辻村深月のレビュー一覧

  • かがみの孤城 下

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    ネタバレ

    不登校になってしまった子達が「かがみの孤城」で出会い、仲良くなっていったので現実でも会って助け合えばいいじゃん!と思っていたら、まさかのそれぞれ違う時代から来ていた。助け合えないじゃん!と思っていたら、伏線が回収されていって最後は感動した。本を読んで初めて感動した。伏線ってこうやって回収されるんだと実感した。

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    2026年02月19日
  • 傲慢と善良

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    すごい作品だった。カップルの片方が失踪してしまう話。前半2章は彼氏の視点でしか語られていないため、視点が偏ってしまう。しかし、最終章で彼女側の視点の話が描かれる事によって、読者の視点が一気に客観的になる。客観的になった事によって起こり得る、(この場合は)彼氏側の感情が読めなくなると言う問題も、前半2章で丁寧に心象描写をしている事で、容易に想像できるようになっている。構成、展開、キャラ像などのエンタメ小説として面白さを作る要素が全て傑出している作品。ある程度本を読んできた人なら絶対に刺さると思う。お勧めしたい一作。

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    2026年02月19日
  • 島はぼくらと

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    『傲慢と善良』のリンク作品というので読んでみた。綺麗事だけじゃない、「田舎暮らし」のやなとこ、生々しさも書きつつ、読後感爽やかでよかった。

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    2026年02月19日
  • 名前探しの放課後(下)

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    冷校、凍りのくじら、夜遊ぶ、メジャースプーンからの本作品を読み終えた私の心は、見事に桜が満開♡

    他作品の登場人物との再会は感無量!
    もちろん、本作品から辻村作品はじめましての方でも、十分楽しめる本作品

    いつかがあすなや他の同級生とともに始業式明けに自殺してしまう同級生を探し出し、その自殺を食い止めようと懸命になる物語

    3ヶ月後に同級生が自殺するから協力してほしいと友達から言われたら、当時高校生だった自分自身はどう思うだろう…信じられない上にその友達を変な目で見てしまうかもしれない

    でも、それを言われた友人の秀人は疑うことなくすぐに信じてしまう点はとても印象に残っている
    なぜすぐに信じた

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    2026年02月19日
  • 傲慢と善良

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    傲慢と善良は両立するもの

    なるべく善良に生きようとすればするほど傲慢になるのかもしれない

    あの人っていい人だよね
    褒め言葉ではないこともある

    他人はどこまでいっても他人

    別に70点でも一緒にいれるならそれでもいいじゃないか

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    2026年02月19日
  • 朝が来る

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    すごくよかった!この本を読んでいくうちに、まず、養子縁組というものに対する考え方が変わったように思う。ゼミで、もし自分が不妊治療を経ても子供ができなかった場合、養子を取るか。ということについて考えた時、私は否定的な意見を持っていた。だけど、この本を読んでいくうちに、血のつながりというのは家族を構成するほんの一部の要素であって、それは取るに足らないことであると思うようになった。ひかりの家族のエピソードの中に、血のつながりについての描写があったけれど、血のつながりがなくても、大切にされ、尊重されている朝斗と、血のつながりはあっても、他者の目を気にしてばかりで、「普通」を守ることに必死な母親と、それ

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    2026年02月19日
  • 傲慢と善良

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    自分が思っている傲慢さが他人からすると善良だったり、自分が思っている善良さが他人からすると傲慢さに見えたりするのかもしれないと初めて思った。
    知らず知らずのうちにうちに自分に価値をつけ、相手に価値をつけ、自分の傲慢さを膨らませているのかもしれないと思った。

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    2026年02月19日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    大学の部活の同期で皆から「良い人」と言われていた男子の結婚報告から始まる物語や、国民的アイドルが母校にテレビ撮影で訪れる物語等、様々な過去の記憶と、人と人の会話の噛み合わなさを描いた短編集。
    各短編それぞれが独立した物語で人との関わりのなかで生じるズレと、モヤモヤや傷つきを徹底的に描いており、人間の怖さを描いたホラー作品ともいえる。

    自分は辻村さんの作品の、人間関係で生じる一言で言い表せないようなモヤモヤや感情を詳細に表現するところに凄さをいつも感じている。 
    今作はまさに、名前はついていないけれどこういうのってあるな、と思わさせられる人の心について突きつけてくる作品だ。
    読んでいて、経験し

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    2026年02月18日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作と共に大好きな本となりました。自分自身にも、大切だと思う人にも、誰にでも、いつ何が起こるかは分からないことだと改めて思い直します。限りがある時間のなかで、忙しくとも、会いたいと想う人には会う時間を作りたいです。

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    2026年02月18日
  • 名前探しの放課後(下)

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    終盤にかけての怒涛の展開は驚きよりも感動が勝って思わず涙ぐんでしまった。歪みを繰り返して正方形になる、きっとそこから何十年と繰り返して角が取れて丸くなっていくのだと思う。

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    2026年02月18日
  • 噓つきジェンガ

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    ネタバレ

    オーディブルで。私は紙の本信者だし耳からの情報に集中するの苦手なんだなあと思っていたけど、めちゃくちゃ引きこまれて聴いていたし、やっぱり辻村さんの作品は全部面白いと思った。
    3作目がすごく好き。最初の2作品はワンチャン現実であるかも、というような感じがして、普通に楽しくハラハラしながら聴いていたのだけれど、3つ目で一気に世界観に入り込んでしまった。流石にそこまでの嘘をつく人はいないだろとは思うものの、それなのにめちゃくちゃ感情移入してしまったし、何より私の大好きなスロウハイツの神様のチヨダコーキの名前がちょろっと出てきて、同じ世界で起こってるんだ!となんかテンション上がってしまった。
    そして、

