和田はつ子のレビュー一覧

  • 夏おにぎり 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    「塩梅屋」の看板娘のおき玖が、南町奉行所の同心・伊沢と祝言を挙げ、店には、午後四時頃までという約束で、通うことになった。夏のある日、季蔵たちが賄いを食して、しばらくたった時、店の近くで、すり騒ぎが起きた。そんな最中に、貧しいひとからはお金をとらない、巷では有名は医者・岡野玄良先生が「塩梅屋」に現れて――太刀魚と揚げ蓮根はさみ、滋味そうめん、揚げおにぎり、こんにゃくと枝豆のずんだ、冷やし煎餅…夏の暑さに負けない、美味しくて身体に優しい料理と市井の人々の人情、そして季蔵の推理が、ますます冴えわたる大ベストセラー書き下ろしシリーズ、第二幕、待望の幕上げ。

    令和

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    2020年10月05日
  • あんず花菓子 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋にある塩梅屋の主・季蔵は、米問屋の加嶋屋に「食通である俳諧仲間のために、鯛尽くしの料理を拵えてほしい」と頼みこまれた。数日後、季蔵は先代の忘れ形見で看板娘のおき玖を連れて、加嶋屋の寮に赴き、先付けを出した矢先、五人もの浪人に押し入られ人質となった。季蔵は命に代えても、おき玖を守ると誓うが…。美味しい料理と人情と名推理が冴えわたる大ベストセラーシリーズ「料理人季蔵捕物控」の第一幕が、ここに完結。

    令和2年9月29日~10月1日

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    2020年10月01日
  • 恋しるこ 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋の塩梅屋では師走に限り、財布に優しく身体が温まる昼餉で客をもてなしていた。今年は嘉月屋の主・嘉助が届けてくれた餅米を使った「五目おこわ」にすることに。そんな折、塩梅屋の主・季蔵は嘉助に頼まれ、両替屋千田屋に生鮭料理の試作に赴く。季蔵が燻し鮭を作っている最中、婚礼を控えているお千恵に「珊瑚の丸い簪」が届けられた。彼女は死んだことになっているおとっつぁんに違いないというが…。人間の心淵を描き切る大ベストセラーシリーズ、待望の二十六弾。

    令和2年9月16日~19日

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    2020年09月19日
  • かぼちゃ小町 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)

    江戸の秋。日本橋は木原店にある塩梅屋では、例年通り熟柿作りを始めていた。熟柿は、菴摩羅果(マンゴー)にも似て、市中の甘党の垂涎の的であった。そんな中、塩梅屋に盗っ人が入り、熟柿が盗まれた。実は主の季蔵は北町奉行・鳥谷に仕える隠れ者なのだ・・・・・・。季蔵を待ち受けている悪党とは! ? 牡蠣と里芋の餡かけ・もみじ大根添え、南瓜の金鍔・・・・・・など、季節の美味しい料理を作りながらも、悪に敢然と立ち向かう季蔵の活躍を描く大ベストセラーシリーズ、切望の第二十五弾。

    令和2年9月14日~16日

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    2020年09月16日
  • 瑠璃の水菓子 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)

    長い梅雨が明け、江戸に夏がやって来た。日本橋は木原店にある一膳飯屋塩梅屋では、今が盛りの茗荷風味の叩き胡瓜などが供されていた。そんな折、胡瓜を手にした妙な彫り物が入った死体が発見された。塩梅屋の主、季蔵も捜索の手伝いをすることに・・・・・・。鰹のきじ焼き、鮎尽くし料理、瑠璃との想い出の真桑瓜で作った水菓子・・・・・など美味しい夏の料理に腕をふるいつつ、奇妙な事件を追いかける季蔵の活躍を描く、大ベストセラーシリーズ、熱望の第二十四弾。

    令和2年9月13日~14日

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    2020年09月14日
  • 花見弁当 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋は木原店の一膳飯屋の主・季蔵は、桜が満開の霊岸島へ弁当と酒を提げて一人花見に出かけた。今は亡き友人・武藤を供養するためだった。だがその翌日、霊岸島で酔っ払いの行き倒れと思われる遺体が発見された。呉服問屋に奉公していた若い手代だという―。花見弁当、若葉膳、春タルタ…季蔵の美味しい料理と推理が冴えわたる!亀吉親分の飼い犬シロも大活躍の、大ベストセラーシリーズ、感動の第二十三弾。

    令和2年9月9日~10日

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    2020年09月10日
  • ゆず女房 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋は木原店の一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、今年の師走昼餉を何にするか思索中のところへ、元噺家で廻船問屋長崎屋の主・五平が立ち寄った。お内儀のおちずが、昼間からこっそり酒を呑んでいるという。心配した季蔵は話を聞くことに―。彼女の隠された秘密とは!?葱たまどん、河豚尽くし、雪菜のふすべ漬け、鳥鍋、柚の香餅…季蔵は絶品の料理で人々に幸せを届ける一方で、江戸の闇の巨悪に立ち向かう!!大ベストセラー書き下ろしシリーズ二十二弾。

