【感想・ネタバレ】口中医桂助事件帖14 恋文の樹のレビュー

あらすじ

桂助を狙う闇の正体とは!シリーズ第14巻!

桂助の治療所の薬草園を荒らした下手人が遺体で発見された。その男の歯を治療したのは田辺成緒という女医だった。彼女の伯父は志保の父・佐竹道順と一緒に殺害されていた。その時、同席する予定だった桂助が治療で欠席し、一命を取り留めていたために、成緒は桂助を疑っていた。
しかし、成緒のもとに脅迫状が届けられ、飼い猫が殺されていた。
一方、岸田正二郎から、桂助と同じく、育ての親に育てられたのが判明したと告白された。実の父は、牧瀬基良という医師だった。叔母の扶季を訪ねると、彼女は殺害されていた。彼女が遺した血文字から、恋文の束を見つけた二人は、牧瀬と扶季の間に生まれたのが、正二郎だったことがわかった。
その50年前の恋文の入った箱を奪おうとする者がいて、調べると薬草園荒らしをした者と二人に命令した加代と呼ばれる女性だと判る。
調べを進めていくと、事件の背景には医療用の麻酔薬である「通仙散」が絡んでいた。歴史に名高い華岡青洲の麻酔薬を改良して、歯科の医療に使って利益を上げようとしているのだった。
その背後に関わる者と実行犯の、驚くべき正体とは!

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内容紹介
桂助を狙う闇の正体とは!シリーズ最新作

桂助の治療所の薬草園を荒らした下手人が遺体で発見された。その男の歯を治療したのは田辺成緒という女医だった。彼女の伯父は志保の父・佐竹道順と一緒に殺害されていた。その時、同席する予定だった桂助が治療で欠席し、一命を取り留めていたために、成緒は桂助を疑っていた。
しかし、成緒のもとに脅迫状が届けられ、飼い猫が殺されていた。
一方、岸田正二郎から、桂助と同じく、育ての親に育てられたのが判明したと告白された。実の父は、牧瀬基良という医師だった。叔母の扶季を訪ねると、彼女は殺害されていた。彼女が遺した血文字から、恋文の束を見つけた二人は、牧瀬と扶季の間に生まれたのが、正二郎だったことがわかった。
その50年前の恋文の入った箱を奪おうとする者がいて、調べると薬草園荒らしをした者と二人に命令した加代と呼ばれる女性だと判る。
調べを進めていくと、事件の背景には医療用の麻酔薬である「通仙散」が絡んでいた。歴史に名高い華岡青洲の麻酔薬を改良して、歯科の医療に使って利益を上げようとしているのだった。
その背後に関わる者と実行犯の、驚くべき正体とは!

令和元年5月31日~6月2日

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2019年06月02日

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圭助が知遇を得た女医の田辺成緒の元に脅迫状が届けられ、さらには飼い猫が殺害された。調べを進めると、華岡青洲の麻酔薬「通仙散」に関わる陰謀が浮かび上がり、圭助が狙われていた。犯行に及んだ者の驚くべき正体とは・・・

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2024年09月17日

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口中医、藤屋桂助は、先先代の将軍の御落胤。桂助の秘密を知る元御側用人の岸田正二郎や友人夫婦たちに支えられて「いしゃ は くち」を営んでいる。

歯は生きるためにとても大事だ。そこが悪くなるだけで、仕事ができなくなったり、栄養不良で、死ぬことも。

歯槽膿漏や虫歯など、当時の口中の難題を盛り込みながら、話は進む。
この回は、かつての口中医師の惨殺事件も絡んでいる。
そこには青州が考えた当時の手術用の麻酔薬との関連が。

外国からの圧力に、麻酔薬の製品化と輸出を考える人々が絡む。

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2019年10月04日

Posted by ブクログ

第十四弾
出生の秘密を知る元側用人岸田の実父母の秘密と志保の親等の殺人に係わる事件の怪
女口中医成緒の秘密、麻酔薬が背後に、そして双子の姉妹と兄弟
登場しない志保の今後は

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2016年04月20日

Posted by ブクログ

201602/相変わらず冴えまくる桂助なのであっさり糸口見つけたり謎といたりだけど、シリーズものの愛着で点数甘め。

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2016年02月21日

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