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    2026年02月18日
  • 傲慢と善良

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    真実の性格、考え方、生き方が自分と似てて、読んでて不思議な気持ちになった。
    自分の考え方を言語化されたスッキリ感。

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    2026年02月17日
  • かがみの孤城

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    ネタバレ

    読み進めるほど、物語に引き込まれていった。
    最終的に鮮明な記憶は消えてしまったが、潜在意識の中には残っていて、「助け合っていた」関係であることに感動した。
    特に、城の中では助けられたアキが、現実世界ではこころや嬉野に寄り添う先生になっていたことには驚いたが、胸が熱くなった。
    スバルがマサムネとの約束を守ってゲームを開発しているのもよかった。
    時代が違ってもそれぞれどこかで出会い、助け合う素晴らしい物語だった。

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    2026年02月16日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

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    特に後半は騙され騙され全く想像できないドラマチックな展開。すごく面白かった。映画化されたら面白いだろうな、キャストは誰がいいかなと考えました。浅葱は横浜流星がいいかな

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    2026年02月16日
  • かがみの孤城 上

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    辻村深月先生が大好きで、その中でも何度も何度も読み返した大好きな本。

    学校という狭い世界で上手くやれなくても、他の世界があること、人は優しいこと、心が折れそうになったときに大切なことを思い出させてくれるような作品です。
    周りの人が完璧に見えて落ち込みそうになっても、他の人も色々抱え込みながら踏ん張って生きているんだろうなって気づかせてくれた一冊。
    社会人になって何年も経つけどずっと宝物です。

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    2026年02月16日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    前作ツナグが本当に本当に大好きな作品だからこそずっと読みたかった続編。長らく積読してしまったけれど、このタイミングで読めてよかった作品。
    「亡くなった人と1晩だけ面会できる」という設定上、物語が切ないことからは逃れられないが、今回もこの本に何度も泣かされた。でも、ただ単に悲しい話ではなくて、残された者たちの生きる希望となるような面会だからこそ、読んでいて心地よく感情がかき乱される。心に刺さる文章があって、すべてメモしたかったけれど厳選した。
    自分も「現在」をともにできる愛する人たちを大切に生きたいと改めて感じさせられた。

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    2026年02月16日
  • 傲慢と善良

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    久しぶりに、エンターテイメントとして楽しめつつ自分の内面と向き合える作品と出会えた。架のパート、真実のパート。どちらにも、これって自分のことじゃないか?と思えるような人物たちが出てくる。それは、自分はこの人に似ていて、この登場人物は現実世界でのあの人に似ている、という単純なものではなく。この登場人物のこの部分は私に似ているけど、この部分はあの人と似ている、となる。恋愛小説でもあり、真実の行方を追うミステリっぽさもあり、解説をしていた朝井リョウの作品のような自分の内面を見つめ直せる作品でもある。面白かった。辻村深月の作品は、登場人物の名前ひとつとっても、その人を表す名前が使われてるから楽しい。辻

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    2026年02月15日
  • 傲慢と善良

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    今まで深く傲慢と善良ということを考えていませんでしたが、改めて自分も持っているのだなと思いました。最後の方は、架と真実が他人の意見に惑わされず駆け引きなしで相手を思いやっていくところが本当に大切だと感じました。
    最後の、朝井リョウさんの解説は、この本のことが凝縮されていてより良くわかって良かったです。

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    2026年02月15日
  • 傲慢と善良

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    ネタバレ

    まず思ったのは真実の架の気持ちを全く考えない、他者の気持ちを考えることを放棄したその思慮の浅さに反吐が出た。
    ストーカー被害にあって、命すらどうなっているかわからない婚約者を何日も何ヶ月も不安な気持ちになりながら探している架を自分の両親や身の周りの人を、自分のことを悲劇のヒロインか何かだと思い、思考から逃げたことにほんとに腹が立った。
    架と連絡をとって再会して、謝るまでに時間がかかったことも許せない、第一声はごめんなさいだろうと。
    途中までインスタの名前がその歳でそれかとか、色々思うところはあったが、細かいところは全部吹き飛ぶぐらい気持ち悪かった。
    あと架の友達に架が70点って言ってたことを信

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    2026年02月14日
  • 凍りのくじら

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    珍しく二度読んだ。 本を読むことは本当に面白いと思った。
    どらえもんの道具がでてくる。子供向きのマンガ、アニメだと思っていたものが次第にそれだけではなくて、物語を意味の深いものにしていた。
    ドラえもんの出す道具が、ストーリーにぴったり嵌っていくのは巧みで面白い。

    それは、亡くなった父とその娘が親しんできた世界が今も共有されている証にもなっている。

    理帆子は父を亡くし、母は治る見込みのない癌に侵されて死を待っている。そんな環境の独り暮らしの高校生で、作者はそれを、題名の示すように氷に閉じ込められて、空気穴を見つけられず苦しんでいるくじらに例えている。

    そして彼女に写真のモデルになってく

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    2026年02月15日