北尾トロのレビュー一覧

  • 人生上等! 未来なら変えられる(集英社インターナショナル)

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    こういう自分とは違う世界を知れて、かつそれが体験を語る本っていうのは私の好みである。のに加えて、この本は本人のエッセイじゃなくてインタビュアーの文面で、ところどころインタビュアーの心の声が入るのがおもろい。

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    2025年11月07日
  • ツキノワグマの掌を食べたい! 猟師飯から本格フレンチまでジビエ探食記

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    子どもの頃、誰かがやまどり?を持ってきてくれて、鍋にして食べて、
    めちゃくちゃうまかった記憶が、かすかにある。
    はっきり記憶にあるのは、監査法人を失業したときに、
    北海道で牛の脂を石鹼にする会社を立ち上げた高校時代の友人を訪ね、
    鹿狩りの現場に立ち会い、さらに、獲物を裁くところを見せていただき、
    お土産に鹿肉を頂き、ステーキで種、めちゃくちゃうまかった記憶、、、
    私のジビエ体験はその二つくらいかな。
    でもそのふたつが、この本を非常に立体的なものにしてくれた。

    ヤマドリ、キジバト、ヒヨドリ、ムクドリ、カラス、シカ、イノシシ、
    ウサギ、ハクビシン、アナグマ、アライグマ、ウサギ、熊!

    著者はどれ

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    2024年10月24日
  • ツキノワグマの掌を食べたい! 猟師飯から本格フレンチまでジビエ探食記

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    著者の北尾トロさんは、作家で自身も狩猟免許(エアライフル)を持ち、趣味で狩猟鳥を狙っている。

    狩猟の魅力は、自分で獲った肉を自分で食べる特別感にあるという。しかし、駆除目的の肉は大半が埋設処理され命が無駄にされている。

    そんな、ジビエ肉の現状や利活用の機運が高まる今後の展望について、本書では様々な種類の野生鳥獣をプロの手などで料理に仕上げ品評会的に感想を述べている。

    知ってるあの鳥やあの動物のジビエとしての度肝を抜く感想にあっぱれ!

    ていねいに解体されたジビエは、どれも美味しいんですね。著者の「もらった命を大切にしよう」という心意気に大賛成!共感します。

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    2024年10月18日
  • ツキノワグマの掌を食べたい! 猟師飯から本格フレンチまでジビエ探食記

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    面白かった!よく見るジビエだけじゃなくて、野生動物、かなりの種が食べられるんだ。というか、そんなにたくさん駆除されるのかと思うと複雑だけど。せいぜい鹿や猪くらいまでが素人が出会えるジビエだから。いつかジビエの店に行って食べてみたい。クマの掌の処理から調理までの写真が、まあまあ衝撃かな。頭のどこかにある、解体って大変な部分を誰かがやってくれるから、肉が食べられるっていうのを改めて目にしてるから。感謝。

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    2024年08月14日
  • 人生上等! 未来なら変えられる(集英社インターナショナル)

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    人生どうなるかなんて誰にもわかりませんね。自分は別のことに頑張っていたら知らぬ間に他のことに影響を与えていた。一所懸命やるっていうことはそういことなんだと思う。まさしく人生上等です。

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    2024年03月20日
  • 愛と情熱の山田うどん まったく天下をねらわない地方豪族チェーンの研究

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    私の居住地は残念ながら山田うどん圏内ではない。車で出張の折に案山子の看板を見た記憶はあるが、入店したこともない。しかし、トロさんとえのきどさんの共著が面白くないはずがないということで購入したのだ。そして、その期待は裏切られることはなかった。2011年に二人の思いが交錯して始まった山う企画は、社長、会長とのつながり、会長の突然の死というドラマチックな展開でぐいぐい進む。東京の中心を目指さず、その周辺の千葉、茨城、本拠地・埼玉、東京郊外、神奈川のロードサイドに店舗を展開する山田は、地方豪族という例えが絶妙だ。

