北尾トロのレビュー一覧
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個人経営の大衆中華料理店、町中華。1958年生まれ、2014年に町中華探検隊を結成した北尾トロさん「夕陽に赤い町中華」、2019.6発行。町中華の黄金期、ワリバシは踊り、鍋は炎に包まれた。町中華はどこから来て、何処へ行く。北尾トロさんの町中華讃歌です。町中華打線、納得です。①餃子 ②もやしそば ③炒飯 ④中華そば(ラーメン)⑤中華丼 ⑥天津丼 ⑦タンメン ⑧焼きそば ⑨ワンタン麺 DH:冷やし中華。そして三種の神器が、カツ丼、カレーライス、オムライス。メニューが豊富で居心地の良い町中華が浮かびます。店主の人柄もいいんですよね。
BS-TBSの「町中華で飲(や)ろうぜ」を楽しく見ています。「 -
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久々に北尾トロ氏のエッセイ読みましたけれども、面白かったですなぁ…それに、僕も虫歯あるんで参考になりましたとも…!
ヽ(・ω・)/ズコー
けれども、インプラント…僕としてはご遠慮願いたいですなぁ。まあ、今はそこまで抵抗感示す人は少なくなっている模様ですが…それにしても価格が高い!
それでも、受けたい人というのは山のようにいて、やはり人間、”見た目”というものを気にする動物なんですな!
入れ歯ではモロに分かってしまうところをインプラントというのは見た目普通に、かつきちんと物を噛めるようにする手術みたいですねぇ…。
それにしたって高い…僕もここまでやる必要が迫られないように今ある歯を大 -
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法廷ノンフィクションなんていうと重々しすぎるし、恋愛事件簿、って言うとちょっと思わせぶりで、これは、映画にもなった『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』の原作者・北尾トロ氏が、いたってフツーな目線で裁判を見つめている、肩の凝らない裁判傍聴ものです。
この本に描かれるのは、傍聴席を求めて行列に並ぶ必要などない、小さな事件ばかり。それもどこかしらに男女の恋愛だったり、夫婦の情愛模様が織り込まれています。
「好き」という感情が暴走して罪を犯してしまうのか。あるいは、説明できない衝動的な行動を説明するのに「好きだから」という言葉を使ってしまうのか。
とはいえ、トロさんの目線は普通のおじさんにしてはピ -
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‹内容紹介より›
前科2犯の女に法廷で求婚する元夫。出会い系で会った男たちから、次々と金を騙し取る超地味な女。ひと目惚れすると、スカートに手が伸びる痴漢男。フラれた相手に定期的に脅迫状を送り続ける派遣社員の女。愛のカタチは十人十色。恋愛裁判だけを集めた異色の裁判傍聴記。
~純粋な愛、ドロ沼の恋……。愛のカタチはひとそれぞれ。十人十色の恋愛裁判傍聴記~
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嫉妬や未練、暴走する片思いなど、その動機や行動は様々。
傍聴していて被告人に共感できることもあれば、そのぶっ飛んだ思考回路に「???」となることも。
往々にして、「自分が大好き」で、相手に傷つけられたちっぽけな自身のプライドを満足させ -
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歯医者嫌いで我慢強い口腔内状況の悪い著者が1992年にインプラントした歯が2002年に折れるところからルポが始まり、色々ありながらも2017年2月にチューインガムが噛めるところで涙の大団円(涙はないか、笑)。ものすごく冷静に歯医者が嫌いで真面目に歯科治療にとりくんでいそうで、途中でほっぽらかってしまうところが興味深く共感できる。私も現在放置欠歯アリで、重い腰をあげてようやく先月から歯科治療を開始したところなので、ものすごくシンクロしながら読んだ。ただし、著者ほどに歯コンプレックスがないので銀歯金歯は気にならず(奥歯ギンギラギン)、欠歯も気にならないのだが、気にせんとあかんと思うようになった。と
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著者の北尾トロ氏は、1958年生まれのフリーライター。日々の生活のなかで、気になって仕方がないけれども、やるにはちょっと勇気がいる。そんなことにチャレンジしてみようじゃないかという企画で、同企画の第1弾は『キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか』(幻冬舎文庫2006年刊)でした。これはデラックス版(何がデラックスなのか不明)が朝日文庫から2011年に刊行されているようです。
さて、読み終わってみると全部が全部おもしろかったわけではありません。ふ~んてな調子で終わってしまう話も多かったのですが、いくつかはプッとふきだしたりニヤリとしたりしてしまう話がありました。
表題の「ヒマラヤ下着」、ご存 -
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謎のベールに包まれている(本当は包まれてなんかいない、誰だって行けるんだから)、裁判の傍聴記録。裁判員制度も発足丸1年を迎え、何かと注目される法廷の実態をつまびらかにする貴重な著作なのですが…
…軽い。とにかく軽い。お気楽目線でヘビーな刑事事件の被告人の人生模様を眺める展開は確かに引き込まれるけれど、どうにもタッチが軽すぎます。裁判員経験者が守秘義務諸々でがんじがらめにされてもがいている様と比べると、一般人のみたまま報告とは言えこの軽薄さはちょっとどうなんだろうと思います。「顔が有罪」とか、(性的暴行に対し)「やることにソツがない」とか、こんな本世の中に出していいのかという物言いも散見。コ -
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裁判傍聴記として話題を呼んだ(らしい)「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」の続編。
傍聴初心者で裁判所内を自信なさげにウロウロしていた前著とは異なり、裁判の楽しみ方をすっかり身につけた筆者の振る舞いにはソツがなく、その分被告が見せる様々な表情の描写には力が入っています。相変わらずの軽さは気になりますが。
法廷と言う非日常的な場所で繰り広げられる、ある時は常軌を逸した、またある時は感動的な人間ドラマ。一傍聴人として柵の向こうからそれを興味本位に眺めていた筆者本人に、まさか終盤あのような展開が降りかかるとは思ってもいなかった事でしょう。本当に、人生色々、誰に何が起こるか分からないものです。ダン