北尾トロのレビュー一覧
-
人生どうなるかなんて誰にもわかりませんね。自分は別のことに頑張っていたら知らぬ間に他のことに影響を与えていた。一所懸命やるっていうことはそういことなんだと思う。まさしく人生上等です。Posted by ブクログ
-
私の居住地は残念ながら山田うどん圏内ではない。車で出張の折に案山子の看板を見た記憶はあるが、入店したこともない。しかし、トロさんとえのきどさんの共著が面白くないはずがないということで購入したのだ。そして、その期待は裏切られることはなかった。2011年に二人の思いが交錯して始まった山う企画は、社長、会...続きを読むPosted by ブクログ
-
トロさんの裁判傍聴エッセイを読んだのが2015年。その頃には裁判員裁判が始まっていた。本書は、その裁判員裁判を想定した弁護士との掛合い問答だ。私も何年か前に裁判員候補者名簿に記載されたとの通知をもらったことがあって、とても身近な問題として読み進められた。2009年に施行された裁判員制度は大きな問題も...続きを読むPosted by ブクログ
-
裁判傍聴記なのですが、普段、踏み入ることのない裁判所での判決までの被告人の態度や発言など、一度は傍聴しに行こうかなと思うような本。軽微な罪の裁判が多い中、本当に反省しているの?と思うような人もいて、きっとまた同じ罪で捕まるんだろうなという気持ちになる。裁判長によってもキャラクターが違って面白い裁判が...続きを読むPosted by ブクログ
-
裁判は面白い。他にも裁判関連の本を読んだけれど、裁判を傍聴して、作者の主観でツッコミを入れる感じが裁判傍聴を楽しんでいる感じが伝わり、行ってみたくなる。何よりこの作者さんと一緒に傍聴しに行ったら面白い裁判を見抜いてくれそうな気がする。Posted by ブクログ
-
もう最高!涙が出てきそうだった。
生まれも育ちも埼玉の自分にとって、話がいちいち心に刺さってきた。
子供のころまだ淋しい暗闇がメインだった17号、16号沿いにポッカリと灯るかかしの看板。なにか妖怪じみていて怖かった記憶がある。
山田うどんの行き当たりばったりなようで、よく練った戦略。給食のソフトメン...続きを読むPosted by ブクログ -
嘱託殺人の裁判のストーリーがインパクト大でした。有名な森鷗外の「高瀬舟」にも描かれているように、深いテーマです。二人のシニア男性の友情に、胸が熱くなりました。
-
狩猟には欠かせない存在の猟犬は正にMan's best frirnd.猟犬と猟師の一年に密着した心温まるノンフィクション。
犬好きでなくとも間違いなく楽しめるだろう一冊。飼い主の猟師が喜ぶために獲物を探して追い立てたり、回収したりする猟犬。道具ではなく心の通った生き物。想像以上に深い絆がそこにはあ...続きを読むPosted by ブクログ -
この巻の、産んだ新生児を死なせてしまった話にだけは言いたい。
相手の男も明らかにせず裁判を受ける元教師に「この女、自己保身かよ...」的な独白があるが、
最低!
独りで産んで育てようと思う女は、育てるために堅実な職にしがみつくもの。自己保身じゃない。
描ききれてない流れがどれだけあろうが、それを汲め...続きを読む -
ある日、歯が抜けた。インプラントは1本ウン十万円で大手術。入れ歯なら安いけど見た目とイメージが悪い。ぼくはどうするべきなんだ!?ただ、抜けた歯を治したかっただけなのに、歯に振り回され続ける悪夢の日々―。(帯)
面白いやら身につまされるやら…。
同じ「歯医者嫌い」として、症状の放置ぶりに共感してしま...続きを読むPosted by ブクログ -
旅のお供として。初めて読む人でどうかなと思ってたけど、★5つけちゃうくらい、すげー面白かった。電車の中で読んでるのについつい笑っちゃう。そして、この人の勇気には感服せざるを得ない。やってみたいけど、ちょっと勇気がいること、にいろいろチャレンジする本。私からしたらちょっとの勇気どころじゃないけど。電車...続きを読むPosted by ブクログ
-
歯を大切に。自分も虫歯だらけなので(治療はしてますが)読んで、恐怖を感じる。著者の奥さんが当たり前にしている、違和感を感じたら早めに歯医者へという教訓を心に刻む。Posted by ブクログ
-
本書を読んでいてとても著者に親近感を抱く。鼻毛、口臭など面と向かって言うのが憚られる問題に、身をよじり心臓を高鳴らせ勇気を振り絞って伝えるまでの様が手に取るように判る。電車内のマナー違反な若者に注意をし、車両から降りる直前に背中をどやされホームに倒れる様子は、読み手である自分も苦々しく思う。高校3年...続きを読むPosted by ブクログ
-
おもしろかったです! 裁判の人間模様がこんなにおもしろく書いてあるとは!!すごいです!
トロさん本気でおもしろがっていますよね(^^)
「やくざがいっぱい」がすご~~くおもしろかったです。 大勢の子分さんがつくった花道…こわかったでしょうね。(@-@)Posted by ブクログ -
裁判傍聴記の第二弾である。
よくもこれだけのネタがあるものだと、本当に感心させられるくらいそれぞれ中身が詰まった一幕一幕で、笑いあり、不快あり、呆れあり、涙あり……本当に楽しい読書体験だった。
この手の第二弾というものは普通、トーンダウンしてしまうものだと思うのだけど、むしろ先の巻は導入だった...続きを読むPosted by ブクログ -
裁判傍聴漫画を連載中に、実弟逮捕の知らせを受けた作者。
9ヶ月間に渡る全8回の公判と、その間の被告人の家族としての心情を描いた、渾身の作品。
いつもは傍聴する側だった作者が傍聴される側になる事で、常日頃題材にしている裁判というものの見つめ方に、より厚みが増して行く様がリアルです。
しかし、単に「実...続きを読むPosted by ブクログ -
前2作のような、くすっとほろりとほっこりな傍聴記ではなく、とても重い一冊でした。元は2009年ですので、裁判員制度施行を目前に控えた模試が題材となっています。その模試、様々なジャンルが出題されているのですが、その中でも重かったのは「死刑」という量刑を考えなくてはいけない、「問題」。
と、まずお...続きを読むPosted by ブクログ