    令和2年8月28日~30日

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    2020年08月30日
  • 蓮美人 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    菊見、紅葉狩り…と、江戸にも本格的な秋がやってきた。日本橋の一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、北町奉行・烏谷椋十郎から南町と北町の親睦会の料理をつくるよう、命を受ける。そんな折、季蔵がいつも鰹節を仕入れていた海産物問屋「土佐屋」に盗人が入り、お内儀が殺された。季蔵も探索の手伝をすることに…。「蒸し鮨」「蓮料理」「カキ三昧」…季蔵は秋の美味に腕をふるいながらも、江戸の悪を斬る!大ベストセラー書き下ろしシリーズ、円熟の第二十一弾。

    令和2年8月25日~27日

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    2020年08月27日
  • おやこ豆 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    風薫る初夏、日本橋にある一膳飯屋・塩梅屋を、さと香という艶やかな芸妓が訪ねた。気性がまっすぐで誰からも好かれる彼女だが、理由あって父親と絶縁しているという…。その頃、塩梅屋の主・季蔵は、端午の節句に呉服・太物問屋の京極屋で起きた跡継ぎ殺しについて耳にする。塩梅屋を訪れた同心は、京極屋の主の妾・おいとがお縄になったと語るが―。笹の香りがたまらない粽、父の思い出がつまった空豆、新緑の川面に見立てた葛ひき椀…目にも愉しい初夏の口福の数々が登場する、心温まる大ベストセラーシリーズ、待望の第二十弾。

    令和2年8月22日~25日

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    2020年08月25日
  • 料理侍 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    ことさら厳しい寒さが続き、人々が春の摘み菜売りの声を待ち望む如月。日本橋にある一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、二葉町の太郎兵衛長屋に浪人が住み着き、人々に手料理を振る舞っているとの噂を耳にする。ほどなく浪人は塩梅屋を訪れ、自分を雇い入れて欲しいというのだった。その頃、汐留橋近くに繋がれた小舟で男が殺されているのが見つかった。手掛かりは、小舟に残された一束のセリ―。事件の下手人は?謎の浪人との関係は?北町奉行の密命を受けた季蔵は、密かに探索を始めるが…。早春鮨、烏賊三昧…心のこもった料理の数々が春の訪れを告げる、大ベストセラーシリーズ、待望の第十九弾。

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    2020年08月22日
  • 冬うどん 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    師走、掛取りなどで慌ただしく食事をとる人々のため、日本橋木原店の一膳飯屋・塩梅屋でも昼餉を出すことになった。安くて美味しく、力のつくものを、と主の季蔵が考えたのは、鶏団子入りの温かなうどん。一方その頃、妻と共に江戸を訪れていた甲州商人の谷山屋長右衛門が、神隠しにあったとの報せが入る。神隠しの多発する江戸で、この事件に限って北町奉行自ら、同心や岡っ引きを集め、直々に探索を命じたとの話に、季蔵は胸騒ぎを覚えるのだった…。鮮やかな謎解きと美味しい料理の数々は、まさに絶品!大人気シリーズ、待望の第十八弾。

    令和2年8月17日~18日

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    2020年08月19日
  • 秋はまぐり 料理人季蔵捕物控

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    萩の花が咲き始めると、江戸はすでに秋。日本橋は木原店にある一膳飯屋・塩梅屋でも常連が集まって、秋の料理を楽しんでいた。そんな折、おはぎ作り名人のおひさの行方が知れなくなった。その直後、孫娘に妙な文が届いた。「おひさの命が惜しければ、長屋はぎを五百個作って売るように」。岡っ引きの松次は季蔵に、おはぎ作りを依頼するが・・・・・・。季蔵の料理と推理と刀さばきが冴えわたる大ベストセラーシリーズ、ますます絶好調。待望の第十七弾。

    令和2年8月15日~17日

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    2020年08月17日
  • 夏まぐろ 料理人季蔵捕物控

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    日本橋は木原店にある塩梅屋の主・季蔵は、梅雨のこの時期、病弱な瑠璃のために辛味蒟蒻に熱中していた。そんなある日、季蔵は常連客の辰吉を通して、戯作者・喜之助の幽霊婚の祝い膳を引き受けた。新婦の亡き妹も花嫁として呼ぶという・・・・・・(「幽霊御膳」より)。季蔵の美味しい料理と名推理が冴えわたる、舌で味わう江戸ミステリー。大ベストセラーシリーズ、待望の第十六弾。

    令和2年8月10日~12日

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    2020年08月12日
  • 春恋魚 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    日本橋は木原店にある一膳板屋「塩梅屋」では、主の季蔵とおき玖と三吉の三人が、雛菓子である“花まんじゅう”造りに取り組んでいた。この奥州の綺麗で美味しいおまんじゅうは、季蔵が煮豆売りの吉次に教わったものだった。そんな折、弱い者に施すために盗っ人を働く“お助け小僧”によるお宝泥棒が、またもや起きた。季蔵も探索に加わったが…(「煮豆売り吉次」より)。季蔵が旅に出る、大ベストセラーシリーズ、第十五弾。悪を挫き、市井の人びとのささやかな幸せを守るために―。

