辻村深月のレビュー一覧
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【あらすじ】
大学進学のために山形から上京した耀太だったが、コロナ禍で緊急事態宣言が発令され、大学も休校、バイトも決まらず、孤独感を募らせていた。
そんなある日、地元の同級生から割のいいバイトを紹介されるのだが ——— 。
【感想】
「ロマンス詐欺」「受験詐欺」「サロン詐欺」と3つの詐欺を題材に書かれた中篇集です。
嵌められて騙す側にさせられてしまう青年、息子を思うがゆえに受験詐欺にかかってしまう主婦、匿名小説家のふりをしてオフ会を開く女性。
実際に起こっていそうな事件を取り上げていて、「いや、それはダメでしょ?」と思いながら読み進めるのですが、気がつくと、それぞれに救いの道があるこ -
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ネタバレ第8章あたりまできた。
職業柄、
「予後2年と言われてずっと普通の病院の個室に2年間入院し続け、徐々に弱ってついに昏睡状態に入っているのに数日もつことが想定される」癌患者さんってどんな癌なのだろう?
もっと早く試験外泊できただろうに。
と考えてしまい内容が入ってこなくなる。
最後まで読んだ。
若尾が何かしでかしそうな雰囲気はずっとあったのに、「最期」はわりとあっけないし、2階から飛び降りたくらいで死ねなかった…はすごく寒くて、
若尾らしかった。
郁也の捜索もすんなり終わり、
あきらの正体に気づく描写もあっけない。
ドラえもんが軸に描かれていて、
なおかつ別所あきらの存在があるのなら、
もっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公の法子にとって〈ミライの学校〉は、幼少期と大人になってからで大きく見え方が変わるところが面白いと感じた。側から見てカルト集団として揶揄されているかと思えば、高い理想の元、良い学び屋として受け取れる面もあり…と、物事には二面性があるなと考えさせられた。
また、法子の母親として子供と一緒にいたいが、預け先の保育園が見つかった際、心から安堵したという点に、人間の二面性を感じた。
原因や理由は一つだけではなく、様々な感情が混ざり合って一言では語れないというのが人間だよなぁと思った。
総じてお話は面白かったが、分量が多く、少し中弛みしてしまっているように感じた。 -
Posted by ブクログ
もう少しホラー感があると期待していたけど、イラストがホラーっぽいだけで、内容はイヤミスファンタジーに感じた。どうしようもない負の感情や絶対悪、嫌悪感を感じるキャラクターを作っていないので、ホラーっぽくない。
(どれを対象に怖がればいいか分からない)
神原家(闇ハラ)の家族が替え玉がきく感じが、固定のキャラクターを憎ませない優しさに感じた。
(でも優し過ぎてファンタジーなんだよな…)
(神原家に入ったら絶対死ぬまで抜け出せないくらいじゃないと…)
呪われた一家を祓うのが闇祓の人。
闇ハラ一家 vs 闇祓仲間
闇を押し付けてくる人は、あなたの周りにもいるかも知れませんよ、…という終わり方。