北尾トロのレビュー一覧

  • 裁判長! ここは懲役4年でどうすか

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    おもしろかったです! 裁判の人間模様がこんなにおもしろく書いてあるとは!!すごいです!
    トロさん本気でおもしろがっていますよね(^^)
    「やくざがいっぱい」がすご~~くおもしろかったです。 大勢の子分さんがつくった花道…こわかったでしょうね。(@-@)

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    2014年06月08日
  • 裁判長! これで執行猶予は甘くないすか

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     裁判傍聴記の第二弾である。
     よくもこれだけのネタがあるものだと、本当に感心させられるくらいそれぞれ中身が詰まった一幕一幕で、笑いあり、不快あり、呆れあり、涙あり……本当に楽しい読書体験だった。
     この手の第二弾というものは普通、トーンダウンしてしまうものだと思うのだけど、むしろ先の巻は導入だったのだと言わんばかりの充実ぶりであった。

     私的なことだが、九幕では本当にボロボロと年甲斐もなく泣いてしまった。
     年を食って涙もろくなったこともあるが、地獄にも蜘蛛の糸があるのかと思うと、その人情が深く胸に染みる。様々な被告人を描いた中のこの一幕は本当にお見事である。

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    2013年10月25日
  • 裁判長! ぼくの弟懲役4年でどうすか

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    ネタバレ

    裁判傍聴漫画を連載中に、実弟逮捕の知らせを受けた作者。
    9ヶ月間に渡る全8回の公判と、その間の被告人の家族としての心情を描いた、渾身の作品。

    いつもは傍聴する側だった作者が傍聴される側になる事で、常日頃題材にしている裁判というものの見つめ方に、より厚みが増して行く様がリアルです。
    しかし、単に「実話だから」ではなく、「当事者の身内が描いたものだから」がこの作品の眼目。

    新聞・テレビで連日報道されるような事件は、結局のところ他人事だと思うから、下された判決に対しても重いだの軽いだの言えてしまう。しかし証言台に立つ被告人が、物心つく前から一緒に育ってきた兄弟だったら……。
    家族だからこそ口を突

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    2013年04月11日
  • 裁判長! おもいっきり悩んでもいいすか

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     前2作のような、くすっとほろりとほっこりな傍聴記ではなく、とても重い一冊でした。元は2009年ですので、裁判員制度施行を目前に控えた模試が題材となっています。その模試、様々なジャンルが出題されているのですが、その中でも重かったのは「死刑」という量刑を考えなくてはいけない、「問題」。

     と、まずお伝えしておくと、私は「死刑制度」は必要(悪)だと考えています。

     「将来、一瞬でも悔恨する可能性があるのならばそれを奪ってはならない」とか、「そもそも人が人を裁くのは傲慢だとか」といった死刑反対論も、理解はできます。

     本書の中でも「欧米では軒並み死刑が廃止されている」ので「文明先進国」、その動

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    2012年12月16日
  • 裁判長! ぼくの弟懲役4年でどうすか

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    傍聴漫画を描いていた漫画家、松橋犬輔の実弟が逮捕されてしまい、今度は被告人の家族という立場から傍聴漫画を描くことになってしまった。
    なんとも衝撃的であり漫画家としては美味しいネタであり、家族としては最悪の状況にしっかりと逃げずに葛藤や家族愛を偽り無く描き切っているすごさに圧倒されてしまいます。
    自分も男兄弟なのでより感情移入してしまったかもです。

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    2012年10月17日
  • 裁判長! これで執行猶予は甘くないすか

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    いや、面白かった。裁判の傍聴実録。中には殺人や強姦なんて面白がってられないのがあるのだが、ドキドキ感いっぱいで一気読みした。事実は小説より〜なんですわ。

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    2012年03月29日
  • 新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ

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    北尾トロという人は前に『裁判長!〜』を読んで「こりゃ合わないなぁ…」
    と思っていてこの本も敬遠していたのだけれど、インタビューとか、色々な
    人が書いていて面白く読めた。
    『書店』と銘打っているけれど、出版社営業・取次・ネット書店員さんのイン
    タビューは出版業界研究にすごく役に立つと思う。

    値段はやや高く感じるけれど、写真も多くてよかった。
    ヘイ・オン・ワンにいつか行きたい…どうせなら英語が分かる方がいいだろうなぁ。

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    2009年11月01日
  • 新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ

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    「新世紀書店」について書かれた前半部よりも、圧倒的に後半部「本の国 ヘイ・オン・ワイ」のレポートのほうが面白いのは強烈な皮肉。本の国、行きたいなー!

