料理が、ふるまわれるって、なんて、贅沢な話。目黒の秋刀魚に、饅頭怖いに、蛸芝居に、時蕎麦に、そんな贅沢な時間を、過ごしてみたい。
    今回も、悪人、いや極悪人が、やっつけられて。スッとした。いつも思うけれど、こんなに不幸な人が、多く死ぬ前に、やっつけて欲しかったけど….….。

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  • 旅うなぎ 料理人季蔵捕物控

    皆、幸せになって欲しい。

    おき玖ちゃん。清三良に殺されなくて良かった。お金で、人殺しを請け負う….….そんな恐ろしい男に騙されていたなんて、手遅れになる前に、気付けて、始末をつけられて、本当に、良かった。長﨑屋五平さんは、今度こそ、幸せになってほしい。
  • 新・口中医桂助事件帖 志保のバラ
    内容データベースから

    藤屋桂助は、妻の志保、親友の鋼次家族とともに、日本に帰ってきた。アメリカでは歯科のある病院で、当初は奴隷同然の扱いだった。桂助は重度の虫歯である院長夫人の命を救い、桂助の優れた抜歯技術を院長に評価されることで、最新の口中医療を学んだ。帰国の際、足踏み式虫歯削り機を持ち帰る。
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  • 冬うどん 料理人季蔵捕物控
    入院中にふと手にした本。
    手術後、ご飯が食べれず点滴生活。
    早く美味しいごはんが食べたいと。
    そしてたまたま年末の師走。
    この本読むの、本当に辛かったー。妄想力半端なく鍛えられた。
  • 涼み菓子 料理人季蔵捕物控
    日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」。主の季蔵と先代の娘・おき玖が、美味しい冷茶の試作をしているさ中、季蔵の弟分である豪助がやって来た。「甘酒屋みよし」の父親がこれぞという“涼み菓子"を考えてきた男を、娘おれいの婿にすると約束したという。おれいに想いを寄せる豪助に季蔵が助太刀をすることに・・・・・...続きを読む
  • ひとり膳 料理人季蔵捕物控
    内容(「BOOK」データベースより)
    江戸に梅が咲き始めた如月、一膳飯屋“塩梅屋”では、梅見弁当の準備がはじまった。先代長次郎が生前、書き遺していた「能代春慶、三段重提げ弁当、梅見鰤、ひとり膳」という言葉が気になる主の季蔵…。そんなある日、おき玖は父・長次郎を偲ぶ梅見へ出かけたが、大雨が降りはじめ、...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖16 さくら坂の未来へ
    内容(「BOOK」データベースより)
    桂助と鋼次は、虫歯の治療に行くという妹のお房に横浜の居留地まで同行した。そこで、エーテル麻酔で痛みを感じさせずに、機械で虫歯を取り除くという最新治療を目の当たりにする。歯科医のウエストレーキから、日本の木床義歯の優秀さと、医療用以外で阿片の使用が広まる懸念を告げ...続きを読む
  • 思い出鍋 料理人季蔵捕物控
    内容紹介
    季蔵の弟分である豪助が、雪見膳の準備で忙しい一膳飯屋″塩梅屋〟にやってきた。近くの今川稲荷で手の骨が出たらしい。真相を確かめるため、季蔵に同行して欲しいという。早速現場に向かった二人が地面を掘ると、町人の男らしき人骨と共に小さな″桜の印〟が出てきた。それは十年前に流行した相愛まんじゅうに入...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖15 毒花伝
    内容紹介
    いよいよ大詰め、シリーズ第15作!