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    2023年10月21日
  • 裁判長! おもいっきり悩んでもいいすか

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    トロさんの裁判傍聴エッセイを読んだのが2015年。その頃には裁判員裁判が始まっていた。本書は、その裁判員裁判を想定した弁護士との掛合い問答だ。私も何年か前に裁判員候補者名簿に記載されたとの通知をもらったことがあって、とても身近な問題として読み進められた。2009年に施行された裁判員制度は大きな問題もなく、また日本人気質に合ったのか定着したと言える。殺人事件の裁判では、死刑という重い判断(評決)を迫られるかもしれない。その時、自分だったらどうする? 裁判員裁判の副読本として最適な一冊と言えるのではないか。

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    2023年08月05日
  • 裁判長! これで執行猶予は甘くないすか

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    裁判は面白い。他にも裁判関連の本を読んだけれど、裁判を傍聴して、作者の主観でツッコミを入れる感じが裁判傍聴を楽しんでいる感じが伝わり、行ってみたくなる。何よりこの作者さんと一緒に傍聴しに行ったら面白い裁判を見抜いてくれそうな気がする。

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    2023年05月07日
  • 裁判長! ここは懲役4年でどうすか

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    裁判傍聴記なのですが、普段、踏み入ることのない裁判所での判決までの被告人の態度や発言など、一度は傍聴しに行こうかなと思うような本。軽微な罪の裁判が多い中、本当に反省しているの?と思うような人もいて、きっとまた同じ罪で捕まるんだろうなという気持ちになる。裁判長によってもキャラクターが違って面白い裁判があり、真面目に粛々と進められる裁判は実は面白いのではないかと思った。

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    2023年05月07日
  • 愛と情熱の山田うどん まったく天下をねらわない地方豪族チェーンの研究

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    もう最高!涙が出てきそうだった。
    生まれも育ちも埼玉の自分にとって、話がいちいち心に刺さってきた。
    子供のころまだ淋しい暗闇がメインだった17号、16号沿いにポッカリと灯るかかしの看板。なにか妖怪じみていて怖かった記憶がある。
    山田うどんの行き当たりばったりなようで、よく練った戦略。給食のソフトメン。おばちゃんの個性的な接客。つい先週も3回も食べに行ってしまった。

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    2023年01月14日
  • 裁判長! ここは懲役4年でどうすか~ぼくに死刑といえるのか~ 2巻

    購入済み

    嘱託殺人

    嘱託殺人の裁判のストーリーがインパクト大でした。有名な森鷗外の「高瀬舟」にも描かれているように、深いテーマです。二人のシニア男性の友情に、胸が熱くなりました。

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    2022年10月08日
  • いきどまり鉄道の旅

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    行き止まりの鉄道路線、いわゆる盲腸線の終点
    を散策する散歩本です。

    鉄道マニアでもない著者が、適当に訪れますが
    それゆえ、最初は何となく「こんなもんか」で
    終わっていますが、だんだんとその街の文化的
    な面などに触れることにより、改めてその街の
    魅力に気づきます。

    また「以前訪れたあの場所と、ここは歴史が似
    ているのだなあ」と感銘を受けたり、内容が充
    実していくのが読んでいても実感してきます。

    やっぱり実際に行ってみないとわからないので
    す。

    そして実際に行ってみると、たまらなく楽しい
    時間を過ごすことができるのです。

    何もないけど何かある。

    旅の魅力が満載の一冊です。

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    2022年04月28日
  • 犬と歩けばワンダフル 密着!猟犬猟師の春夏秋冬

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    狩猟には欠かせない存在の猟犬は正にMan's best frirnd.猟犬と猟師の一年に密着した心温まるノンフィクション。

    犬好きでなくとも間違いなく楽しめるだろう一冊。飼い主の猟師が喜ぶために獲物を探して追い立てたり、回収したりする猟犬。道具ではなく心の通った生き物。想像以上に深い絆がそこにはある。

