和田はつ子のレビュー一覧
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作品紹介・あらすじ
永久歯が生えてこないという娘おてるを診ることになった桂助。彼女は桂助とともに長崎で学んだ斎藤久善の患者で、その見たては間違いなかった。斎藤のところには患者が多数詰めかけ、〈いしゃ・は・くち〉は閑散としていた。そこに、同心の友田からの依頼で、桂助は傷のない女性の死体を診ることになっ...続きを読むPosted by ブクログ -
内容(「BOOK」データベースより)
初鰹で賑わっている日本橋・塩梅屋に、頭巾を被った上品な老爺がやってきた。先代に“医者殺し”(鰹のあら炊き)を食べさせてもらったと言う。常連さんとも顔馴染みになったある日、老爺が首を絞められて殺された。犯人は捕まつたが、どうやら裏で糸をひいている者がいるらしい。季...続きを読むPosted by ブクログ -
作品紹介・あらすじ
桂助の患者だった廻船問屋橘屋のお八重が、突然亡くなった。そして、橘屋は店をたたむこととなった。その背後に、かつて桂助の家族とも関わりを持っていた岩田屋勘助の存在が浮かび上がる。岩田屋は、汚い手を使って自分の商売を広げていた。そして、桂助の出生の秘密が明らかになる。それは将軍家のこ...続きを読むPosted by ブクログ -
恋しるこの意味、切ないなぁ。
今回は、瑠璃が出てこなくて気がかり。
季蔵の想いが彼女に伝わって幸せになる日が
くるといいな。
みんな、みんな、幸せになりますように。Posted by ブクログ -
p16
人は誰でも心にずしりと重みを抱えているもんさ。
重さが辛くなったら、身の回りを眺める。考え過ぎない。まずは、食べて寝て働く。この繰り返しが生きてるってこと。人生のいい塩梅。
とっつあん、ありがとう。Posted by ブクログ -
口中医桂助事件帖シリーズ1巻。虫歯で命を失うこともあった江戸時代、日本橋随一の呉服問屋の若旦那で江戸の名歯科医・藤屋桂助と幼なじみで薬草の知識を持つ志保、江戸の房楊枝職人の鋼次が、ともに力を合わせ庶民たちに歯の大切さを説き、虫歯で悩む者たちを長崎仕込みの知識で次々と救う。「料理人季蔵捕物控」シリーズ...続きを読むPosted by ブクログ
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楽しく読めました。ただ、専門家の設定であるはずの小野瀬さんがトリートを見抜けないってあり得ないと思いますがね。私でも読んでてすぐトリートでしょ、って思いましたよ?あと帯に付いてる先着でジュエリープレゼントって、たった7個じゃちょっと応募しにくいです。抽選にして欲しい・・・。Posted by ブクログ
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前の2冊は伏線だったのか!こんな大きな話になるとは思わなかった。これからどうなっていくんだろう。それにしても桂助の言動は完璧だなあ。Posted by ブクログ
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スルスルッと読みやすい捕りもの帳。江戸の町を舞台にお上の悪事を紐解く遠山の金さん系(ただしスマート)でありつつ、根底に登場人物・関係設定にミーハーな部分が見られて(作者はそんなつもりじゃないかもしれないけど)、事件と登場人物の行方との両面から気になるシリーズ物。1章読み切りかと思いきや、1冊を通して...続きを読むPosted by ブクログ
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内容(ブックデータベースより)
水無月の頃、日本橋は木原店の一膳飯屋「塩梅屋」では主の季蔵が金箔を散らした錦玉羹を作っていた。
その菓子を〝蛍想い〟と名づけ、元許嫁の瑠璃に届けたが、その帰り途、季蔵は何者かに襲われる。
その頃市中では、伊勢のおかげ参りの騙りをする輩が出現していた……。
天下一品の...続きを読むPosted by ブクログ -
何かと便利に使える疾風小僧。季蔵に化けたり、田端に化けたり、悪党の大元締め、渡部堂源之助の悪事を炙り出すのに、大活躍。今回は、ちょっと、季蔵も霞んだ感じだった(笑)けど、何でもかんでも、疾風小僧が解決してしまうのも、面白くない。
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随分、酷い奴らも、居たもんだ。幼い女の子の誘拐、二大料理屋の対立と各々の主人を恨む者達。醜い人間模様が有ったが、最後は、全ての犯人が暴かれて、一件落着。出てくる料理は、皆美味しそうで、お腹が空いて困るけれど、世相も、なにやら暗いし、事件は、とても陰惨だった。少し、消化不良気味….….
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江戸日本橋の一膳飯屋「塩梅屋」秊蔵は、元武士で、今は北町奉行の烏谷椋十郎からの指令を影でこなす「隠者」となっている。この秊蔵が料理に絡んだ事件を先代の娘おき玖、店の常連たちと共に解決していく物語。おき玖の秊蔵への恋愛感情や秊蔵の元許嫁、瑠璃なども彩りを添えてただの捕物だけでない人情物語。
第1巻「雛...続きを読むPosted by ブクログ