    令和2年8月2日~3日

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    2020年08月03日
  • 大江戸料理競べ 料理人季蔵捕物控

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    内容(「BOOK」データベースより)
    「人には、それぞれ心に秘している想いがある」―北町奉行所の烏谷椋十郎が、日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」を訪れたのは、正月明けの四日であった。老中の命を受けて、料理競べをすることになり、季蔵に監視役を頼みたいという。城中への仕出し弁当の権益をめぐってきな臭い動きがあり、それを阻止するためらしい…(「大江戸料理競べ」より)。表題作ほか「新年福茶話」「ごちそう大根」「千両役者菓子」の全四話を収録。大ベストセラーシリーズ、待望の第十四弾。

    令和2年7月29日~31日

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    2020年07月31日
  • 祝い飯 料理人季蔵捕物控

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    「茶屋みよし」のおしんさんが、おめでたらしい―――日本橋は木原店にある一膳飯屋「塩梅屋」の主・季蔵は、先代の娘・おき玖にその話を聞き、早速、豪助を訪ねた。当の豪助は、身を固めるつもりらしい。季蔵はふたりのために、心のこもった祝言の折り詰めを作ることに・・・・・・(「祝い飯」より)。表題作ほか「里芋観音」「伊賀粥」「秋寄せ箱」の全四篇を収録。愛する女性と市井の人びとのため、季蔵は今日も密かに悪を討ち、そして美味しい料理を作り続ける・・・・・。大人気シリーズ第十三弾。

    令和2年7月28日~29日

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    2020年07月29日
  • 珍味脅し 料理人季蔵捕物控

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    ネタバレ

    びっくりした!
    まさか、お奉行さまが?!
    それでも、終盤までは、いやいや、作戦でしょう、って思ってたんだけど、まじでまじでなの?!
    だんだん不安になってくる。
    新登場の栄二郎。
    料理への思いが素敵で、お家騒動もいい方向に向かってほしいと心から思う。
    嘉助の活躍も嬉しかった。嘉助の番頭さんへの想いも素晴しい。
    そういうお店で作ったお菓子、食べてみたかった。
    季蔵に突きつけられたとんでもない脅しで堀田家の窮状が見えて切なかった。
    物語が大きく動いたこの1作。
    次が楽しみでならない。

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    2020年01月26日
  • 牡丹ずし 料理人季蔵捕物控

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    今回は、本当に最後までドキドキ。
    イノシシの子供瓜坊が、増えすぎて農作物に被害が出ると、農民に飢え死にが出てしまうほど。
    数を減らすためにも、イノシシを狩るのだが、その肉の調理法が難しい。

    ちょうどそんなイノシシのうまい食べ方を工夫してる時。
    おやっさんの日誌を調べ、美味しそうな調理法を見つけ、工夫を重ねた。

    江戸中に評判になる「牡丹ずし」
    悪者も興味を惹かれたようで、依頼があった。
    奉行と季蔵が探りを入れてると。。。。。


    2310の話の展開に、ドキドキが止まらない。傑作。

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    2019年10月05日
  • 天狗そば 料理人季蔵捕物控

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    一膳飯屋の跡を継ぐことになったのは、脱藩し食うや食わずで江戸に転がり込んだ行き倒れの季之助こと季蔵。
    お奉行の影働きもする二つの顔を持つ板前だった。

    味も一流なら値段も一流という八百良と対極の商売をする。
    季節の滋味のある食事を丹念に下ごしらえをしながら、体に良い食事を提供する「塩梅屋」
    ここでは、極望子のレシピ集とも言える「料理山海珍味帖」を参考に、次々と復刻していた。

    そんな中、大山詣で有名な大山天狗の名前で、次々と脅迫状が大店に舞い込む。

    奉行からの依頼もあり、関わる季蔵。
    大山詣でが江戸市民の大きなイベントに変わったこの頃、大きな利権が絡む金の動きも目立つようになったことが、事件

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    2019年09月25日
  • 天狗そば 料理人季蔵捕物控

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    天狗の真相は悲しかった。
    そんなことにならずにいけたらよかったのにね。
    それにしても、瑠璃のあれ、人間離れしてきたような?
    ごくごく普通に、幸せになってほしい。
    三吉のお菓子作り講座は勢いがあって楽しかった。
    三吉が独り立ちする日もくるのかもしれない。
    寂しいけど、そんな姿も見てみたいかも。
    ま、まだ年齢的に先だと思うけど。
    子育て、それも初めてとあっては大変そう。
    当時は情報も人伝だろうし。
    協力しあっていい子を育ててほしい。
    このシリーズ、ちょーっと中だるみ?
    瑠璃と季蔵のこと、進展してほしい。続編を楽しみにしよう。

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    2019年06月22日