和田はつ子のレビュー一覧

  • 小雪ずし 料理人季蔵捕物控
    うーん、どうなんだろう。
    料理はおいしそうだったし、登場人物の性格が変わったわけでもないのだけど、ちょっとのれなかった。
    瑠璃の出番もほとんどなかったし、三吉は一生懸命で頑張ってたけど、レギュラーキャラの影が薄く感じてしまった。
    疾風小僧との関りが深くなってきて、キャラに深みを持たせたいのかもだけど...続きを読む
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族
    初めての時代小説ということで、江戸ことばに戸惑ったが、家族という近い存在だからこその関わりの難しさからのほんわか心温まる作品で、面白く読めた。
  • 朝日文庫時代小説アンソロジー 家族
     どの作品も好きです。
     家族だからこそ、こじれることもあるし、上手く行くこともある。

     やはりアンソロジーはいいですね♪
  • 天狗そば 料理人季蔵捕物控
    内容(「BOOK」データベースより)
    早春の夕刻、日本橋は木原店の一膳飯屋「塩梅屋」には、常連の喜平、辰吉、勝二が揃った。主の季蔵が、大食通極望子の料理山海珍味帖による白梅酒を召し上がりませんか?という文を出していたのだ。季蔵が用意したお酒を堪能しながら、見事な梅園を幾つも持つ両替屋・晴野屋の話など...続きを読む
  • 鴨ぱりぱり 料理人季蔵捕物控
    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋は木原店・塩梅屋の秋。主の季蔵は、美味しい料理で皆を喜ばせるために日々精進していた。そんなある日、北町奉行所定町廻り同心の田端と岡っ引きの松次がお店にやって来た。神隠しに遭っていた室町の小物問屋の娘お絹が骸で発見されたという。しかも田端の妻のお美代が身重に...続きを読む
  • 団十郎菓子 料理人季蔵捕物控

    お腹が空く….….

    この本は、夜に読んでは、いけない。お腹が空いて、眠れなくなる(笑)
    話の中では、この前からの流行風邪の大流行と、その終息後の不安定な状態が、丁度、今のコロナ禍と、重なる気がして、不安が募る。今回は、烏谷の出番が、少なかったのが、少し寂しい。
  • 牡丹ずし 料理人季蔵捕物控
    内容(「BOOK」データベースより)
    初夏、日本橋は木原店の塩梅屋では、主の季蔵が人気急上昇している「牡丹ずし」の仕込みに余念がない。牡丹とも称される猪の肉を握った酢飯に載せた逸品である。そんなある日、北町奉行の烏谷椋十郎が「牡丹ずし」を食べに店にやってきた。「上方の義賊・疾風小僧翔太」が江戸に現れ...続きを読む
  • 焼き天ぷら 料理人季蔵捕物控

    怖い。怖い。

    怖い話だった。殺人の請け負い業を巡っての、取り替え殺人やら、親殺しやら、請け負い人同士の殺し合いやら、最後は、南町奉行とその妻の自害….….死人が、いっぱい。
  • 天下一の粥 料理人季蔵捕物控

    流行風邪

    江戸で流行っている流行風邪….….今で言うインフルエンザか?移りやすく、死者も多く出て、人が多く集まるのを禁じたり等の禁令も多く出て….….まるで、今のコロナ渦を、彷彿とさせる。病気も怖いが、人間社会の闇…人の欲も怖い。その闇は、深くて暗い。
  • 伊勢海老恋し 料理人季蔵捕物控

    深い深い闇

    物凄く深く、気が遠くなる程長い主家への忠誠と奉公。闇の世界の深く暗い闇….….そんな闇に飲み込まれないで、季蔵にも瑠璃にも、幸せになってもらいたい。
  • 珍味脅し 料理人季蔵捕物控

    一世一代の大芝居!

    烏谷椋十郎、絶対、死んでないとは思っていたけれど、やっぱりね。季蔵のそっくりが、もう一人現れた!矢萩藩藩主だって!もう一人のそっくり、疾風小僧も、また出て来て、烏谷と組んでの大芝居。なんだか、料理そっちのけの大騒ぎだった。
  • 天狗そば 料理人季蔵捕物控

    大山詣出….….

    大山詣出の話から始まって、修験者、利権を巡る争い….….赤天狗、青天狗….….面を外した顔は、意外な人物だった。次の赤天狗が現れないように、大山の里の平和も守られるように、願わずにはいられない。
  • 鴨ぱりぱり 料理人季蔵捕物控

    饅頭怖い….….

    亥の子饅頭に纏わる17年前の子拐い、悪人と手を組んだ悪の権化の筆頭同心の殺し、拐った亥の子饅頭売り、今は、寺の住職を隠れ蓑にした悪党、拐われた子らの末路、心が重く暗くなる。一つの救いは、お玉が面倒をみていた子供達が、真の親元に帰れた事。
  • 牡丹ずし 料理人季蔵捕物控

    天晴れ!

    疾風小僧翔太!今回は、烏谷始め、いつもの面々も、してやられたね。悔しいというよりは、悪人退治と、貧しき者達への、施しで、天晴れ!うはははっ!やられた!という感じかな?今回は、悪人しか、死ななかったので、いつもより、楽しめた。
  • 南蛮菓子 料理人季蔵捕物控

    げっ!

    鷲尾彰守に双子の妹が居て、虎翁の元で、人殺しの請け負い業をしていたなんて。季蔵に、勝手に横恋慕して、季蔵に関わる女性を殺し続けていたなんて。まさに、鷲尾の亡霊!狂気の沙汰だ!
  • うに勝負 料理人季蔵捕物控

    蓮の花が….….

    「蓮の花が、ぽーん」のからくり菓子。最後は、良かったな。紛い物のキリシタン信仰を隠れ蓑にした殺人の請け負い業。恐ろしい事件だった。今回の季蔵は、寅吉と瑠璃に、助けられた。寅吉、凄いぞ!
  • 江戸あわび 料理人季蔵捕物控

    これからは….….

    根本剛右衛門、他の者の犠牲の上で、自分だけ良ければ良いという鼻持ちならない男。殺されて当然だ。めでたく、敵討ちを終えた人達は、これからは、幸せに生きていって欲しい。
  • 阿蘭陀おせち 料理人季蔵捕物控

    皆、幸せに。

    女忍びのお玲、その娘のお光、お光の異父妹のきよ乃、双子の妹おいく、残された者達は、各々に幸せになって欲しい。瑠璃も、少しずつでも良いから、良くなっていって欲しい。
  • 桜おこわ 料理人季蔵捕物控

    えっ!?

    お花見の宴で、見初められた瑠璃が、元老中の周防守の後添えになる!?そんな馬鹿な!結局は、烏谷の時間稼ぎの方便だったけれど、をい!季蔵!その方が、幸せかもしれないとかって、潔く諦めないでもらいたい。
  • えんがわ尽くし 料理人季蔵捕物控

    皆、幸せに。

    十数年前、徒党を組んで、強盗を企てたものの、すんでのとことで、良心に目覚め改心し、それから、死に物狂いで頑張って、成功を納めた….….殺したと見せかけ、逃がした仲間も生きていた。皆、頑張ってきたのだから、生き残った人達は、もう、幸せになって欲しい。