    桂助の治療処〈いしゃ・は・くち〉に、骨董屋の隠居、上川屋啓右衛門が看取女の真穂とともに治療に訪れた。その後、実は痛みを抱えた真穂を治療した桂助の処で、彼女が休養することになる。真穂は、桂助の元で手伝いをするようになった。
    品川の宿で、簀巻きにされた男...続きを読む
  • 菊花酒 料理人季蔵捕物控
    内容(「BOOK」データベースより)
    北町奉行の烏谷椋十郎が一膳飯屋“塩梅屋”を訪ねて来た。離れで、下り鰹の刺身と塩焼きを堪能したが、実は主人の季蔵に話があったのだ…。「三十年前の呉服屋やまと屋一家皆殺しの一味だった松島屋から、事件にかかわる簪が盗まれた。骨董屋千住屋が疑わしい」という…。烏谷と季蔵...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖14 恋文の樹
    内容紹介
    桂助を狙う闇の正体とは!シリーズ最新作

    桂助の治療所の薬草園を荒らした下手人が遺体で発見された。その男の歯を治療したのは田辺成緒という女医だった。彼女の伯父は志保の父・佐竹道順と一緒に殺害されていた。その時、同席する予定だった桂助が治療で欠席し、一命を取り留めていたために、成緒は桂助を...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖16 さくら坂の未来へ
    時代小説のシリーズものの、それも最終巻からいきなり読んでもいいのだろうか……なんて読む前は少し不安でした。でも大丈夫! この巻から読んでも十分楽しめました(もちろん1巻から順に読んだ方がより楽しめるとは思います)。何より文章が堅苦しくなく、とても読みやすいです。

    公式のあらすじが盛大にネタバレしち...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖11 かたみ薔薇
    内容(「BOOK」データベースより)
    桂助に平穏な日々が訪れたと思ったのも束の間だった。側用人の岸田正二郎の指示で、桂助は旗本田島宗則のもとから十年前にいなくなった娘の行方を探し始める。一方、下っ引きの金五の恩人だった喜八が殺され、金五も足に大けがを負う。そして、手習塾の女師匠ゆりえが殺害される。ま...続きを読む
  • おとぎ菓子 料理人季蔵捕物控
    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋は木原店にある一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、先代が書き遺した春の献立「春卵」を試行錯誤しているさ中、香の店酔香堂から、梅見の出張料理の依頼が来た。常連客の噂によると、粋香堂では、若旦那の放蕩に、ほとほと手を焼いているという…(「春卵」より)。四篇を収録。季...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖9 幽霊蕨
    作品紹介・あらすじ
    食が細くなった岡っ引きの岩蔵親分。それが人に言えない悩みを抱えていることだと桂助は見破った。岩蔵は、四千両を盗んで磔に処せられた御金蔵破りのふたりには、実は黒幕がいるのではないかと気にしていた。そして、桂助を訪ねてきたおまちの、結婚相手の辰三が行方不明になっていた。折しも、全焼し...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖8 末期葵
    内容(「BOOK」データベースより)
    貞右衛門殺しの容疑で捕らえられた義父・長右衛門。それは、岩田屋勘助の仕組んだ罠だった。岩田屋は自らの権力拡大のため、前の将軍のご落胤である桂助を、次期将軍にして自分の思うがままに動かそうとしていた。義父の命の鍵を握る岩田屋の命じるままに、次期将軍争いを繰り広げる...続きを読む
  • 口中医桂助事件帖7 菜の花しぐれ
    内容(「BOOK」データベースより)
    紬屋の太吉が、女房お悦の着物を仕立てるために藤屋に出入りするようになった。不幸にしてお悦は亡くなるが、そんな太吉を妹お房は慕うようになる。しかし、桂助の養父長右衛門と太吉の父親である貞右衛門との間には、今まで知らされていなかった過去があった。お房の気持ちを知り、...続きを読む
  • 旅うなぎ 料理人季蔵捕物控
    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋にある一膳飯屋“塩梅屋”で毎年恒例の“筍尽くし”料理が始まった日、見知らぬ浪人者がふらりと店に入ってきた。病妻のためにと“筍の田楽”を土産にいそいそと帰っていったが、次の日、怖い顔をして再びやってきた。浪人の態度に、季蔵たちは不審なものを感じるが…(第一話...続きを読む