    二匹の子犬が少しずつ成長し一人前の猟犬になるまで、1年間の狩猟生活。

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    2021年06月29日
  • テッカ場

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     共感できなければ、他人の欲望の対象というのは、限りなく滑稽に見える。
     
     関心を持てるギリギリまで引いた視点、でもって対象への愛情は忘れない限りなく薄く広い博愛精神、一方で相手の行動を真似てみる体を張った丁寧な取材。
     
     その場にいる「いちばんやらかしそうなひと」を察知するレーダーみたいなのがピカイチで、映画を見てるような品の良さと、でもあくまでも視点がサブカルなのが好感が持てた。

     スタンスとしては「ドキュメンタリー72時間」のような定点カメラ人間観察ドキュメンタリーだが、映像はあくまで映像(と音声)。対象者へのインタビューも入るが、文章での切り込み方には及ばない。

     ひとつひとつ

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    2020年04月11日
  • 裁判長!ここは懲役4年でどうすか 11

    Q

    ネタバレ 購入済み

    全体に軽くあげて良いがこの巻

    この巻の、産んだ新生児を死なせてしまった話にだけは言いたい。
    相手の男も明らかにせず裁判を受ける元教師に「この女、自己保身かよ...」的な独白があるが、
    最低!
    独りで産んで育てようと思う女は、育てるために堅実な職にしがみつくもの。自己保身じゃない。
    描ききれてない流れがどれだけあろうが、それを汲めないのは人としておかしい。

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    2019年12月01日
  • 欠歯生活 歯医者嫌いのインプラント放浪記

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    ある日、歯が抜けた。インプラントは1本ウン十万円で大手術。入れ歯なら安いけど見た目とイメージが悪い。ぼくはどうするべきなんだ!?ただ、抜けた歯を治したかっただけなのに、歯に振り回され続ける悪夢の日々―。(帯)

    面白いやら身につまされるやら…。
    同じ「歯医者嫌い」として、症状の放置ぶりに共感してしまい、顔をしかめること複数回。治ってよかったよかった。
    インプラントどうこうではなく、虫歯に悩む人に読んでもらいたい一冊。

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    2019年02月25日
  • キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか デラックス

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    ネタバレ

    旅のお供として。初めて読む人でどうかなと思ってたけど、★5つけちゃうくらい、すげー面白かった。電車の中で読んでるのについつい笑っちゃう。そして、この人の勇気には感服せざるを得ない。やってみたいけど、ちょっと勇気がいること、にいろいろチャレンジする本。私からしたらちょっとの勇気どころじゃないけど。電車で見知らぬ人に話しかけて飲みに行くとか、クリスマスに一人でいる男としゃべろうとするとか、タイトルの通り、鼻毛が出てるとちょい知りの人に教えるとか。まずいそば屋の話がすごく面白かった。20年も前のことで、当時40前後と今の私と同じくらいの年だったんだもんな。ほんとすごいよ。文章も読みやすいし、面白かっ

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    2019年02月03日
  • 欠歯生活 歯医者嫌いのインプラント放浪記

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    歯を大切に。自分も虫歯だらけなので(治療はしてますが)読んで、恐怖を感じる。著者の奥さんが当たり前にしている、違和感を感じたら早めに歯医者へという教訓を心に刻む。

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    2017年12月01日
  • キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか デラックス

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    本書を読んでいてとても著者に親近感を抱く。鼻毛、口臭など面と向かって言うのが憚られる問題に、身をよじり心臓を高鳴らせ勇気を振り絞って伝えるまでの様が手に取るように判る。電車内のマナー違反な若者に注意をし、車両から降りる直前に背中をどやされホームに倒れる様子は、読み手である自分も苦々しく思う。高校3年生の時の同級生に、時を隔てて告白する話は特に良かった!

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    2017年08月26日
  • にゃんくるないさー

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    解説で角田光代さんも書いているが、人の生活をステップアップさせるのは猫なんだね。
    僕のところにも営業する猫が来ないかな。猫アレルギーだから飼えないけどね。

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    2015年05月25日