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    2009年10月04日
  • 新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ

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    将来、書店に携わりたい人必見の、本好きによる・本好きのための・本好きの・本。
    大型書店とネット書店しか生き残れないような日本社会で、書店のあり方を見直して柔軟な姿勢から簡単に本の流通や本社会を見直す。

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    2009年10月04日
  • 裁判長! ここは懲役4年でどうすか

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    本に出てくる、裁判の傍聴仲間たちが個性的で面白い。傍聴が趣味って、いい趣味だと思います。私も老後は裁判傍聴を趣味にしたいと思いました。

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    2025年06月15日
  • ラーメンの神様が泣き虫だった僕に教えてくれたなによりも大切なこと 「お茶の水、大勝軒」田内川真介の変えない勇気

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    東池袋大勝軒の後継者田内川真介との対談。ラーメンの神様山岸一雄、つけ麺との出会いから師匠の味を遡って探求する毎日。
    大勝軒自体、後継者が2つの派閥に分かれてしまったが、本書によると田内川が師匠のつけ麺のほか町中華時代の大勝軒の味までを引き継いでいるという。
    人気店として胡座をかかず多様なメニューに挑戦する姿勢、本当に満足のいくスープは年に何回かしか作れない点などラーメンの奥深さに感動した。

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    2025年05月22日
  • 愛と情熱の山田うどん まったく天下をねらわない地方豪族チェーンの研究

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    どうでもいい店では、ある。ここ数年、いやおそらくもう20年以上行ってないはずだ。でも、就職を機に所沢から南浦和に引っ越し、仕事の営業エリアは埼玉の北の方中心だったからもう、ある時期は足繁く通っていた店なので、こんな歴史があったのか!カントリーラーメン確かにあったしかかしのラーメンも近くにあったし、そうかそこが埼玉たんめん山田太郎になったのか!とか色々発見があって面白かった。給食のうどん麺も確かに山田だったなあと、考えてみたらソウルフードの一つでは、確かにあるんだな。

    山田太郎はそうじゃないかとは常に思っていたが、調べてみたらもう七店舗もあって驚いた!

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    2025年04月09日
  • ツキノワグマの掌を食べたい! 猟師飯から本格フレンチまでジビエ探食記

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    ネタバレ

    メジャーなジビエ肉から、昔から不味いから食わないと言われていたジビエまで色々食べている。
    シカは肉も内臓も脂があまりなくて食べやすい、カモはカモでもハシビロガモは縁側で乾かしている雑巾の臭い、ヒドリガモは仁丹の味。

    他にもアライグマ、テン、ヌートリア...それって食べられたんだって動物も。

    昔は我が家でも親戚が狩猟したイノシシ肉を食べていたんだけど、今食べたかったなと思ったりした

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    2025年03月28日
  • 裁判長!ここは懲役4年でどうすか 13

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    最後まで読みました。
    とても勉強になりました。
    実際に自分も傍聴してみたいです。
    もう少し調べてみて、社会勉強として行ってみようと思います。

    #ダーク

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    2025年02月18日
  • 裁判長!ここは懲役4年でどうすか 1

    購入済み

    すごく勉強になります。
    裁判の仕組やどんなことが行われているかも縁のない世界だったので、おもしろいです。

    #タメになる

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    2025年02月18日
  • キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか デラックス

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    40代男性の声が聞ける面白い本。「それは、勇気をだしてやってみるというより、やったらやばい。」と思うチャレンジもいくつかあり、本当にクスクス笑わせてもらった。面白かった。これは読んだことある人と、「あれ面白すぎだよね。」って語りたくなる本だ。

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    2024年10月17日
  • 犬と歩けばワンダフル 密着!猟犬猟師の春夏秋冬

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    猟犬を物としか扱わない猟師もいるなか、筆者さんが密着した猟師の船木さんは自分の猟犬を大切にして愛情をもって育てている。
    密着中でのイノシシ猟が成功することは無かったが、それだけ猟がいかに難しいか理解できました。
    迷い犬だったヨモギが船木さんの猟犬になったエピソードが好きです。

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    2024年04月28日
  • 裁判長! これで執行猶予は甘くないすか

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    トロさんの文庫はなかなか新刊で入手できない。本書の奥付は2009年初版。裁判員裁判の候補になる可能性が誰にでも出てきた直前に文庫化され、大いに読者の参考になったことだろう。被告人の自分勝手な言い訳、検察官と弁護人とのダルいやり取り、やる気のない裁判官の様子がよく描かれている。難関の司法試験を合格して法曹界に入った人々のやる気を削ぐほどの、しょーもない裁判事件が多いのか? TVドラマのような裁判はほとんどなく、多くの事件が傍聴人もないままひっそりと結審していくんだろうな。

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    2024年04月27日
  • 愛と情熱の山田うどん まったく天下をねらわない地方豪族チェーンの研究

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    2024.04.07
    この本を読んで初めて山田うどんの存在を知った。著者2人が山田の味ではなく、トータルの存在を愛していることがよく伝わる。微笑ましい一冊。たぶんおいしいより、ああお腹いっぱいという店舗なのでしょう。

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    2024年04月07日
  • 猟師になりたい!

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    ものかきさんが、 ひょんなことから狩猟免許を取得して、猟師の面白さに目覚めていくエッセイ。

    もしも、自分が猟師になったとしたら…と考えて読むことができ、狩猟免許取得から銃火器取得や手続きに費用諸々、肉処理方法と食べ方(味)猟友会や長年猟師を続け魅力にとりつかれている人など裏話も知れて役立つと思う。

    今年は東北地方も熊が街にまで出たりと異常繁殖しており気になってこの本を借りた。

    このような猟師をやってる(始めた)人のコラムが新聞に連載したら(長野の新聞に実際に連載)、若者も狩猟に興味を持ち害獣駆除要員が増えるだろうし、猟師にならなくても(私みたいに興味本位に)、皆で考えることでバランスのと

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    2024年01月07日