北尾トロのレビュー一覧
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万引きバスター(仮体験)
私立探偵の浮気調査(体験)
警察マニア
超能力開発セミナー講師(潜入体験)
タイの日本人カモリ屋
月収100万円のメルマガ・ライター
フーゾク専門不動産屋
ギリギリ脱がない主婦モデル
完成度を追求する裏人形師・ダッチワイフ製造
AVの底辺をゆく汁男優
汗と汗と汗の新聞拡張団(体験)
犯罪者でもないのに、表立って語られることの少ないお仕事の数々。
そこにはまだ知らない、というか、考えたこともない
こだわり・研究・自信・誇りがある。
人間の弱さを突いたり、隠された欲望を実現化したり、
自己を満足させるためだけのものもあるかも知れない。
でも、 -
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Posted by ブクログ
「版元ドットコム」の幹事会社、ポッド出版の本。知り合いが何人か登場しています。
渋谷パルコの地下に期間限定でオープンしていたという『新世紀書店』そのものは、青臭い学祭的なノリで、正直あまりおもしろくありません(失礼)。
でも、業界紙「新文化」の石橋さんや取次の大阪屋、鎌垣さんのお話はとても見識があり、ためになります。さすがです。
ウェールズのヘイオンワイにあるという古本町(国?)もとてもきれい。
それにしてもこの本に携わる人すべてが、本屋さんを愛しているんだなーと思いました。ひいてはポット出版そのものも。
私も本は好きだけど、書店のことをこんなには熱く語れないなー。
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Posted by ブクログ
裁判員制度が始まる前の2003年に単行本として発売された裁判傍聴体験記。
裁判長に「どうすか」と言うくらいだから、社会正義がメラメラと燃えたぎる本でないのは察していたが、確かにとことん著者は「傍聴人」であり「傍観者」であった。性加害や凄惨な殺人事件の裁判の法廷には加害者しかいないので仕方ないが、面白おかしくその様子を描写している箇所は、もはやそこにいられない被害者に思いを馳せるといたたまれなかった。このように感情移入していては面白く傍聴できないし、読者もドライに徹しないといけない。
ただ、巻末の傍聴マニア座談会では、傍聴席が埋まることで検事、裁判官、弁護人、さらには被告まで張り切って、裁判が流 -
Posted by ブクログ
なんかこう、ツキノワグマの掌を食べたくて、色んな伝を辿ってツキノワグマがその目的かと思ったら、かなり違った。
著者は狩猟を趣味で行っており、取材もあって普段からジビエは食っとるんだが、日本で狩猟できる四十六種類の対象を制覇したいと思い立ったようだ。
猟をする人がとったものを全て食うわけではなく、また、何でも獲るわけではない。案外数種類しか口にしたことがないそうだ。
なるほど。
三十種類実際に口に出来たと言っている。
全てが本に記載されているかは確認しなかったが、初めて口にするような肉もあり、大半は美味かったようだがやっぱり不味いものもあって、その辺の筆致は読みやすいと思った。
今のところ