北尾トロのレビュー一覧
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新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ
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試し読み
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新世紀書店 自分でつくる本屋のカタチ
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試し読み
Posted by ブクログ
「版元ドットコム」の幹事会社、ポッド出版の本。知り合いが何人か登場しています。
渋谷パルコの地下に期間限定でオープンしていたという『新世紀書店』そのものは、青臭い学祭的なノリで、正直あまりおもしろくありません(失礼)。
でも、業界紙「新文化」の石橋さんや取次の大阪屋、鎌垣さんのお話はとても見識があり、ためになります。さすがです。
ウェールズのヘイオンワイにあるという古本町(国?)もとてもきれい。
それにしてもこの本に携わる人すべてが、本屋さんを愛しているんだなーと思いました。ひいてはポット出版そのものも。
私も本は好きだけど、書店のことをこんなには熱く語れないなー。
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Posted by ブクログ
ネタバレ北尾トロ流、体験型お仕事解説。
前著の「怪しいお仕事」に続き今回は「危ないお仕事」。
紹介されるのは、万引きバスター、私立探偵、警察マニア、超能力開発セミナー講師、タイの日本人専門カモリ屋、メルマガライター、風俗専門不動産屋、主婦モデル、ダッチワイフ製造業者、汁男優、新聞拡張員などの仕事の実態をレポート。
以下は私の備忘録。
・【万引きバスター】妊娠5ヶ月で彼氏に捨てられ、金もなく、3日間ロクに食べず、帰る家もない若い女が、万引きしたものは、赤ん坊の靴と靴下。もちろん許されないが、こんな状況下でも自分のものではなく子供のものを盗ったのを見て、プロの万引きバスターも泣いた
・探偵事務所や興信所は、設立に資格も免許もいらない
・住所がわかれば、戸籍から資産までわかってしまう
・【超能力開発セミナー】には私も興味本位と社会見学で当時付き合っていた彼女と参加。いわゆる、パワーストーンならぬパワーウォーター(比嘉照夫「地球を救う大変革」の影響だったかな?)の宣伝、賢く慎重な彼女はセミナー開始前に退席、私も途中退場したのだった…しかし、女性と別れたい男性(または逆も)は、霊感商法にハマったフリをすれば別れるきっかけになるかも、なんちゃって。
・タイ在住の日本人は4種類。企業駐在員、個人ビジネスマン、サーファー崩れ、リタイア移住者。日本人の数は多くても、彼らは横の繋がりが皆無で、情報音痴。金は持っていても無防備。従って、日本人はカモられやすい
・ダッチワイフの深い世界、ハルミデザインズの「さちこ」「みちこ」「ゆうこ」「ようこ」「伊集院健」などのきめ細かい職人技と飽くなき探究心によるロングセラー
・汁男優(AVでひたすら射精するだけの存在)、相場は一現場一発5千円から三万円(SMのハード系)で、撮影現場で出せなければノーギャラという厳しい世界 -
Posted by ブクログ
ネタバレ世間的に怪しい仕事のカラクリとその実態に迫るべく渾身の体当たりレポート12編。
基本は、2パターン。主流は身分を偽って話を聞く、または最初から取材だと断って話を聞く。もちろんどちらも、本名は明かさない。
中でも出色なのは「幽霊(ゴースト)ライター」編。この回は身分を偽ってのコンタクトだったが、仮の身分設定で少し躓く。現在失業中で別居中の妻とよりを戻すためのラブレターを頼むという体で依頼するも、同じ文筆業という相手を侮っていた。想像以上に、気が回る出来るヤツだと気づいたのだ。この辺のやりとりが面白く、さらに筆者の書いた手紙文面(もちろん、わざとたどたどしく書いたもの)と推敲した後の手紙文面が掲載されているが、やはりプロの仕事は一味違う。
この素材だけで、一本小説が書けそうな面白い内容でした。 -
Posted by ブクログ
裁判員制度が始まる前の2003年に単行本として発売された裁判傍聴体験記。
裁判長に「どうすか」と言うくらいだから、社会正義がメラメラと燃えたぎる本でないのは察していたが、確かにとことん著者は「傍聴人」であり「傍観者」であった。性加害や凄惨な殺人事件の裁判の法廷には加害者しかいないので仕方ないが、面白おかしくその様子を描写している箇所は、もはやそこにいられない被害者に思いを馳せるといたたまれなかった。このように感情移入していては面白く傍聴できないし、読者もドライに徹しないといけない。
ただ、巻末の傍聴マニア座談会では、傍聴席が埋まることで検事、裁判官、弁護人、さらには被告まで張り切って、裁判が流れ作業になることを防ぐんだという発言があった。ピリッと締まる裁判にするにはこうした人たちの存在が必要なのだろう。利害も何もない人がそこにいないと、裁判もまた内輪的、密室的なものになってしまうから。
角田光代の解説もよかった。冷徹な裁判がひとつひとつ事件をクリアにしていきながら暴くのは、実は人間のわけのわからなさであるという矛盾。そこにこそ事件の本質があるという矛盾。
幾重にも捻られながら、私たちはなんとか生きている。いつか足がもつれて、思わぬ方へもんどりうって倒れ込むかもしれない。そのことをこの傍聴記は教えてくれる。 -
Posted by ブクログ
なんかこう、ツキノワグマの掌を食べたくて、色んな伝を辿ってツキノワグマがその目的かと思ったら、かなり違った。
著者は狩猟を趣味で行っており、取材もあって普段からジビエは食っとるんだが、日本で狩猟できる四十六種類の対象を制覇したいと思い立ったようだ。
猟をする人がとったものを全て食うわけではなく、また、何でも獲るわけではない。案外数種類しか口にしたことがないそうだ。
なるほど。
三十種類実際に口に出来たと言っている。
全てが本に記載されているかは確認しなかったが、初めて口にするような肉もあり、大半は美味かったようだがやっぱり不味いものもあって、その辺の筆致は読みやすいと思った。
今のところ、ジビエの頂点は、キョンのようである。
千葉県民、頑張ってほしい。